ノーベル化学賞作品一覧

  • 空中都市008 アオゾラ市のものがたり
    3.0
    夢のタイムカプセルを開けてみませんか  ノーベル化学賞をとった田中耕一さんが、子ども時代に愛読し科学者を志すきっかけとなった傑作SFジュブナイルです。ユーモアたっぷりの“未来”小説です!
  • 「生きている」とはどういうことか 生命の境界領域に挑む科学者たち
    4.0
    生命とは何か? 誰もが納得できる生命の定義は、いまだに存在していない。 生物と無生物を分かつものは、いったい何なのか?  現代屈指のサイエンスライターが、波乱に満ちた生命研究の歴史をひもときながら、最先端の研究が進行中の数々の現場を探訪し、「生命とは何か?」という人類最大の難問に迫る。 全米で高い評価を受けた、科学ノンフィクションの傑作。 【各紙誌で年間ベストブックに選出!】 NYタイムズ・ブックレビュー「今年の100冊」(2021年)に選出 PEN/E・O・ウィルソン賞(2022年)ファイナリスト ライブラリー・ジャーナル、サイエンス・ニュース、スミソニアン・マガジンの2021年ベストブック 【有名科学者による賞賛多数!】 現代のフランケンシュタイン博士たちが研究に勤しんでいる今、実にタイムリーな探究の書。 ――ジェニファー・ダウドナ(ノーベル化学賞受賞者・『クリスパー』著者) ジンマーは鋭く魅力的な書き手だ。ふさわしいところで感慨深い逸話を紹介し、科学的な話を描き、研究室での実験に命を吹き込む。 ――シッダールタ・ムカジー(『がん 4000年の歴史』著者) 軽やかで奥深い本書を読めば、生命についてまったく新しい見方ができるようになるだろう。 ――エド・ヨン(『世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる』著者)

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  • 今解き教室サイエンス JSECジュニア 2020 Vol.5
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第5号 生物多様性を守る 最先端のテーマを深掘りし、科学的な思考力を身につける「今解き教室サイエンス」。 今号のテーマは「感染症の化学」です。 新型コロナをはじめ、過去に人類を脅かしてきたおもだった感染症について、 そのメカニズムや感染予防の対応法などをタイムリーな視点で科学的にわかりやすく解説します。 <目次> ●最新トピックス  東京iCDCが発足 感染症対策へ早急に提言/  コロナ、世界で死者100万人を超える/新型コロナウイルスはどこから来た?/病気のポリオ、アフリカで根絶/コロナ防ぐ「分子マスク」とは?/ノーベル医学生理学賞 C型肝炎ウイルス発見の3人へ/ブラックホール研究の3人にノーベル物理学賞/  ゲノム編集にノーベル化学賞/ワニにヘリウム、鳴き声変わる? イグ・ノーベル賞/有人月探査計画、8か国署名 日本、宇宙飛行士募集へ/ねらうは超新星爆発 スーパーカミオカンデ再始動/トノサマバッタ、群れる引き金フェロモン/「核のごみ」最終処分場とは? ●報道写真  感染症との闘い ●MANGAdeSCIENCE  実は身近な感染症 ●記者の視点  世界に広がった新型コロナ ●図解でなぞとき!  ウイルス感染の仕組み ワクチンと免疫 ●サイエンス英傑伝  第5回 北里柴三郎渋川春海 ●ノーベルの遺言  第5回 遺伝のなぞ解き ●ミュージアムガイド  感染症について学ぼう! ●親子で実験工作教室  食パンで目では見えない手の汚れを確かめよう! ●JSEC OB・OG紹介  希少なサンショウウオを研究 ●キーワード  感染症に関する重要語句 ●今解きサイエンス検定  学んだことを振り返って、答えてみよう
  • エッセンシャル 構造生物学
    -
    学部生向けのテキスト。タンパク質だけでなく核酸についても内容が充実しており、2017年のノーベル化学賞受賞対象であるクライオ電子顕微鏡についても解説しています。異分野の方の入門書としても最適です。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 面白いほど科学的な物の見方が身につく 図解 ロウソクの科学
