奥田亜希子のレビュー一覧
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高校生で小説新人賞を受賞したが、それから6年間、小説が書けないままの実緒。書店で自分の著書を手にする青年を目撃し、思わず後をつけ、家と名前を特定する。
それ以来、嘘のように書けるようになった掌編を彼(春臣)の郵便受けに投函し続けていた実緒だが、やがて彼の恋人(いづみ)とも知り合い、3人で交流するに...続きを読むPosted by ブクログ -
好き!「勝手にふるえてろ」然り、学生時代の恋愛って神格化してしまう。それが叶わないものだとしたらなおさら。虚像なんだけどね。宮内にも早季子にも苛立ったところはあるけど、それを上回る可愛さ。あ〜わかるわかる。宮内、可愛い〜!宮内〜!!!Posted by ブクログ
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私はこれから目を逸したくて桜蔭を受験したし、今は舞台の上の推しを追っているのかもしれない。どこまでも日常。痛いほどの日常。フィクションなんだけど、そこにドラマは無くて、ただただ日常。これを書ききれる、言語化しきれる作者さんはすごいなぁ…Posted by ブクログ
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同じ「いきたくない」でも、様々な形がある。
何となくいきたくない人もいれば、確固たる意志を持っていきたくない人もいる。ある人ににとっては「いきたくない」のではなく、「ここでいきたい」なのかもしれない。
一人一人の作家さんがそれぞれの解釈で世界を描いていて、私はとても豊かな気持ちになった。Posted by ブクログ -
後輩におすすめしてもらった。
チープかな、と思っていたけど、読んでみると、日常で思う・感じる微妙なものを、物語の中で消化できて、なかなかよかった。
お礼を言おうPosted by ブクログ -
PC上で輝く星(レビュー)だけが、進むべき道を照らしてくれる…。ネットのレビュー、ブログ、SNSなど、評価して評価されながら生きる人々の心を鮮やかに描き出す6編。
物を買うにも、お店の雰囲気も、小説や映画の善し悪しも、今じゃ全てが星次第。そこに自分の考えはないのかと言いつつも、こうやって星を付けてる...続きを読むPosted by ブクログ -
「キャンディ・イン・ポケット」通学の30分間だけの友達。見た目も付き合う人も世界が違い、なんとなく一緒に登校してるだけなんだろなと思われていると感じている沙耶。控えめで内気な感情や憧れ。後半に向かい少しずつ感情が溢れ出していく鮮やかさ。後悔と喜びの間で揺れながらも前に進む沙耶が素敵。
「ジャムの果て...続きを読むPosted by ブクログ -
どこかで見たことある名前と思ってたら、すでに一冊読んでた方でした。
タイトルと装丁はポップで可愛いけれど、内容はきゅっとなったり、読んでて苦しくなったりしました。
携帯電話ができて、インターネットが普及して、
いろんな情報がダイレクトに届くなか、
情報に踊らされたり、その沼にはまってしまったり、...続きを読むPosted by ブクログ -
読み終えて、作者のプロフィールを見てみて、なるほど哲学科なのね納得と思った。
全体的に明るい話ではなくて、人と自分がみているものは同じじゃないと、過去の経験から刹那的な人間関係を通りすぎていく主人公の早季子に、だけれど希望を持たせるラストが秀逸。Posted by ブクログ -
好きだった人がもういない
付き合えなかった好きな人って最強
それを更新できることってなかなかない
でも、また別の部分を別の人と通じ合って、新しいものを積み重ねて大人になっていきたいなと思ったPosted by ブクログ -
お酒にまつわるお話。自身はあまりお酒を飲まないが、お酒は気分を良くも悪くもさせる不思議な飲み物。ほどよく酔って良い気分になりたいな〜と思った。最後のタイムスリップしたのか?と思わせるお話とても面白かった!Posted by ブクログ