あらすじ
名付け子バーニーと、彼女の友人レオが出席するシカゴの環境問題に関する集会に参加したヴィク。彼女はそこでクープという男を目撃する。その帰り道、おもちゃのピアノを弾くホームレスの女性と出会う。彼女の正体は、かつて一世を風靡した歌姫だった。不思議な出会いに驚くヴィクだったが、そこに突然クープが現れ、奇妙な警告を残して去っていく。ヴィクはこれを機にシカゴを揺るがす事件に巻き込まれることになり……
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Posted by ブクログ
本屋さんで新刊が出ているのに気付くなんて、なんたる不覚(と思ったら前作『クロスボーダー』も未読だったが)相変わらずのっぴきならない状況のまま怒涛の勢いで一気に下巻まで読ませるのはさすがのひと言!
Posted by ブクログ
探偵ウォーショースキーの21作目。
久々のヴィク。
なので、こんなに非現実的なぐらいパワフルでしたっけ?と思うぐらい
動き回っていた。
カンザスの峡谷や沼地の中を歩き回ったり、鉄道のホームの下に潜り込んだり。
前に出て来たブーム=ブームの親友の娘バーニーが
軽く付き合っていた男性が殺され、
事件に巻き込まれる。
同時にガード下でおもちゃのピアノを弾き歌を歌っていた女性が、
マリの記事がもとで失踪し行方を追うことになる。
彼女を守ろうとする謎の男に彼の犬を押し付けられ、
犬が三匹になってしまうヴィク。
マリとは、確か付き合っていたこともありましたよね?
それなのに冷たすぎじゃないか、
それとも昔つきあっていたからこそ、
報道のプロとしてのプライドを捨ててしまったことに腹が立っているのか、
と思っていたら、
撃たれてしまい生死の境をさまようとは。
(下巻へ続く)