エッセイ - KADOKAWA - 角川文庫作品一覧

  • 道草食う記
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    月間の〆切数が四十三本もあったりして、毎月月末ともなると、んもう何が何だかケツを掻く暇もない状態だった流行作家ハラダさん。道草さえも走りながら食った、とにかく疾走する日々から、笑い事じゃ済まされない込み入った事情が交錯する衝撃的な事件に出逢い、人生の折り返し地点を経て、またてくてくと歩き出す日までを描いた、はらだしき日常生活。
  • 長崎ルパン物語 キムラ弁護士大熱血青春記
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    お調子者で正義感が強く、娘の謀反にホロリとするキムラ弁護士は一日にして成らず――。東京・八幡山で自然にまみれ、中野で合理主義の母の才覚に育まれたキムラ少年は、都立杉並高校ダンプ岩切軍団でもまれ、あやしい探検隊の前身となる小岩の下宿・克美荘を巣立ち、キムラ修習生として、長崎に赴任する。かの地で見つけた酒場ルパン。長崎青春時代の最重要拠点となったルパンを中心に、途中、新妻・ノリコも加わり、一年四カ月の修習生活がすぎていく。ルパンなくして、キムラ弁護士は成らず。熱き青春の日々を綴る痛快エッセイ! ※本書は、一九九五年五月、本の雑誌社より刊行された単行本『キムラ弁護士大熱血青春記』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 宮沢賢治 異界を見た人
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    賢治が日常的に神秘を目にし、それを記録したものを「心象スケッチ」と呼んでいたことは有名である。しかし、合理主義を底流としたこれまでの批評姿勢では、賢治の「心象スケッチ」、その本質にある神秘に迫ることはほとんど不可能だった。本書は、賢治が疑いなく持っていた非凡な素質に迫り、賢治自らが生きていた〈神秘〉を初めて真摯に追求する。賢治研究史に新時代を開く最重要論考、ついに登場! この作品は、「宮沢賢治 見人(ヴォワイヤン)の文学)」(洋々社、1983年12月刊)を改題のうえ、内容を一部変更した文庫が底本です。
  • 酒は涙か溜息か 古賀政男の人生とメロディ
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    北原白秋から美空ひばりまで、多くの出会いの中で古賀政男は哀しみを歌へと結晶させていった。演歌の代名詞「古賀メロディ」の底流に秘められていたもの、戦前・戦後に庶民を追い詰めていったものの真実に迫る評伝。 ※本書は二〇〇五年八月、毎日新聞社から刊行された単行本『悲歌 古賀政男の人生とメロディ』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • キムラ弁護士の友情原論
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    私たちにとって、家族とは、仕事とは、友とは何なのだを、“あやしい探検隊”の父ことキムラ弁護士が熱く熱く語る!! ※本書は、一九九八年十一月、旬報社より刊行された単行本『友縁家族 キムラ弁護士の大熱血交遊録』を改題し、加筆訂正のうえ文庫化したものが底本です。
  • 男性論
    値引きあり
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    「好きな男の子の絵を描くために、漫画家になったといってもいい」という柴門さんの理想の男性像は、「P.S.元気です、俊平」の俊平、「あすなろ白書」の掛居君、「東京ラブストーリー」の三上、「お仕事です!」の東国さん……フェロモンを醸し、才能があり、孤独を抱えた永遠の少年。そんなかけらを持った現実の男性を心ゆくまで語った納得の男性論。ポール・サイモンからスピッツの草野君まで、20年のミーハー歴から得た答えは……。
  • わが人生の歌がたり 昭和の追憶
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    パリ5月革命、アポロ11号月面着陸。時代は流れ、国民的作家になった。アングラ文化花咲き、日本人離れした歌い手が続々と登場。変わりゆく日本、多彩な才能が生まれた刺激的な時代を、歌と共に綴る。
  • このままいくとあなたはボケる
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    ボケた原因は何か? どんな人生を送ってくるとボケるのか? 家族はどう対応すればいいのか? 約3万人の老人性認知症診療実績をもとに、症状を軽くできたり、治す方法を具体的に説く医療エッセイ。中高年必読!
