狂言ってなんだ!?作品一覧
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-伝統文化は現代人にとっても楽しい。古臭いと思われがちの伝統文化も実践してみると意外な面白さが発見できるもの。また、伝統芸能や古典文芸、美術作品などには素晴らしい名作がたくさんあります。言葉遣いが古いからとかなじみがないからつまらないとは限りません。長い年月を超えて生き続ける作品には現代人も感動できる何かがあるのです。この本の前半では伝統文化を現代の生活の中で楽しむコツを、後半では歌舞伎・文楽、能・狂言や文芸・美術などさまざまな名作の本質を解説します。
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-十三代目市川團十郎白猿襲名を控える市川海老蔵、そして講談界に旋風を巻き起こした神田伯山(元松之丞)――二人に象徴されるように、伝統芸能の世界が、いま熱い! その最前線を見続けてきた九龍ジョーが、歌舞伎・文楽・能・狂言・落語・講談・浪曲・新派・ストリップと分野ごとに注目のスターたちを紹介する評論集。 登場する主な芸能者たち <歌舞伎> 市川海老蔵・市川猿之助・尾上右近・尾上菊之助・尾上松也・中村壱太郎・中村勘九郎・中村児太郎・中村七之助・中村獅童・中村隼人・坂東玉三郎・坂東巳之助・藤間勘十郎・松本幸四郎 <能> 梅若実・亀井広忠・川口晃平・坂口貴信・谷本健吾 <狂言> 茂山千之丞・野村萬斎 <文楽> 竹本織太夫 <落語> 春風亭一之輔・春風亭昇々・瀧川鯉八・立川吉笑・立川志らく・柳家権太楼 <講談> 神田伯山 <浪曲> 玉川太福 <新派> 河合雪之丞・喜多村緑郎 <ストリップ> 石原さゆみ・みおり舞・武藤つぐみ
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-大学生の皆口誠は、血の繋がらない姉の伊織の独身最後の旅行に同行し、孤島の別荘にやってくる。旅行には美人家政婦の綾音と、姉の友人の美喜、姉の先輩で人妻の明日菜も参加し、美女に囲まれた魅惑のバケーションが始まった。 だが最初の夜、誠を筆下ろしをしてくれた美喜が密室で何者かに殺されているのが発見される。 それは伊織を驚かす狂言だと判明するが、それをきっかけに誠は、サプライズの共犯者として綾音や明日菜から淫らに奉仕される快楽の孤島生活を満喫する。その裏で、真の殺人計画が進行していると知らないままに…! 鬼才が描くミステリと官能の融合意欲作。あなたは最後まで騙されずに読めるか!?
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-有職故実や当時の生活が分かれば、古典はもっと面白い! 古墳時代から江戸時代まで、人々の服装・住居・家具・武器・年中行事の詳細を、豊富な図版と写真を用いて解説する。創作の参考書としても最適。底本は『有職故実 日本の古典』(角川書店)。 ◆目次・一部抜粋◆ 【上代―日本文化のあけぼの―】 服飾――古噴時代 衣裳/髪型と化粧/鬘/髻華・插頭/領巾/襲・襷/玉/装身具/履・冠 服飾――飛鳥・奈良時代 袍袴・裙/礼服/朝服/制服・肩衣/袖と紐/櫛/鏡 武具 刀剣/甲冑/弓/矢/靫/楯/矛 住居 調度 【中古―貴族の世界―】 男子の服飾 冠/袍/下襲/単/表袴/石帯/太刀/笏/沓/布袴/衣冠/烏帽子/直衣/指貫/扇/狩衣装束 女子の服飾 裳/唐衣/袿/単/袴/小袿/細長/額・釵子/比礼・裙帯/汗衫/衵/壷装束/襲と打出・押出 容姿・容飾 容姿/化粧/整髪 調度 屏障具/座臥具/家什具/燈炉具/飲食具/整容具 輿車 輿/車 住居 年中行事 【中世―武家の世界―】 甲冑 大鎧/障子板/威/腹巻/胴丸/腹当 