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 科学者・ファラデーの『ロウソクの科学』がよくわかる! <祝>ノーベル化学賞受賞!吉野彰さんも読んだ名著の超入門 「燃えたロウはどこへ行ってしまうのか」 今なら6つものノーベル賞を受賞したともいわれる、 イギリスの科学者、マイケル・ファラデーの名講義をまとめた『ロウソクの科学』。 原作に登場する数々の実験の具体的な内容や工程を、 イラストや図解でわかりやすく紹介します。 身近なものをよく観察し、身近な現象に疑問をもてば、 その中にたくさんの発見ができることを感じられるはずです。 監修は、人気Youtuberへの実験協力やテレビのバラエティ番組で 実験監修を行う、サイエンスアーティストの市岡元気先生! 原作『ロウソクの科学』にまつわる実験コラムも充実! ワクワクした気持ちになる、科学を好きになる! 科学的な物の見方が身につく、名著の入門書です。 【目次】 第1章 ロウソクの火はどこから来ているのか 第2章 ロウソクの火は何でできているのか 第3章 ロウソクの火は生まれるものは 第4章 燃焼から生まれる水から水素と酸素を考えよう 第5章 目に見えない空気を捉えよう 第6章 私たちの体内で起こる「ロウソクの燃焼」と同じ現象とは
  • 改訂第2版 書き方のコツがよくわかる 医系小論文 頻出テーマ20
    -
    「くわしいのにわかりやすい」と大好評の医系小論文対策書が、最新医療情報にもとづいてリニューアル。 全20「テーマ」は、定番のトピックだけでなく、「医師の働き方改革」「AIと医療」など、近年頻出のトピックまで含みます。 さらには、最終の「テーマ20」として、世界中に甚大な影響を与えている「新型コロナウイルス感染症」を掲載しました。 また、近年のノーベル化学賞の受賞内容(クリスパー・キャスナイン)、「オンライン診療の恒久化」などの時事ネタまでカバー。 トピックごとのくわしくわかりやすい解説に加え、すべての「テーマ」で「合格まであと一歩の答案例」「合格点がもらえる答案例」の2例を提示。 「何を書くか」「どう書くか」の両方が学べるオールインワン型参考書です。 医学部医学科・保健学科・看護学科などの対策はこの本があれば完璧です。 ※本書は2020年に小社から刊行された『改訂版 書き方のコツがよくわかる 医系小論文 頻出テーマ20』を改題の上、再編集したものです。 ※本電子書籍には、紙書籍に付属している赤色チェックシートは含まれておりません。
  • クリスパー CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見
    5.0
    ノーベル化学賞受賞の科学者、唯一の手記 ゲノム情報を意のままに編集できる「CRISPR-Cas9」。 人類は種の進化さえ操るに至った。科学者自ら問う、科学の責任とは。 「君の技術を説明してほしい」 ヒトラーは私にこうたずねた。その顔は豚である。 ――恐怖にかられて目が覚める 。 ヒトゲノムを構成する32億文字のなかから、たった一文字の誤りを探し出し、修正するという離れ業ができる、その技術CRISPR-Cas9(クリスパー・キャス9)。2012年にその画期的遺伝子編集技術を「サイエンス」誌に発表したジェニファー・ダウドナ博士は、またたく間に自分の開発した技術が、遺伝病の治療のみならず、マンモスを含む絶滅動物の復活プロジェクト、農作物の改良など燎原の火のように使われていく様におののく。 豚の内臓を「ヒト化」し、臓器移植するための実験も行なわれた。 人間は自らの種の遺伝子までも「編集」し、進化を操るところまで行ってしまうのか? 解説・須田桃子(毎日新聞科学環境部記者) ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ゲノムの子 世界と日本の生殖最前線
    3.0
    いま、私たちが語るべき“希望”とは――。 30年以上にわたり「命」を見つめてきた産婦人科医が問う、真の多様性。 2020年のノーベル化学賞受賞により改めて注目された「ゲノム編集」。 とくに、医療面における治療技術の開発は現実的かつ切実な願いであることは間違いありません。 しかし、ゲノムについて臨床現場から発信されている一般書はほとんどなく、なかでも生殖医療とゲノム編集のかかわりについては議論が避けられがちというのが実情です。 本書では、生殖医療の最前線に携わる産婦人科医であり生殖内分泌学者の著者が、今、私たちに問われている「ゲノム」の意味を思索。 これまでの研究やデータを紐解くとともに、自ら世界中の専門家にインタビューし、その対話をヒントにゲノム編集と私たちの未来をどう理解すべきか、エッセイ調の筆致でわかりやすく解説します。 「子どもを持つ意味」「家族とは」「生命倫理について」など、みなさんに他人事としてではなく考え、議論することを呼びかける一冊です。 【目次】 1 ゲノム編集の深淵 2 子どもを持つこと、持たないこと 3 卵子、精子をもらうこと 4 遺伝情報を伝えること、変えること、組み合わせること 5 生殖あるいはセックスとは 6 命の選別 7 「生命倫理」という弁解、あるいは虚構・幻想 8 約束のかたち 9 総括