  • 親がボケれば子もボケる 痴呆の見分け方・治し方
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    世界でも類を見ないほどの治療例をもつ著者が、老人性痴呆の原因を分析しながら、早期発見・早期治療の大切さと予防法を具体例をあげながら説く医療エッセイ。
  • アブノーマル・ラバーズ
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    SMの女王や女装趣味、フェチやM男など、“性倒錯”という快楽世界にのめりこんだ人々を、家田荘子が愛情を込めて取材した、衝撃のルポルタージュ。
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 ふりむかせる女たち
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    北欧の美しき「愛国者」アイノ。ムンクが描く、孤独に耐える女。ニューヨークのバーで会った作家志望の初老の女性。パリの小さなステージに現れたマリー・ラフォレ――。それぞれの歴史を背後に、今を鮮やかに生きる女たちの輝きと哀しみ。永遠の旅人五木寛之が、異郷の旅情とともに奏でる女性の生き方24章。 ※本書は、『忘れえぬ女性たち』(一九八九年一〇月、集英社文庫刊)を改題したものが底本です。
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 地図のない旅
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    「しかし、一体どこに自分の本当の地図を持った人間がいるだろう。私たち人間は、常に地図のない荒野へ旅を続ける単独旅行者のようなものだ」――。日常への旅、異国への旅、過去への旅……それぞれの旅は、時に哀切な痛みを作家の胸に残し、時に甘酸っぱい郷愁を呼び起こし、あるいはまた、生きている現在の相貌を照らし出す。時代と自己に向き合う強靭な意志が紡ぎ出す、生の視点からのエッセイ、第三弾。
  • 五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 ゴキブリの歌
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    雑文は、日々の生活の報告書にして、作家の内面を映す鏡。メロンパンを愛し、原稿の締切に追われ、トイレの大改造に取り組み、異邦人だった少年時代を想い……。軽妙な文章で描かれた、原寸大の五木寛之と、時代の素顔。達意のユーモアに頬をゆるめ、三枚目的な作家の言動に笑いながら、気がつけば耳の奥で時代の歌が鳴り響いている――。1970年代初頭の世相と自身を活写した、第2エッセイ。
  • ハオハオ!
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    お酒の効用、投身事故の後始末の話、カレーライスのつきあわせのうんちくなど身の周りの事柄から、いまの政治ワイドショウなどについて、定食やさんを舞台に男女3人が語り合う、ユーモラスでかつ深い現代論。
  • 午後の自画像
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    五十嵐一、阿部薫、高橋和巳、立原正秋他――追想との「出逢い」。ガルシア・ロルカの死、カルパントラ以後――時代との「出逢い」。歴史の暮方、医と私と親鸞、音楽の風土――書物との「出逢い」。そして十四歳、三十四歳当時の日記との「出逢い」。時代と自己に深い眼をむけて、常に先駆的存在であり続けた三十年間の作家生活の中から、衝撃的「出逢い」の数々を収めた等身大のエッセイ集。
  • 毎日がテレビの日
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    カリスマ脚本家・北川悦吏子。「愛していると言ってくれ」から「ロング バケーション」に至るまでの、とっても忙しく、美しい日々(?)を綴ったエッセイ集。
  • パパイズム
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    父親が家庭から隔離されて久しい。父親が子育てに関わることにより子供、社会はどうかわっていくのか? 失われた父親の復活を説く子育てエッセイ! ※本書は、一九九九年二月に海拓舎より刊行された単行本『ママとパパに聞かせたい27の話』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • ドナウよ、静かに流れよ
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    愛する人のために唯一できるのは、死ぬことだった――「ドナウ川で邦人男女が心中」。偶然目にした新聞記事が頭から離れなくなった私は、二人の足跡を追って、ウィーンへ旅立った。19歳の女子大生は、はるか異国で何を思ったのか。そして、何ゆえに追い詰められたのか。
  • 犬のこころ 犬のカウンセラーが出会った11の感動実話
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    「大泣きしました」「心を揺さぶられました」など感動の声、続々。ドッグライフカウンセラーとして22年のキャリアを持つ著者が出会った、犬と人の心温まる物語。読み終えた後、愛犬を抱きしめたくなります。
  • 一人が三人 吾輩は目黒考二・藤代三郎・北上次郎である。
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    『本の雑誌』発行人には、三つの顔があった。目黒考二、さすらいのギャンブラー藤代三郎、ミステリー評論家の北上次郎だ。最初は、目黒考二、私小説風エッセイだ。雑誌創刊二十周年を迎え、創刊当時の苦労に思いをはせる。身も心も活字三昧のこの“三人の男”がギュッとつまった、活字愛読者、必読の書!
