TL小説作品一覧
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4.0愛ではなくお金が幸せを運んでくれる── 父亡きあと、伯爵の後妻となった母の背を見て育ったヴィルヘルミーネ。愛は信じないが、母に虐げられる義弟ルードヴィッヒの未来だけは、誰にも奪わせまいと心に決めていた。彼を寄宿学校へ送り出すと、自らは商才をふるい伯爵家の繁栄に尽くす。すべては義弟の未来のため、彼が戻れば自分は姿を消そうと決めていた。そう信じ続けた数年後、飛び級で戻った彼は、かつての少年ではなかった。 「ヴィルの初めては全て俺のものです」 清らかさと背徳が同居する眼差しで、ルードヴィッヒはヴィルヘルミーネの境界を侵してゆく。 大人の男になった義弟の、逃げられぬほど淫らな執愛に引きずり込まれて──
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3.8
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3.9気の置けない友人たちを集めたお茶会。何の変哲もないその夜、一瞬にして国が滅びた……。アムル国の王女リリーは、敵国フエリエ王国で幽閉されている。城を爆破された衝撃で瞼に火傷を負い、一時的に視力も失っている。手厚い治療を受けながら、侍女のウラただひとりを支えに、何とか囚われの屈辱に耐えていたのだった。そんなある日、王太子マティアスがリリーのもとを訪れる。マティアスはリリーの両親の身の安全を保障しただけでなく、驚くべきことにリリーを王太子妃として迎えたいと申し出たのだ。さらにアムル王国を滅ぼすつもりはなかったと告げられ、謝罪される。混乱するリリー。しかし祖国が滅びてしまったことに変わりはない。心を閉ざしたまま王太子の求婚を受けること。それはリリーにとっての復讐だった。だが、マティアスの繊細さ、優しさに触れていくにつれて、リリーの心にも少しずつ変化が表れ……。
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3.5結華は元お嬢様であるものの、小学生の頃に両親が他界し会社は倒産。天涯孤独の身となった今は、ホテルのベッドメイク係として働いていた。そんなある日、特別室のベッドメイキングに向かった結華は、そこで幼なじみの久成と再会する。彼は幼い頃、結華の家の住込み家政婦として働いていた女性の息子であり、結華にとっては本当の弟のように可愛い存在だった。大人になった久成は若手起業家として成功しており、結華の働くホテルの買収計画が進んでいるという。結華の事情を知った久成に、「俺の家で住込み家政婦として働いてほしい」と提案され、喜んで引き受ける結華だったが、久成の家に着くと彼の態度は豹変。「昔、俺をいじめた償いをしてもらおうか」 昔と変わらないきれいな顔で微笑んで、結華をベッドに押し倒してきて……!?
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4.1入社当時から付き合っていた彼氏からプロポーズされ、幸せの絶頂にいた藍那。しかしその幸せは長くは続かなかった。両家への挨拶も、式場の手配も済み、あとは結婚式を待つばかりというある日、婚約者の林田から突然別れを切り出されたのだ。「他に好きな子ができた」 一方的な一言で婚約破棄されてしまった藍那は、悲しみを忘れるように仕事に没頭する。そんな藍那に、後輩の小松から衝撃の事実が知らされる。「あなたみたいな地味な人に林田さんはもったいないから、私が奪っちゃいました」 婚約者を若い後輩に寝取られ、会社では陰口を叩かれる。身も心もズタズタにされた藍那に、優しく声をかけてくれたのは、上司の真木だった。「あなたは素敵な女性です。それだけは覚えていてください」 「あなたを、特別扱いしてもいいですか?」 秘書課室長であり御曹司。誰もが憧れる王子様のような真木から送られる熱烈なラブコールに藍那は……。
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3.5リエッタは、幼いころから憧れていたマライヤのように立派な女伯爵になることを目標としてきた。婿入り予定の婚約者ウィルは内向的で頼りにならない。だから余計に自分がしっかりしなければという意識が強く、領地の経営を学ぶために国境を越えて経営学を学ぶためにエルノルン国の大学に留学するほどその情熱を傾けていた。だが、ある日突然実家から呼び出され、ウィルと異母妹シャロンとの結婚と、爵位をウィルに継がせることを宣告される。――ばかりか、シャロンはウィルとの子を妊娠していた。確かに、領地発展のため、家の隆盛のためと頑張るあまり、リエッタはウィルの気持ちに寄り添っていなかったのかもしれないしれない。だがそれを止められたことは一度もない。ウィルからも、家族からも。それなのに今になって? 混乱するリエッタを悪意ある噂が襲う。リエッタが大学に戻れば、そうした噂はさらに尾ひれがつき、あろうことか、リエッタが傷害罪で訴訟されたことになっているのだった。やけ酒を煽るリエッタの前に現れたのは、エルノルン国の王太子と名乗る同じ大学の学生サリエル。王族とは髪の色が異なるサリエルだったが、リエッタがついこぼしてしまった弱音を真摯に受け止めてくれて……。
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-幼い頃から野球観戦が大好きで、弟が生まれるまではずっと、父親について野球を見に行っていた恵理。成長するにつれ「女の子らしく」「女のくせに野球なんて」と周囲から言われるようになり、野球が好きという気持ちに蓋をするようになる。高校生の頃付き合っていた圭介にも「野球が好き」ということは秘密にしていたが、秘密を持ったことが原因となり別れることに。圭介の次の彼氏とも、結局野球に関することでギクシャクしてしまい破局。それ以来、恵理は野球が好きであることは誰にも打ち明けず、恋愛からも遠ざかった生活を送るようになる。しかし28歳になった恵理の前に、高校生の頃の元カレ・圭介が現れ、忘れていたはずの恋心が再熱! それは圭介も同じようで、二人の距離はまた縮まり始める。けれど圭介は恵理の秘密の正体を未だに気にしている様子。恵理も圭介にはすべてを打ち明けたいと思う反面、過去のトラウマが邪魔をして……。
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4.3学生時代からずっと片想いをしていた大学の先輩が結婚した。それも、私の後輩の女の子と。知らぬうち二人のキューピッド役を演じてしまった由依は、恋の土俵に上がることさえできずに失恋してしまった。そんな折、傷心を引きずりつつ訪れたバーで、由依は酔いつぶれた男を介抱する。バーの常連客から「王子」と呼ばれている美しいその男性は、由依が働く会社の御曹司・営業部エースの翔だった。聞けば翔は、婚約していた大手企業の社長令嬢から一方的に婚約破棄されてしまったという。自分とよく似たその状況に同情し、懸命に彼を慰める由依。自分とは住む世界が違う王子様だと思っていた彼に親近感を抱き始めた頃、翔は突然由依にキスをしてきて……!? 「1,000万円する婚約指輪だ。僕はもういらないから、君にあげる」 百戦錬磨の遊び人御曹司×自己評価の低い生真面目OL。失恋から始まる身分違いの恋の行方は!?