  • ゲノム編集食品が変える食の未来
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    ◎ノーベル化学賞で注目!ゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」人口増、温暖化、食品ロス……パンデミックが拍車をかけた「食×SDGs」の実践! 高GABAトマト、肉厚マダイ、収穫量の多い米、茶色くならないレタス……新品種の開発が次々と進む日本が食の問題解決に貢献。2050年、世界100億人の「食」を救う最先端技術の全貌と食の未来。 現在の世界的な食料事情、品種改良への期待、遺伝子組換えやゲノム編集の技術、日本や海外の開発競争、知財権争い等、食品分野における遺伝子技術を巡る最新動向を解説。消費者が両者を忌避する心理等も浮き彫りにし、未来の食の行方、日本が果たすべき役割を考える。 [目次] 序 章 ポストコロナ時代のフードセキュリティ 第1章 誤解だらけのゲノム編集技術 第2章 ゲノム編集食品が食卓を変える 第3章 ゲノム編集の安全を守る制度 第4章 ポストコロナで進む食の技術革新  第5章 ゲノム編集をめぐるメディア・バイアス 第6章 「置いてきぼりの日本」にならないために <著者略歴> 松永和紀(まつなが・わき) 1963年生まれ。89年、京都大学大学院農学研究科修士課程修了(農芸化学専攻)。毎日新聞社に記者として10 年間勤めたのち、フリーの科学ジャーナリストに。主な著書は『食の安全と環境 「気分のエコ」にはだまされない』(日本評論社)、『効かない健康食品 危ない自然・天然』(光文社新書)など。『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学』(同)で科学ジャーナリスト賞受賞。「第三者委員会報告書格付け委員会」にも加わり、企業の第三者報告書にも目を光らせている。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『ゲノム編集食品が変える食の未来』(2020年11月17日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • ゲノム編集と医学・医療への応用
    -
    1巻3,520円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2020年に、ノーベル化学賞を受賞したことで注目を集める「ゲノム編集」。とくに医学研究や治療の分野におけるこの技術の開発スピードは目を見張るものがあり、臨床試験の段階に入る研究も複数存在し、すでに大きな効果をあげつつある治療もある。一方、ゲノム編集ツールの高額な使用料や特許の複雑性など、解決しなければならない多くの課題にも直面している。 本書は、ライフサイエンス研究と医学研究に興味をもつ学部学生や大学院生を主な対象に、ゲノム編集の基礎から医学分野での応用や医療の現状、そして「ゲノム編集」を取り巻く倫理問題とその世界的な動向を、第一線の研究者がわかりやすく解説した。
  • 知っておきたい有機化合物の働き 電気を通すプラスチックからカップリング反応まで
    -
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 さまざまな形で私たちの生活に役立っている有機化合物。 具体的にどのような用途や分野で利用されているのか、なかなか知る機会はありません。 太陽電池や有機EL、ノーベル化学賞受賞で話題になったカップリング合成反応まで、有機化合物の世界をご案内します。
  • 失敗を「まあ、いいか」にする心の訓練(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 人は間違いをおかすもの。そのたびにそれを失敗ととらえて落ちこむなんてつまらない。心の持ち方をちょっと変えてみれば、失敗も次に活かすことができる。2000年にノーベル化学賞を受賞した白川秀樹教授の発見は、大学院生の指示の取り間違いがきっかけだった。本書では、失敗とは何かを数々の図版を使って心理学的見地から解説。そして、失敗から学び、失敗を「成功の母」に変えるためのテクニックを、14のトレーニング法を交えながら伝授する。これを読めば、もう失敗を恐れない。失敗しても落ちこまない。
  • 小学館版 学習まんが人物館 キュリー夫人
    5.0