  • 気分は活劇
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    小説も映画も「活劇」がいい。北方謙三、クーンツ、大沢在昌。シュワルツェネッガーに周潤発。冒険小説&ハードボイルド&アクション小説から、香港活劇映画&往年の日活アクション映画まで、活字でもスクリーンでもとにかく肉弾あいうつアクションがいいのだ。「活劇」中毒の北上次郎が、活劇への思いをこめて同好の士に贈る、アクションの華麗な世界!
  • いかん。あかん。よう言わん!!
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    「それはいかんだろ!」「ちょっとあかんのとちゃう?」「私はよう言わんけど、誰か言うたりぃな」の怒りの三段階で、男のおばちゃん、女のおっさんを斬る!
  • 恋に似た気分
    値引きあり
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    「恋」や「青春」についてのエッセイの依頼がやってくるのは、恋愛ドラマの女神様だから。各誌に書き綴った「恋愛」についてのエッセイをまとめました。「恋」の失敗や涙は、思い出や物語に変わるのです。 ※単行本『恋愛指南書』(二〇〇四年一月、小社刊)を改題、加筆・訂正し文庫化したものが底本になります。
  • ロマンの切子細工
    値引きあり
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    名実ともに推理文壇の第一人者であり、みずみずしい感性で世相を捉え、人間の哀歓を見事に推理小説に融合させる森村誠一。その作品世界は、本格、社会派、サスペンス風と多岐にわたる。様々な分野に及ぶ著者のものの見方を紹介し、その作風の原点をたどると共に、素顔を浮き彫りにしたエッセイ集。
  • ナースキャップは「ききみみずきん」
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    白衣の天使のトレードマーク・ナースキャップは本来、患者の心の奥深くの声やうめきを聞きとる「ききみみずきん」であって欲しい――。医療現場でより良い看護をめざし仕事に励む一方、厳しい労働条件下で燃えつき現象に悩む看護婦の日常。そんな中で、終末期の患者や重い病に屈せずに強く生きる患者が教えてくれる命の尊厳と生きる意味、そして現在の医療制度や保険制度のゆがみ等、現場ならではの感動と発見、問いかけを綴った、現役看護婦の著者による、出色の看護エッセイ。
  • お笑い銀行さいごの日
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    倒産、再編まっただ中の金融業界。かつてのエリート銀行マンたちは何をしているのか? “はみ出し銀行マン”横田と、“神の舌”天才・テリーが夢の競演! 銀行のおかしな常識が、ただれた病状が、笑えない日常が、ものすごい勢いで暴き出される、異色の対話集!
  • サギサワ@オフィスめめ 方言バトル編 ウチにいないぞ、俺!
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    鷺沢萠公式サイトOFFICE MEIMEI のなか、唯一毎日更新していた日記コーナーを、掲載時に書けなかったあれやこれをたくさん加え、長完全版として、1冊に!
  • はみ出し銀行マンの銀行消滅
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    たった三千万円で「銀行店舗」を身売り!? 業績は絶好調だった総合優秀表彰支店が突然の廃店においこまれた!それは、まさに金融破たん時代の世にも奇妙な出来事。だが、そこに隠された真相は、醜い行内派閥抗争の激化と極悪非道の大手銀行の乗っ取りの陰謀であった――。元・大手銀行勤務「人事評価特A」のエリート行員が描く、いまや他人事ではすまされない、実録小説の決定版。
  • はみ出し銀行マンの左遷日記
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    行内派閥抗争、顧客データ流出事件、女子更衣室まで検査する“特検”の実態からイケイケ女子行員、変態行員の話まで……。大手銀行勤務の「人事評価特A」のエリート行員が暴露した超過激な内部告発と左遷日記。日本的経営に共通してある問題点を批評した激辛エッセイ。「左遷」の恐怖がわかる一冊。
  • はみ出し銀行マンの御子様教育
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    “偏差値七十”の世界で繰り広げられる野望と差別と根回し。学歴重視の環境にある銀行業界。はたしてそのエリート銀行マンの御子様たちは優秀なのか? 大手銀行勤務の「人事評価特A」のエリート行員が暴露した銀行員の御子様の生態!金融業界のさまざまな問題点を批評した超激辛エッセイ。