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2.5地元の大手「鶴島百貨店」の食品売り場で働く愛実と、この百貨店の御曹司であり現在は副社長を努めている祥悟は幼なじみ。愛実は子供の頃から祥悟のことが好きだったが、意地っ張りな性格のせいで顔を合わせれば些細なことで言い合いをしてばかり。そんな関係は二人が24歳になった今でも相変わらず……。しかし、二人きりで呑みに行ったその夜、二人は一線を越えてしまう。思いを告げる前に身体の関係を持ってしまったことで、愛実の祥悟に対する態度はますますこじれていく。好き、だから抱かれた。そんな簡単なことが言えず、祥悟を避けようとする愛実とは逆に、その夜以来祥悟はやけに愛実に優しくなって……。
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-人付き合いが苦手というわけではないが、無理を押してまで共にいる必要もない。そんな風に思っていたら数年間付き合っていた彼氏には振られ、気づけば結婚の予定もないまま28歳になっていた。とはいえ真奈に焦りはない。真奈にとっては三匹の愛猫との生活が何よりも大切なのだ。そんな真奈が、親友の勧めで男性とデートをすることに。事前に数回メールを交わした程度で初めて合う相手だったが、会話はそれなりに弾んでいた。しかし、会話が弾めば弾むほど彼の印象はメールの文面から離れていく。違和感を覚え始めた頃、真奈の飼い猫のことが話題に登ると彼の態度が変わった。「君、本当に遠藤京香さん?」「私、遠藤真奈ですけど……」 なんと名字が同じという偶然のため、デート相手を間違えてしまっていたのだ。妙な縁で知り合った勘違いのデート相手は、急成長中のIT企業のCEO・綾人だった。仕事人間で「よほど相性が悪くなければまず結婚。恋愛は結婚してからでもできる」という独特な考えのもと、仕事相手に紹介された女性との初デートを予定していたという。相手の女性は将来、猫を飼いたいと希望しているらしく、綾人は猫が苦手ながらもそれを受け入れるつもりでいるらしい。彼の「猫との生活」への楽観的な態度に不安を覚えた真奈は、彼のため……というより将来彼に飼われるかもしれない猫のため、自分の愛猫に会ってみないかと綾人に提案してしまい……。
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4.4大手インテリアメーカーのNARUSAWAに勤める西野美波は、少し天然なところがありつつも仕事熱心で周囲からも一目置かれる存在。どこにでもいる普通のキャリアウーマン……のように見えて、実は誰にも言えない特別な秘密があった。そのNARUSAWAの社長子息である成澤壮真は美波より3歳年上の30歳。ルックスも良く自分が社長子息であることも鼻にかけない。なにより自分の実力で事業部の統括部長にまで登りつめた男だ。部下や同僚からも信頼が厚く、多くの女性社員が一度は憧れる存在。美波もまた、壮真に恋心を抱いているひとりだが、「自分は御曹司の壮真に相応しくない」と秘めた想いを伝える気など全くなかった。そんなある日、ひょんなことから壮真と一夜を共にしてしまった美波は、「この出来事は事故のようなものだから忘れてほしい」と恋心を隠して嘘をつくのだが、壮真から「ならば、都合のいい時に一夜を楽しむ関係でいよう」と提案されてしまい……。
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3.6恋愛には興味がなく、結婚願望もゼロの菫。30歳までオシャレもせずに真面目に働いてきたおかげである程度の蓄えもできた。「マンションでも購入しようか」と思っていたある日、結婚が決まった友人から「菫も運命の人に出逢えば考えが変わる!」と男性を紹介される。友人の強引な誘いに根負けした菫は、一度だけという約束で男性と食事をすることに。友人にされるがまま、別人のように着飾って約束の場所へ行ってみると、そこにいたのは菫の働く会社の社長、伊月だった! しかし、普段の菫からは想像もつかないほど濃いメイクをしているせいか、伊月は全く気がつかない。それに気を良くした菫は、伊月とのデートを別人として楽しむ決意をして……。
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2.5気の弱さが災いして、我慢してばかりの人生を送っている葉山恵。電車に乗れば痴漢に遭い、仕事場では仕事を押し付けられる日々。そんなある日、恵は通勤電車で激しい生理痛に襲われる。立ったまま苦痛に耐えていると、目の前の座席に座っていた男性が優しく声をかけてくれた。彼は次の駅で恵と共に電車から降りると、恵の体調が落ち着くのを見届け、名乗りもせずにそのまま立ち去ってしまった。その後、恵がタクシーで出社すると、新任課長の自己紹介が行われていた。社員の前に立った彼はなんと今朝、恵を助けてくれたあの男性・渡瀬広大だった。偶然にも恵の上司となった広大は、甲斐甲斐しく恵の世話を焼いてくれるようになり……。
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3.527歳の七瀬は、大手寝具メーカーの企画開発課で働いている。課長の平松に露骨な贔屓をされているお陰で部署内は針のむしろだが、それでも特別な思い入れのある“寝具”に携わることのできる仕事が好きで、めげずに励んでいる。そんなある日、副社長の交代が発表され七瀬たち全社員は多目的ホールに集められた。新任の副社長は御曹司で、しかもアメリカ支社で大ヒット商品を発案したエリートだという。そこで七瀬が目にしたのは、大学の頃付き合っていた元カレ、瑞貴だった。ある日突然「しばらく会えない」とだけ言い残して姿を消した瑞貴が、海外に行っていたことをはじめて知った七瀬。当然、彼が御曹司であることも知らなかった。衝撃的な再会だったが、もう昔のこと。今となっては無関係だと瑞貴を避ける七瀬だったが、瑞貴はそんな七瀬にしつこく復縁を迫ってきて……。
