森真沙子のレビュー一覧

  • 冬蛍 日本橋物語10

    Posted by ブクログ

    内容紹介

    天保の改革に立ち向かう江戸下町っ子の人情と知恵!

    〝あれもダメ、これもダメ〟という禁止令で繁栄日本一の日本橋も不況風が……。
    賑わいを取り戻す方法を探す、お瑛の活躍!

    天保の改革で吹き荒れる不況風。土一升金千両と言われる日本橋もその例に洩れず、商才に長けた蜻蛉屋こと
    〝とんぼ屋〟女将お瑛も青色吐息の毎日。そんな折、幼馴染みの鋳掛(いか)け職人常次の死が知らされた。
    原因は、神田と伝馬町の神輿同士の喧嘩に巻き込まれた結果であったが……。
    (第一話『夢ぞかし』より。他に五篇を収録)。

    平成30年5月25日~6月1日

    0
    2018年06月01日
  • 桜追い人 日本橋物語9

    Posted by ブクログ

    内容紹介

    移り変わる江戸の四季を背景に下町人情を濃やかに描く!

    日本一の商売激戦地日本橋で女の細腕一本で反物を商う美人女将お瑛に、岡っ引きの岩蔵が凶報を持ち込んだ……


    土一升金千両といわれる日本一の商業激戦地の日本橋で、反物屋を商うお瑛は、女の細腕一本で老義母を抱え、
    大店の呉服店と渡り合う、口八丁手八丁の美人女将である。そんなお瑛に惚れている岡っ引きの岩蔵が、
    〝両国河岸に、行方知れずのあんたの実父が打ち上げられた〟と言って、飛び込んで来た……


    平成30年5月20日~22日

    0
    2018年05月22日
  • お日柄もよく 日本橋物語8

    Posted by ブクログ

    内容紹介

    多様な推理小説を追究し続ける作家が描く下町の人情

    大店がひしめく日本橋で店を張る美人女将お瑛に、祝言の朝に消えた花嫁の身代わりになってほしいと、とんでもない依頼が……

    「 今日、挙式なのに娘が失踪。ついては、お瑛さんにその代役を 」 という、とんでもない依頼が、早朝、蜻蛉屋に舞い込んだ。
    得意先の大店山城屋の一人娘お郁は、なぜ姿を消したのか ? 誘拐 ?  情死行 ? 四方八方手を尽くして探索中、その間のつなぎ
    ──と言うのだが……。仰天事態に美人女将お瑛の葛藤と、下した決断は ?


    平成30年5月14日~16日

    0
    2018年05月16日
  • やらずの雨 日本橋物語7

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)

    土一升金千両といわれる日本一の商業地日本橋。出戻りだが病いの義母を抱え商いに奮闘する通称とんぼ屋の女将お瑛。そんなある日、美人だが翳のある絹という女が現れ、紙問屋若松屋主人誠蔵の子供の事で相談があると言う。誠蔵とお瑛は幼馴染みで、絹と誠蔵はかつて愛人関係にあったのだ。関係消失の今頃になって、なぜ?…。

    平成30年5月12日~14日

    0
    2018年05月14日
  • 子別れ 日本橋物語6

    Posted by ブクログ

    内容紹介

    間口一間金千両の日本橋で店を張る美人女将お瑛
    優しいが故に見舞われる哀切の事件……

    風薫る初夏、南東風と呼ばれる嵐が発生し江戸を襲った。日本橋の草木染め反物店、蜻蛉屋こととんぼ屋も
    早々に店を閉め、嵐の去るのを待っていたが、風雨はますます激しくなるばかり。
    そんな時、二人の女が助けを求めて来た。婚儀を翌朝に控え何があっても本所吾妻橋を渡らねば――というのである。
    勝気な美人女将お瑛の人情が招いた事件とは……

    文壇実力派の女流が描く人情とサスペンス ! 第6弾 !

