作品一覧

  • 柳橋ものがたり 船宿『篠屋』の綾
    3.3
    1~10巻770円 (税込)
    しっとりとした筆致で、江戸に生きる人の綾を時代推理の俊英が描く 訳あって武家の娘・綾は、江戸一番の花街の入り口に建つ船宿の住み込み女中に。 そこで遭遇した思いがけぬ六つの謎と事件の行方……。 船宿『篠屋』の勝手口から端正な侍が飛び込んで来て、追われていると言う。予約客の寺侍・梶原だ。女将のお廉は梶原を二階に急がせ、まだ目見え(試用)の女中・綾に、あんたも急いで二階に上がり、湯文字ひとつで梶原様の床に入るんだ、と叫ぶ。追手の足音も迫る。同衾を装うための芝居をしろというのだ。綾は床で丸くなって考えていた。この船宿は断ろうと。だが……。 6つの謎と事件の行方新シリーズ第1弾!
  • 千葉道場の鬼鉄 時雨橋あじさい亭1
    -
    1~3巻770円 (税込)
    幕末を駆け抜けた鬼鉄こと山岡鉄太郎。剣豪の疾風怒涛の青春。 父は小野派一刀流の宗家。「着物はボロだが心は錦」の六尺二寸、天衣無縫の怪人。 幕府講武所の剣術世話役を務めて四年目の二十五歳。 父は浅草の御蔵奉行をつとめた六百石の旗本小野朝右衛門、小野派一刀流の宗家でもあった。その四男の鉄太郎は少年期、剣に天賦の才をみせ、江戸では北辰一刀流の千葉道場に通い、激烈な剣術修行に明け暮れた。父の病死後、二十歳で格下の百俵二人扶持の山岡家に婿入りし小野姓を捨てた。幕府講武所の剣術世話役をつとめて四年目の万延元年三月三日、桜田門外で……。 若き日の山岡鉄舟、新シリーズ第1弾!
  • 片葉の葦 【単話売】
    完結
    -
    全1巻110円 (税込)
    互いの相手を変えてデートする…ただし深い関係にはならないこと。二組の夫婦の間で始まった奇妙で他愛のないゲームが予想外の事件を引き起こす…? ※本作品は、他コンテンツに収録されている場合がございます。重複購入にご注意ください。
  • 箱館奉行所始末 異人館の犯罪
    3.0
    1~5巻770円 (税込)
    元治元年(一八六四)、支倉幸四郎は箱館奉行所調役として五稜郭へ赴任した。だが異国情緒溢れる街は、犯罪の巣でもあった……。 洋学者武田斐三郎による七年の歳月をかけた日本初の洋式城塞五稜郭に箱館奉行所はある。元治元年(一八六四)支倉幸四郎は支配調役として、幕府の逸材と評価の高い奉行小出大和守秀実の配下で激務をこなすことになった。箱館の街は江戸と違い異国人に溢れ、教会やホテルが建つ、悪の街でもあった……。
  • 木阿弥探偵帖 川明かり
    -
    1巻612円 (税込)
    天保の改革が断行される中、大奥で出火があり、焼け跡から男の死体が出たとの噂。それが人気歌舞伎役者の京之助では、と幼なじみの墨弥に相談された狂言作者の新八は岡っ引きの文蔵を訪ねる。二人が芝居町の周辺を調べ始めると、不審な影が付き纏いだした…。
  • 熱域(ヒートゾーン)(小学館文庫)
    -
    1巻660円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ホラー小説の旗手が新機軸に挑戦。近未来巨大都市東京の盛夏に起こるヒートアイランド現象、超高温ビル街に人体自然発火はおこりうるか? 気象予報士の姉に襲いかかる天変地異の因果関係は? 清涼飲料水業界の奇怪な仕組み、原発事故、などが複雑に入り組んで、焼死した弟の死因に謎は深まるばかり…。
  • 遠い花燭
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    幕府の政争に巻き込まれ職を失った稀代の経世家・工藤平助を父に持つ主人公・真葛。壊れかけた父娘の関係だったが、父の元に集まってくる多くの人との触れ合いを通し、真葛は自らの過去を乗り越え、新たな時代へ踏み出していく。江戸時代後期を生きた女性の姿を描く時代小説。
  • 地獄太夫 やなぎばし浮舟亭秘め暦(小学館文庫)
    -
    1巻616円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 死に装束を身にまとい、死の一歩手前で恐怖と性の愉悦を深める男女。しかしあの世への花魁道中の途中から、ひとり、引き返してきた男がいた-。夫に先立たれ、料亭「浮舟」を切り盛りする若おかみ、結のもとに、浮世絵の版元から3日間の独占予約が入った。使用する客は、中世の伝説的遊女である地獄太夫を描いて人気の絵師。しかし、その部屋からは、昼間から奇怪なうめき声ばかり聞こえてくるのだった。遊び人の舅とともに原因解明に乗り出した結は絵師の過去に刻まれた、ある遊女との哀しい性愛の過去を知ることになるのだった。
  • 日本橋物語 蜻蛉屋お瑛
    4.0
    1~10巻770円 (税込)
    『遠い所に行く、当分は戻れない』それが十五両の大金で、帯と反物を買った貧しい身形(みなり)の職人の言葉だった。土一升金一升と言われる日本橋で染色工芸店の蜻蛉屋こと人呼んでとんぼ屋を営むお瑛は、商品を渡す時、瞬間その意味を訝しんだが……。情理をわきまえた才色兼備の女将と評されるお瑛は、二十九歳になる出戻りだったが、事件は客からもたらされる事になった……。
  • 麦の記憶/万華鏡
    -
    1巻275円 (税込)
    過去を振り返ると眠くなる…。藤木高彦は高校の同期会で20年ぶりに芦田智子と再会した。彼女は前世が夢で見られると言う。人生を遡った夢の中で藤木が見たものとは?珠玉のホラー・アンソロジー『万華鏡』収録の、記憶の奥底に沈む真実。

