講談社文庫作品一覧

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  • いのちとかたち 天際の借景
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    日本美の根源を求めて極めた、美論の成果。源氏物語や枕草子などの古典文学、肖像画・絵巻・茶・花などの伝統芸術、日本人の自然観・芸術観などについて、綜合的な思索を展開。古典、詩、文芸批評の果てに、著者が行きついたのは、日本美への源流であった。『いのちとかたち』は著者50年の文業の結論であり、日本文化研究の輝かしい達成であった。野間文芸賞受賞作品。
  • あそび遍路 おとなの夏休み
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    予備知識なし、身体も心も準備なし。気がつくと、徳島の第一番札所・霊山寺にいた。自然も寺も好き。精神科医の遍路日記――「なぜ、このように生きられなかったのか」……精神科医として、何度、患者さんから聞いた言葉だろう。しかし、その言葉の本当の意味を、遍路に出る前の私は、理解していなかった。大学教授の職を辞し、信仰心がないまま遍路をはじめた著者は、そう語る。四国の大自然や温かい人々が、変えた自己とは?
  • 壁に耳あり
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    黙っていたんじゃわからない! 庶民だからこそ言える舌鋒(ぜつぽう)鋭い本音のつぶやき。世の中を一刀両断。庶民が放つ無敵名語録! ――永六輔氏が、日本全国津々浦々で耳にした佳言、諫言(かんげん)、金言、贅言(ぜいげん)、放言。名も無き大衆の、歯に衣着(きぬき)せぬ本音のつぶやきが、時には鋭く、時には優しく、胸に迫ります。人生を、社会を見つめ直すのに、長ったらしい理屈は必要ありません。さりげない言葉の数々に、貴方はいくつ共感しますか?<『沈黙は金曜日』改題作品>
  • 評論家ごっこ
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    さあ皆さん! マラソン評論家、禁煙評論家、寿命評論家に変身してみましょう。処世のコツは評論家になることです――人間、すべて「ごっこ」で生きると、気分は爽快! 世間全般に、本気で怒ることも結構、愚痴ることも結構。しかし、いまや処世のコツは、自らいっぱしの「評論家」になっちゃうことです。たとえば、マラソン評論家、禁煙評論家、平均寿命評論家……に変身してみることです。意外や意外、よく世相が見えますよ。
  • 生き仏になった落ちこぼれ
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    現代の生き仏――とたたえられる酒井雄哉大阿闍梨。人間失格ともいえる青春時代の後、三十九歳で比叡山に登り、仏門に入る。捨身苦行を志し、二千日回峰を達成。死臭ただよう「堂入り」、死に装束を身にまとい、自害用の剣をたずさえての「回峰行」――師の半生を通し、日本人の生き方を問う感動の話題作。
  • 魂を彫る 鑿に賭けた大仏師父子の「心の王国」
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    人々が自然に合掌し、祈りたくなるような仏像は、彫刻であって彫刻以上のものである。そして、それを作る仏師とは……。現代の運慶・快慶と称される大仏師父子、松久朋琳・宗琳父子の人生を追い、その凄まじいばかりの修羅の生涯、父子の葛藤を通して見えてくる日本人の魂に迫る、迫力のノンフィクション!
  • それぞれの山頂物語 今こそ主体性のある生き方をしたい
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    『自分の顔、相手の顔』好評第2弾! みな真摯に生きるべく――今の日本社会は、その人なりによくやったという褒め方はせず、立場や境遇とは無関係の実績だけが問題にされる。3メートルしか歩けなかった人が、100メートル歩いたら、それはエベレストに登ったことと同じかもしれないのに……。人生に対する畏敬といとしさに満ちた、エッセイ「自分の顔、相手の顔」第2弾。
  • イギリス 花の庭
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    イギリス人はやっぱり庭づくりの達人! 英国庭園めぐりに必携の1冊――6月、ばらの国は芳香に包まれ、ヴィタの造ったシッシングハーストのホワイトガーデンは、息をのむ美しさ。イギリスの庭に憧れ、歴史的名園、貴婦人や女流園芸家、馬小屋に住む若いカップルなどの、様々な庭を訪れ、技術やセンス、情熱を学んだ20年のエッセンスを大公開! 写真満載のイングリッシュ・ガーデン案内。
  • 宗元寺隼人密命帖(一) 無流心月剣
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    伊豆下田の山里で剣の師に育てられた宗元寺隼人は、老中松平和泉守の甥。自らの剣と護衛役の甲賀の兄妹のわざで、迫り来る刺客たちに対抗している。江戸への道中、武家の娘を救ったことから、福知山藩朽木家の御家騒動に巻き込まれた。朽木家では藩主が二つの派のたすきがけで代替わりしてきた。娘の茜は国家老の娘。騒動の真相をつきとめようとする隼人だが!? 剣と人情と江戸情緒の本格痛快時代小説、新シリーズ開幕!
  • 門前仲町 九頭竜覚山 浮世綴(一)
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    雲州松江の粋人大名松平治郷の気まぐれで、学問一辺倒だった九頭竜覚山は、花街門前仲町に仮寓することになった。この堅物兵学者に、深川一の売れっ子芸者米吉が惚れたのだから、わからない。料理茶屋万松亭の主長兵衛に、覚山は通りの用心棒をたのまれる。ある夜、料理茶屋青柳でひとりの深川芸者が殺された。定町廻りの喜平次と謎を追うことになった覚山だが!? 剣難、女難、深川人情新シリーズ、開幕!
  • 普通人名語録
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    この素晴らしい表現力に誰もが感動。日本全国1億2千万人が創った名言・箴言・格言・警句を味わってください! ――なんと深く世相をえぐり、庶民の微妙な気持ちをとらえていることでしょう。この素晴らしい表現力に、だれもが驚きます。そして共感がひろがります。さあ、1億2千万人のペーソスあふれる大傑作を、声をだして読んでください。
  • 針の誘い
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    P国公使館の角を曲った千草検事の前に、いきなり飛びだしてきた若い女性は、幼児が誘拐された、とつげる。500万円の身代金を要求する脅迫状も、発見される。身代金は、刑事の監視の中で手渡されるが、持参した母親が、殺害されてしまった。家族をも巻き込む熾烈な企業競争を背景に、綿密に仕組まれた犯罪を追求する、本格ミステリー。
  • 冗談ばっかり
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    現代世相の本質にズバリ斬り込む、六輔辻説法! 面白、可笑しく、冗談でまじめ、まじめで冗談に、「離島独立」「福祉」「天皇制」「女と男の文化」などを大考察。限りなく不透明な浮世の深みから、隠された真実をすくい出し、行き交う人々の胸に爽やかな共感をひろげる。ペンは剣よりも強く、口舌はペンより強し!
  • 改訂完全版 佐伯チズ式「完全美肌バイブル」 123の肌悩みにズバリ回答!