    ノーベル物理学賞とノーベル化学賞の二つを受賞した女性科学者! 夜の静けさの中、そまつな実験室で、キュリー夫妻は、暗やみの中に青白く輝く光を見つめていました。それはラジウムの放つ光であり、このラジウムの発見こそ、原子力時代の夜明けをつげるものでした。マリー・キュリーは、1867年にポーランドのワルシャワで生まれました。当時のポーランドは、ロシアの支配下にあって、キュリー一家は苦しい生活をしいられました。物理の先生をしていた父の影響もあり、物理が好きになったマリーは、パリへ出て、ソルボンヌ大学へ入学しました。そこで知り合った物理学者、ピエール・キュリーと結婚し、二人の共同研究が始まります。二人の女の子が生まれましたが、この間にも、マリーは家事をこなしながら研究を続けました。キュリー夫妻は、ピッチブレンドという鉱物の中には、ウランよりもはるかに強い放射能を出す物質があると考え、実験をくりかえしていきます。そして、1898年、4年にわたる実験のすえ、キュリー夫妻は、ピッチブレンドの中から、ポロニウムとラジウムを発見したのです。この功績で、夫妻はノーベル物理学賞を受賞しました。その後、マリーは夫ピエールを事故で失いますが、その悲しみをのりこえて研究を続け、1910年に、金属ラジウムを取り出すことを発見し、ノーベル化学賞を受賞しました。二つのノーベル賞に輝くキュリー夫人の、ひたむきな姿を感動的に描いた科学者伝記です。 この作品の容量は、68.1MB(校正データ時の数値)です。 【ご注意】  ※本書電子版には、底本の資料編は掲載されていません。 ※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • 新型コロナとPCR検査の真相――幻のウイルスと偽装感染、抗体より[粘膜免疫]
    5.0
    1巻660円 (税込)
    新型コロナ騒動の元凶がPCR検査。この検査方法を発明したノーベル化学賞受賞のマリス博士が「PCRは、病原体の検査に使ってはならない」と注意喚起したもの。本書では、この検査がいかに問題か、どんな間違いが潜在しているかを深く解説。さらに、混迷している新型コロナウイルスの対処法としてすすめられているワクチンの危険性とともに、免疫の重要性を喚起。①粘膜・粘液、②貪食、③キラー細胞、④抗体の四種類がある中で最強防御の「粘膜免疫」を指摘。マスク着用がいかに粘膜免疫の働きを阻害しているか、また抗体を作るには病原体ウイルスが必要であることなど、目からウロコの専門的な解説をカラーイラストを駆使して展開。ウイルス、PCR検査、ワクチンについての様々な疑問を、正しく科学的・論理的方法で解説。本書は2021年9月4日(土)、徳島県で開催された徳島大学名誉教授・大橋眞博士の講演『コロナワクチンのひみつ――ワクチンを受けるかの判断に「さまよう人々」へ』を収録したもの。はたしてコロナ騒動とは何なのか? その正体までも暴く、新型コロナの様々な問題に答え、幻のウイルスと偽装感染、粘膜免疫の真相を解明した決定版。
  • 新編ヘテロ環化合物 展開編
    値引きあり
    -
    「新編ヘテロ環化合物シリーズ」全3冊の完結編。全11章からなり、前半では、含窒素5,6,7員環ヘテロ環化合物(ピロリジン、アゼピン等)やモノヘテロ3,4員環化合物(アジリジン等)、橋頭位窒素5,6員環(ピロリジン、インドリジン等)について記述。後半では、メソイオン化合物や環変換に加え、ノーベル化学賞の受賞対象ともなった遷移金属触媒を用いた芳香ヘテロ環への官能気導入の方法が詳述されている。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 実はおもしろい化学反応
    3.0
    1巻1,738円 (税込)
    化学反応は今までにない分子を作り出し、画期的な新製品や命を助ける医薬品を開発し、私たちの生活を豊かにしたり、命を救ってくれます。とても夢のある可能性を秘めています。では、なぜ原子同士がくっついたり切れたりするのでしょうか?そんな素朴な疑問に答えながら、身の回りに起こる化学反応を解説していきます。たとえば、お酒を飲むと体の中の化学反応で分解されますが、実はそのお酒をつくるときも化学反応が起こっているのです。胃薬を飲んだ時にも化学反応が起こり、使いすてカイロにも化学反応が関与しているのです。周りをみると化学反応だらけなのに気づくでしょう。本書を読み進めるだけで、疑問が解けるだけでなく、化学反応のしくみがわかるようになります。最終章では、日本人がノーベル化学賞を受賞した「クロスカップリング反応」もやさしく解説し、世の中が化学反応によって支えられていることがわかります。
  • 人類が進化する未来 世界の科学者が考えていること
    3.0
