奥田亜希子のレビュー一覧
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恋愛小説
どのようにして人を好きになるか、そして愛し続けるかを描いている。
夫視点、妻視点と二人の妊活の破綻、離婚の危機と進む中で、再確認するそこにある愛。確かめあって分かり合えて良かったね、チャンチャン、です。
惚れ薬の一件はちょっと面白かった。Posted by ブクログ -
私の中で、奥田亜希子さん2作品目。
各章ごとに、主人公が成長していっていて、おそらく私と同世代。其々に起こる実際のニュースや流行にも似たような関わり方をしていて、あー、そんなこともあったなぁと思いながら読んだ。
「求めよ、さらば」でゾワゾワさせられたミクシィにまた出会わされる笑
けど、本の半分、...続きを読むPosted by ブクログ -
愛衣という1人の女性の物語。
各章でそれぞれ年代ごとに愛衣の物語が綴られていく。
①クレイジー・フォー・ラビット
愛衣小学6年生。ウサギが好きな愛衣は当番でもないのに同級生の珠紀と毎日のようにウサギ小屋に行っている。
愛衣はその人が放つ匂いで嘘をついていることを感じることができた。嘘を...続きを読むPosted by ブクログ -
友だちってなんだろね?
小学生や中学生の頃なら、一緒に行動する仲間ということかな? 年齢を重ねるほど、行動を共にということはしなく(できなく)なるのにねぇ。
自分が納得できればいてもいなくてもいいんじゃない?Posted by ブクログ -
6篇の短編集。著者の「リバース&リバース」が面白かったので、他のも読んでみたくなって手に取りました。
「キャンディ・イン・ポケット」がいちばん好みだった。
主人公にはそこまで自分を卑下したり、へりくだらなくても、、、と思ったけれど、そうなってしまう気持ちもわかるから、原田先輩とのやり取りからのく...続きを読むPosted by ブクログ -
どれも薄ぼんやりした世界。人やロボットが「行きたくない」をにじみ出す。ふとした言葉で、行動で、心の中で。
あぁこの人、行きたくないんだなあ、と気がつくとつい笑みがこぼれていた。そんな日もあるし、それでもいいんだと思えた。
Posted by ブクログ -
主人公の小学生〜母になるまでのストーリーで平成初期あたりの世代の女子が読めば、あぁたしかにあの頃こんなことがあった、こんなものが流行っていたなぁと人生をなぞるように楽しめるとは思います。本編では権利関係?か名前を伏せられているアイドルたちもだいたいなんのことを言っているかわかります笑
読み始める前...続きを読むPosted by ブクログ -
感動!とか、おもしろかった!とか、後味悪く怖かった、とか、鮮明な感想をもたせない。ただ、胸にジュワッと何かが残る。作者の奥田さんはどんな意図で、この年代、性別、状況の違う人たちを描いたのだろう…。
母に五ツ星をつけてほしい感情は、自分にもある。バランスとって生きていきたいな〰️、という願望をもつ自分...続きを読むPosted by ブクログ -
小説家としてスランプ真っ只中の実緒はずっと孤独を生きてきて、もう友達や恋人ができることはないだろうと諦めている。人との距離がわからない実緒はストーカー紛いな行為を繰り返してしまう。孤独は恐ろしいけど孤独であればあるほど、実緒は小説家としての勢いを取り戻していくのが切なかった。Posted by ブクログ