  • 木もれ日の病棟から
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    現在、高齢化社会の進展とともにいよいよ医療と福祉の充実が求められているが、その展望は決して楽観視できるものではない。未だほとんど改善が見られない看護婦の過酷な労働状況、医療現場が抱える矛盾、行政側の遅れた対応等々、課題は山積みの状況だ。事態がますます複雑さを増しているにもかかわらず、根本的な解決の兆しが見られず、多くの看護婦達は志半ばに離職してゆく。そんな中、現役看護婦の著者が患者さん達から学び、一緒に見つめ続けた「生きる」喜びと感動、そして命の尊厳を謳い上げた、感動の看護エッセイ。
  • 「上手な老い方」してみませんか
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    人生、80パーセント主義がちょうどいい――。本書では「快老生活」をキーワードに幸せな老いの迎え方、生き方のコツを伝受します。精神科医で「人生の達人」でもあるモタさんが明るく愉快な老後学を紹介。 ※二〇〇三年二月に小社より刊行された角川oneテーマ21『快老生活の心得』を加筆・修正し、文庫化したものが底本になります。
  • はみ出し銀行マンの金融崩壊
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    ニッポンの金融再編時代。大銀行がつぎつぎ倒産する恐怖の世の中で、かつてのエリート銀行マンはどうしているの――? リストラ、失業、転職のことから出向者の給料システム。格付け機関調査員のホンネや、外銀人事部の実態まで……。同情論では救えない懲りない金融業界の裏事情をすべて大公開!元・エリート銀行マンの著者による激辛エッセイの決定版。
  • はみ出し銀行マンの人事考課
    値引きあり
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    小学校の「通信簿」がオール5だったヤツが大人になったら「人事査定」で評価E――。いったい人事考課とはなんだ? 職務希望書の書き方から貢献度の見せ方、上司別対処の裏ワザ、外資系企業の人事対策。はたまた派閥、学閥、社内競争まで……。人事評価特Aを10年間もキープした元・エリート銀行マンによる究極の「はみ出し流」世渡りエッセイの決定版。
  • 非常識がジョーシキ
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    いろんなところに出没し、どこに行っても大ハシャギ。おもいっきり楽しもうとするあまり、あちらこちらで大失態。普通のつもりが、ふと気づくと常識からはみ出している人気漫画家が綴るハチャメチャ日常雑記。
  • ジョーシキ一本釣り
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    忘年会の福引きでハワイ旅行を当ててしまったキリコさん。アウトドア派でもなく、マリンスポーツをするでもなく、何が何でも日に焼けたいわけじゃない。しかし、人の好意も無駄にはできない……。というわけで、夫婦で行くとは思ってもみなかったハワイへ旅立つことに! はてさて、その顛末は!? 持ち前の好奇心でいたるところに出没し、独特なイマジネーションで珍ジョーシキの嵐を呼び起こす! 人気マンガ家が綴る、抱腹絶倒イラストエッセイ。
  • 恋の放浪者
    値引きあり
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    素敵な女って、ファッションじゃない。その洗練、その美しさに加え、立ち姿にも毅然とした緊張感が漂う。しかも、全ての仕種が魅力的。さりげなく、ひかえめで、楽しげで、ユーモアのセンスがある――そんな素敵な、大人の女が恋をしたら? めくるめくような恋のきらめき、ベッドへの誘惑、スキャンダラスな恋愛関係、透けてみえる別れの予感、……恋の痛みと幸福を、放浪者(バガボンド)たちの実例で綴る、ブランディの香りがする、大人のエッセイ。
  • 編集者T君の謎 将棋業界のゆかいな人びと
    値引きあり
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    羽生七冠誕生の夜、「名人」を怒鳴りつけた男、投了の美学、そして「アマチュアに」なり損ねた男……。元「将棋世界」編集長として棋士たちの姿を見つめてきた著者が描く、天才たちの素顔、大棋士たちの逸話、将棋界にすくう変人たちの生態。笑いと感動のエッセイ集!