武器 弓/矢羽/箙/空穂/太刀/薙刀/鑓 馬具 鞍/唐鞍/和鞍/移鞍/水干鞍 武芸 流鏑馬/笠懸/犬追物 衣服 水干/直垂/大紋/素襖/行騰 連歌 連歌の歴史/懐紙 芸能 散楽/猿楽/田楽/能/狂言/曲舞/幸若舞/延年/白拍子/琵琶法師 【近世―町人の世界―】 貨幣 両/金/大判/小判・一分判/丁銀・豆板銀/銭/銭差/阿替商/天秤 衣服 頭巾/帽子/笠/裃/打掛/小袖/被衣/布子/合羽/帯/脚布/足袋 結髪 月代・二つ折り/立髪/糸鬢/四方髪/法体/笄髷/ぐる髷・角ぐり髷/勝山髷/島田髷/吹鬢 交通 駕籠/乗掛馬/菱垣廻船/過書船/高瀬舟/ 年中行事 演芸 遊里
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人ときのこの関わりがよくわかる、日本人ときのこにまつわる興味深い話が満載の、類を見ない貴重本。 古来から日本人がきのこに親しんできた歴史を、過去の説話、日記などから探る。 1章 奈良時代―中国文化の影響/秋の香/きのこの呼び名など 2章 平安時代―ヒラタケ騒動/毒殺を図る/踊る尼さんなど 3章 鎌倉時代―特別なきのこ/天皇もマツタケ山へ/女性のきのこ狩りなど 4章 室町時代―きのこの狂言/天皇に献上されたきのこなど 5章 安土桃山―秀吉のためにマツタケを植えるなど 6章 江戸時代―マツタケ市が立つ/さまざまな献立/菌類図譜が出るまでなど ※本書以外に、日本人のきのこ文化の歴史を扱った資料はなく、貴重な一冊。
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4.0野村萬斎は、今では子どもから大人までその名を知る人気俳優であり、演出家としても活躍する、狂言方・和泉流の能楽師。だが、多くの伝統芸能の役者の中で、なぜ彼だけがそうなれたのか。萬斎個人の軌跡、政官界から作家・永井荷風らともつながる華麗なる家系はもちろん、能・狂言の歴史を丁寧に紐解き、それぞれの流派の背景や、明治維新から戦後、そして現代までの流れをわかりやすく解説する。古典芸能の教養書。
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-『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』ほか全九一篇、登場人物二〇〇〇人による壮大な「人間喜劇」を構想したバルザック(一七九九―一八五〇)。富と名声を求めて旺盛な創作活動に邁進し、天才と俗物の間を生きた。その彼を終生敬してやまなかった伝記作家が、五一年の生涯を情熱的に描いた遺作にして最高傑作。〈解説〉宮下志朗 目次 第一篇 青春と初舞台 第一章 少年期の悲劇 第二章 運命への早まった問いかけ 第三章 オラース・ド・サン・トーバン小説工場 第四章 ベルニー夫人 第五章 商業的幕間狂言 第六章 バルザックとナポレオン 第二篇 仕事部屋のバルザック 第七章 三十男 第八章 書斎のうちとそと 第九章 カストリー侯爵夫人 第十章 バルザック自己の秘密を発見す 第三篇 小説を地で行く 第十一章 未知の女 第十二章 ジュネーヴ 第十三章 ウィーンの別れ 第四篇 小説家バルザックの栄光と悲惨 第十四章 破局の年一八三六年 第十五章 イタリア旅行 第十六章 転機の年 第十七章 サルデーニャの銀山 第十八章 芝居の投機 第五篇 『人間喜劇』の作者 第十九章 ハンスカ夫人征服の戦い 第二十章 『人間喜劇』 第二十一章 最初の挫折 第二十二章 蒐集家バルザック 第六篇 事の成就と終り 第二十三章 最後の傑作 第二十四章 ウクライナのバルザック 第二十五章 結婚と帰国 第二十六章 おわり