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2.3整った顔立ちとスレンダーな身体をもつ笑美は、男性に対するそっけない態度から社内では「男性経験豊富な高嶺の花」扱いされている。しかし本当は、昔の彼氏に緊張のあまり身を捧げることを拒んだら「純情ぶって気持ち悪い。お前なんていらない」と振られてしまい、それ以降男性不信気味。結果、23歳になった今でも処女。そんなある日、笑美は突然、社長である逸希の第二秘書として秘書課への異動を命じられる。あまりに急な異動に抗議する笑美だったが、逸希に「俺の秘書になるか会社を辞めるか選べ」と迫られ渋々、秘書として働くことに。しかし逸希の笑美に対する態度はあまりに強引で横暴、そしてときに甘すぎる。男性経験のない笑美は翻弄されっぱなしで……。
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3.8「今度のプレゼン、俺が勝ったら“恋人として”抱かせてくれる?」 広報部への異動がかかったプレゼン対決を前にライバルである省吾から持ちかけられた、告白とも取れる突拍子もない提案。上昇志向の強い美琴は、勢い余って省吾の挑発に乗ってしまう。「野暮ったい見た目をした、人付き合いの悪い大人しい男。そのくせ部署内一、仕事ができる鼻持ちならないやつ!」 入社当時から省吾のことをそんな風に思っていた美琴だったが、プレゼン準備に追われる日々の中で垣間見た彼の本質は、全く違うものだった。意外に優しくて頼りがいがある。眼鏡に隠された瞳は強くて色っぽい。そして何より、美琴のことを誰よりも理解してくれている。「もしかして、私も省吾のことを……」 自身の気持ちが揺らぎ始めていることを自覚した美琴だったが、ある日省吾が会社の重役や広報部長と共に高級レストランへ入っていくところを見てしまい……。
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4.2弁当屋でバイトしている小百合は、常連のイケメン客に密かに想いを寄せていた。そんなある日、酔っ払いに絡まれているところに偶然彼が現れ、小百合を助けてくれたのだった。慶次と名乗る憧れの君にデートに誘われ、自分の夢をキラキラしたまなざしで語る慶次に小百合は惹かれていく。そして慶次に、自分の夢をかなえるのを手伝ってほしいと告白され、交際することに。こんなとんとん拍子ってある? すぐに結ばれた二人は、同棲生活に。慶次がタダ者ではないことをどこかで感じながらも、慶次を信じ、慶次の夢を応援する小百合。やがて慶次の仲間たちも紹介され、お互いに気持ちを通わせて、強い信頼関係も生まれてきたある日、仲間の一人から慶次が入院したと連絡が入って……。
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-三人姉妹の長女・月子は田舎の地方公務員。幼い頃に母を乳がんで亡くし、以来、家族の面倒を見てきたしっかり者。気づけば三十歳、親友も結婚して街を出ることになり、寂しさを募らせていた。そんなある日、バーで出会ったイケメンにいきなりプロポーズされ、怒って店を出ていく月子。ところが、翌日、街の大病院で彼と再会。なんと彼は外科医となって帰郷した年下の幼馴染・薫だったのだ。 「俺の嫁になるって約束したろ。月ちゃん、結婚しよう!」薫の猛アタックが始まった!! やがて、月子が乳がんであることが発覚し――。 アラサー女子の共感必至、泣けるドラマチック・ラブストーリー!!
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-友人に騙され多額の借金を背負い込んだ両親を持つ、伯爵令嬢のジュエリー。デビュタントもせぬまま、家のために年の離れた裕福な伯爵との婚約を進めようとしていた。だが父から反対され、せめてデビュタントだけでも経験してほしいと、1シーズンの約束で親戚のタウンハウスで過ごすことに。嘘が大嫌いなうえ、嘘を見抜く能力を持つジュエリーは、デビュタントで『社交界の貴公子』と囁かれる公爵令息アレンが、とある母子に嵌められ結婚を迫られている場面を目にして、アレンの潔白を証言する。いかにも女性が喜びそうな言葉で礼を述べるアレン。そっけなく対応するジュエリーにアレンは興味を示して、ジュエリーをポーカーに誘う。それがジュエリーの嘘を見抜く力を、賭けポーカーに利用するためだったとわかって、ジュエリーは怒り心頭。アレンは罪滅ぼしにと舞踏会でのエスコートを申し出る。慣れないタウン暮らしを楽しませてくれるアレンにジュエリーは少しずつ心を開いていく……。
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4.2腹黒な年下カレシに翻弄される甘きゅんエロス 「リコさんのせつながってる顔、好き。大好き」 お嬢様育ちのリコに告白してきたのは八代くん。 無邪気な年下なのに、大人びた顔も見せる男子。 初めてのHではがっつり貪ってきて狼みたい。 ふたりきりの旅行ではとろとろに舐められて。 まるで少女マンガみたいにラブラブな毎日。 ……なのにある日、一方的に別れを告げられ!? 失恋のさなか、親が決めた相手との縁談が。 婚約直前、なんと八代くんが乱入してきて……! ちょっとワルい年下狼が一途な恋に目覚めました! ★電子書籍特典は番外編ショートストーリー★
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3.6貴族の一人娘として生まれたことで、幼い頃から厳しく育てられたクララ。出世欲が強く、爵位を得るためだけにクララと結婚したアリョーシャ。二人は共に夢や希望を抱くこともなく結婚をした。愛はなくとも互いの利害が一致した新婚生活は、何の問題もなくそこそこ幸せに過ぎていくはずだった。しかしある日、クララがこっそりと「王子」宛の手紙を出すところをアリョーシャが目撃してしまったことで、新婚生活は急変する。クララに対し恋愛感情など持ち合わせていないはずのアリョーシャだったが、妻が「王子」と浮気しているかと思うと苛立ちが募り、クララの文通相手である「王子」は誰なのか、その正体を探り始める。しかしクララの手紙には、アリョーシャが思いもしなかった彼女の悲しい生い立ちが関係していて……!? 貴族という階級がため心に傷を追った少女と、貴族という階級がため愛を捨てた騎士が織りなす、政略結婚から始まる純愛ストーリー!