    ●遺伝子学・宇宙科学・AI……科学は人類を何処へと誘うか? ●最新科学の研究がもたらす「新たな人類の進化」とは? ●8名の科学の権威が語る、ポスト・ヒューマン世界の展望! ピンポイントでゲノム情報を改変する「クリスパー・キャス9」でノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナ氏や、「人生200年時代」の到来をうたうデビッド・A・シンクレア氏など、一昔前ならSFの世界だったような事象が、いま現実の世界で実現されようとしている。しかし、科学の発展がもたらす「人類の新たな進化」には、大きな思想的・哲学的問題が立ちはだかる。古来より不変の自然の理を超え、人為的に達成される進化を、人類はどのように認識すべきか。そもそも、ヒトが現代の「知性のあるヒト」になったのは必然か、偶然か――。世界の科学者8名が語る、これからの進化論と、ポスト・ヒューマン世界の展望。
  • 鈴木章 ノーベル化学賞への道
    -
    本書は,2010年ノーベル化学賞受賞の鈴木章北大名誉教授の研究と社会へのインパクトを,貴重な写真や図も豊富に使って中学生でもわかるように解説しています。鈴木先生ご自身や共同研究であった宮浦憲夫特任教授など関係者へのインタビューをもとに,発見にまつわるエピソードや,生い立ちなども紹介しています。「クロスカップリング」と鈴木名誉教授については,この一冊を読めば大満足という内容です。

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  • SUPERサイエンス 大失敗から生まれたすごい科学
    -
    1巻2,207円 (税込)
    世の中の新発見には、意外と知られていない失敗からの成功事例があります。本書では、ノーベル化学賞を受賞した白川秀樹博士の導電性高分子の発見や青カビから発見された抗生物質ペニシリン、灰汁による清酒誕生の秘話、加硫ゴムの耐熱性の発見など、失敗から生まれた成功の実例を科学的に解説します。

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  • SUPERサイエンス 分子マシン驚異の世界
    -
    1巻1,801円 (税込)
    分子でできている世界最小の機械「分子マシン」。本書は、2016年ノーベル化学賞の受賞テーマでもある「分子マシン」の基礎知識から最先端の研究情報をわかりやすく解説しています。ロタキサン、カテナン、アクアマテリアル、分子ピンセット、分子自動車などナノレベルで動く分子マシンの仕組みや構造をイラスト入りで紹介する1冊です。

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  • 『生命の世紀』への探求―科学と平和と健康と
    5.0
    ノーベル化学賞・平和賞の受賞者である、ライナス・ポーリング博士と世界平和のために行動する著者が21世紀へはばたく青年たちに贈る文明対談。 【目次】 第一章 二十世紀とともに 初めての出会いから 少年のころの思い出 青春時代の労苦 読書のこと師のこと 忘れ得ぬ人々 創造と活動の源泉 第二章 わが人生の譜 教育と探究心 家庭を語る 結婚と女性の役割 日常の一端から ノーベル賞をめぐって 信仰と理性 人間の幸福の条件 第三章 人間にとって科学とは 人類に貢献する科学 宇宙と生命の起源 科学者の社会的責任 思い出のアインシュタイン アインシュタインの世界観 科学者が留意すべきこと 科学の発達と精神の開発 道徳科学をめぐって 第四章 「生命の世紀」への選択 人口問題の行方 二十一世紀のイメージ 分子矯正医学のこと なぜビタミンCなのか 健康法について ストレスの解消法 科学とインスピレーション 死ぬ権利をめぐって 「脳死」へのアプローチ 第五章 世界不戦を目指して 核時代と人類 権力に抗して 反核の運動 パグウォッシュ会議の意義 世界市民への道 人種問題の展望 米ソ関係の新展開 不信と相互理解 第六章 恒久平和の提言 軍縮の時代 平和のために走る 国連への期待 「平和省」の設置 民衆運動の役割 宗教者の和平運動 絶対的平和主義について 世界のなかの日本
  • 竹内薫の「科学の名著」案内  文系でも面白い! 世の中の見方が変わる90冊!
    4.1
    文系でも面白い!世の中の見方が変わる! 科学ナビゲーターの竹内薫が紹介する、とっておきの「科学の名著」案内です! まず、これだけ読んでみてください! きっと科学の魅力的な世界を感じられます。 ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏が、化学が好きになった原点として挙げたファラデーの「ロウソクの化学」。そんな名著との出会いが、あなたの人生を変えるほどのインパクトを与えることも珍しくありません。ただ、残念ながら受験教育の弊害で、科学の魅力に出合っていないので(そもそも授業もない?)、なんとなく〝科学は苦手”と感じてしまっている文系の人も多いでしょう。そんなイメージは、本書でがらっと変わります!