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5.0『ゴリオ爺さん』『谷間の百合』ほか全九一篇、登場人物二〇〇〇人による壮大な「人間喜劇」を構想したバルザック(一七九九―一八五〇)。富と名声を求めて旺盛な創作活動に邁進し、天才と俗物の間を生きた人間の魅力をあますところなく描き切った本格評伝。 【目次】 第一篇 青春と初舞台 第一章 少年期の悲劇 第二章 運命への早まった問いかけ 第三章 オラース・ド・サン・トーバン小説工場 第四章 ベルニー夫人 第五章 商業的幕間狂言 第六章 バルザックとナポレオン 第二篇 仕事部屋のバルザック 第七章 三十男 第八章 書斎のうちとそと 第九章 カストリー侯爵夫人 第十章 バルザック自己の秘密を発見す 第三篇 小説を地で行く 第十一章 未知の女
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-喜怒哀楽を操り、共同体を再生させ、時に神や亡霊をも呼び出す舞台芸術の魅力は如何に生み出されるのか。ギリシア悲劇を範とし、オペラやバレエへと拡散していく西洋演劇史を踏まえつつ、能、文楽、狂言、歌舞伎といった日本の伝統芸能や中国の京劇、バリ島の舞踏も取り上げ、その真髄を鮮やかに描き出す。自らも演出家として活躍した演劇研究の泰斗が、歴史・理論・実作を一本の線で結ぶ入門書の決定版。 解説・平田オリザ *本書は、1996年に放送大学教育振興会より刊行された『舞台芸術論』を再編集し、改題のうえ文庫化したものです。 【目次】 はじめに 第1章 演劇 この多様なるもの 第2章 劇場の系譜 第3章 劇場とその機構――システムとしての劇場 第4章 演じる者の系譜 第5章 稽古という作業 第6章 劇作の仕組み 第7章 悲劇と運命 第8章 喜劇と道化 第9章 近代劇とその対部――前衛の出現 第10章 東洋演劇の幻惑(一) 第11章 東洋演劇の幻惑(二) 第12章 前衛劇の地平 第13章 理論と実践――世阿弥の思考 第14章 オペラとバレエ――新しいキマイラ 第15章 舞台芸術論の現在 おわりに 解説 参考文献
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4.1早川拓は民放局BNSの新人アナウンサー。持ち前の明るさで看板情報番組のレギュラーに抜擢されたものの、先輩アナウンサーの北岡観月には叱られてばかりの毎日。北岡の冷艶な美貌と堅物ぶりは局内でも有名だったが、きつく当たられるのにはそれ以上の何かが? ある日拓は番組の担当コーナーで若手狂言師・久納卯月をゲストに迎えることに。なぜか非協力的な卯月を相手になんとかその場をしのいだ拓を初めて褒めてくれた北岡だが、その態度は不自然なほどにぎこちない。意志疎通ができないことに焦れ、思わず北岡を抱きしめてしまった拓に彼は予想だにしない言葉を告げてきて…。時代の先端をゆくテレビ局と、由緒正しき古典芸能の世界を舞台にしたエンターテインメントラブ。書き下ろしはタブーな恋に挑む卯月の物語。
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-「京都デスティネーションキャンペーン 第54回京の冬の旅」は、「京都にみる日本の文化」をメインとして、「京の御大礼 雅の御所文化」と「明智光秀と戦国の英傑たち」がテーマです。 本誌では、全15カ所の寺院で行われる非公開文化財の特別公開を特集。今回は皇室にゆかりのある寺院・寺宝のほか、明智光秀が主人公の大河ドラマ『麒麟がくる』の放映にちなんで、戦国武将に関連する寺院を中心に、それぞれの寺院の見どころが満載です。あわせて、効率よく非公開文化財をめぐる「定期観光バス特別コース」も紹介しています。 巻頭企画では、平安遷都から1000年以上もの間、京都で執り行われた御大礼の調度品の数々を掲載。また、京都で能楽を楽しむ魅力について伺った能楽師・片山九郎右衛門さんのインタビューや初めての方でも親しめるポイントをまとめた「京で嗜む能・狂言の世界」のほか、京都での伝統行事・伝統工芸・衣食住遊に見る「粋と雅の御所文化」を特集、「明智光秀ゆかりのスポット」も見逃せません。 京の冬の旅ならではの観光プラン「京都『千年の心得』」など、さまざまなキャンペーン情報も盛りだくさんです。