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1.0王宮の薬師見習いであるディアナは侯爵家の庶子だった。クウィスト侯爵と領地で薬師をしていた母との間に生まれたディアナは、母が亡くなったことで侯爵に引き取られたが、正妻と腹違いの姉からは歓迎されず、メイドのように扱われていた。そんな暮らしに嫌気がさしたディアナは、母から受け継いだ知識を生かして王宮の薬師見習いとなる。王宮薬師の世界は着服や陰湿ないじめが当たり前のように行われる腐敗しきった世界だったが、実家での生活よりはましだった。それに、ディアナは気がついていた。王太子であるオルセンが薬師たちの不正を調査すべく、身分を隠して薬草園を出入りしていることに。近いうち、王宮薬師の不正は暴かれるだろう。そう思ったディアナは、面倒臭いいざこざからは距離を取り、薬師見習いとしての仕事に没頭する。だから、ディアナは気がつかなかったのだ。王太子であるオルセンの視線が、熱心に自身を追い続けていることに……。
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3.0ロキア帝国の皇女・ルドミラは、父皇帝の命により、隣国オケアノスの辺境伯で海軍提督のエルネストへ嫁ぐことになった。外界を知らぬ16歳ながら国と国の架け橋となることを誓う彼女だったが、初対面の夫から告げられたのは「これは白い結婚だ。いずれ好きな男と結ばれるといい」――。戸惑いながらも、持ち前の明るさと聡明さで新たな環境に馴染んでいくルドミラ。しかし、夫婦としての絆は深まらぬまま時は過ぎた。6年後、22歳になったルドミラは、輝く美しさをまとい、領土の発展に尽力する。そんな彼女を見つめるエルネストは、かつて放った自らの言葉を悔やんでいた。やがて、祖国ロキアから届いたのは、父皇帝の崩御の報と、第一皇子で異母兄のアレクサンドルの皇帝就任式への招待。しかしアレクサンドルの真の目的は、ルドミラを愛人にすることだった! エルネストから引き離そうとするばかりか、さらなる非道を企む新皇帝に、エルネストは……。
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-幼い頃から病弱で、高熱により死にかけたことがあるコーリー。彼女を溺愛する家族から過保護に育てられ、コーリーは箱入り娘の伯爵令嬢になった。婚礼適齢期となって参加する夜会も、付き合い程度で顔を見せるばかりで、最後までいたことがない。そんなコーリーには、誰にも言えない秘密があった。それは、夢渡りという能力。眠りにつくと、家族や友人などがどんな夢を見ているのか、覗けるのだ。夢の中では、彼らの本音などを見聞きすることができる。だからコーリーは彼らと現実で顔を合わせた時、相談を持ちかけられれば、彼らに寄り添った返答をすることができていた。ある日、コーリーが悩み相談に長けているという噂を聞きつけてか、兄の友人である将軍ライオネルが訪ねてくる。ライオネルは強面だが、話してみると女性の扱いが苦手な、どこかかわいさを持ち合わせる人だった。――ところが。その夜コーリーが見たライオネルの夢は、ライオネルとコーリーが淫らに絡み合う淫らな夢で……。
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4.2遠縁が起こした不祥事の責任を負って、巨額の借金を背負い込んだ貧乏男爵家の長女・オリカ。日々身を粉にして働く彼女は、国王からの招待で、生まれて初めての舞踏会に参加することに。貴族らの冷ややかな視線を浴びつつ、国王に挨拶をするオリカ。面を上げると、そこには彼女が働く居酒屋のなじみ客が……。まさか、と戸惑うオリカに、国王は意味ありげな笑みを浮かべ、外見も心も醜いと噂されるベリオール・ブルーム公爵と結婚するよう命じた。祝い金は借金完済には充分すぎる金額。両親の心配をよそに、結婚を受け入れ公爵家へと向かったオリカだったが、どうやらベリオールもこの結婚には乗り気ではないらしい。さんざん待たされた挙句ようやく現れた彼は、白い仮面をつけた異様な姿。「お前とは離婚する」と冷たく言い放つベリオールに、オリカは「離婚はしない」と毅然と言い放ち、初めての閨事に臨む……。
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3.9黒い軍服に美しい金髪が映える敵国の皇子・カインに囚われたソフィア。巨大な鳥かごにペット同然で閉じこめられ、躰を奪われる! 挑発的な衣装をまとわされ、媚薬や性具を使って弄ばれる毎日。執着的で情熱的な責めに抗いながらも、見え隠れする皇子の「愛」を感じてソフィアの心にも変化が……。逃げるチャンスがきたけれど、カインの囁いた甘い言葉が頭から離れなくて――?