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    高い化粧水をケチケチ使うより、安い化粧水をたっぷりのほうが効果的? ストレスでシミが増えるって本当? 目尻のシワをのばすアイクリームの塗り方は? ……あらゆる疑問に佐伯チズがお答えします! ――「いくつになっても肌はキレイになれます」と断言する、佐伯チズ式の美肌術を徹底解剖。乾燥、シミ、シワ、たるみ……あらゆる肌の悩みを解消し、美肌へと導くテクニックをご紹介します。基本のルールだけではなく、最新の化粧品をお試ししたコスメチャートなど、いますぐ役立つ、美肌のコツが必ず見つかる完全版のスキンケア読本。美肌への近道、シミもシワも乾燥も知らない肌に……肌悩みもコスメ選びも、この1冊があれば大丈夫!
  • 好太王碑の謎 日本古代史を書きかえる
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    なぜ古代の日朝関係碑文が改ざんされたのか? 隠された狙いと作りかえの真相を明かす。参謀本部が加えた碑文改竄の狙いは何か? ――「謎の四世紀」といわれる日本古代史にあって、「任那日本府」の存在を裏づける不可欠な資料が、好太王碑であった。ヤマト政権の成立と統一の時期を論ずる根拠として利用され、教科書にまで登場している。しかし、そこには意図した歴史の作りかえがなされていた。なぜ、古代の日朝関係碑文が改竄されたのか。多年の研究から決定的な真相を明かす。
  • 気ばたらきしてますか
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    自分自身を高める生き方のマナーを、自らの波乱の人生をふまえて綴る感動のエッセイ。人生を無駄にしないための知恵袋! ――気ばたらきとは、社会生活を営む人間にとっては、ごくごくあたりまえの。当然、そなえていなければならない特性です。ちょっとした生活技術の習得です。結婚・離婚・再婚・子どもたちとの再会・夫との死別など、自らの70年近い波乱の人生体験をふまえて、人はいかに生きるべきなのか、人としてのマナーとは何かを、心をこめて綴った感動のエッセイ。人間らしく生きるためのアドヴァイス、人生をムダにしないための知恵。
  • 一般人名語録
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    日本全国の一般人が創った名言。これはホンの一例です…「単身不妊と書いたヤツがいる!」…言葉の力強さとスゴ味に驚きます! ――またまた日本全国1億2千万人が創った名言・箴言・格言・警句。すごいものです! 一般人が生みだす言葉の力強さと皮肉とスゴ味は。たとえば「今日も無事、小便できる幸福よ」……。本当にじっくり読んでみて下さい。何か痛快な気持ちになって、日本と自分の置かれた状況が見えてきませんか。どうぞ御愛読を。
  • わが師の恩
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    わが恩師・西村計雄氏との、破天荒な人生大漫談! この世は、頓珍漢な会話に、味があるのです。桁外れに面白いエッセイ――恩師・西村計雄氏との、頓珍漢で桁外れな、超世間的大漫談! 世界的画家でありながら、気張らず威張らず、仙人のような生き方をする、80すぎの翁と、教え子の、ユーモアあふれる問答エッセイ。その破天荒な魅力を、敬愛の筆致で綴るとともに、自身のルーツも紹介。二人の「人生の達人」が交わす、会話の妙味に拍手喝采。
  • ぼくの好色天使たち
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    戦後の池袋闇市を舞台に、心やさしき「街の天使たち」の連続殺人を描く傑作ミステリー。愛すべき街の天使たちを殺したのは誰だ!? ――テツガクさん、アラクマさん、春頭さん、トラックさん、リクシ、弘道、そして愛すべき「街の天使たち」……。混沌とした昭和21年、池袋駅前の焼跡に建てられた、闇市マーケットの人間模様。天使の京子が、そして義子が殺された。続いて由美も襲われた……。3つの事件の共通点が、意外な犯人を指名する!
  • パズル百科
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古今東西のパズルに結晶した遊びの枠を大公開! リンド文書にある数学遊戯から、西欧中世の魔法陣、迷路、清少納言「知恵の板」、江戸時代のなぞなぞまで、パズルにまつわるエピソードを紹介し、問題を解きながら妙味を満喫する百科。知的遊びと機知・頓才の術を身につければ、あなたの創造力は倍増すること、まちがいなし。
  • どこかで誰かと
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    旅で出会った254の感動忘れ得ぬ人、名語録。有名・無名の人、食べ物、風景には、笑いと警句と人間の素晴しさがあった! ――忘れ得ね人、忘れ得ぬ語録。東京ッ子の著者が、稚内で、郡上八幡で、長崎で、那覇で、旅の日々に巡り会った254の感動を綴った、超短編エッセイ集。その土地で生きるガンコ・お祭り・毒舌人間や、一風変わった食べ物・建物・風景との出会いに、笑いと警句、そして何より人間の素晴らしさが溢れていた。人間は面白い!
  • 「ウチら」と「オソロ」の世代 東京・女子高生の素顔と行動
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    女子高生は読まないで! かかわった子10万人の事情通No.1の著者がまとめた「ふつうの女子高生」のナマレポート。父母・関係者、必読の本――ケータイ、プリクラ、カラオケという女子高生三種の神器から、「なんちゃって制服」「彼氏のこと」、お小遣い、アルバイト情報まで、10万人の女子高生とかかわった著者が、首都圏の女子高生のナマの姿を克明にレポート。圧倒的多数の女子高生の姿が、写真、イラスト、図表で、一目瞭然、必見の書。
  • 真紅の琥珀
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    日本現代史の闇を衝くパロディ小説。横浜中華街を舞台に日本と世界の権謀術数をリアルに描く――歴史は、どうつくられたか? 横浜中華街を舞台に、入り乱れる日本と世界の謀略、駆け引きの実態を再現。過去と現在をモザイク状に織りこみ、日本現代史の真相に迫る。関帝廟に鎮座する「真紅の琥珀」は、まさにいま、謎を明らかにする。大教養と大雑学をまじえて描く、初の長篇パロディ小説。但し猛毒注意!