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-「知らざあ言って聞かせやしょう。浜の真砂(まさご)と五右衛門が歌に残せし盗人(ぬすびと)の種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪(しらなみ)の夜働き、以前を言やあ江の島で年季勤めの児(ちご)ヶ淵(ふち)、江戸の百味講(ひゃくみ)の蒔銭(まきせん)を当(あて)に小皿(こざら)の一文子(もんこ)、百が二百と賽銭(さいせん)のくすね銭(ぜに)せえだんだんに悪事はのぼる上(かみ)の宮(みや)……」弁天小僧をはじめとする、ご存じ白波五人男の勢揃い。題名どおり錦絵そのままの華麗なるピカレスク狂言。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 欲望ゾクゾク!! 1冊まるごと実体験【コミック・漫画】 ●体験ルポ ・オヤジ添乗員と行くとってもHなハワイ旅行 ツアコンほどオイシイ商売はない ・私、6人の女と同時に付き合ってるんですが… ハーレムとはほど遠いこの現実 ・ホモの美人局で私を騙したホスト アンタ、私の男に手を出したわね! ・素人女の下着生脱ぎオークションに行ってきた スポーツ紙の三行広告で見つけた ・今夜も窓からおじゃまします ノゾキ人生15年、見ているだけじゃ物足りない! ・奥多摩の山中にヘルスの売り上げ金を埋めたら… まさか地震が来るなんて! ・オレたち“狂言強盗”やってます ゲーセンのダミーカメラを逆手に取って ・オレが昔、カジノの金を強奪したなんて誰も知らない ・生物学の女教師にエクスタシーを作らせる ・ボクはもう二度と東京へは行きません 3日に一度はエロいハプニングが起きるだと? フザけんな~! ・おいでませ、「壁の穴」へ 私、1年半も男のチンコをしゃぶってました ・京都・北山の有閑マダムに月50万で買われたボク 愛人オークションで ●特集 小銭儲けアイディア集 ゼニが欲しけりゃ、せこせこ稼げ ・せこく稼ぐための8つの心得 ・僕も私もやってます! 小金稼ぎアイディア集 ・リスキーだけどやってみました ・手っとり早く稼ぎたい人に裏バイト完全ガイド12 ・落ちている金を拾いに行こう ・小遣い稼ぎの本道は手間を惜しまず地味~に動く ●連載 ・いたずら和尚ナムサン ・河内真佐久・男の願望を叶えるシリーズ ・とがしやすたかの ウソだろ、オイ! ・教えて、キャサリン! ・くにがね&松本もハメハメ大統領 ・ほがらか信じる君 ・懸賞付き「裏モノ間違い探し」 ■著者 鉄人社編集部 編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ※一部変更して再申請している作品です。お間違いないようお気を付けください。
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3.5自殺を予告する、見知らぬ女からの手紙。それを受け取った日、人生は破滅へ転じ始めた――コニャック・ミステリ大賞受賞作家の話題作。人気ドラマの原作シリーズ最新刊! イヴの夜、ラジオパーソナリティーのクリスティーヌに届いた1通の自殺予告。その日から彼女は何者かの悪意に運命を狂わされていく。なりすまし、放送事故、家宅侵入、暴行疑惑――誰が何の目的で彼女を追いつめるのか。巧妙な手口に警察や周囲の誰もが狂言を疑うなか、姿なきストーカーは死へ誘う究極の罠を仕掛けていた。同じ頃、休職中の警部セルヴァズにも差出人不明の小包が届き……。