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4.0※本作品は パブリッシングリンクより刊行の『魔女と野獣 ~毒林檎では殺せない』と内容が同一の作品となります。 作品名や挿絵は異なりますが、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 私の体をとろかす冷酷な瞳の男… 罪を犯し夜の街に流れ着いた人気No.1キャバ嬢が、初めて身体を許した相手はインテリ極道! ◆〈STORY〉この男にいいようにされるのは嫌なのに、体は蕩けて服従してしまいそうだった――。お嬢様育ちでありながら、罪を犯して夜の世界に流れ着き、ナンバーワンにのし上がってきた美月。周囲の誰にも心を許さず、処女を守ってきた彼女だったが、やむを得ない事情から暴力団のフロント企業の社長をしている桐生に抱かれることになって…。「いいんだな?」。欲に濡れた美月の目をのぞきこむ男の冷たい双眸は、獲物を玩具にして嬲り殺す獰猛な野獣の目つきだった!
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3.0姉の結婚式が終わった後、親族から姉と比べられた憂さを晴らすために、愛佳は一人バーで飲んでいた。帰宅途中、道に停まっていた車から降りてきた不審者に襲われ、中に無理矢理連れ込まれそうになる。間一髪のところで一人の若い刑事が駆けつけ、愛佳は難を逃れることに成功する。助けてくれた礼を言おうと顔を上げると、その刑事は高校時代の恋人の拡夢だった。幸せだったあの頃に戻ったようで、緊迫した心が和らいだ愛佳は拡夢にとある相談を持ちかけ……。「一つ提案なんだけど、俺と一緒に暮らすというのはどうかな? もちろん、愛佳ちゃんさえ良ければだけど」 十年前の元彼に淡い期待を抱くのはやめようと心に決めていた愛佳は――!?
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4.3高校の頃に友人に誘われて参加した散歩サークルで、優愛は律に出会う。将来は街などの再開発を手掛けたいと思う彼は、散歩しながら色々な建築物を見るのが好き。綺麗な見た目なのに、不愛想な彼は近寄りがたい存在だった。散歩サークルの活動中に、優愛と律は捨て犬を見つけ、その事がきっかけで仲良くなる。高校の頃から律に恋をしていたが、非常にモテる彼にとって自分はただの友人の一人なのだろうと諦めていた。30歳を目前にして、律への恋を諦めようと決意する。同じころに職場の上司からお見合いを勧められ、いいきっかけになると優愛はお見合いを受けることにする。最後の最後に律の反応が見たくて、自分がお見合いをすることを律に告げ……。「優愛がお見合いするなら、もう我慢しない」 顔色を変えた律によって、彼の部屋に閉じ込められてしまった優愛は――!?
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3.2ウェブデザイナーとして働き、自他共に認める社長派である文乃にはある秘密があった。それは文乃が由緒正しい飛鳥井家の一人娘であること。そして、彼女が熱い視線を向ける社長――恭平の一族は、飛鳥井家に仕える家令だということである。家を出て独立しつつも、「普通のOLとして社会に出てみたい」という文乃の願いを叶えてくれた恭平に、文乃は密かに想いを募らせている。しかしそんな平和な日々を壊すかのように、両親によってお見合いが計画されていると知った文乃は、玉砕覚悟である決意をして――!? 「わかりました。では、結婚しましょう」。その日から、文乃と恭平の関係は「社長と社員」「主と従者」でもなく「夫と妻」に一気にステップアップしてしまう――!?
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-箱入り娘の里桜は祖父母から「会わせたい人がいる」と言われ、お見合いをすることになる。自分自身の力できちんと恋をしてみたいと思っていた里桜はお見合いに乗り気ではなかったのだが――。気が落ちたまま赴いたお見合いの場で出会ったのは、野宮グループの御曹司である野宮真斗だった。真斗の柔らかく笑う笑顔に、強張っていた里桜の心も次第にほぐれていき――? 里桜の感情を引き出し、寄り添ってくれる真斗の真摯な姿勢に里桜はしっかりと恋に落ちたのだ。こうして、晴れて真斗と恋人関係になった里桜は、彼から素敵なプロポーズを受ける……。「これから里桜にたくさん触るけど、いい?」 夫婦になった初めての夜は、里桜にとって心も身体も愛し尽くされる甘美な時間だった――。幸せな結婚生活が始まったのだが、情熱的な初夜を過ごして以降あまり真斗は里桜に触れてこない。寂しさを持て余す里桜に真斗が気づいてしまうと……!?
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3.0モデルの姫乃に着エロの依頼がくる。迷う姫乃だが「人気が出たらテレビにも出られるよ」と言われ、仕事を受けることに。撮影当日、マイクロビキニで受けるマッサージで、アソコを念入りに弄られてしまう。アソコをトロトロにされ、快楽で甘く震える姫乃に男たちは次々にアレを入れてきて――!
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4.2冷酷で有名な怖~い皇帝陛下が私をご所望!? 死をも覚悟で陛下の部屋に入ったら── 私をお嫁さんに? 一目惚れだったなんて!! コワモテだったハズが初恋のように一途! 私の前でだけ、きゅんきゅんモードに豹変です? キスも、愛撫も、想いが詰まってじっくり濃厚v そんな愛され新妻ライフどっぷりだったのに、 予想外のきっかけで、浮気を誤解され!? え……! 動物にまで嫉妬ですか、陛下っ! 身分差・年の差(約20歳)・新妻溺愛☆全部入り!!
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4.3「リル……ずっとキスしたかった。君に触れたかったよ」――ブラックバーン家の子孫を残すため、政略結婚で嫁いできたリルディアンカ。一目で夫・アークロッドに恋したのだが、距離を縮めることができないままクールな夫は戦に駆り出され、離ればなれに。それから5年経ち、ようやく夫が帰ってきた! アークロッドは精悍さを増し、そのますます魅力的な姿に胸を高鳴らせたリルディアンカは、夫に駆け寄ると熱い抱擁とキスをされ――という妄想の世界に一瞬で飛び立った。そんな妻の姿を不思議そうに見つめるアークロッドだが、なんと彼はそれ以上に濃厚な妄想を……!? 超・純情な若夫婦は、すれ違いと欲望が止まらない――!
