奥田亜希子のレビュー一覧

  • 夏鳥たちのとまり木

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    ネグレクトといえる環境で育ち、一人で自立して生きていくため中学校教師という職業を選んだ主人公葉奈子。ゆえに、子供たちにはそれほど関心はなく、あまり熱心な教師ではない。彼女は、受け持ちのクラスの女子が、夏休みに三日間、家出をしたことによって、過去の傷を思い出す。教え子はSNSで知り合った成人男性の家に泊まっていたのだが、葉奈子にも中学時代、見知らぬ男性の家に泊まっていた経験があった。危険なことはなかった、男はいい人だったと思い込もうとしていた記憶と、改めて対峙することで、それが間違っていたことだとわかる。彼女とコンビを組んでいる副担任とともに、教え子の相手を探り、実際に会いにいって、罪を認めさせ

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    2025年07月11日
  • 運命の終い

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    奥田亜希子さんの新刊、迷わず購入(笑)

    「運命の人」と思い、周囲の反対を押し切って結婚したけれど、「運命」と思っていたが故に、縛られていた自分に気付いていく。

    未亡人になり、娘も自立したあとの、人生。
    かつての自分を思い出しながら、「気楽な恋愛」に歩を進めてみるのだが。

    以下割とネタバレあります。




    夫を喪うことや、二人の関係性という前提が大きいからか、始まってみると起伏の少ないストーリーなのに、読み終わって考えることが多いのは、さすがという感じがする。

    20歳上の元教師の夫のことを「対等でない」と思い、自分の人生の中で失ったものを考える日々。
    なのに、夫との生活が鮮やかに蘇ると

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    2025年06月29日
  • 運命の終い

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    主人公は20代で結婚しその結婚生活のなかで、
    生きてきた時間が倍近く違う相手と、対等な気持ちで過ごすのはすごく難しいと思っていて(死別する)

    次に出会った男性と
    すべてを求めず、すべてを明け渡さない、対等な関係を築きたかったけど、

    相手の嘘に不信感を抱き、わだかまりを持ってしまった。信頼することが出来るところまでいかなかった…

    ということかな。

    花が枯れてドライフラワーにしてレジンに加工してく日常と、どこが終わりどきなのかを決めかねる自身の恋愛とが対照をなしていて、
    高校生の頃の恋愛、その延長線での結婚、子供、実の親、義理の親との関係性、職場での活躍等織り混ぜて書かれている。

    なげや

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    2025年06月07日
  • 求めよ、さらば

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    ネタバレ

    不妊治療について考えさせられた。
    子どもがいなくても2人でずっと一緒にいればいいのにと、読み進めるたびに思った。
    誠太が夫としては完璧なのに、恋愛経験のなさから過去にmixiでストーカー紛いのことをしたり、恋愛相談の知恵袋を読み漁ったり、怪しい惚れ薬を買ったりと、ちょっとキモかった。
    カップルの話し合いって大切だなと思った。

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    2025年06月06日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    数日かけて一話ずつ読みました。
    すぐ忘れてしまうような内容ばかりでしたが読みやすい文章が多く、時間がある日にさらっと読めて良かったです。

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    2025年06月01日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    小説とエッセイで描く10の恋と食のアンソロジー。
    一穂ミチ「わたしたちは平穏」、原田ひ香「夏のカレー」、
    古内一絵「ワタシノミカタ」、山本ゆり「ゆかりと
    バターのパスタ」等を収録。

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    2025年08月24日
  • ほろよい読書 おかわり

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    ネタバレ

    『ホンサイホンペー』

    「新しい言葉は新しい武器ですから、どんなものでの覚えると嬉しいです」

    主人公の祖母(ベトナム人)のセリフです。

    外国人が異国に暮らすときは、その土地の言葉を多く習得することが大きな武器になるのと同じで、母国で母国語を話す現地人にとっても新しい言葉を得るのは、自分を的確に表現するのに必要なことだと思いました。

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    2025年04月03日
  • ほろよい読書 おかわり

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    それぞれそれなりに良かったです。話しもしっかりしてて楽しめました。
    たぶん記憶に維持できるのは、西條奈加さんのタイムスリップはゆうれい居酒屋のパクリか!?と思ったけど、その裏かかれました。勝手に自分で思っただけですが。
    朱野帰子さんのオイスターの話しが、男女の駆け引きっぽい話しと朱野さんらしいベンチャーやスタートアップや大手企業の仕事感を織り交ぜながらで面白かったです。

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    2025年03月29日
  • ほろよい読書 おかわり

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    1番最初のカクテルのお話が内容的には好きだった。
    牡蠣を食べたくなったし、日本酒も好きになれたらいいなー。

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    2025年03月21日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    新刊情報で見掛けて気になり、手に取った作品。
    装画とテーマがとても好みだった。

    「恋と食」をテーマに描かれた小説、掌編、エッセイのアンソロジー。
    作家さん以外にお笑い芸人さん、料理コラムニストさん、コピーライターさんが参加されていて豪華メンバー。
    山本ゆりさんのレシピには大変お世話になっている。

