岡嶋二人の作品一覧
「岡嶋二人」の「犯人当て小説傑作選」「そして扉が閉ざされた 新装版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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1982年『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞受賞しデビュー。『チョコレートゲーム』で第39回日本推理作家協会賞長編賞受賞。その他『あした天気にしておくれ』、『クラインの壷』などの作品を手がける。「井上泉」と「徳山諄一」のコンビ作家。1989年にコンビを解消。
Posted by ブクログ
なるほど、これは名作だと思う。
ページを捲る手が止まらない。続きが気になって一気読みだった。
謎の企業イプシロン・プロジェクトにゲームのシナリオを売却した上杉彰彦。そのシナリオを元に制作されたVR型ゲームに制作モニターとして参加するが…。
驚きなのが、これが1989年の作品だということ。今から30年以上も前の段階で、VRの描写がここまで緻密に描ける先見の明が凄い。その一方で、今では当たり前に普及しているスマホだったり、交通系ICカードがない世の中というアンバランス感が、今となっては逆に新鮮だった。公衆電話大活躍w
主人公の上杉が迷い込む、リアルとバーチャルの不安定な世界観がたまらない!も
Posted by ブクログ
SFは滅多に読まないのに、読み易く、先が気になって一気読みした。
1989年の小説なのに、やってることが現代のVRの近い将来という感じ。
タイトルでオチの方向はなんとなく読めるのに、それでも面白いのがズルい。
現実か仮想か、実験なのかもわからなくなってくる。ずっと黒幕の気配があるのに、最後まで掴めないのが不気味。しかも不思議と混乱しない。ここが上手すぎる。
未来の技術と留守番電話機やウォークマンといった80年代的ガジェットが同時に存在するのも魅力的。
読み終わったあと、アルゴリズムに操られてる今の現実ごと疑いたくなる。
地味に何度も読み返したくなる作品。