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4.0スポーツジムのトレーナーだという英に勧誘され、つい入会してしまった美空。英の笑顔があまりに爽やかで、また肉体美が素敵で、ついうっとりしてしまったが、実は彼がマンションのお隣さんだったことにビックリ! 英は美空のことを知って声をかけたらしい。そして運命の人的告白まで。グイグイ押してくる英に、自分の何が彼をこれほど惹きつけるのかわからない。だが英はここから「部屋に来てから付き合うかどうか決めてほしい」と不可解なことを言う。キスまでしておきながら。どういうこと? そしていざ部屋に入ると英は驚くべき行動に出る。驚愕して言葉を失う美空に向け、自らの秘密の性癖を語るのだが――その性癖あなたはOKですか?
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4.3男爵家の令嬢ベルと双子の弟は二人とも美形だが、とても貧乏。ある日、名門侯爵家の使者が男爵家にやってくる。使者いわく、侯爵家の子息エーヴェルトが、昔からの許嫁との婚約解消をほのめかして困っているとのこと。どうやら、貴族の間では恋愛結婚が流行しており、エーヴェルトとその許嫁は自由な恋愛をしたがっているらしい。そこで、ベルと双子の弟に、それぞれエーヴェルトと彼の許嫁にほどよく恋愛を経験させてから、姿を消して欲しいと依頼をしてきた。ベルたちはやむを得ず引き受けるが、ベルはエーヴェルトに必要以上に気に入られてしまったようで――!?
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4.3エカチェリーナは由緒正しい魔女伯爵家の生まれにもかかわらず、まわりから『魔女もどき』と馬鹿にされていた。 それもそのはず――。彼女は火をつけたり水を出したり目に見えて役に立つ魔法が使えないのだ。ただ一つ、ほかの魔法使いと違うのは“人の心が読める力”があるということ。 そんなある日、母から「あなたの結婚が決まったのです。これは王命です」と告げられる。 その相手は『欠陥王子』と揶揄される第一王子のマトヴェイ殿下! 顔合わせで彼は、「ブス」だの「嫌いだ」のという辛辣な言葉をエカチェリーナに浴びせる。 だが、彼女の頭の中には彼の“別の声”も響き渡っていた――(この女性を傷つけたくない。優しい娘だ)と。 動揺しつつも、なぜマトヴェイは心と裏腹な発言をするのか知りたい気持ちが抑えられず、「あなたの妻になります!」と応戦に出て……。 言葉と心の中の乖離がひどすぎて――彼の本当の気持ちを確かめたい! ツンデレ!? 王子×おちこぼれ魔女 心に傷を抱えた二人の、波乱に満ちた結婚生活が始まる――!! 第1話。
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3.4たった一人で暴君の城を乗っ取った悪魔と恐れられる最凶騎士ギルベルト……を説教しようと押しかけ妻をしてみたら単なる無口&不器用なコミュ障さんでしたw 「恐い人じゃないよ~」とアピールするため、新妻とラブラブいちゃいちゃさせる作戦を☆ 演技のハズが気づけばキュンとしてしまい!? すると夫もケダモノにいきなり豹変!!激しすぎるHでずっと離してくれませんっ? 身長差&コミュ力差カップルの新婚☆ラブコメ 電子書籍版のみの特典ショートストーリー『執事から見たある日』も収録。
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3.5
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4.0夏希には忘れられない人がいる。大学の卒業旅行先で出会った海都という男性だ。友達の裏切りに傷つき飛び出してきた夏希と似た境遇だったことをきっかけに一夜を過ごしたのだ。旅行先で偶然会っただけの彼と再会するなど想像すらしてなかった夏希だったが、新しく部署に配属されてきた人はまさかの海都で……!? 突然の再会、しかも同じ会社で同じ部署なんてと運命を感じるも同僚として接することを選ぶが――。「夏希がほしい。六年前のあのときみたいに……夏希を抱きたい」。心のどこかで期待していた言葉を言われてしまえば、彼の手を拒むなんて選択肢はかき消されて――!?
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3.9愛する夫、真斗と幸せな新婚生活を送るさくらには、ある悩みがあった。それは、彼が性欲絶倫おばけ兼やきもちモンスターだということ……! 容姿端麗で次期社長として仕事もバリバリこなす、まさに完璧と言える彼だが、さくらのこととなると極端に嫉妬深くなるのだった。さらに、その絶倫ぶりはさくらの仕事であるハンドメイド業にも影響を及ぼしはじめ、困ったさくらはエッチの回数を減らしてもらうために、様々な作戦を決行するのだが……。「きみが足りないと、俺は死んでしまうよ」。今日こそエッチしたくない妻VS今日もエッチしたい夫の戦いが今、始まる――?