  • 三角のあたま
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    恋愛論から社会情勢まで幅広く、つれづれなるままに、作者が身辺のよしなし事を軽やかな筆致で綴った、大人の辛口エッセイ。スパイスとユーモアの絶妙の効き具合を、ご堪能あれ! 「悪意あり」「死後のランキング」「美女優遇制度」「男というもの」「文学部は駄目よ」~目次より~
  • 1+1=0
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    最近、1たす1が2にしかならないとお嘆きの貴兄。1+1=1になっちゃうわとお悩みの貴姉。お疲れのようですね。でもご安心ください。“博士”が発見した、美しき公式、(1+1=0)がいかに証明されたかを描く表題作をはじめ、言葉の幻術師川又千秋が贈る、マッドでポエティックな小宇宙に遊べば、あなたもすっかり幻視人になれます。ショート・ショート・バラエティ第2弾。
  • あなたが恋を見つける場所
    値引きあり
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    「恋をしても、いつも続かないのはなぜ?」「年下の男に振りまわされている私ってダメ?」「不倫の恋をしちゃったらどうすればいいの?」「彼とセックスレスになってしまったら?」どんな恋にも不安はつきもの。本書では“恋愛の教祖”として支持される著者が、あなたの悩みにピンポイントで答え、解決してくれます。ベストセラー『愛人の掟』の原点となったこのデビュー作は、ちょっと型破りな恋愛エッセイ。
  • 愛してると言わせて
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    元祖ミーハー。どんな大変な仕事もやりくりして、大相撲へ、憧れのあの人へまっしぐら。うっとりひたる間もなく、芸能界には、びっくりするような恋のうわさが流れて……。《地味で淋しい暮らし》のなかで出会う人、事件、たくさんの驚き。超多忙脚本家の毎日は、いつもキラキラ光ってる! その秘密は、愛されるだけじゃなくて、「愛してる」と言うこと。つらい恋も、一人きりのクリスマス・イヴも、これで新しく輝き出す。泣いて笑える、内館式とびきり元気エッセイ。
  • マーガレット酒井の女子高生の面接時間
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    80年代半ばから脈々と続く女子高生ブーム。無邪気で恐いもの知らず、そして男の子やおしゃれが気になって…。ダイエット、恋愛、アルバイト、占い、ファッション、友達等々、「マーガレット酒井」先生が彼女達との対談を通して、その生態や本音に斬り込んだ、おしゃべりエッセイ集。雑誌『オリーブ』の人気連載『オリーブ少女の面接時間』を改題の上、1冊に。
  • はばかりごと
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    あなたは下り派? それとも詰まり派? の問いかけに始まりラッシュ時地下鉄の中で開催される脳内緊急会議。反応しないセンサーを前に繰り広げられる孤高のパントマイムなど、近くてしょうがない異国(?)トイレに関するあれこれ。共感度120%のリアルさで語り倒した爆笑エッセイです。あなたにもきっと思い当たるフシが……読んで役立つ海外はばかり事情も充実!……ちなみにトイレ読み、激しく推奨です!
  • テレビってやつは
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    口をポカンとあけて、ボーッとテレビを見ていませんか? テレビは話題(ネタ)の宝庫です。意外な学歴・意外な身長の芸能人たち。ドラマやCMで、思わずチャンネルを変えたくなる耐えられない瞬間。ケッ、な瞬間。クイズ番組やニュース番組での人間模様。そして酒井順子がプロデュースする各局別新番組発表会……などなど。ただ見ているだけではつまらない! よりテレビを面白く見るためのヒント満載!!どこまで笑わせれば気が済むんだ。もう、テレビってやつは…。
  • 人類への胃散
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    「ゲルマン民族の大移動」に潜む驚くべき事実。エルサレムを目指した「十字軍」の真の目的、等々。偉大なる歴史学者“野田秀樹”が勇気をもって真実を語る驚愕の一冊。
  • 白いページ I
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    1~3巻418~506円 (税込)
    たとえば、作者が新潟県の山奥で暮したときに初めて飲んだ岩清水の話。「ピリピリひきしまり、鋭く輝き、磨きに磨かれ、一滴の暗い芯に澄明さがたたえられている。のどから腹へ急転直下、はらわたのすみずみまでしみこむ。脂肪のよどみや、蛋白の濁りが一瞬に全身から霧消し、一滴の光に化したような気がしてくる。……」そんな超一流品と呼べるような水が味蕾にしみこんでくるような歓びを、作者のまさしく超一級の文章によってあなたは存分に味わうことができる。飲む・食べる・困る・驚く・狂う・弔(いた)む・流れる・学ぶ・遊ぶ・余枝る…21の動詞形の章からなるこの一冊は、あなたを快い酩酊と、ときにはラブレイふうの哄笑やユーモアへと誘う。作者の“裸の味覚”と豊饒な表現の中に詩人の資質が光る。極上のエッセイ。
  • 反骨の思想
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    現代は言葉が氾濫している。新聞、テレビ、雑誌、チラシ、いたるところに文字が溢れている。サラリーマンとてその洪水とは無縁ではない。むしろ、言葉の本当の意味を理解し、有効に利用する者こそが、熾烈な企業内競争に打ち克ち、生き残っていける。サラリーマン経験十年の著者が、上役、昇給、ゴマスリ、名刺、忘年会等、サラリーマン生活と関係の深い事項を選び、ユニークな解釈、解説をほどこした。新しい発想を生み出すビジネス事典としてサラリーマン必携の書!