  • 空気の階段を登れ 第一部
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    1~2巻660円 (税込)
    伊藤式恵美31型飛行艇の完成や無尾翼機の開発……民間航空黎明期の飛行機野郎の冒険を描く! ――飛行機は、目に見えない空気の階段を、一段一段ふみしめるように上昇させる。それは、政府の助成も資本の援助もなく、飛行機をみずから作って飛ばすことに心血をそそいだ開拓者たちの、情熱と努力の象徴でもあった。民間航空の先覚者・伊藤音次郎の日記を骨子に、飛行機野郎たちの苦悩と夢と冒険を活写する、傑作ノンフィクション・ノベル。<全2巻>
  • 太閤秀吉 一
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    1~8巻660円 (税込)
    天下取りに相応しい器量を見せる織田信長を畏敬し、気高く美しい市姫を密かに恋慕する木下藤吉郎は、二人のために献身的に働く。今川を奇襲し、斎藤を討ち、京の治安を復活する信長に重用され、小谷城攻めでは、浅井の潰滅と市姫救出の軍功をあげる。英雄・秀吉の華麗な生涯を艶やかな筆致で描いた、長編歴史ロマン。<全8巻>
  • 遙かなニッポン
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    一世から四世まで、日系米人を全米に取材した、ドキュメント意欲作! 日系アメリカ人の生活と意識を描出する力作――わずか二世代ほどで、アメリカ社会に同化し,地位を確保しつつある日系米人たち。だが、日系アメリカ人といっても、明治や大正に生まれ育った一世から、日本をまったく知らない四世まで、ニッポン色の濃淡には、極端な差がある。また、アメリカ人としての生き方も、多様をきわめる。日本から遙か遠くへ歩み去った日系米人を、全米に取材したこのドキュメントは、同時に、日本人のアイデンティティを描く。
  • 飛騨高山に死す
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    女たらしの悪漢探偵、鏑木一行最後の事件は、 同時に依頼された3つの殺人事件。だが、すべて「究極の完全犯罪」だった! ――『ワイドビューひだ9号』と『スーパーあずさ4号』の車内で起きた2件の探偵殺しと、東京でのホスト殺人。それぞれの事件には、有力な容疑者がいた。しかし、彼らには完璧なアリバイが……。3つの事件を同時に依頼された女誑しの悪漢探偵・鏑木一行が、完全犯罪計画を突き崩すべく、飛騨高山へ向かう! 傑作傑作トラベル・ミステリー。
  • 誰とでも話してやろう 私の海外レポート
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    人間同士の触れ合、感動を呼ぶドキュメント。インドの猛暑の中でも、東西ドイツの緊張の中でも、人間は同じ――外国は、はるかな国ではなかった。人間が暮らすいちばん基本的な部分では、どこの国もどこの人も、同じであった。時代や社会体制を超えて、人間には、人種や民族を問わずに、不易なるものが必ずあるのである。放送人としての原点を自己に問いながら、初めての海外取材を鮮烈につづった、感動のドキュメント。
  • 赤の組曲
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    学生時代の知己・坂口秋男が、千草検事の許を訪れ、妻・美世の失跡を告げた。預金30万円が引き出され、伝言板に3つのゼロが記されてあった。一方、長野県・別所温泉の旅館に、赤いネグリジェを遺して消えた挙動不審の女は、美世らしい。失跡の謎に加え、美世の周辺の人間が、殺人者の手にかかり、事件は意外な展開をみせる。
  • 記憶力のすすめ
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    記憶力とは、人間がいま自分で自分の存在を確認しようとする「ロマン」である。知らないより知っているほうが、覚えてないより覚えているほうが、人生ははるかに楽しい。記憶力は生き方をちょっと工夫するだけで、誰でも強化・改善できる。驚異の鈴木式記憶力のノウハウを初めて明かす、記憶力面白ゼミナール。
  • 気くばりのすすめ
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    1~2巻660円 (税込)
    人と人が心地よく相生きるための秘訣を説き、「気くばり」ブームを巻き起こした、大ベストセラー作品! ――気くばりとは、思いやりであり、やさしさである。けっして大げさなことではなく、むしろ小さな、何気ない心のあり方である。ちょっとした気くばりが、険悪だった人間関係をガラッと良い方向へ変えてることがある。現代人に不足しがちな気くばりの効用とその技術を説き、全国に感動の嵐を巻き起こした名作。
  • ハーブの庭から
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    そよ風にのせて、幸せ気分を運ぶ、ハーブ便り――1粒の種から生命を育てる、子供もハーブも一緒、という思いをこめたハーブ便り。子育て、ハーブ・ダイアリー、おすすめ植物園ガイド、庭作り・花作り、ピストゥのヒントから、庭園やハーブの源流を訪ねるイギリスや南仏プロヴァンス紀行まで、たっぷり入った1冊。そよ風にのせて、幸せ気分運びます。
  • 「うちの子は『算数』ができない」と思う前に読む本
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    国語の成績を上げるのは、たいへんだ! 算数はポイントさえ覚えれば、成績は上昇する! 中学入試、算数の鉄則!! なぜできないのか? ――算数ができないのは、センスのせいにしていませんか? 生まれつきの能力だと思っていませんか? 計算ミスを減らすため、練習問題をがむしゃらにしていませんか? ……すべて間違いです。正しい方法で算数を学ばないと、成績が伸び悩みます。でも、本書を読めば、算数の成績をあげることは簡単です!
  • 特急「白山」悪女の毒
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    毒死した男の過去と3人の美女たち。女たらしの悪漢探偵・鏑木一行が洗い出す、被害者の驚くべき姿とは? ――金沢駅で「白山」から下車した男が、急死した。死因は、青酸中毒。依頼を受けた悪漢探偵・鏑木一行が洗い出したのは、男の高校時代のいじめ自殺事件と女性遍歴。だが犯人を特定できぬまま、「白山」では第2、第3の事件が。背後にちらつく3人の美女と、殺意の闇に潜む恐るべき宿命とは? 傑作トラベル・ミステリー。
  • 心を燃やそう
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    大ベストセラー『気くばりのすすめ』の著者で、元NHKの人気アナウンサーによる、元気を出して心美しく生きる人生のすすめ! 「元気を出して暮らしてみたら、そこに一人でも多くの人と仲良く握手し、手を取り合って生きていくチャンスが生まれてくる」……美しい人生の設計を説く感動の書。生きていくよろこびを説く感動の1冊――「生きることはらくではありません。しかし、不安の壁を乗り越えたところに、新しい生きる楽しみがあるはずですし、またそう信じたいものです。 他人はどうあれ、社会がどんなであろうと、まず、自分が心美しく生きてみることです……(本書第三章より)」元気と明るさを失いがちのあなたにおくる心の1冊!
