奥田亜希子のレビュー一覧

  • 行きたくない

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    手軽にサクサク読める。

    ピンポンツリー
    終末のアクアリウム
    コンピレーション

    の3作品が割と良き。
    コンピレーションは世にも〜的な感じしたけど。

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    2020年10月13日
  • 透明人間は204号室の夢を見る

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    ネタバレ

    高校生で小説新人賞を受賞したが、それから6年間、小説が書けないままの実緒。書店で自分の著書を手にする青年を目撃し、思わず後をつけ、家と名前を特定する。

    それ以来、嘘のように書けるようになった掌編を彼(春臣)の郵便受けに投函し続けていた実緒だが、やがて彼の恋人(いづみ)とも知り合い、3人で交流するにようになり…。



    実緒が一方的に送り付け続けていた掌編を、春臣がいづみに見せて(もしくはいづみが偶然見つけて)、その内容に非凡なものを感じたいづみが、自分名義の作品に仕上げて新人賞に応募。実緒はいづみのゴーストライターとして、歪な三角関係を続けていく…みたいな展開を想像していたが(実緒の場合、そ

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    2020年09月26日
  • 左目に映る星

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    好き!「勝手にふるえてろ」然り、学生時代の恋愛って神格化してしまう。それが叶わないものだとしたらなおさら。虚像なんだけどね。宮内にも早季子にも苛立ったところはあるけど、それを上回る可愛さ。あ〜わかるわかる。宮内、可愛い〜!宮内〜!!!

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    2020年08月25日
  • 愛の色いろ

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    本当に大事なことは、世間が大切にしていることから少しずれたところにあるんだよ

    始めの方は読み進めるのに時間がかかったけれども終盤は一気に読めた。

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    2020年04月25日
  • 愛の色いろ

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    わたしは好きでした。奥田さんの書く話が好きなのであらすじなど何も知らずに、こう言う話だと思わず手に取ったんだけど、好きだった。まさに、愛の色いろ。複数愛。黎子の気持ちが一番わかりづらかった、そう言う思考ではないわたしからしてみれば。良成は離婚と親権争いでどこかのネジが外れたのかなって感じ、千瀬は切なくて。本当にいろいろある、少し枠からはみ出ると、外からはカルトに、コミューンに、見える。

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    2020年04月03日
  • 五つ星をつけてよ(新潮文庫)

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    私はこれから目を逸したくて桜蔭を受験したし、今は舞台の上の推しを追っているのかもしれない。どこまでも日常。痛いほどの日常。フィクションなんだけど、そこにドラマは無くて、ただただ日常。これを書ききれる、言語化しきれる作者さんはすごいなぁ…

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    2020年01月26日
  • 行きたくない

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    同じ「いきたくない」でも、様々な形がある。
    何となくいきたくない人もいれば、確固たる意志を持っていきたくない人もいる。ある人ににとっては「いきたくない」のではなく、「ここでいきたい」なのかもしれない。

    一人一人の作家さんがそれぞれの解釈で世界を描いていて、私はとても豊かな気持ちになった。

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    2020年01月19日
  • 行きたくない

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    後輩におすすめしてもらった。
    チープかな、と思っていたけど、読んでみると、日常で思う・感じる微妙なものを、物語の中で消化できて、なかなかよかった。
    お礼を言おう

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    2019年12月08日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」

    この言葉だけで、色々なストーリーがあるのだなと感じた一冊でした。面白かったです。


    個人的には、「ピンポンツリースポンジ」と「シャイセ」か良かったです。
    お二人の他の小説も読んでみたくなりました。

    きっと色々な人が、色々な「行きたくない」を抱えて生きているんだろうなあ。
    一話読むごとに、「自分だけじゃない、今日も頑張ろう」と前向きにさせてくれました。

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    2019年11月03日
  • 五つ星をつけてよ(新潮文庫)

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    PC上で輝く星(レビュー)だけが、進むべき道を照らしてくれる…。ネットのレビュー、ブログ、SNSなど、評価して評価されながら生きる人々の心を鮮やかに描き出す6編。
    物を買うにも、お店の雰囲気も、小説や映画の善し悪しも、今じゃ全てが星次第。そこに自分の考えはないのかと言いつつも、こうやって星を付けてる自分がいる。何とも言えない世の中だが、匿名性が高い分、その評価には本音や真実が含まれていることも確かである。星を数えるのも見つけるのも自分自身である。本作の登場人物のように、自己を失わないことが大切だ。

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    2019年09月30日
  • 行きたくない

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    「行きたくない」がテーマのアンソロジー。

    いやあ。
    行きたくない、分かる分かる。
    住野よると奥田亜希子が目に入って購入したけど、星四つか五つか迷うくらい、どれも印象に残るお話だった。

    以下、ネタバレ含む注意。



    「ポケット/加藤シゲアキ」
    友達が不登校になって、周りからは浮いた存在になってしまう。
    そんな彼に、優しく声をかける俺、という優越感が形になる後半が面白い。
    実は自分には出来ないこと、知らない世界を開いていた友達に、自分自身の狭量さを感じさせられる主人公。その描写に、青春を感じる。

    「ピンポンツリースポンジ/渡辺優」
    ロボットが「したくない」と言うのはオカシイ、という着眼点が

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    2019年09月07日
  • 五つ星をつけてよ(新潮文庫)