  • 第一人者が明かす光触媒のすべて―――基本から最新事例まで完全図解
    -
    1巻2,178円 (税込)
    東海道山陽新幹線のぞみの光触媒空気清浄器、成田国際空港の光触媒テント、丸ビルの光触媒ガラス、パナホームの一戸建、日光東照宮の防カビ、光触媒蚊取り器など、日本発のクリーン技術として光触媒は急ピッチで普及。ノーベル化学賞候補による書きおろし!光触媒の基本から最新事例まで完全図解!研究50年の永久保存版!
  • 天声人語 2019年7月-12月
    -
    2019年後半6カ月の伝統コラムを完全収録。受験・就活にも役立つ時事年表付き。天皇即位の礼、吉野彰さんにノーベル化学賞、各地で台風被害、ラグビーW杯開催、中村哲医師の悲報、「桜を見る会」。ジャニー喜多川さん、金田正一さん、八千草薫さん逝去。
  • ドキュメント 遺伝子工学 巨大産業を生んだ天才たちの戦い
    3.5
    1970年代、アメリカでは糖尿病患者が増え続け、当時ウシやブタから抽出して入手するしかなかったインスリンの供給不足が危惧された。打開策は、バクテリアにヒトインスリン遺伝子を入れてインスリンを生産させること。このテーマに天才たちが挑み、壮絶な戦いが繰り広げられた。のちにノーベル化学賞を受賞した科学界の巨人ウォルター・ギルバート、わずか1000ドルの出資金で生まれたベンチャー企業ジェネンテック社、そのチームに参加した日本人研究者・板倉啓壱……。この戦いが遺伝子工学という新しい科学分野の礎となり、バイオテクノロジーという巨大産業を生むきっかけになったのである。科学史上に残る研究競争を、アメリカで板倉啓壱の指導を受けた著者がドラマチックに語る。

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  • ドラえもん科学ワールド 未来のくらし
    5.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ドラえもんを読んで未来の生活を知ろう! 「ドラえもん科学ワールド」シリーズは、ドラえもんのまんがを通じて、自然科学や先端科学をテーマ別に取り上げる、子ども向けの科学の学習本です。その20巻目である「未来のくらし」はドラえもんのひみつ道具をきっかけに、先端科学によって未来の生活がどのように変わるのか、わかりやすく解説しています。 未来の医療はどうなる?未来の乗り物は?未来の農業は?未来の家は?未来のエネルギーは? 様々な観点から未来のくらしがどのようになるのか学習できます。 2020年ノーベル化学賞を受賞したエマニュエル・シャルパンティエ博士とジェニファー・ダウドナ博士のゲノム編集技術 CRISPR-Cas9(クリスパー・キャス9)も小学生向けにわかりやすく紹介しています。これを読んで未来の医療技術について学んでみませんか。
  • ノーベル化学賞に輝いた研究のすごいところをわかりやすく説明してみた
    -
    1巻1,870円 (税込)
    農業や医薬、電子・電気機器といった、さまざまな分野で、ノーベル化学賞に輝いた研究が利用され、私たちの暮らしを支えています。意外かもしれませんが、ノーベル化学賞は私たちにとても身近な存在なのです。 本書は、近年の日本人受賞者の研究を中心に取り上げ、ノーベル化学賞を受賞したさまざまな研究の内容や、どんなところが画期的な発見だったのかなどを、一歩ずつわかりやすく解説します。 「結局、なにがすごいの?」と疑問に感じている方から、「研究内容を詳しく知りたいけど、ニュースの解説だけでは物足りない」と思っている方まで、文系理系問わず、ノーベル化学賞の研究内容を詳しく知りたいと思うすべての方におくる一冊。
  • ノーベル化学賞・吉野彰氏の予言「バズワードは実現する」
    -
    1巻110円 (税込)
    2019年のノーベル化学賞が、旭化成の吉野彰氏(名誉フェロー)ら3人に授与されることに決まった。過去数年間、下馬評では「ノーベル賞に最も近い男」と言われてきた吉野氏は、今日では大半の人が使うようになったパソコンやスマートフォン、電気自動車(EV)などの内部に組み込まれる「リチウムイオン2次電池」の発明者の1人である。今回の受賞に際し、18年10月31日にダイヤモンド・オンラインにて公開した単独インタビューに、新たにコンセプトカーの写真を加えて電子書籍用に再編集したものをお届けする。
  • ぴかりか ノーベル賞受賞者列伝