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3.9末っ子王女として父や兄、そして姉たちに過ぎるほどに愛されて育ったリュシエンヌ。可愛さのあまり国外へ嫁に出すことが耐えられない父王の言いつけで、王宮親衛隊長兼、国王の筆頭近衛騎士であるランヴァルトの元へ降嫁することに。ランヴァルトのことを憎からず思っていたリュシエンヌは、彼の妻になれることが嬉しい反面、ランヴァルトの気持ちが分からず不安でもあった。しかし新婚生活がスタートすると、ランヴァルトの優しさに包まれそんな不安は吹き飛んでしまう。初夜も無事に終え、これで晴れて彼と正式な夫婦になれた! あとは可愛い子供ができるのを待つばかり、と喜んだのも束の間、貴族のご婦人とのお茶会で耳にした噂話により、リュシエンヌにまたしても不安が押し寄せる。ランヴァルトとの初夜は気持ち良いばかりで痛いことなんてなにもなかった……。痛くて仕方ないようなことを初夜にするべき、だったのでは? しかもそれをランヴァルトに確かめた夜以降、彼は夫婦の寝室へ立ち入らなくなってしまう。不審に思って調べてみると、彼は地下室へ人目を忍んで足繁く通い詰めているという。もしかして地下室に愛人が!? 地下室の秘密を探るべく、彼の後を追ったリュシエンヌが見たものとは……。
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4.4イベント会場や結婚式場に飾るフラワーアレンジメントを作成するフローリストとして花屋で働く一花は、毎週同じ曜日、同じ時間にフラワーアレンジメントを購入していく男性に片想いをしていた。ある日、企業のパーティ会場に飾るフラワーアレンジメントの依頼を名指しで受けた一花。指定されたパーティ会場で飾り付けをしていると、なんとそこには片思い中の男性が! 聞けば、瀬名と名乗るその男性はパーティを主催した企業の社長で、以前から一花に好意を寄せていたという。夢のような展開で片思いを実らせた一花だったが、幸せ気分もつかの間。一つの疑問を持つようになる。「毎週欠かさず買っていくフラワーアレンジメントは、誰への贈り物なの……?」 恋多き男と噂されるプレイボーイ社長・瀬名は本当に自分のことを想ってくれているの? 一度抱いてしまった疑いは日に日に増していき……!?
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4.3大手専門商社の営業アシスタントをしている梓。同期の男性が結婚したことを知り、自分にそんな予定がないのを虚しく感じていた梓は、飲みに繰り出した繁華街でヒールが溝に嵌まって転びそうになってしまう。一生懸命パンプスを溝から外そうとするものの、なかなか取れずに泣きたい気持ちになっていると、すぐ傍のleggiero(レジェロ)というバーでバーテンダーをしている年下とおぼしき男性に助けてもらった。整った顔立ちでいかにも女性にもてそうな彼は、こちらの顔を見て驚いた顔をする。実は彼は梓がかつて家庭教師をしていた柾で、合格発表の日に告白されたものの、梓は彼氏がいたために断ったという過去があり……!? 気まずさをおぼえる梓だが、その後柾に彼の勤めるお店に誘われる。「だったら梓さん、俺でリハビリするのはどうですか」 酔った拍子に彼と一夜を共にすることになり――。
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3.6嫁ぎ先へ向かう馬車の中で、セレーナは、この1ケ月の間に身の上に起こったことを振り返りながら塞ぎ込んでいた。幼い頃から婚約者だった第二王子のオーランドからの突然の婚約破棄。代わりに辺境伯のレオナルドの花嫁になることが決まったものの、セレーナに横恋慕したレオナルドが、オーランドに迫って譲り受けたという噂も聞く。体調がすぐれず途中で休憩をとるセレーナの元には、そのレオナルドが駆けつけ、やさしく蜂蜜酒を差し出すのだった。精悍な体躯で抱き上げられ馬車に乗せられ端正な顔立ちで微笑まれると、眩しいと感じてしまうほど、セレーナはすっかりレオナルドのペースにはまってしまう。花嫁としての歓迎を受け、レオナルドの気づかいや優しさに触れるうち、セレーナの心に少しずつ温かみが戻っていくが、真実を聞けないまま日が過ぎていき……。
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-幹本麻理恵、29歳。高校時代の仲良しグループ五人のうち、とうとう最後のシングルになってしまった。試しに婚活アプリに登録してみたものの、あまりの登録者数の多さに圧倒され、気持ちがくじけてしまう。退会しようとする麻理恵のもとに、『あなたにひとめぼれしてしまいました。結婚前提にお付き合いしていただけませんか?』というメッセージが届く。半信半疑でヒロと名乗る相手のプロフィールを見ると、会社を経営する美しい顔立ちの25歳。そんな人がなぜ私に? はじめはメッセージのやりとりから。有名レストランでの初めてのデート。よそ見をしないようにと二人は同時に婚活アプリを退会する。そして次のデートは麻理恵の幼馴染が俳優として出演する芝居を見に行き、彼が少し嫉妬したりと、距離を縮めていく二人。だが、まっすぐに気持ちをぶつけてくるヒロとは対照的に、麻理恵は慎重だった。この人が運命の人だったら嬉しい。それでも麻理恵はヒロとの出会いを手放しで喜べない。婚活アプリで知り合ったということも気になっている。女性なら放っておくわけがない彼ほどの人がなぜ私を? 麻理恵がヒロに訊ねると、ヒロは顔を赤らめながらようやく理由を話してくれた。それは……。
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-藤田日菜子は両親と兄夫婦と共に花屋を営んでいる。日がな一日花のことばかり考えているため、23歳になった今もお洒落には無関心で、恋愛経験もゼロに近い。ある日、日菜子は沢山のフラワーアレンジメントの注文を受ける。注文したのは近々、近所のファッションビルへの出店が決まっている有名ブランド「カレンティーノ」のデザイナー兼社長・稲葉航大。童顔の日菜子をバイト扱いし、失礼な態度を取る航大に腹を立てる日菜子だったが、「予算内で自由にアレンジを作って欲しい」という初めての大仕事はやりがいがあり楽しかった。兄と共にアレンジを納品すると、航大は素晴らしい出来だと褒めてくれ、中でも日菜子の手掛けた花かごを気に入ってくれたようだった。それ以来、航大は何日かに一度店に訪れては、花束を注文するようになる。しかも配達は必ず日菜子が来るように、という指名付き。度々顔を合わせ言葉を交わすうち、二人の距離は徐々に縮まっていくが……。
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2.0佐藤美亜はショックを受けていた。密かに片思いをしていた上司・大貫群司が独立するため退職するというのだ。突然の別れに、大切にしていた恋心の終わりを覚悟した美亜だったが、その数日後、大貫から「話がある」と呼び出される。久しぶりに大貫に会える! 内心大喜びの美亜だったが、以前とは異なる横柄な態度で美亜に接する大貫にびっくり。以前の優しく気遣い上手だった大貫とは違う、自信に満ち溢れた強気な態度に、しかし美亜の心はどうしたわけか余計に熱く燃え上がってしまう。しかも大貫は、美亜に「うちの会社で、俺の秘書をしてほしい」と頼んで来て……。
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3.3図書館司書として働く舞花は34歳。早くに両親を亡くし、10歳年の離れた妹を養うことで精一杯だったため、結婚適齢期を過ぎても男の気配はなし。結婚願望はあるものの、人並み程度の容姿の自分にいまさら出会いなんて…と半分諦めモード。そんなある日、職場の後輩に半ば強引に身代わりデートを頼まれた舞花。お茶を飲む程度、と仕方無しに指定されたカフェに行くと、そこにいたのはイケメン弁護士! 身代わりであることを素直に伝え、その場を立ち去ろうとした舞花だったが、雪平篤志と名乗った男性に引き止められ、そのままお茶をすることに。海外ミステリー小説好きという共通項を見つけた二人は意気投合。お茶だけのつもりが食事まで共にしてしまう。思いの外楽しい時間を過ごすことができたものの、今後二度と会うこともないだろうと思っていた舞花だったが、数日後、なぜか篤志が職場に現れ、舞花に強引アプローチを開始して……!?