    平成30年4月27日~30日

    0
    2018年04月30日
  • 旅立ちの鐘 日本橋物語5

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)

    師走―浅草三の酉の夜、番頭の市兵衛が、千住の木綿問屋近江屋の娘で身重のお郁を川の中から連れ帰って来た。親に許されぬ香具師千吉の子であるという。お郁はなぜ身投げしようとしたのか?話を聞き蜻蛉屋の女将・お瑛の憂慮は深まるが、やがて明らかになる悲しい真相。鐘の音が知らせる愛する者の死…。文壇実力派の女流が描く叙情サスペンス。

    平成30年4月18日~22日

    0
    2018年04月22日
  • 秘め事 日本橋物語4

    Posted by ブクログ

    内容紹介

    “鮮やかな人物描写と物語展開が楽しい”と各誌注目のシリーズ!
    人の最期を看(み)取る。それを生業とする老女瀧川の告白を聞き、蜻蛉屋女将お瑛の悪夢の日々が始まった……

    大身の武家や大店へ密かに呼ばれ、家人の最期を看取る“お耳様”を生業とする老女瀧川が抱え込んできた秘密を聞き、お瑛の恐怖は始まった。
    死を以てその家の秘密を守る。それが“お耳様”の掟なのに、なぜ彼女は、他人のしかも蜻蛉屋女将のお瑛に、掟を破り、触れてはならぬ秘密を話したのか?
    深まる謎と様々な死の真相……


    平成30年4月2日~8日

    0
    2018年04月08日
  • まどい花 日本橋物語3

    Posted by ブクログ

    内容紹介

    “わかっていても別れられない”
    女と男のどうしようもない関係が事件を起こす。
    美人女将お瑛を捲き込む新たな難題と謎……。

    人形町の小料理屋女将(おかみ)お蓮(れん)が急死したとの報せを聞き、
    蜻蛉屋こと通称とんぼ屋のお瑛は、慌ててお蓮宅に駆けつけた。彼女は店の
    上得意なのだが売掛金が滞っていたのだ。残金回収のために奔走するお瑛。
    夏やせから来る急な病いとは本当なのか? 真相はどこにあるのか?
    やがて浮かび上がってくる男の影……。
    サスペンスミステリの名手が豊かな叙情と推理で男と女の危うさを描く!
    好評 日本橋物語シリーズ第三弾!

    平成30年3月29日~4月2日

    0
    2018年04月02日
  • 迷い蛍 日本橋物語2

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)

    天保の改革とは名ばかりの江戸日本橋で事件は起きた。紙問屋主人の誠蔵が町方に捕縛されたのである。罪状は御政道批判!彼を救うべく幼馴染みの蜻蛉屋の美人女将お瑛の東奔西走が始まった。誰が?なぜ?この罠を仕掛けたのか?美しい江戸の四季を背景に、人の情と絆を細やかな筆致で描く書き下ろし傑作。

    平成30年3月20日~23日

    0
    2018年03月23日
  • 日本橋物語 蜻蛉屋お瑛

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)

    “遠い所へ行く、当分は戻れない”それが十五両の大金で、帯と反物を買った貧しい身形の職人の言葉だった。土一升金一升と言われる日本橋で染色工芸店の蜻蛉屋こと人呼んでとんぼ屋を営むお瑛は、商品を渡す時、瞬間その意味を訝しんだが…。情理をわきまえた才色兼備の女将と評されるお瑛は、二十九歳になる出戻りだったが、事件は客からもたらされる事になった…。文壇女流の実力派、歴史推理の鬼才が挑む、心にしみる本格時代推理。

    平成30年3月1日~4日

    0
    2018年03月04日
  • ちぎれ雲 柳橋ものがたり2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1話、山之内容堂が芸妓の殺害に関係していたのか
    2話、猫好きな箪笥職人とまた会えることを綾は望む
    3話、才谷梅太郎は本物か偽物か、勝海舟への恋心
    4話、名女形、澤村田之助の決断し、綾はその舞を見る
    5話、綾が昔見たひな人形が雛市で売られていた。
    6話、夜桜銀次という船頭から船をぶつけられ壊されたと因縁をつけられる竜太、銀次には金が必要な訳が・・・。