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  • 眼のない人形たち
    -
    1巻660円 (税込)
    “あの人はエイズです”──平凡な主婦・啓子はマンション内に配られた悪質な中傷ビラに,精神的に追いつめられていた。身に覚えのないことだが,啓子を見る住人の眼は噂とともに冷たく変貌し,やがて,ビラを配っていた犯人の後ろ姿を見たと言うガードマンの墜死から,事件はもう一つ別の凶悪な相を見せ始めた。一見,単純な中傷ビラと思われたその背後の恐るべき真相と連続殺人の謎……。息づまるサスペンスと意表を衝くどんでん返し!

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  • 冬蛍 日本橋物語10

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    内容紹介

    天保の改革に立ち向かう江戸下町っ子の人情と知恵!

    〝あれもダメ、これもダメ〟という禁止令で繁栄日本一の日本橋も不況風が……。
    賑わいを取り戻す方法を探す、お瑛の活躍!

    天保の改革で吹き荒れる不況風。土一升金千両と言われる日本橋もその例に洩れず、商才に長けた蜻蛉屋こと
    〝とんぼ屋〟女将お瑛も青色吐息の毎日。そんな折、幼馴染みの鋳掛(いか)け職人常次の死が知らされた。
    原因は、神田と伝馬町の神輿同士の喧嘩に巻き込まれた結果であったが……。
    (第一話『夢ぞかし』より。他に五篇を収録)。

    平成30年5月25日~6月1日

    0
    2018年06月01日
  • 桜追い人 日本橋物語9

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    内容紹介

    移り変わる江戸の四季を背景に下町人情を濃やかに描く!

    日本一の商売激戦地日本橋で女の細腕一本で反物を商う美人女将お瑛に、岡っ引きの岩蔵が凶報を持ち込んだ……


    土一升金千両といわれる日本一の商業激戦地の日本橋で、反物屋を商うお瑛は、女の細腕一本で老義母を抱え、
    大店の呉服店と渡り合う、口八丁手八丁の美人女将である。そんなお瑛に惚れている岡っ引きの岩蔵が、
    〝両国河岸に、行方知れずのあんたの実父が打ち上げられた〟と言って、飛び込んで来た……


    平成30年5月20日~22日

    0
    2018年05月22日
  • お日柄もよく 日本橋物語8

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    内容紹介

    多様な推理小説を追究し続ける作家が描く下町の人情

    大店がひしめく日本橋で店を張る美人女将お瑛に、祝言の朝に消えた花嫁の身代わりになってほしいと、とんでもない依頼が……

    「 今日、挙式なのに娘が失踪。ついては、お瑛さんにその代役を 」 という、とんでもない依頼が、早朝、蜻蛉屋に舞い込んだ。
    得意先の大店山城屋の一人娘お郁は、なぜ姿を消したのか ? 誘拐 ?  情死行 ? 四方八方手を尽くして探索中、その間のつなぎ
    ──と言うのだが……。仰天事態に美人女将お瑛の葛藤と、下した決断は ?


    平成30年5月14日~16日

    0
    2018年05月16日
  • やらずの雨 日本橋物語7

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    内容(「BOOK」データベースより)

    土一升金千両といわれる日本一の商業地日本橋。出戻りだが病いの義母を抱え商いに奮闘する通称とんぼ屋の女将お瑛。そんなある日、美人だが翳のある絹という女が現れ、紙問屋若松屋主人誠蔵の子供の事で相談があると言う。誠蔵とお瑛は幼馴染みで、絹と誠蔵はかつて愛人関係にあったのだ。関係消失の今頃になって、なぜ?…。

    平成30年5月12日~14日

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    2018年05月14日
  • 子別れ 日本橋物語6

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    内容紹介

    間口一間金千両の日本橋で店を張る美人女将お瑛
    優しいが故に見舞われる哀切の事件……

    風薫る初夏、南東風と呼ばれる嵐が発生し江戸を襲った。日本橋の草木染め反物店、蜻蛉屋こととんぼ屋も
    早々に店を閉め、嵐の去るのを待っていたが、風雨はますます激しくなるばかり。
    そんな時、二人の女が助けを求めて来た。婚儀を翌朝に控え何があっても本所吾妻橋を渡らねば――というのである。
    勝気な美人女将お瑛の人情が招いた事件とは……

    文壇実力派の女流が描く人情とサスペンス ! 第6弾 !

    平成30年4月27日~30日

    0
    2018年04月30日

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