  • 修善寺温泉殺人情景 駅弁味めぐり事件ファイル
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    謎と事件、グルメをひっさげ、「駅弁探偵」伊豆の名湯に登場! 新世紀、新世代の、新・旅情ミステリー!! ――地方活性化のPRを扱う企画会社のプランナーとして、全国を飛び回る矢島耕平の趣味は、駅弁食べ比べ。ゆえに、食欲優先のあまり、仕事がおろそかになることもある。〈あじ寿司〉につられるかのごとく、修善寺にやってきた耕平は、人気漫画家ユニットと出会うが、メンバーの絞殺体が発見されて……。
  • 暗殺 密書街道
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    斬っても斬っても足りぬ! 弘前から江戸へ、暴君暗殺の密書を携え、秋葉右近の必殺剣がはしる! ――弘前から江戸へ……権力をほしいままにする暗君・出羽守信著(でわのかみ・のぶあき)排斥を狙う家老の密書を手に、弘前藩の「早道之者」秋葉右近は旅立った。だが、江戸には四天流の遣い手、百人斬りの霞新十郎がいた。さらに待ち受ける恐るべき奸計(かんけい)。そして右近が放った秘策とは? 人斬剣がうなる痛快時代長編。
  • 愛をうけとって
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    できる範囲でゆったり生きる! 39歳で人工透析、会社を辞め、腎臓移植を受けた夫と妻の、新しい人生――人工透析からアメリカでの腎臓移植へ。人生の大きな方向転換に、とまどいながらも明るく生きる夫婦。仕事優先の生き方から離れ、病人であることを受け入れた新しい環境で、何ができるかを考えたとき、真に前向きの新しい人生が見えてきた! ゆったりと生きる喜びをつづる。<『おもいきりおしっこがしたい』改題作品>
  • マルクスその可能性の中心
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    作品を読むことの意を問う、画期的マルクス論。作品の外に、どんな哲学も作者の意図も前提にしないで読むこと、まだ思惟されていないものを読むこと、可能性の中心においてマルクスを読むとは、そういうことである。柄谷行人の不朽の名作。 ◎ある作品の豊かさは、著作家が意識的に支配している体系そのものにおいて、なにか彼が「支配していない」体系をもつことにある。……私にとって、マルクスを「読む」ことは、価値形態論において「まだ思惟されていないもの」を読むことなのだ。……マルクスをその可能性の中心において読むとは、そういうことにほかならない。<「序章」より>
  • ベトナム報道1300日 ある社会の終焉
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    戦争と革命の中の人間を描くルポルタージュの名篇――1975年4月30日、南ベトナムの首都・サイゴン陥落。その歴史的瞬間を現場にあって目撃するなど、日本人特派員として最長の滞在記録を持つ記者が見た「ベトナム戦争」とは何であったのか? 本書は、記者自身が報道という仕事を通して見た、南ベトナムの興亡と、戦争と革命の中での人間の記録である。
  • フランス歩けば…
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アカンベーをする魚? ピカソ猫? に遭遇! 写真とイラストとエッセイで愉しむ、18都市29日間のおもしろ街歩き――フランス18都市を、29日で、42万3086歩。路上観察の達人が、パリ、リヨン、マルセイユほかを、歩きに歩いて発見した、おかしなモノたち。アカンベーをする魚、ピカソ猫、一角獣(ユニコーン)などが、次から次へと、豊富な写真とイラストで登場します。前作『イタリア歩けば……』に続いて、著者の鋭い観察眼と健脚ぶりは、ますます絶好調!
  • この骨董が、アナタです。
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    骨董と病気は人間を変える。伊万里、李朝、唐津、仏像と、骨董に狂った男の笑えて悲しいエッセイ集――李朝白磁に始まった骨董狂い。他人のモノは、よく見える。他人のモノは、欲しくなる。東に珍品あれば、目を三角にして駆けつけ、西に迷品あれば、骨折した足をひきずってでも手に入れる。二転三転、贋作に泣き、掘り出し物に笑う。骨董に翻弄される快楽の日々を、当代一流のコピーライターがつづる、傑作エッセイ。
  • 夢二の小徑
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    男は泣くもんじゃない、淋しいだとか、悲しいだとか、そんな感傷を歌ったり、描いたりするのは、女女しいことであり、男として恥ずかしいことだ、という男性原理がつくりだした根強い意識のなかで、夢二は死ぬまで感傷を正直に吐露し、悲哀をそのまま描きあげた。勇気なくして、激しい情熱なくして、だれがそれをよくなしえようか。……竹久夢二の魅力に迫る!
  • 特急「北陸」「富士」個室殺人の接点
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    2つの寝台特急を結ぶ、驚くべき殺意の交差点! ――寝台特急「北陸」で、フリーライター・速野吾郎が刺殺された。一ヵ月後、「富士」で人妻・主藤有香が、同様の手口で殺害された。同一犯によるものか? 接点のない2つの事件に浮上した、交換殺人の疑惑。やがて、事件の根源にあるレイプ事件に辿り着いた「ごろつき探偵」鏑木一行。大興奮のトラベル・ミステリー!
  • 特急「日本海」最果ての殺意
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    寝台特急のなかで変死した美女の謎。「女のことは女に聞け」辣腕調査員・鏑木一行が解き明かす女の過去――青森に到着した大阪発寝台特急「日本海」の施錠されたトイレの中から、美女の変死体が発見された。死んだ石飛日佐子(いしとび・ひさこ)の姉・多永子の依頼を受けた調査員・鏑木一行は、大阪駅に見送りに来た男の正体を探るために、恋人だった3人に焦点を合わせ調査を開始する。男女の愛憎を鋭く描く、傑作トラベル・ミステリー。
  • 新幹線「やまびこ8号」死の個室
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    美女女子大生変死! 奔放な男関係に鍵が……。盛岡から死の帰京を果した美女の隠された私生活と中年男性の影――盛岡発の東北新幹線「やまびこ8号」が東京駅に到着し、個室で美人女子大生の変死体が発見された。容疑をかけられた同乗の大学生も突然、青酸死を遂げ、捜査はふり出しに戻る。依頼を受けた鏑木一行(かぶらぎ・いっこう)は、事件の発端である盛岡で、彼女と同宿した中年紳士の存在を突きとめた……。傑作トラベル・ミステリー。
  • 寝台特急『瀬戸』鋼鉄の柩
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    高松→東京、深夜の謎、疾走する車中の殺人……偶然一緒に乗った同級生の美女に、なにが起き、なぜそうなったのか!? ――高松発東京行き寝台特急「瀬戸」で向かいあう席にすわった男と女は、偶然にも高校時代の同級生だった。だがその女は、車中で不審な死体となって発見される。おなじみの民間調査員の鏑木一行(かぶらぎいっこう)が、事件も美女も手玉にとり、バイオレンスに犯人をあぶり出す! 殺す人間と殺される人間のドラマを描く、傑作トラベル・ミステリー。
  • 寝台特急「出雲」消された婚約者
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    山陰で出会った美女、殺人との接点は!? ――島根・日御碕(ひのみさき)で出会った美女・真矢は、自殺せんばかりの雰囲気だった。ごろつき調査員の鏑木(かぶらぎ)一行は、声をかけ朝まで一緒に過ごすことに。だがその夜、「出雲2号」で真矢の婚約者が毒殺された。偶然、事件を調べることになった一行。同じ寝台特急では、被害者の同僚がまた毒殺された。真矢と殺人の関わりは……。傑作トラベル・ミステリー。
  • 女たちの海峡
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    病床の父の最後の願いに涙がとまらない。失踪した父を探しに海峡を渡った女が知る、複雑な人生の軌跡――あなたのお父様、丁大吉さんはご健在でいらっしゃる……謎の手紙に導かれ、幼いころ失踪した父親を捜しに、海峡を渡った唐谷美弥子の韓国への旅。そしてそこで知る、複雑な人生の軌跡。日本・朝鮮の歴史の暗部を抉り、太平洋戦争から現代にかけて、時代の荒波に翻弄される親子二代を描く、重くて深い感動の小説。
  • ホサナ
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    1巻1,705円 (税込)
    愛犬家が集うバーベキューパーティーが、すべての始まりだった。私と私の犬は、いつしか不条理な世界に巻き込まれていく。 「君はどんな世界を作りたいんだ」 「俺はどんな世界も作りたくない。どんな世界も作らないことが俺の目標だよ。ほおっておくと世界が作られてしまうからな」 「なにを言っているのかまったくわからない」 「いけばわかるよ。真の栄光、真のバーベキューについても」(本書より) 迷える民にもたらされた現代の超約聖書。 町田康の新たな代表作。 人間の根源を問う傑作大長編小説。 私たちを救ってください。
  • なぜ、男は老いに弱いのか?
