【感想・ネタバレ】彼方のアイドルのレビュー

あらすじ

妊娠した。お腹にいる子どもへの愛とつわりへの憎しみを両立させてほしい/「理想のいれもの」。顔の大きなホクロ、ついにコンプレックスから解放される日が来た/「君の線、僕の点」。中学生の息子に髭、母親の頭にはいつしか白いものが/「彼方のアイドル」。誰の身にも起こりうる身体の変化、そこから立ち上がる新たな景色とは――。各話に託されたポジティブなメッセージが、胸に心地よく響く五編。
解説・瀧井朝世
※本作品は2019年5月に小社より刊行された『魔法がとけたあとも』を文庫化に際し改題したものです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

短編集。
表題作「彼方のアイドル」に共感した。
親にとって子どもは、いくつになっても一推しのアイドル。
それと「花入りのアンバー」の翠子さんが、スマホン、というのが好き。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

日常にあふれる出来事をテーマにした5つの短編集。どのお話もやるせない気持ちが伝わってきて、共感できる人も多いんじゃないでしょうか。

誰かの一言がきっかけで気づきが生まれ、自分自身と向き合う。自分が変わることで、周りの状況もほんのちょっと好転する。それが大袈裟じゃなく、リアルなんですよね。リアルだからこそ響く。
読んだ後に少し前向きな気持ちになれる、そんな作品です。

「花入りのアンバー」に出てくる、20代OLのスイちゃんが、可愛らしいです。

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2024年09月13日

Posted by ブクログ

初めての奥田亜希子さん。

まず表現の仕方が好き。
冒頭の炭酸水を飲むってとこだけで、4行使ってる描写とか、「…辛い」三音で気持ちをまとめた。とか、熟成に半年かかるものには、必ず半年ぶんの時間が必要だ。早送りやスキップは出来ない。等々。

短編で悪阻に苦しむ妊婦さんや、顔の大きな黒子がコンプレックスの青年、反抗期の息子に悩む母親等、どれも自分と同じ境遇って言うのは無いのだけれど、何かわかる気がするなーってお話ばかりで、さくさく読めた。

奥田さんの作品もっと読みたい。

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2023年06月02日

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