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4.0神田・お玉が池に住む岡っ引きの佐七親分。京人形のような色男ぶりから「人形左七」と呼ばれる彼は、明晰な頭脳で多くの事件を解決する名探偵でもあった。羽子板のモデルになった娘が次々に殺される、佐七初登場作「羽子板娘」。隠居した元大身の旗本が主催する、月見の宴で招待客が殺され、四つの証拠品がそれぞれ別の客が犯人だと示唆する「名月一夜狂言」。恋女房のお粂、子分の辰五郎と豆六と共に活躍する、佐七の名推理を描いた17編を収録。ミステリ界の巨匠による人気捕物帳シリーズから、選りすぐりの本格ミステリを収録した決定版!/【目次】羽子板娘/名月一夜狂言/戯作地獄/生きている自来也(じらいや)/出世競べ三人旅/鶴の千番/春色眉(まゆ)かくし/彫物師の娘/春宵(しゅんしょう)とんとんとん/狐の裁判/当り矢/風流女相撲/たぬき汁/遠眼鏡(とおめがね)の殿様/呪いの畳針/ろくろ首の女/初春笑い薬/編者解説=末國善己
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-目 次 第一章 神楽 神も笑い人も笑う 第二章 言の葉 言霊の幸はふ国 第三章 物語 異界からの来訪者 第四章 仮名 日本語の成立 第五章 国風 日本人の美意識 第六章 今様 「日本第一の大天狗」の秘密 第七章 誑惑 だましだまされる 第八章 戯画 宗教画として見る 第九章 凡俗 「達人」と「くらき人」 第十章 御伽噺 浦島説話の変遷 第十一章 禅画 瓢箪ナマズの禅問答 第十二章 同朋衆 笑いを生む社交の場 第十三章 頓智 風狂と栄衒の大喧嘩 第十四章 狂言 救済劇として観る 第十五章 俳諧 連歌から生まれる笑いの文藝 第十六章 寓話 動物に仮託した人間の性(さが) 第十七章 笑話 笑いで教化する 第十八章 浮世 虚の笑いと実の笑い 第十九章 軽口 落語家の三人の祖 第二十章 気質 「気質(かたぎ)」と「気質(きしつ) 第二十一章 遊里 誰もが知りたい「手練手管」 第二十二章 非常 中国笑話の流行 第二十三章 川柳 笑いのシステム化 第二十四章 遊戯 パロディとしての狂詩・狂歌 第二十五章 諷刺 自嘲の笑いが諷するもの 第二十六章 俳画 画俳両道の人 第二十七章 論争 尊大のおや玉vs浮浪士(のらもの) 第二十八章 半可通 色男、金あり、力なし 第二十九章 化物 虚を虚として楽しむ 第三十章 捷才 笑いのない笑い 第三十一章 滑稽 卑俗コンビの人気 第三十二章 漫画 「笑門来福」の教え 第三十三章 日本の笑い
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 身に覚えのない罪を着せられ、 人生を奪われた人々がいる。 隠された証拠、強要された自白、誤った鑑定、 偏見と憶測が生んだ致命的な誤認――。 本書は、国内外で実際に起きた35件の冤罪事件を、 「濡れ衣」 「死刑確定からの逆転無罪」 「真犯人の存在」 「でっちあげ」 など 多様な角度から描き出した実録集である。 誤り続けた捜査、崩れ落ちた証言、覆された判決。 長い年月の果てに明らかになった“真実”は、 正義がいかに脆く、危ういものかを突きつける。 なぜ無実の人が犯人にされたのか。 どこで正義は道を誤ったのか。 事件の全貌をたどるとき、 あなたは冤罪という現実に何を思うだろうか。 ■目次 ●第1章 濡れ衣 国内編 ・無罪を証明する証拠品を隠蔽し続けた検察の大罪 布川事件 ・2園児殺害容疑で逮捕された保母が完全無罪を勝ち取るまで 甲山事件 ・1人の青年を無実の罪に陥れた暴力団員らの目撃証言 福井女子中学生殺人事件 ・冤罪を晴らしたDNAの再鑑定と、真犯人と思われる男の存在 足利事件 ・被害者主婦に言い寄っていた刑務官の義父が逮捕されたが 平野母子放火殺害事件 ・担当刑事が、女性看護助手の恋愛感情を逆手に偽りの自白を強要 湖東記念病院人工呼吸器事件 ・車載カメラの映像分析で、犯人とされた中学教師の無罪を証明 三鷹バス痴漢冤罪事件 ●第2章 濡れ衣 海外編 ・殺人犯に仕立て上げられた黒人ボクサーの不屈の闘い ルービン・カーター事件 ・13歳の新聞配達少年を殺害したとして投獄された4人組 英ブリッジウォーター・フォー事件 ・DNA検査により濡れ衣が晴れ、逮捕から30年後に釈放・無罪に コーネリアス・デュプリー事件 ・軍事政権下、共産主義革命を企てたとして22人を不当逮捕 韓国・釜林事件 ・無実の罪で38年間投獄されたイギリス史上最長の冤罪事件 英マージーサイド州、ダイアン・シンダル殺害事件 ・殺人犯の汚名を着せられたプエルトリコ人男性が獄中で何度も自殺未遂 米イリノイ州、11歳ベビーシッター強姦殺害事件 ・アメリカ裁判史上最大の汚点 ウエスト・メンフィス3事件 ・なぜ、殺されたホームレス男性の遺体の写真にハエの産卵痕がなかったのか? キルスティン・ロバト事件 ・母親が殺したとされた幼子4人の本当の死因は先天性遺伝子疾患だった キャスリーン・フォルビッグ事件 ●第3章 死刑確定からの再審無罪 ・祈祷師一家殺傷事件の犯人として獄中に34年 免田事件 ・再審の扉を開いたのは死刑判決を下した高松地裁の元裁判官 財田川事件 ・警察が自白誘導のためスパイを送り込み、血痕が付着した掛け布団を捏造 松山事件 ・6歳の幼稚園女児を誘拐・殺害したとして確定死刑囚に 島田事件 ・一家4人殺しの犯人として獄中に47年、身の潔白が晴れるまで58年 袴田事件 ●第4章 真犯人は別にいた ・妻子を殺した真犯人は同じアパートに住んでいたシリアルキラー ティモシー・エヴァンス事件 ・事件発生から22年後に真犯人が名乗り出て冤罪を証明 弘前大学教授夫人殺人事件 ・ヒッチコックの映画「間違えられた男」の題材に 米プルデンシャル保険会社強盗事件 ・少年5人逮捕の13年後、別の服役囚が犯行を自供 米セントラルパーク・ジョガーレイプ事件 ・多くの人命を救った英雄が一転して第一容疑者に 米センテニアル・オリンピック公園爆破事件 ・逮捕された少年の服役後に真犯人が判明。担当の刑事は自殺 韓国・ヤクチョン五叉路交差点タクシー運転手殺人事件 ・婦女暴行容疑でタクシー運転手を誤認逮捕。刑期終了後に真犯人現る 氷見事件 ●第5章 でっちあげ ・被害者主婦の作り話と思い込んだ、福島県警いわき東署の大失態 いわき狂言強盗でっちあげ事件 ・全ては女性セラピストの誘導尋問による虚偽記憶だった 米マクマーティン保育園裁判 ・身内の犯行を隠蔽するため、届け出た善意の主婦を犯人に 大阪府警堺南警察署「拾得金ネコババ犯」でっちあげ事件 ・モンスターペアレントによる虚偽のクレームが大事件に発展 福岡「殺人教師」でっちあげ事件 ・被害女性が後に殺人罪で逮捕、全て作り話だったことを告白 米デューク大学ラクロス部レイプ捏造事件 ・仕事でやむなく車を停めた男性の正論に激昂し「暴行!暴行!」と無線連絡 築地警察署女性巡査による虚偽通報・不当逮捕事件 ・障害者郵便制度不正利用の指示を出したとして厚労省の局長を不当逮捕 大阪地検特捜部主任検事証拠フロッピー改ざん事件 ★本書掲載の情報は2025年11月時点のものです。 ■著者 鉄人ノンフィクション編集部