桜木紫乃の作品一覧
「桜木紫乃」の「ラブレス」「ヒロイン【毎日文庫】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「桜木紫乃」の「ラブレス」「ヒロイン【毎日文庫】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
北海道釧路東高等学校卒。2007年に『氷平線』で単行本デビュー。主な作品には『雪虫』、『霧灯』、『ラブレス』などがあり、数々の賞を受賞している。2013年『ホテルローヤル』で第149回直木賞受賞。
小説・文芸
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Posted by ブクログ
中年過ぎの人たちが主人公の、小編集。
緊張感と真面目さがいい。面白かった。
第1話 牧村は現場で20年ぶりに二葉と会う。ランチを一緒にとることにした。その後二葉から撮影の依頼を受けるようになった。
第2話 老作曲家と老ディレクターの河合は、新しいディレクターの前で1ヶ月かけた新曲を披露する。
第3話 朗人と江里子は老人ホストクラブで出会った。江里子のボケたら関係解消と言われているので気が抜けない。
第4話 トニー漆原の葬儀会場。紀和とマスターだけが仕事仲間だった。
第5話 芙美は札幌から釧路への転勤を打診されている。といっても断れるものではないので、実質命令だ。
第6話 作家の島村は博多に来ている。
Posted by ブクログ
実際にあった事件(大竹市強盗殺人事件・三菱銀行人質事件)をもとに描かれたフィクション。銀行立てこもり犯の男と、彼を取り巻く母と女を追う。戦争の傷跡がまだ生々しく残り、人権意識も希薄だった昭和の時代に、男と女の業が連鎖していく様はどうしようもなくかなしい。逃れたくても逃れられないやるせなさのなかで、其処此処にじっとりした生活感のようなもの、人間臭さにじみ出る様子はエンタメとして正に一級品だった。男を中心とした人間関係ではあるが、男だけが悪者でその生涯を負うという構図ではなく、どちらかといえばその隣にいた女(母・恋人)の側から真相に迫る様子が面白かった。
Posted by ブクログ
いやぁ、すごい読み応えだったなぁ。
誰かの半生を描いた物語っていつもなら長くて途中で飽きてしまうんだけど、これは一気読みだった。
主人公を含め女性の登場人物が多く、みんな強くてかっこいい。読んでいて気持ちが良かった。
最初の教団での生活から逃亡劇へ。プロローグで17年間逃亡するのはわかってるのに、もう捕まってしまうんじゃないかというハラハラと、何もやってないのになんで、という理不尽さでどんどん読めてしまう。
最後まで読んで改めてプロローグを読むとなんとも切ない。
巻末の梶原阿貴さんの解説を読んでさらに驚き。
何、本当に逃亡していた人!?
しかもラストまで一気読みして初めのページに戻って読んでるし、その時私が感じたのと同じ事が書かれているし。
解説でこんなに心持ってかれることなかなかない。なんてこの本に相応しい人なの。