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    「キャンディ・イン・ポケット」通学の30分間だけの友達。見た目も付き合う人も世界が違い、なんとなく一緒に登校してるだけなんだろなと思われていると感じている沙耶。控えめで内気な感情や憧れ。後半に向かい少しずつ感情が溢れ出していく鮮やかさ。後悔と喜びの間で揺れながらも前に進む沙耶が素敵。
    「ジャムの果て」ジャムの描写がいい。気分のいい時には光り色鮮やかに、子供達への不満を感じた後には鈍くどろりと重たいようなものに。良かれと思ってたことが押し付けだと言われ今までの自分はなんだったのかという失望。ジャムとうまく絡み合って面白い仕上がり。
    6編全てに人への想いや距離感や他人の肯定、自分自身への肯定と、こ

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    2019年06月01日
  • 五つ星をつけてよ(新潮文庫)

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    どこかで見たことある名前と思ってたら、すでに一冊読んでた方でした。

    タイトルと装丁はポップで可愛いけれど、内容はきゅっとなったり、読んでて苦しくなったりしました。

    携帯電話ができて、インターネットが普及して、
    いろんな情報がダイレクトに届くなか、
    情報に踊らされたり、その沼にはまってしまったり、
    誰かから承認されないと満たされなかったり。
    確かにショッピングサイトの評価を見て、購入を決めたりするし、ブログに反応があれば嬉しいし、いいねが、つけば嬉しいし。

    でも渇望してる気持ちは満たされず。
    他者の目、ことば、評価にさらされて
    じゃあ自分はどうするのか。
    改めて自分のいまの状況を考えさせら

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    2019年05月12日
  • 左目に映る星

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    奥田亜希子、二冊目。
    以下、ネタバレ注意。



    26歳の早季子には、小学生のまま時を止めた想いびと、吉住くん以上に好きになれる人がいない。
    そのことを認識してからは、割り切った関係しか築けなかったのだが、早季子と同じ乱視を持つ男性の話を聞き、吉住くんに近い匂いを感じる。

    しかし、その男性は、吉住くんどころか、リリコというアイドルのために休日を費やす、真性のオタクなのであった。

    早季子にとっては吉住くん、宮内さんにとってはリリコは、偶像崇拝の対象だ。
    当の吉住くんが変わってしまっても、リリコが実は不倫していても、そのこととは無関係に、あの日あの時の彼、彼女が二人の心を占めている。
    また、そ

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    2019年05月01日
  • ファミリー・レス

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    ファミリーレス
    タイトルだけ見ればかなりネガティブなイメージを持つ。
    しかし、これは読むべき作品。

    かなり心が癒されました。
    短編集で、微妙に繋がりがある人物たち。
    涙あり、笑いあり、こんな作品に悪いものはないと思います。
    家族の繋がりが綴られていて、温かい気持ちになりました。離婚した家族。複雑な家族。双子。様々な角度からの作品で楽しませてもらいました。
    個人的にはウーパールーパーが飼いたくなりました。

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    2019年04月19日
  • 左目に映る星

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    読み終えて、作者のプロフィールを見てみて、なるほど哲学科なのね納得と思った。
    全体的に明るい話ではなくて、人と自分がみているものは同じじゃないと、過去の経験から刹那的な人間関係を通りすぎていく主人公の早季子に、だけれど希望を持たせるラストが秀逸。

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    2018年12月25日
  • 左目に映る星

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    好きだった人がもういない
    付き合えなかった好きな人って最強
    それを更新できることってなかなかない
    でも、また別の部分を別の人と通じ合って、新しいものを積み重ねて大人になっていきたいなと思った

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    2018年11月19日
  • 左目に映る星

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    ネタバレ

    子供の頃に世界の見方を教えてくれた人。その人に救われたこと。そして大人になっても忘れられないこと。同じように見てくれた人はその人だけ。なかなかうまく馴染めない世界で自分を守る方法。世界の見え方は人それぞれで、でもそれが相手に伝わらないもどかしさ。人と違うこと、感じ方の差。同じ場面で笑えなくても、泣けなくても、だからこそ楽しいってことがあるはず。全てが同じなら一人と同じなのかもしれない。同じじゃないから孤独も感じるけれど一人じゃないと感じることもできる。そして世界は広がる。

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    2018年10月16日
  • 左目に映る星

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    帯タイトルは、
    「私はたぶん、この世界の
     誰とも付き合えない」

    私はいつもブックカバーをつけて読んで、
    読み終わったあとに装丁を改めて見るんですが、
    夜景がぼけてキラキラしているのも、読み終わったあとに見ると、なんとも言えない気持ちに。

    20代って、気持ちが不安で、毛羽立ってるときって、すごく多かったなあ、と思う。
    30代の今もそうなんですが、でも、なにかちょっと違う。
    その隔たりも感じた一冊。
    たぶん20代前半で読んでた刺さってたのかなあ。

    ただ、学校生活も会社も一定程度の協調や同調は必要で、そこから誰か一人と深く繋がって…って行為は私にとっても奇跡に近いかもしれない。

    「違い」に

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    2018年10月07日
  • 運命の終い

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    世間の目、しがらみ超越するのは、なんて困難。時代が変わっても。「好きになった相手こそが、自分にぴったりの価値観を持ってるように勘違いするの。つまりね、一等のくじを引くんじゃなくて、引いた紙くずが一等に見えるの」「運命の人ではなく、私たちは、運命の果てに立ち尽くしていた者同士だったのだ」でも、それが恋かも。

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    2026年03月03日