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4.6「シャロン・ソレイユ、貴様との婚約を破棄する!」 「罪人を王室に入れるわけにはいかない」 侯爵令嬢シャロン・ソレイユはある日突然、この世界が前世でプレイした乙女ゲームで、自分は「悪役令嬢」だと思い出してしまう。 これから私は、大好きな第二王子ユリウスに断罪される――そう気づいたシャロンは「今後一切彼と関わらない」と距離をとろうと努力し始める。 だが、その矢先――舞踏会の夜に彼が毒を飲まされてしまうことに気づき阻止しようと奮闘するが、それは毒ではなく実は「××」で。ユリウスは責任を取るというが……。断罪されたくないシャロンは、彼と婚約するわけにはいかない! 「私たちの間には何もなかったんです!」 諦めたはずの恋が、一夜の過ちから再始動する、じれキュン恋物語。第1話。
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4.7男爵令嬢のリディアーヌは、婚約者から婚約を解消されてしまう。理由は「他の男に色目を使った」から。波打つ金の髪に真っ赤な瞳。年齢より大人びた美しい顔立ち。そして女性らしい曲線美を誇る身体を持つリディア―ヌは、その見た目から身に覚えのない噂を立てられてばかりだった。婚約破棄だけでも辛いというのに、時を同じくして知人に騙された父が、膨大な借金を作ってしまったことが発覚。使用人の賃金も払えないほどに困窮してしまい、思い詰めたリディア―ヌは「もう身体を売るしかない」と考えるようになっていた。そんな時、リディアーヌは宰相から「王太子の閨教育係」を打診される。女嫌いで有名な王太子ジェラルドは、閨教育係を次々と首にしてしまい、困っているのだという。「経験豊富な君になら、閨教育を任せられる」と噂を信じきっている宰相に「実は処女です」と真実を告げることができないリディア―ヌは……。
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3.7王女であるフィリーネは優秀な騎士である公爵、クライドに恋をしている。けれどフィリーネはこの恋を諦めていた。王家へ忠誠を誓うクライドが自身のことを恋愛対象として見ることなどあり得ないと……。そんなフィリーネも年頃となり、隣国の王子との間に縁談が持ち上がる。それを承諾したフィリーネに兄・ユリアスは惚れ薬をくれた。望まぬ結婚だとしても惚れ薬を使えば相手のことを好きになれるかもしれないと。惚れ薬の効果を見定めるため、フィリーネの20歳の誕生日パーティで、ユリアスとこっそり試飲する計画を立てる。しかし惚れ薬の入った酒を誤ってクライドが飲み干してしまったことで、事態は一変する。クライドはたちまち体調を崩し、慌てたフィリーネはクライドを休ませるためひと気のない部屋へ彼を運ぶが、その間も彼の呼吸は激しく乱れ、身体はますます熱を帯びていく。医者を呼ぶべきか……狼狽えるフィリーネにクライドは突然キスをしてきて……。
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-サフィーナは胸に醜い痣を持って生まれた。母はサフィーナを恐れ自ら命を絶ってしまい、それがためサフィーナは物心つく前から「人を不幸にする呪われ令嬢」と囁かれることになる。実の父と義母、義妹から虐げられ、使用人同然の生活を送っていたサフィーナは、18歳になると父に命じられるまま「死神伯爵」と呼ばれるガルシア・ランフォーネ伯爵のもとへ嫁ぐことに。しかし屋敷に着いたサフィーナは歓迎されるどころかガルシア本人から「帰れ」と拒絶されてしまう。困惑するサフィーナに、ガルシアは黒革の手袋を外し美しい手を差し出す。聞けばガルシアには手に触れたものの命を奪う呪いがかけられており、それがため「死神伯爵」として恐れられているという。「こんな呪われた男と本当に結婚できるか?」 サフィーナは小さく震える手でガルシアの手に触れた。こうしてサフィーナは自身の呪いを隠したまま、死神伯爵と共に生活をすることとなったのだが……。
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-孤児として姫付きの女騎士になるべく育てられたヘレナは、苛酷な環境に耐えつつも真面目で気高い戦乙女として生きていた。 そんなある日、しばしば親善試合を申し込んできていた隣国の王子に、自分の君主である姫が求婚され、拒絶の勅使を命じられたヘレナは渋々王子の元へむかうが…………。 柔和なマスクの下に謀を隠す王子。国を巻き込む騒動に巻き込まれ、ヘレナの運命は大きく変わっていく。 優しくも腹黒く、そしてちょっと「ドS]な王子にの甘い企みに、ヘレナは身も心も翻弄されて――――。 ※この作品には挿絵があります※
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