見延典子の作品一覧

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作品一覧

2021/02/26更新

ユーザーレビュー

  • 頼山陽 下
    下巻では、20年来の念願であった『日本外史』がついに完成し、松平定信のお墨付きも得て、いよいよ功成り名を遂げた山陽が、惜しまれながら病に倒れるまでを描いています。

    最後まで『日本外史』に手を入れつづけようとする山陽の気迫が心を打ちます。
  • 家を建てるなら
    我が家を建ててから、ようやく3年になる。

    あの頃を思い出してみると、大きな失敗はなかったとは思うが、もう少し考えてから判断すればよかったかな・・

    と思えることも幾つかある。

    やはり「家を建てること」は普通は「一生に一度の大きな買い物」であるので、取り返しがつかないからだ。



    この「家を建て...続きを読む
  • いつのまにか晴れた空
    著者の第二作で、六篇収録の短編集。表題作は昭和50年代の女子大生の就職難を描いたもので、軽やかながらも女性のたくましさをのぞかせる文章で内容も面白いが、やはり今では既視感を覚えないほどのアナクロ臭さに溢れていると感じざるを得ない。ただ人間の機微ややりきれない現状を悪気を感じないユーモラスな表現で描い...続きを読む
  • 頼山陽 下
    長編歴史小説にしばしば(司馬司馬)挫折する私には珍しく、最後まで飽きずに読めた。資料を渉猟したと思うが、作中の蘊蓄は最小限にとどめてくれていて、大変助かる。論文のような歴史小説が多い中、本来小説とはこういうものだと思う。早すぎた近代人として頼山陽を捉え、生活者としての視点からその事跡をたどるのは安易...続きを読む
  • 頼山陽 上
    頼山陽は「風雲児たち幕末編」にもなぜか登場しない。本書が小説で頼山陽を描いた初出と思う。今後、これが人物像の基本になるだろう。上巻は、頼山陽が周りを不幸にしまくって、自己実現していくだけの話で、主人公視点だからまだ読めるが、被害者視点からなら、周りが彼を甘やかしているとしか見えない。特に玉蘊はかわい...続きを読む

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