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    60、70もよろこんで! 定年で燃えつきたくない貴男に、「介護の職人」が贈る、得がたいアドバイス! 「大量定年時代」の警世の書――いよいよ始まる、大量定年時代。職場をはなれて、男たちが「回帰」する地域社会では、女たちが伸びやかに老後を楽しみ、男たちは自分の居場所を見出せずに弱っていく……。老人介護のカリスマが、30年以上の経験から喝破する、男という性の「老い」への脆さ。そして、それを乗り越えるための有効な対処法とは?
  • イタリア歩けば…
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イラストと写真満載の路地裏めぐり! 駄犬・珍犬にご注意! 路地裏の犬の魅力、満載――「猫のなる木」をヴェネツィアで発見! 自分の目と足をアンテナに、イタリア中を歩いて出会った、どこか気になる物・モノ・者。カフェでの使用カップ調査、街のあちこちに生息する(?)動物を模した装飾品集めなど、観光ガイドではわからない、魅力たっぷり、路地裏めぐりの旅へ、豊富なイラストと写真でご案内します。
  • 立ってみなさい
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    独自の語りと、骨太いタッチで民話文学を創造した、斎藤隆介の短編童話集。処女童話集『ベロ出しチョンマ』につづいて、書きつがれた第2童話集で、民話を再話した代表作の「立ってみなさい」など、昔ばなし13編と、民族のこころとたたかう人びとを描いた「ショーンのネズミ」など、新しい話15編を収録。
  • 嵐に書く 日米の半世紀を生きたジャーナリスト
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    明治期、アメリカ言論界で健筆を振った怪物・河上清と、その一家の50年の軌跡を描く! ――アメリカ言論界の第一線で活躍した河上清と、その一家の50年。外国のマスコミに定期的に記事を書き、その存在が認知されている日本人ジャーナリストは、いま見あたらない。河上清は明治時代に、その難事をやってのけた。日本初の社会主義政党設立に挫折した青年が、K・K・カワカミとして再生し、異国の地でペンに生きた驚異の軌跡。
  • 母のオルガン
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    人気テレビキャスターがつづる自伝的長編。豊かな感性と清爽な筆致で、一つの時代を真摯に生きた家族の軌跡をたどる――音楽学校出の母、教師の父、7人兄弟の森本家が体験する疎開、出征、終戦、結婚、父の死。母から聞き出した昔の思い出話の中に、平凡な庶民的家族である一家の、戦前から戦後にかけてのさまざまなドラマがあった。昭和という時代を真摯に生きた家族の軌跡を、豊かな感性と清爽な筆致で描く、自伝的長編。
  • 博多・札幌 見えざる殺人ルート
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    北と南で、男女連続殺人事件。発端は、ヨコハマの夜の事故――博多発ひかり車内で男が、札幌のホテルで女が、殺された。二人が愛人関係にあったため、連続殺人事件として捜査は行われる。だが殺害時刻を考えれば、同一犯には不可能だ!? 調査を開始した「ニヒルな探偵」鏑木一行の行く手には思わぬワナが……。事件は解決に向かうのか!? エロチック本格トラベル推理。
  • 特急「富士」「はやぶさ」殺人交差
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    15分のトリック! 2つの寝台特急で同じ日に同一犯の手によると思われる殺人事件が発生。ハードボイルドに犯人を追う! ――15分差で東京駅に到着する2つの寝台特急。南宮崎発「富士」からは女性の絞殺死体が、西鹿児島発「はやぶさ」からは男性の毒殺死体が、発見された。そして驚くことに、その2人が、死の直前に情交していた証拠が発見された……。おなじみのニヒルな調査員・鏑木一行が、ハードボイルドに事件に挑む、傑作トラベル・ミステリー。
  • 特急「あずさ12号」美しき殺人者
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    殺人現場に常にいた女子高生姿の美女。札幌で昔あった悲しい出来事が、いま、さらに哀しい結末を生むのか!? ――建設会社の社長が、「あずさ12号」の車中で毒殺された。警察は、隣に座っていたという美人女子高生を追うが、4日後、同じ特急で再び殺人事件が起き、また美女が隣にいた。ニヒルな調査員の鏑木一行は、社長令嬢に出会い、解明を頼まれる。被害者同士は古くからの知り合いとわかり、接点と思える札幌へ飛ぶが……。
  • 東京―上野3.6キロの完全犯罪
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    ニヒルな調査員が、また大活躍! 日本の北と南から、同じ頃に出発した2台の寝台特急で起きた1つの殺人事件に挑む! ――上野へ向かう札幌発の寝台特急「エルム」のベッドにまかれた大量の血液は、同じ頃、博多から東京へ走っていた「あさかぜ」車中で殺された悪徳探偵のものだった。解決の糸口すらつかめぬ警察にしびれを切らした、被害者の妹・由美の依頼で、おなじみ「ニヒルな探偵」鏑木一行が調査開始! エロチック本格トラベル推理。
  • 新幹線「のぞみ6号」死者の指定席
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    新宿、渋谷、天文館……、夜と女を巡る事件簿。美女を抱いた男たちが、次々と急死。鏑木一行(かぶらぎいっこう)が「死の女神」を追う、愛と復讐のミステリー! ――新大阪を出た東京行き新幹線「のぞみ6号」の車内で、出張帰りの男性が、青酸により殺害された。鏑木一行は、彼の妻の依頼を受け、死の直前にいたという鹿児島へ飛ぶ。そこで、謎の美女の存在を突き止めたとたん、東京近郊で連続殺人が起こる。彼女は、事件のカギをどこまで握るのか!? 傑作トラベル・ミステリー。
  • 女子刑務所 女性看守が見た「泣き笑い」全生活
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    食欲・性欲・ケンカ欲、あっと驚く人間ドラマ。風呂場からたちのぼる裸身の刺青。塀の中の愛と感動を赤裸々に! ――タフで陽気な女囚たち。壁の内側で繰り広げられる、セキララ生活を初公開! 食欲・性欲・ケンカ欲、風呂場から立ちのぼる裸身の刺青、化粧への執着、同性への恋など、あっと驚く人間ドラマ。新入り女性看守が愛を込め、彼女たちと過ごした日々の、おかしくもありホロッともする泣き笑いをつづる。愛と感動に満ちたルポルタージュ。<『囚われた女たち』改題作品>
