ユーザーレビュー 「生きている」とはどういうことか 生命の境界領域に挑む科学者たち カール・ジンマー / 斉藤隆央 面白い。「生きている」という自明のように思える現象を歴史的な考え方から最新の議論までを含むさまざまな角度から描き出していく。その結果は・・・? 読めば読むほどにこの本を読んでいる自分が生きているとはどういうことなのか不思議になってくる。 一方で生命の素は意外とシンプルな材料と環境と時間があればで...続きを読むきるのかもしれないとするとこの宇宙には数え切れないほどの「生きている」何かが発生していておかしくはないのだろうとも思える。(それはこの本の主題とは関係ないが) 幅広い調査とそれを無味乾燥にならず、かつ科学史の人間ドラマにもとどまらない形でこのような読ませる構成でまとめ上げる著者の力がすごい。 Posted by ブクログ 「生きている」とはどういうことか 生命の境界領域に挑む科学者たち カール・ジンマー / 斉藤隆央 生物とは、という疑問にずっと答えるような実験や観察を書いた本である。筆者が科学ジャーナリズムということで、ひとつの研究を深く書いていくことはなく、多様な研究を引用して面白く書いている。 したがって、生物学に全く興味がない学生も、あるいは高校生も面白く読むことができるであろう。 Posted by ブクログ 「生きている」とはどういうことか 生命の境界領域に挑む科学者たち カール・ジンマー / 斉藤隆央 生命とは、という観点で科学的な面や哲学まで視野を広げ現時点でのわかるところまでが書かれている。結論が確定したわけではないが興味深い歴史である。 Posted by ブクログ カール・ジンマーのレビューをもっと見る