    0
    2023年02月08日
  • 柳橋ものがたり 船宿『篠屋』の綾

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時代はペリーが浦賀に来た頃、船宿「篠屋」を舞台に女中「綾」の目を通した6話。
    口入屋内田の主人から紹介され綾は篠屋の女中となる。
    あまりその素性は紹介されていない。若く見えるが歳は28、父親は医者で、兄は浮世絵の収集をしていて行儀作法は祖母からしつけられた。結婚していたことはあるが今は一人。働き者であり機転が利く、このぐらいのことが6つの話の中から伺える。
    大きな事件は起こらないがそれでも船宿の息子千吉が下引きをやっていることもあり、船宿内外の出来事が綾に関わってくる。綾の目を通しそれらが語られてゆく。
    綾の人柄が良いのか心軽やかに読み進められるお話しでした。

    0
    2023年01月24日
  • 箱館奉行所始末3 密命狩り

    Posted by ブクログ

    3巻。刃傷沙汰を起こし出奔した侍が、山中に篭りアイヌを扇動しているとして討伐命令が下り、主人公の若い役人が、通詞や猟師など一癖ある仲間達とパーティを組んで冒険の旅に出る的なやつ。共に旅するうちに絆も深まって、グッときたりする。

    0
    2016年10月18日
  • 遠い花燭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時代小説は今まで読んだことがなかった。

    主人公の真葛と謎の男浄寛は時代の波にのまれながらも、しっかりと自分の生き方を通していく。

    こんな時代の中で芽生えた2人の淡い恋心。
    真葛を見守る偉大な父、平助。

    2人の思いは一度だけ遂げられたが、
    最後は涙が出そうになった。

    0
    2016年02月28日
  • 箱館奉行所始末4 幕命奉らず

    Posted by ブクログ

    小出奉行が交代する
    後任に引き辻国境問題を決めるべく
    サハリンには・・・行かない?
    幕命に背いででも為すべきことを!

    0
    2015年12月05日
  • 朝敵まかり通る 時雨橋あじさい亭3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    流石にあじさい亭のお菜の出番が限られてきたな、清河八郎の企みが破れ暗殺、首を取返し隠しとおした山岡家と朝敵まかり通るが唯一の取柄だった山岡鉄舟の物語も最後です
    無血開城するまでの庶民の動きが興味深い時代

    0
    2025年12月07日
  • 花と乱 時雨橋あじさい亭2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    山岡鉄舟が高橋泥舟を巻き込んで閉門蟄居になる巻
    今回は浅利又七郎義明に負けて弟子入りする話から
    大嫌いな清河八郎が浪士隊をデッチアゲ暗殺される
    激動の物語、未だに山岡鉄舟の良さが判らぬ

    0
    2025年12月01日
  • 千葉道場の鬼鉄 時雨橋あじさい亭1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    煮売り屋あじさい亭で働く「菜」の視点で描く、文久元年からの激動に生きる山岡鉄太郎(鉄舟)と清河八郎等の虎尾の会らの行動を物語にした
    ヒュースケンが死んで気炎を吐く攘夷論者、近視眼的で沸点が低い若者の行動は、SNSで政府や外国・陰謀論やポピュリズムに振り回される現代人に共通するかもしれん

    0
    2025年11月29日
  • 柳橋ものがたり 船宿『篠屋』の綾

    Posted by ブクログ

    2025年2月17日
    綾の周りにいろいろできごとはあるけど、ちょっと触れて終わりみたいで奥が無い感じがしている。

    0
    2025年02月17日
  • 満天の星 柳橋ものがたり9

    Posted by ブクログ

    第九弾
    幕末から明治二年、歴史に埋もれた人物はよく知らないが
    ドイツ医学(蘭学)とイギリス医学の対立?
    龍馬の許嫁・千葉佐那の話等、柳橋と関係は濃密でない?

    0
    2022年12月15日