  • 古寺再興 現代の名工・西岡常一棟梁
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    伽藍の修理・造営に情熱を注ぐ男の棟梁人生。ひとりの男が、己れの仕事に渾身の力を傾けて挑み成し遂げていく姿を描く! ――強固な信念に生きる、一人の日本人の生き方。宮大工として、古代工人の技能と魂を今に受け継ぎ、伽藍の修理・造営に渾身の力を傾ける、名工・西岡常一棟梁。法隆寺の「昭和の大修理」に携わり、今、薬師寺の白鳳復元に命を注ぐ! その稀有な棟梁人生を描いて、日本の心と伝統を見つめなおす、話題のノンフィクション。
  • 金沢発特急「北陸」殺人連鎖
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    走行中に2つの殺人……最もあやしい人物は、列車の起点と終点にいた! ――寝台特急「北陸」の車内で男が毒殺され、同じ車中で、女がナイフで胸を刺され殺された。それぞれの犯行時刻に、第1の事件の容疑者は起点の金沢に、第2の事件の容疑者は終点の東京にいた。ニヒルな調査員、おなじみの鏑木(かぶらぎ)一行が、女を抱きながら事件を見事解決する、ハードボイルドなトラベル・ミステリー。
  • ゆき
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    雪ん子のゆきは、天と地をまっ白な雪で清める、雪のじんじい・ばんばあの一人娘。ある日、じんじいのいいつけで下界に降りたゆきは、百姓の味方になって、野盗や地主・侍軍と戦い、最後に百姓たちの心の中に生きる魔神に挑戦する……。戦国時代の東北の農村を舞台に、立ち上がる農民を力強く描いた、幻想味豊かな力作
  • はみ出し銀行マンの資産倍増論
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    「亀よりウサギ」が投資の掟……倒産寸前銀行の識別法から、金融商品の利用術まで、絶対得する爆笑エッセイ! ――「株のチャンスは人生でたった3回」「「亀よりもウサギが勝つ」が投資の鉄則」……倒産寸前銀行の見分け方から、商品ファンドの利用法、銀行員の呆れた行状に、ネット長者のからくりまで、新聞・テレビが報じない、爆笑激憤の裏情報、失敗しない資産運用の秘訣を大公開。絶対得する痛快エッセイ!
  • はみ出し銀行マンの金融裏事情
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    言えない、聞けない、ホントの話がいっぱい! バカな行内規則に、セコイ金集め、左遷にイジメ、銀行のウラ、教えます――公的資金で、給料もボーナスも大丈夫! 外資なんかへっちゃらさ! 世間の風当たりが厳しい間だけ、ガマンガマン。日本の銀行マンは、ホントにどーしようもないぜ。あんたたちみんなが、銀行を疑うんだ!! ご存じ「はみ出し銀行マン」が教える、カンタン資産運用から預金防衛策、銀行の裏事情まで。痛快エッセイ登場。
  • チル☆
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    かわいらしい絵&美しい物語。いちばん大切なものだから、みんな忘れて生きている! ――少女・チルの側には、彼女にしか見えない〈くねり〉がいる。青白い顔と黒い尾だけを持っていて、皮肉を言ったり、いじわるしたり。そして、仲良しの老犬・セミマル、遊園地で出会ったマシュマロ、いないはずの弟・ギン……。生きること、失うこと、そして忘れてしまった大事なことを描く、美しくて繊細な、魂の物語。
  • ジョン・レノンから始まるロック名盤
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    1970年代の50枚……レッド・ツェッペリン、ザ・バンド、イーグルス……豊潤なる70年代! ――1970年代、それはロックが熟成の時を迎えた、ビートルズなき後の百花繚乱の時代であった。奇しくもその時代は、1発の凶弾により終わりを告げるのだが……ジョンの死とともに。『ジョンの魂』から始まる、1970年代を代表する50枚のアルバムを一挙に紹介する、王道のロック・ファン座右の書が、ついに完成!
  • 駿河遊侠伝(上)
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    1~3巻660円 (税込)
    14、5の年から博奕を打ち、家出、放浪のあげく、いかさま骰子を使う、暴れん坊・清水の次郎長こと、駿河清水港・米屋次郎八の養子・長五郎。もって生まれた度胸と筋の通った義理と人情で、やくざ仲間で頭角をあらわし、海道筋一の親分と慕われてゆく。俗にいう清水二十八人衆の活躍と、若き日の次郎長親分の人物像を描く。<全3巻>
  • 変体少女文字の研究
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    この文字を知ることは、新人類を知ることだ。21世紀は弱々しく幼稚な社会となるのか? 長期間の執拗な取材で、ついにその謎を判明させた渾身のノンフィクション! ――マンガ文字、丸文字とも呼ばれている〈変体少女文字〉は、昭和53年頃から猛烈に普及しはじめた。この文字に象徴される新しい文化は、弱々しく幼稚な社会を到来させる芽をはらんでいる。角ばった楷書型の男文化が後退し、21世紀の日本人は、誰もが「かわいい」価値観をもち、この文字を書く可能性がある。
  • 平手造酒
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    最後の武士、死地を見つけたり。下総の大利根河原に火花が飛び散る……。印旛沼開削普請をめぐる陰謀! ――渡辺崋山という主を失い、病いに冒されてすさみきっていた千葉道場一の剣の遣い手・平手造酒(みき)は、繁蔵親分に請われて笹川湊へ。印旛沼開削普請でにわかに活気づき、人足仕事を求める人々で膨れあがった下総に渦巻く、様々な思惑。普請奉行となった鳥居耀蔵の命で奔走する太十が見たものとは? <文庫書下ろし>
  • 悲郷
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    友と学園に別れを告げ、日本を脱出した大学生・タケミ。秋の収穫期を迎えたイングランドの農村のファーム・キャンプで働く中で、さまざまな国籍の季節労働者と親しくなり、インドネシア育ちの中国人女性と愛を育てていく。祖国喪失の放浪者の厳しい身の上、人と国家のせつない現実を直木賞作家が描く、青春国際ロマン。異国でのせつない愛、集う若者たちの友情!