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 科学をおもしろく学べるシリーズ 誕生! 「ぴかりか」は子どもにとって興味がわきやすく、そして調べ学習にもつかえる内容を、わかりやすくまとめたシリーズです。 どこから読んでもおもしろい、豊富なトピックが魅力。 むずかしい言葉の説明や、復習クイズ、人物まとめ、さまざまな切り口からノーベル賞受賞者を解説するコラムも充実。 たくさんの図や写真と共に、たのしく学べます。 小学5年生以上 第1弾は「ノーベル賞受賞者列伝」。 ノーベル賞を受賞した11人の人生や研究内容を学んでみよう! 深く知ることで、いろいろなつながりが見えてきます。 「iPS細胞」「中間子」「DNAの合成」など、むずかしい内容は深掘りして、ていねいに解説してあり、 コラムも充実なので、小学生から大人まで楽しめます。 1 iPS細胞で医療の可能性を広げる 山中伸弥 2 天才だって、後悔する アルベルト・アインシュタイン 3 日本人初のノーベル賞受賞者 湯川秀樹 4 レントゲン検査に名を残す ヴィルヘルム・コンラッド・レントゲン 5 ノーベル賞を2回受賞した女性科学者 マリー・キュリー 6 ノーベル化学賞を受賞した、原子物理学の父 アーネスト・ラザフォード 7 結核から人々を救った細菌学の父 ロベルト・コッホ 8 自分の体で心臓カテーテルの実験をした ヴェルナー・フォルスマン 9 年齢差12歳の名コンビ ジェームズ・ワトソンとフランシス・クリック 10 DNAの合成に関わる「酵素」を発見! アーサー・コーンバーグ プラスワン(コラム) そもそもノーベル賞って何? ノーベル賞を受賞した日本人 身近なところにもあるよ! ノーベル賞をとった研究 自分の体で実験した科学者 コラムも含めて登場するノーベル賞受賞者は68人! <監修者> 若林 文高 国立科学博物館名誉研究員。元国立科学博物館理工学研究部長。1955年東京生まれ。京都大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。専門は触媒化学、物理化学、化学教育、化学普及。博士(理学)。
  • 分子をはかる がん検診から宇宙探査まで
    3.0
    医療、環境――こんな身近に最先端技術 血液一滴から病気を診断――田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞した質量分析法が医療現場を一変させた、分子をはかる力=質量分析法。小惑星探査機はやぶさが持ち帰った試料も、質量分析計で解析された。ドーピング検査、ドル紙幣からのコカイン検出、水質・大気・土壌などの環境測定から、遺跡などの年代測定まで、私たちの生活を支える最先端科学への招待。  目次 まえがき 序章 計る、測る、量る 第1章 分子をはかれば医療が変わる 第2章 年代測定から生命の起源まで 第3章 分子をはかる原理 第4章 7人のノーベル賞受賞者を生んだ「はかる革命」 第5章 今後の展望 あとがき 参考文献
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 吉野彰 特別授業『ロウソクの科学』
    4.0
    リチウムイオン電池開発でノーベル化学賞を受賞した著者が、科学書のロングセラー『ロウソクの科学』の魅力と、研究開発者としての道のりを語り尽くす。さらに今後世界を変える発明があるとすれば、どのようなものかを予測する。東工大学附属科学技術高校で行った特別授業をまとめた一冊。
  • 身の回りにあるノーベル賞がよくわかる本 しろねこと学ぶ生理学・医学賞、物理学賞、化学賞
    -
    1巻1,870円 (税込)
    偉大な研究も意外と身近? ノーベル賞がもっと楽しくなる新しい科学読本 本書は、ノーベル賞の中でも生理学・医学賞、物理学賞、化学賞について 「科学に詳しくはないけれど、すごい研究や技術は気になる」という皆さんに紹介するものです。 自然科学三賞について「研究はこうして日常生活につながり、社会で役立っている」という視点を 大事にしながら、多くの図解イラストを用いてわかりやすく解説していきます。 ・不整脈や心臓病の早期発見につながった 心電図の仕組み ・100年前、血液型占いはなかった? ヒトの血液型の発見 ・大気による温室効果を数値で表す 地球温暖化のモデルと予測 ・エコな電池で世界を変える リチウムイオン電池の発明 さらに、ノーベル賞がはじまった1901年よりも前の偉大な研究や、実現したら受賞するかも? と思われる未来の研究についても、著者独自の視点で紹介しています。 著者はサイエンスライター・イラストレーターとして各方面で活躍しているかきもちさん。 科学好きなしろねこと一緒に、気軽に楽しくノーベル賞の研究内容に触れてみましょう。 【目次】 第1章 ノーベル生理学・医学賞 第2章 ノーベル物理学賞 第3章 ノーベル化学賞 第4章 歴史を変えた大発見 第5章 未来のノーベル賞 ◆著者プロフィール かきもち 北海道大学 大学院理学院 物性物理学専攻修了。北海道大学大学院教育推進機構 科学技術コミュニケーション教育研究部門CoSTEPにてサイエンスライティングを学ぶ。 2018年からライター・イラストレーターとして活動を開始。 いつかノーベル賞受賞者の取材に伺いたい。 著書:「これってどうなの? 日常と科学の間にあるモヤモヤを解消する本」(翔泳社) ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • モビリティ用電池の化学: リチウムイオン二次電池から燃料電池まで
