奥田亜希子のレビュー一覧

  • 左目に映る星
    主人公の神田早季子は都内の文具メーカーで仕事をしている26歳。小学校の同級生で大好きだった吉住君のことが忘れられずに、その時の刷り込みで孤独を抱えて生きています。他人に恋愛感情が持てずに、合コンで出会った男とその時だけの関係を結ぶこともあります。ある合コンの時に、吉住君と同じ片目を瞑る癖をもつ人の話...続きを読む
  • 五つ星をつけてよ(新潮文庫)
    04

    めっっちゃすき。
    誰もが持ってて、でも隠している暗いところを
    ちくちくと攻撃してくる。

    全部好きだけど、読み終わって二週間経ってもタイトルも内容も覚えているのは キャンディインマイポケット、ジャムの果て、五つ星をつけてよ。

    高校生の時、自分よりレベルの高い友達と一緒にいると誇らしさと劣等...続きを読む
  • 行きたくない
     どうしても行きたくないときだって、ある。を綴った6人の作家さんの物語。

     内容紹介:誰に何を言われようと行きたくない場所もあれば、なんとなく気持ちがのらない朝だってある。 ふとしたきっかけでサボってしまうかもしれないし、人生を変えるような決意で回れ右をすることもあるかもしれない。 ひとはいつでも...続きを読む
  • 白野真澄はしょうがない
    『名前をつけてやる』
    ヨシとの名前のない関係に「不倫」という名前をつけてあげたことで、名無しの思い出には戻れなくなった。ほろ苦くてほんのり甘い思い出として前に進めたこと、少し小馬鹿にしたような妹の鼻をあかせたこと、
    それら全てが前に進むきっかけになった気がする。
    慰謝料を募金箱に入れたのが助産師さん...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    どれも読みやすい作品
    その言葉を使わずに表現する
    私もそんな表現ができるようになりたい

    絶対誰とも付き合わない
    そんな想う日があった
    人生に断定はできない

    最近観たドラマで言ってたセリフ思い出した
  • クレイジー・フォー・ラビット
    隠し事の匂いをかぎとってしまう主人公。
    私はそんなの能力は無いけど、友人関係の距離感とかふと湧き立つ緊張感とか、リアルでヒリヒリした。ほぼ主人公とは同年代なので、時事的な内容とか凄くリンクして読めました。
  • ほろよい読書 おかわり
    素敵な話、ほっこりする話、そしてちょっと怖い話も。美味しそうな食べ物とお酒。飲みたくなる事間違いなし。
  • 左目に映る星
    人は自分と似ている人か正反対の人を好きになると聞くが、正反対の人を好きになった早紀子にとても共感した話だった。早紀子と宮内は、あの合コンがなければ決して交わることのない2人だったし何もかもが異なっていた。私も、自分とは全く違った人を好きになりがちだから、宮内に惹かれた早紀子の気持ちはよくわかった。
    ...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    今回も面白く美味しそうなお酒と食事ばかりでお酒に興味のない私も飲みたくなる。特に「オイスター〜」は牡蠣が苦手なのに食べたいなとオイスターバーを検索してしまった。「君はアガベ」中学生の極端な清潔さに可愛さと危うさ。奥田亜希子さんは初見、他のも読んでみよう。「きのこ〜」は兄妹どっちがそうなのか読んでる間...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    前作と同じく極上の短編集。どれも良かったけど、どうしてもSNS絡みの話は生々しすぎて読んでてしんどくなる。忖度できず発言し炎上し抹殺され復讐する、って多分この心情を本当に理解できるのは全く同じ目にあった人だけなんだろうな、と思うと美味しそうな描写が全然楽しめなかった。最後のお話の一瞬ファンタジーかと...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    前作よりも全体的に好きなお話が多かったです。
    前作と話は全く繋がっていないので、こちらだけ読むのもありだと思います。

    「好き」という言葉を使わずに、好きという気持ちを伝えられるのが名文だ。

    というフレーズがなんか良いなと思いました。
  • ほろよい読書 おかわり
    5つの酒にまつわるお話。

    青山美智子さんのきのこルクテルが一番好きだった。ほわっと幸せな気持ちになる。

    どれも全然違っていて、面白かった。
    こういういろんな人の短編が詰まった本を初めて?読んだけど面白い!!また読みたい!

    テキーラサンライズが飲みたくなって、さっそく飲んだ。
  • ほろよい読書 おかわり
    ほろよい読書とおかわり、2作品読んだ。
    ほろよい読書はお酒が主人公のほっこりした話が多かったが、おかわりは西條奈加さん以外はお酒は脇役といった話だった。
    西條奈加さんのタイムスリップは、題名と昭和レトロのお店から、もしかしてとワクワクしながら読んで、オチもあって面白かった。
    日本酒も名前がとても可愛...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    おかわりから読み始めました。平日はお酒を飲まず週末だけですが平日から飲みたくなる話ばかりでした。青山さん以外は多分初見になるのですが、新しい作家さんと出会ういいきっかけになりました。
    早く週末カモン!
  • ほろよい読書 おかわり
    「ほろよい読書」を2作品読んで、個人的には、この「おかわり」の方が好きでした。
    読み始めた時の印象をガラッと変えるような展開が多かったので、とても楽しかったです。
    『オイスター・ウォーズ』は、今の時代どこでも起こりうるSNSにおける問題を題材としているので、ちょっとヒヤッとするところも。
    牡蠣と日本...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    「ほろよい読書」の第2弾。

    収録作品は次の5作
    『きのこルクテル』 青山美智子
    恋愛もの。バーが舞台。きのこの栽培。

    『オイスター・ウォーズ』 朱野帰子
    お仕事系。SNSでの恨みは怖い。

    『ホンサイホンベー』 一穂ミチ
    亡くなった父の再婚相手の女性との対峙。どこまで本当でどこから嘘なんだろう?...続きを読む
  • ほろよい読書 おかわり
    青山美智子さんの、きのこルクテル好きです。
    もともと好きな作家さんで、1話目からほっこりさせてもらいました。
    他の作家さんのお話初めて読みましたが、おもしろかったです。カキ食べたくなりました。西條奈加さんのタイムスリップもいいですね!日本酒好きなので通いたいです。
  • 求めよ、さらば
    読んでいる最中はなぜ誠太は家を出たのかとミステリーばりに読み進めたが、読み終わってみるととても爽やかな大人の恋愛小説だった。
    初恋の人を一途にずっと想い続ける誠太と、旦那が失踪しても仕事に打ち込み冷静に探し続ける志織。2人は理想的な男女なのでは。
  • ほろよい読書 おかわり
    お酒と女性をテーマにすると、どうしても今の私のように働く女性がメインになりやすく、また出てくる女の人の強さと脆さがどこか自分に似ている気がして、切なくなりながら読むお話ばかりだった。
  • ほろよい読書 おかわり
    青山さんと二作目の方のよんだ!
    青山さんはそこに行き着くのか…!と驚きもあり、お酒アンソロなのに初手から主人公が下戸という優しき青山さんワールドでほっこり。
    二作目めちゃくちゃ面白かった!え?え?え?!の連続。わた定書いてる方なのか〜〜ドラマめっちゃ好きだったけど働き方改革なところに作者らしさを感じ...続きを読む