  • ドキュメント 敗れざるサラリーマンたち
    -
    倒産、失業、転職……逆境に克つヒント満載! ――出向先で親会社が破綻した千代田生命マン。後戻りできない「片道切符」でベンチャー企業設立に乗り出した富士通部長。短大卒で「キャリアの壁」に挑み続けたキリンビールのOL。失業・転職経験を糧にしぶとく生きるユニクロ店長……。会社人生、「負けながら強くなった」9人のドラマ。会社人生、あきらめるな! <文庫書き下ろし>
  • 今日も銀座へ行かなくちゃ
    -
    ビギン・ザ・ギンザ! まずは、銀座を気ままに泳いでみる。ちょいと足をのぼして、築地市場、月島もんじゃストリート、レインボーブリッジへ……。都市で遊ぶ、都市(まち)を遊ぶ<東京の達人>が、大好きな銀座と、その周辺を歩いて綴る、小粋なコラム集。忘れていた都会人の息づかいが、ちょっぴり懐かしい、しなやかな東京本。
  • 巨泉日記
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    年金もあてに出来ない。日本にまだこだわりますか? ――国も政府も信用しない。年金もあてにできない。「オレのことはオレがやる」……セミリタイアから10年、いよいよ日本脱出は正しかったと思う。体力気力が衰えたら、さらにスローダウンし南半球に「定住」もいい。ニュージーランドの格安快適生活に加え、「ひまわり暮し」の実情を詳細に報告。『巨泉 人生の選択』生活編第3弾!
  • 与謝蕪村
    -
    蕪村の新体の詩「澱河歌」は、淀川を艶なる女体の横たわる姿と見立てたところに生れた……とする記念碑的な評論「『澱河歌』の周辺」以下、大胆な発想と、一字一音一句をもゆるがせにしない確乎たる鑑賞眼で、この画俳の詩句の神髄を、鮮やかに解きあかす。詩心をもって詩心を探り、詩空間に遊ぶ喜びも堪能させる、鑑賞と評論の書。詩人による評価高い評論とともに、44句を取りあげた鑑賞篇が圧巻。詩作品の鑑賞・評論を中心とした蕪村の全て。
  • 愛と哀しみのライカ
    -
    世界の逸品が心にくい演出を施すダンディズム。ライカ、ローレックス、ダンヒル、ゼロ・ハリバートン、モンブラン、ダビドフ、クリストフル、ピューター・フラスコ、レイバン、シャネル。世界の一流品が物語に新鮮な息吹きを与える。思いっきり粋で、センスが光る、まったく新しいエンターテインメント小説。
  • 早烏 裏十手からくり草紙
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    妖怪・鳥居耀蔵に見込まれ、太十は支配なしの十手片手に天保の闇を走る! ――市川真間(まま)の座頭であった父親らを不審火で殺され、天涯孤独の身となった太十は、賭場の喧嘩がきっかけで、江戸の口入屋・おもんの家に転がりこんだ。老中・水野忠邦の下で、天保の世情を騒がす鳥居耀蔵に見込まれた太十は、支配なしの十手片手に、夜まだ明けやらぬ街に目を光らせる「早烏(さがらす)」となる……。〈文庫書下ろし〉
  • おとこ・おんなの民俗誌
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    一夜妻・よばい・色好み・ふんどし・赤不浄・中棒・密通・遊女・ぼんがま等々、性に関する言葉や行為、結婚の形態や古来からの慣習などの由来や変遷、地域的相違を、民俗採訪や多くの古典・文献をもとに論証。民俗学の性や結婚の分野を論じながら、興味本位に流れるのを避け、積極的に学問への道をさぐった好著。
  • 履歴書
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    女優、クラブ経営者、作詞家、作家……と才色兼備を地で行く著者が、みずからのはげしい人生をふり返ってつづった、我が青春時代を彩る作品の数々。純粋詩、作詞、小説、エッセイ、交遊録から、その代表的作品を自ら選んで、作家へ至る道のりを、読者に熱い思いをこめて伝える、珠玉の1冊。
  • 霧枯れの街殺人事件
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    霧で人間まで草のように枯れていく……。霧深い北の街の奇怪な事件。本格ミステリー――北国の街、久寿里。1年の半分は霧に、冬は雪と氷に閉ざされた所だ。真夏でもぐずつくことの多い空に人々の心は晴れない。この街で、さらに陰鬱な事件が起こった。若い女性の首吊り死体と密室の中の首なし死体が発見されたのだ。署長に嫌われ捜査の主流から外れた4人の刑事が犯人を追う! <『霧の町の殺人』改題作品>
  • 草の臥所
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    見わたす限り青く深い、草のうねりの中に身をうずめ、別れた男への絶望とたえがたい憧憬を内に焦がす二人の女の、怪しげな交友と亀裂、時にひびわれて暴発する性への傾斜、足を踏みいれた沼地の闇を手探りに探す愛の形を、凄まじい生理感覚で描き出し、津島文学の一転機を画したとされる傑作集。泉鏡花賞受賞作品。
  • 人は50歳で何をなすべきか
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    あなたの人生を決める50歳の生き方を問う! ――全共闘時代のリーダー・田村正敏や羽仁五郎、カリスマ経営者として名を馳せた樋口廣太郎、大賀典雄、また草創期のメディア界で才能を発揮した永六輔、大橋巨泉……。戦後の日本に大きな足跡を残した著名人たちは、人生の転換期にどんな決断をしたのか!? 中高年期を充実させるための知恵が満載の人物ルポ。
  • 鹿鳴館貴婦人考
    -
    鹿鳴館の時代は、男たちにとっては、ファルスであったにすぎないが、共演した女たちにとっては、残酷なドラマであった。井上武子、伊藤梅子、大隈綾子、大山捨松、森常ら、近代日本を形成した若き獅子の夫人たちの、おびただしい汗と涙が、カドリールの曲や、バッスルのドレスのかげから浮かびあがってくる。
  • 吉田ルイ子のアメリカ
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    柔らかく可能性に満ちた国は、激しく病んでいる! ――I hate but I love……私の青春を主張できたアメリカ、個人の自由を主張させてくれるアメリカは好きだ。しかし、アメリカ至上主義が大国意識となる時、私はアメリカが嫌いになる。……吉田ルイ子という、小さな体に無限大な人間へのやさしさを抱いてしまった、フォトジャーナリストの誠実な肉声! アメリカ、好きで嫌いな国!