    -
    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 電池は社会を支える重要な技術で、その構造にはさまざまある。2019年のノーベル化学賞は、リチウムイオン二次電池の開発に対して、吉野彰博士が共同受賞した。 リチウムイオン電池に代表される高エネルギー密度の二次電池や、水素を用いる燃料電池が、私たちの生活様式を革新するモビリティ用電池として注目されている。その二種類の電池に焦点を当て、高性能電池をつくるための最新技術を紹介する。吉野博士が巻頭に特別寄稿。
  • 有機分子触媒の化学
    -
    1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2021年ノーベル化学賞の受賞テーマは「不斉有機触媒の開発」.有機分子触媒は,取扱いの容易さだけでなく,環境負荷の軽減やレアメタルの枯渇・高騰といった社会的な問題に応えうる「元素戦略」の観点からも注目を集めています.精巧な分子設計のもとに選択性(立体選択性,位置選択性,官能基選択性など)の高度な制御を目指して設計開発され,多彩な反応系で大きく進展しています.本書では,日進月歩で発展を続ける有機分子触媒の特徴や位置づけなどの基礎についての解説から最先端の研究動向までを第一線の研究者が解説しています(2016年刊).
  • 夢を持ち続けよう! ノーベル賞 根岸英一のメッセージ
    4.5
    1巻628円 (税込)
    50年前に米国に渡り、化学の分野で頂点を極めた日本人がいる。その功績は2010年、ノーベル化学賞という形で認められた。大きな夢を抱き、それをかなえるための手段を身につけようと師を求め、なおかつ自分がもっとも輝ける場を求めて世界に出て行ったのだ。子ども時代、学生生活、社会経験、そして研究の日々を振り返る。夢を持ち続けることの意味、目的達成のために自らが実践してきたこと、その果てに得たものは……。

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  • 「ロウソクの科学」が教えてくれること 炎の輝きから科学の真髄に迫る、名講演と実験を図説で
    4.1
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2019年のノーベル化学賞受賞が決まった吉野彰さんが、科学に興味を持つきっかけになったという『ロウソクの科学』。2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんが大きな影響を受けた本としても知られます。 『ロウソクの科学』は、まさに「もし19世紀にノーベル賞があったら、彼は幾度も受賞したはず」と異口同音に言われるほど、化学・物理の業績を多くあげたマイケル・ファラデーによる、講演の記録です。 彼は、一般の人たちがワクワクするような実験を見せながら、「ロウソクはなぜ燃えるのか」「燃えている間、何が起きているのか?」という謎を解き明かしていきました。さらには、空気や水、金属、生物といった、この世界を形作るものの仕組み、美しさもつまびらかにしていったのです。 本書では、この講演を紙上に再現。今までの国内翻訳書にはない、再現可能な実験の写真や図解を掲載し、完訳ではなく抄訳によって、話の流れをわかりやすくしています。 また、物語としても読める親しみやすい構成とし、巻末には化学式によるまとめも用意しました。産業革命によって大きく時代が動いた当時と同じように、現代にも通じる知恵がつまった歴史的講演をぜひ!
  • ロウソクの科学 世界一の先生が教える超おもしろい理科(角川つばさ文庫)
    4.2
    ノーベル化学賞が決まった吉野彰さんが小学4年生のときに出会い、「化学への興味を持つ原点」となった運命の1冊。 2016年にも、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんが子どものころに読み、科学者を志すきっかけになった本として注目されていたファラデーの『ロウソクの科学』を小学生向けにわかりやすくした角川つばさ文庫版! 「燃えたロウソクは、どこへ消えたの?」 「水と氷って、どっちが重いの?」 「さかさまにしたコップの水が落ちないのは、どうして?」 1本のロウソクを使ったたのしい実験で、身のまわりのふしぎを学ぼう!  科学者のファラデーが子どもたちに見せた24の実験をイラストと物語でやさしく教えるよ!  読めばだれでも理科がわかる・科学を好きになる!  たのしくておもしろい、理科実験の入門書!【小学中級から ★★】

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