  • ナナカマドの街から
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    哀しいこと、寂しいこと、苦しいこと、嬉しいこと、楽しいこと。人生には様々な局面がある。〈人生にはもう駄目だと思う時がある。が、いかなる時も、希望を持って欲しい。そこから、きっと新しい人生がひらけて来ますから〉と語る著者が、自らの辛い体験をもとに、信仰、愛、病気、友情、希望について綴る好エッセイ集。
  • 小さな郵便車
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    恋愛、嫉妬、嫁姑、病気――悩みや不安に出会った時、身近な人より遠くの人の冷静な助言が、解決への「鍵」となることは多い。聖書の導きのまま、清らかにかつ厳しく「生」を見つめる三浦綾子が、迷うあなたへ、真摯なメッセージをおくる。「悩み」体験によって成長し、生きる勇気と希望を持ち得るように、「空しさ」を超えた生きがいを実感できるように、人生への愛と祈りをこめた、明日への道しるべである。
  • 増補改訂 少年愛の美学
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    A感覚という磁場の上にきららかなオブジェを蒐集し、セックスの根源にせまるエロティシズム研究の集大成。三島由紀夫が絶賛した永遠の名著。このエロティシズム論にないものはセックスの生ぐささだけである。第一回日本文学大賞受賞作。
  • 食後の花束
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    彫琢された言葉で人間を描き続ける作家は、常に森羅萬象に多情多恨である。現代日本を代表する作家・開高健は、多情多恨の歳月を、世界を旅して戦争を取材し、釣り糸を垂れ、酒を味わいつつ送ってきた。とぎすまされた感性と知性は、行動を伴って新たな思索をうながされ、フィクションとして、またノン・フィクションとして作品に結実する……。本書は、著者の30年以上の作家生活の足跡を辿れる意図をもって編纂され、折にふれ綴られたエッセイを精選したものである。ミクロからマクロまで、森羅萬象に多情多恨のこの作家の、文学の豊饒の秘密を垣間見せる一書。
  • さかさま映画論 地球をしばらく止めてくれ ぼくはゆっくり映画を観たい
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    たくみに時代感情を反映し、刺激的な作品を発表しつづけている同時代の映画作家たち――ゴダール、フェリーニ、トリュフォー、パゾリーニ、黒沢明など。彼らの作品のテーマを、現代における愛と救済、破壊と創造、自由と束縛を模索する著者が、映像に即して、あるいは心象風景に重ねて縦横に論じた映画エッセー。“さかさまシリーズ”第6弾!!
  • あさっての風 あなたと共に考える人生論
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    かけがえのない日々を私達はどのように生きたらよいのだろうか? 愛や病気に悩み、傷つき、生きる自信をなくしたあなたに、この限りある命を心豊かに生きるためにはどうしたらよいかを考えているあなたに、今、私達にとって本当に大切な事とは何なのかを問う愛の人生論。人間の原罪を追求し、真実な生き方を描いて数多くの名作を生んだ著者が、折りにふれ書き綴った珠玉エッセイ集。
  • 1日1分で成功を手にする本 奇跡を呼ぶ「4つの習慣」
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    たった1日1分だけ、7つのステップに従って4つの良い習慣を身につけるだけでビジネス、恋愛、人間関係、すべての面でうまくいく。その秘訣とは…。「日記の伝道者」があなただけに教えるサクセスのコツ!
  • 東京少女歳時記
    値引きあり
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    “特別”にあこがれながら、“普通”を抜け出せなかった少女・酒井。そんな普通の女子高生が、突如「東京女子高分類」なるものを書き出した。友達はとても面白がって読んでくれる。よし、雑誌に送ってみよう! そうしたら、なんと泉麻人氏から連絡が入ったのだ。――「マーガレット酒井」の誕生である。コラムニストとして活躍しだした女子高時代から、社会人になるまでの多感な頃の心の内を日々の出来事とともに、一枚一枚綴っていく、自伝的エッセイ集。
  • 女の目くじら
    値引きあり
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    来し方行く末をじっくり思いきわめ、人生のきびしさを感得する旅の楽しみ。又、町並みの激しい移ろいに比べ、町人の町・天下の台所として栄えてきた歴史が生き生きと息づく生まれ故郷大阪の今昔。そして、友情から出発した結婚がもたらしたさまざまな感慨など。知的で柔軟でしたたかな女の目がとらえた身辺雑事を、しっとりとさりげなく綴った第一エッセイ集。
  • 呪われたシルク・ロード
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    わずか百年にしかすぎない日本近代史が、これほど大きな謎を包含してきたことに読者はあらためて驚かされるにちがいない。木霊が語り風が生きものだったころの民話をさがして村を訪れた筆者は、古い老尼殺害譚を契機に血ぬられた村の歴史を掘りおこし、村に富と騒擾とをもたらした一本の道を追求する……。本書は、男たちの欲望と機織り女のエロスの唄によって撚られた謎の道シルク・ロードの全貌を貴重な証言と豊富な聞き書きによって実証し、開港前のブラック・マーケット=横浜の姿や近代日本の性格を決定的にしたペリー来航の隠された目的などをここにはじめて明らかにする。画期的傑作長編ドキュメント。
  • この病をも賜として
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    夫と過ごす静かな日々のなかで出会った忘れられぬ人。心を過(よ)ぎる聖書の言葉。生と死、健康と老い、家族のこと……。『母』『銃口』執筆の過程を綴りながら、生かされてあることに感謝を捧げ続けた生の記録。ふと開いた何気ない一頁、一行のなかに「生きる」糧となる言葉がちりばめられた珠玉の日記エッセイ。
  • 会社人間失格!!