  • 危険な関係
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    大学生・世良高行のまわりに、奇怪な出来事が続いた。常用する薬のなかに毒薬、出生の秘密と暗い末路を予言する手紙、父の突然の死と、全財産を彼だけに譲るという父の遺言状。謎の中、再び伸びた魔手を脱した高行は、関係者をそろえ、犯人糾明のため偽装自殺を試みたのだが……。殺人者の心理、青春のおごりをきめこまかい文章でみごとに描いた、江戸川乱歩賞受賞作。
  • 絵の中の殺人
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    現役を引退した元プロ野球選手。なぜか第2の人生は、美術学校の事務員。その歓迎会の夜、上司がアトリエで殺された。だが1年前には、理事長が殺されていた。今回の被害者は、実は理事長の子飼いだった。理事長の威光をかさに粛清を行っていた悪評の人物。事件はにがい思いをした者たちの反撃なのか。それとも? 元野球選手の探偵が決めた見事なスクイズ。美しい絵画が凶器になった? トリック・ミステリーの傑作。
  • 愛する嘘を知ってますか いちばん言いたくなかった26項
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    愛や恋とひとくちに言いますが、すべての女性にとって、これほど苛酷で厳しい修羅場はないんじゃないかしら。もし彼にすてきな女と思われ、その愛を獲得したいなら、あなたはあらゆる努力と手練手管を尽くさなければね。あなたの人生を豊かに包む幸せを掴むのは、一にも二にもあなた次第なのですから……。
  • 愛すること 愛されること
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    求める、与える、闘う愛……あなたはどれだけ人を愛せる? 未婚の母のもとに生まれ、瀕死の事故、結納直前の海外逃避、売れない俳優との出会い、高齢出産、貧乏、夫の浮気……さまざまな体験を通して知った愛の力、自分を変えた愛の数数を綴った感動エッセイ。愛する人が増えるほど、あなたの「愛の袋」が増えます!
  • 愛がわからなくなったら読む本
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    「この人しかいない」そう心に決めた恋人と別れ、人生まっ暗、涙も枯れ果てて……。男に都合のいい女、だまされやすい女、男に逃げられる女、いつも運を逃してしまう女。こうした女にならないために、どう行動すべきか? さまざまな愛、葛藤、別れをみつめてきた恋愛論の権威が説く、恋愛指南の快エッセイ。
  • はい、ニュースキャスターです NHKを10倍楽しむ法
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    ニュースセンター9で人気だったニュースキャスターが綴った「ちょっといい話」がいっぱい。ブラウン管には映らない、裏側で起こっている知られざるエピソード。腹をかかえる笑話、語るも涙、聞くも涙の苦労話、ほのぼのとした情話など、ドラマ部、演芸部、青少年幼児部……と、NHK局内で発掘したテレビ屋の泣き笑い。
  • ドント・ディスターブ
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    愛し合ったはずの男女が迎える別れの凄惨――劇美しい才女と愛人関係になれた中年サラリーマンの唐木は、はじめ有頂天だったが、次第につのる彼女の驕慢さを持てあますようになる。妻子ある唐木に対して、結婚要求をはじめ、あらゆる難題をつきつけるのだ。そして今夜も、彼女の命ずる通り、ホテルの部屋に行く。いつものように「ドント・ディスターブ」の札が下がる。妻と愛人の間で立往生した唐木は別れを決意するが……。荒廃の愛、恋愛の裏面を描く秀作集。
  • その人を愛せますか けっして後悔しない愛、性、生き方
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    女性はとかく、過去の愛を引きずり、現在を生きがち。それに対して、男はいつも、現在・未来のために女性を求める。このとき男が求める女性は、およそ2つのタイプがあり、星型とクッション型だ。さて、あなたは、男の希望の星? それとも家庭で安らぎを与えるクッション型? その選択のために、本書は役立ちたいのです。ベスト・ラヴを得るための好著。恋の綱引きが上手になるテクニックを教えます!
  • キャスター駆け出す
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    ニュースキャスター初日からいきなり国会を体当たり取材したり、「海外たすけあい」の取材で訪れたアジア地域の貧困と病苦の現実を目のあたりにして考えたことなど、人気キャスターが駆け出し時代をつづる。ブラウン管からはうかがえない、意外にひょうきんでちょっとドジな所もある素顔がのぞくエッセイ。
  • おとこの天気 おんなの元気 おとこの事典
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    女遊び、結婚、勝負など、男の生活用語から男を斬る! ――おとこだけに特有の持ち物、行動、心理。それらをキー・ワードとして観察するとき、おとこの本質・本音がみごとに浮かび上がる。具体的な事件やエピソードで、軽妙かつリアルに「女性とはちがう生物」であるおとこを描く、ユニークなエッセイ事典。おとこが理解できなくて悩んでいるあなたに、必読の読み物。この1冊でおとこの正体がよくわかる!
  • 「非まじめ」思考法
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    「非」は、人類最高の英知である。行きづまったら「非まじめ」になれ。「非まじめ」こそ、脳と心身を自在に動かす秘訣である。境にとらわれず境を活かす。ゼロビット発想に立てば、短所は長所。自由自在は無垢識から。修理とは壊すこと。……アイデアがどんどん湧き出るロボット博士の型破り「非まじめ」思考法。
  • 「伊勢物語」「土佐日記」を旅しよう 古典を歩く2
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    王朝びとの都への熱く深い思い。和歌が紡ぐ「歌物語」の典型の2つの古典を道づれに、日本の心を訪ねる! ――和歌が紡ぐ「うたものがたり」の典型、「なにしおはば……」の『伊勢物語』と「男もすなる日記……」の『土佐日記』。2つの古典に浮かび出る王朝びとたちの、「都」への熱く深い思い。けわしい山路や、海の路に、彼らの心をたどる。歌を道づれに、日本の心を訪ねよう。<古典の旅シリーズ『伊勢物語/土佐日記』改題作品>
  • 女獣戦線<ファントム戦士伝説1>
    -
    1~10巻660円 (税込)
    沢村ゆり、復活! 圧倒的なパワーとエロスを発散させ、魔女軍団と激烈な闘いへ! ――超美女にして、ナンバーワンの女戦士・沢村ゆりが、世界の悪者退治のために再登場。だが、こんどの相手は、いままでのいかなる敵よりも強大な力を秘めた妖女マダム・マヌーだ。「勇者伝説シリーズ」で活躍した勇士の中の勇士・矢沢高雄の志を継ぎ、圧倒的なパワーとエロスを放つ、ゆりの新戦士物語の開始! <全10巻>
  • 浪漫疾風録
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    みんなが奇体なエネルギイに充ちていた。いつでも走ろうとし、走ってはころんでいた。編集者を経て作家に、「EQMM」誌創刊の頃より激動のミステリー戦国時代の裏も表も知り尽くした筆者ならではのエピソードがいっぱい。推理小説ファン必読、実名表記による、疾風怒涛のミステリー・グラフィティ。戦後ミステリー界の騎手たちの裏面史を描いた傑作小説。
  • 幕末ガンマン
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    高杉晋作の用心棒は天下無敵のガンマン! 動乱の幕末を生きた男たちの夢と情熱――幕末に日本を脱出した天涯孤独の男・捨(すて)は、船上で高杉晋作と奇しき出会いを持つ。動乱の上海に着くと、米国からの流れ者ガンマンに弟子入り、手練の早業を身につける。はたして、彼の目的は何か? 風雲急を告げる幕末の日本と上海を舞台に、無敵不屈の用心棒が送った波乱数奇の生涯を描く、傑作時代小説。

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