    本書のタイトルを見て、「心温まる話が多いのかな」と思っていたら、いろんな意味で衝撃的な話が多く、それも含めて楽しめた。

    どの作品も出てくる料理がとてもおいしそうー!
    パエリア、ロールキャベツ、カニクリームコロッケ…食べたい…!
    食欲を刺激されまくりの一冊だった。

    ︎✿「わたしたちは平穏」一穂ミ

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    2026年04月25日
  • 行きたくない

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    積読本。
    加藤シゲアキさんのが読みたくて買ってあった。
    渡辺優さんの「ピンポンツリースポンジ」が良かった。
    もしかしたら20年後くらいにはありそう。

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    2025年01月21日
  • ほろよい読書 おかわり

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    シリーズ1冊目の方が好みかな… 爽やかな読後感で、全く悪くはないけれど、1冊目の方が個人的には好きだったかな。でもこのシリーズはお酒を飲みながらまったり読書するのにちょうどよいヴォリュームと内容なので、お酒好きにはオススメ。

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    2026年01月12日
  • 彼方のアイドル

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    日常にあふれる出来事をテーマにした5つの短編集。どのお話もやるせない気持ちが伝わってきて、共感できる人も多いんじゃないでしょうか。

    誰かの一言がきっかけで気づきが生まれ、自分自身と向き合う。自分が変わることで、周りの状況もほんのちょっと好転する。それが大袈裟じゃなく、リアルなんですよね。リアルだからこそ響く。
    読んだ後に少し前向きな気持ちになれる、そんな作品です。

    「花入りのアンバー」に出てくる、20代OLのスイちゃんが、可愛らしいです。

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    2024年09月13日
  • 行きたくない

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    6人の小説家によるアンソロジー。住野よるさん目当てで買ってみたが、その他の作者さんの話もとても面白かった。まず住野よるさんのコンピレーションは、少しSFチックで他の住野よるの物語と比べて珍しい内容だった。会話の表現やテンポ感が住野よるさんらしくて実家のような安心感だった。他にも近未来の話やバッドエンド風な話など、同じ「行きたくない」というテーマにも関わらず、十人十色で、全然違った味わいがあり、アンソロジーの醍醐味だなと感じました。

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    2024年08月17日
  • 行きたくない

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    どの話もよかった。特に好きなのは、「シャイセ」と「コンピレーション」かな。名前を知らなくて、お互いにあだ名をつけてる関係って素敵だなと思った。ベッドから落ちて目覚めて、下の人からつつかれるのを、挨拶してるみたいと感じていたのが可愛かった。毎晩、違う友達が家で待っててくれるのもいいなって思った。本当の世界とかよくわかんないけど、今の暮らしを幸せだって思えて、行きたくないのなら、それでいいと思った。「ピンポンツリースポンジ」の機械が、行きたくないっていうのも可愛かったな。

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    2024年08月01日
  • クレイジー・フォー・ラビット

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    するすると読めた。
    ひとと繋がるのは難しいよね。
    ものの見方も感性も各々違うから。
    だから面白いとも言えるけどね。

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    2024年04月20日
  • ほろよい読書 おかわり

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    前から読みたかった短編集の続編。
    今作もどの作品もよかったけど、全体的な話の雰囲気は前作の方が好きだった。
    一穂ミチさんの「ホンサイホンベー」が話の展開が衝撃的で心に残った。
    おいしい料理と一緒にお酒が飲みたくなった。

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    2026年04月25日
  • 愛の色いろ

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    【ポリアモリー】という言葉を私はこの本を読んで初めて知りました。意味は複数の人を同時に誠実に愛するライフスタイル。

    この小説はそんなポリアモリスト(複数愛者)であることが入居条件のシェアハウスで暮らす男女4人の物語。それも相手は異性だけとは限らない所も多様性の現代を象徴しているようなお話でした。

    悟郎さんは両親がカルト教団に入っていた事がポリアモリストになった原因の1つなんだろうけど、千瀬ちゃんは嫉妬もするし独占欲もあるからポリアモリストにはなりきれなかったのかな。

    世の中には色いろな愛の形があるのですね。

    奥田さん2冊目でしたがなかなか斬新な内容。他の作品もまた手に取ってみたいです

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    2024年01月08日
  • リバース&リバース(新潮文庫)

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    ティーン向け雑誌を読む世代の危うさ、脆さがよかった。

    オセロの白と黒のように
    被害者と加害者は裏表。
    批判するのとされるのも裏表。

    人にはそれぞれ事情がある。それをわかってあげられるなんておこがましいことは思わないけれど、
    自分軸以外の視点をもつことは大切だと思う。

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    2023年10月21日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」をテーマとした、若手作家達による短編集。どの作品も個性的でちょっぴり異世界が入ったお話しで楽しく読めました。 それぞれの作家のセンスが伺える、 新しい作家さんに出会えた1冊でした。

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    2023年10月09日