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    バブル絶頂期に大学を卒業後、広告代理店で総合職OLとして好調なスタートを切った著者。しかし入社はや一か月で気づいてしまった衝撃の事実「私って、会社人間失格!!」やり手のキャリアウーマンにもキャピキャピのOLにもなりきれず、戸惑いと驚きの日々の中で遭遇するたくさんの難題。コピー地獄、会議中の睡魔。「協調性」のワナ、職場旅行、はては会社の辞め方等々……。3年間のOL生活から垣間みた摩訶不思議な常識や人間模様を思う存分綴った、本音の会社エッセイ!
  • 南青山物語
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    ローレックス、英会話、玉の輿、お金持ち、ケリーバッグ、女の早口etc――欲しいもの、気になること、女の子の願いや怒りを総ざらいします。流行の発信地、南青山に居をかまえ、取材で世界をかけめぐり、おしゃれに文章に、ますます磨きがかかった、最高潮の真理子エッセイ。「アン アン」の最終頁を飾り、うしろから開かせるエッセイといわれるほど人気を集めた連載の、待望の文庫版。
  • 真理子の夢は夜ひらく
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    理想の彼とこんな恋がしたい。恋におちるのはもう一人の私……。北軽井沢のサナトリウム、不治の病にかかった患者と情熱的な担当医の悲恋。絶世な美を誇る高慢なプレイボーイ・メイトとカメラマン。政治家二号、外交官夫人に、アイドル歌手。想像の翼を自由自在に羽ばたかせ、夢とロマンスの世界へ――。エッセイなのか、小説なのか、はたまた妄想か――。読み始めたらとまらない、女の子の願望を描いた夢見るエッセイ。
  • マリコ・ストリート
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    林真理子事務所前の閑静な道を名づけて、マリコ・ストリート。その道を通いつめる「an an」美男編集者テツオさん。二人の絶妙なかけひきから生まれた、「an an」大評判連載の、待望の一冊本です。時の流れやファッションやアイドル等々について、マリコエッセイは軽快なのに、人間の欲望の本質をついていて奥が深い。読む喜び!最高の楽しさ!を満喫できます。
  • マリコ・ジャーナル
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    社会、ファッション、暮らし、映画、文化、世の中や人生の大小様々な出来事とその機微を軽快に綴ったマリコの新聞です。なににでもジャーナリスティックな見識と、本質を見透す作家の目が光る、卒直で愉快な話題の数々――。なかでも最高の読み物は、最後の「その日の私」。挙式前日、ひとりで質素な夕食をとりながら、結婚という新しい幸福を実感する感動の手記で終わる、ハッピーエンドのエッセイ集。
  • 街角に投げキッス
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    シティ・ホテルに泊りたいけれど、男がいないからつまらない。素適なバーに飲みにいったら、緊張のあまり息ができなくなって気絶した。キラー通りのブティックで試着したパンツは、太り過ぎで、入らなかった。ならばと出かけたスポーツ・クラブ。たった5分間で死ぬかと思う程つらかった。どうすりゃいいのさ、このワタシ。 おまけにタクシーまでが私を避ける。 嗚呼、哀れ真理子はひとりぼっち。さらば、恋人達が肩を寄せ合う幸せ色の街角よ。振り返って、思いっきり投げキッス。だが、気をつけろ、恋人達よ、街角よ。真理子のキッスは殺しのサイン!
  • どこかへ行きたい
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    おいしいもの、買いもの、知らない場所への好奇心。女の子に共通の三大好物を追求して、パリ、香港、カナダ、オーストラリアなどなど世界各地へと出かけます。旅先での出来事と帰ってからの、恋や仕事の身辺記。真理子さんの楽しい、「旅と日常」です。敏感で、ユニークで、ユーモアがちりばめられた、素敵なエッセイの花束!
  • 旅は靴ずれ、夜は寝酒
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    「ルンルンを買っておうちに帰ろう」という6冊の本で、一躍マスコミのスターになって1年。その間、直木賞を受賞、小説もエッセイも大好調で、忙しい作家生活もすっかり板についてくる。一方、私生活では、いくつかの恋が通り過ぎて……。デビューの頃から今まで、その時々の思いを胸に、新たな出会いを求めて、真理子さんは旅に出ます。行き先は、ロンドン、ハワイ、京都、熱海等の名所から、都内のレストランまで40ヶ所。天性の好奇心とユーモアと、鋭い眼識とがあいまって、思わず笑ってしまう、楽しい旅エッセイ。
  • 存在証明
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    僕の友人で推理作家の内田康夫さんがエッセイ集を出します。ふだんは小説であるのをいいことに、あることないこと好き勝手に書いている軽井沢のセンセですが、エッセイを読んでみると意外な素顔が見えてきます。小説や社会のことを結構真剣に考え、得意の筆でそれを訴え続けるセンセも、世の中に対してきっと僕と同じ思いを抱いているのでしょう。これで、母や須美ちゃんも、照れ屋の正義漢である内田さんをちょっと見直してくれるかもしれません。  浅見光彦
  • 分断される日本
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    安全、教育、生活……さまざまな分野で「格差」が拡大・固定化されている。街角に設置された監視カメラやエリート養成学校などの事例から、日本社会が「分断」されてゆく現状に斬り込む。「構造改革」の美名の下にもたらされた歪みは、この国をどう変えてゆくのか? 暴走を始めた日本社会に警鐘を鳴らすルポ・評論集。ワーキングプア、ネットカフェ難民など近年の変化をテーマに、雨宮処凜氏との対談を収録。
  • 急ぎすぎた旅人──山際淳司
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    「ひとりで生きているつもりが、大きな彼の力で生かされているような気がした」家族を愛し、仕事を愛し、短い人生を丁寧に生きた作家、故山際淳司。日々の積み重ねが築いた互いへの信頼感と絆は、いまなお生きている――。山際が家族に託した思いを、あますことなく綴った珠玉のエッセイ。「子育て、夫婦関係、そして家族関係で悩んでいる方に、ぜひ一度この本を読んでいただきたい」(櫻井充)
  • 「忙即閑」を生きる
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    憩いの時と多忙な時は互いに浸透しあっているように思うという大岡氏の現代詩と芸術への思い、古典への誘い、芸術家たちとの温かい交流、外信部記者のころの出来事――。ことばと人、芸術をめぐる大人のエッセイ集。
  • 人生の黄金時間
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    一見無用に見えるものの貴さを語る第1章を始め、詩歌のなかに日本人のあり方をみる第2章、親交の深い造形美術作家の魅力に触れる第3章で構成。日常のなかで誰もがもてる「黄金時間」を綴った大人のエッセイ集。
  • 極選・板谷番付!
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    好きな女体の部位、虫唾が走る言葉、好きな巨大仏……そんなお題で勝手にベストテン決定!  『板谷番付!』『真・板谷番付!』の2冊から珠玉の作品を厳選&単行本未収録作も収録した「極選」版が見参!
  • 寺山修司とポスター貼りと。 僕のありえない人生
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    寺山修司追悼公演のポスター貼りを機に、その「ポスター貼り」を生業にすると決意。そこから人生が激変する――。演劇そして寺山修司を愛する人々の姿とともに自らのありえない人生を綴る波瀾万丈エッセイ。
  • きまぐれ博物誌
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    1~2巻330~462円 (税込)
    ばか話をきらって“常識”のなかで妙に深刻ぶり、笑顔を見せない国民性。趣味のアメリカのひとこま漫画収集のこぼれ話。コンピューター時代の管理社会のおかしなおかしな矛盾。はては、週刊誌の電話アンケートに応じて、首相のボディーガードやら心臓移植手術をやってみたいと提案する。ちょっとアマノジャクな著者が、SF的発想と鋭い観察眼をとおして書きつづった好エッセイ集。(「きまぐれ博物誌・続」と姉妹編)

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