苫野一徳作品一覧

  • 『エミール』を読む
    3.8
    1巻2,310円 (税込)
    今日の教育に最も大きな影響を与え,広く知られる名著『エミール』.その中身は今なお驚くほど新しく,みずみずしい魅力にあふれている.この作品をどう味わい,どうわたしたちの思考に取り込み現実の教育に役立てるか.ルソーに惚れ込む気鋭の教育哲学者が,やさしく,そして情熱的に語る.『エミール』入門の決定版.

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  • 教育観を磨く 子どもが輝く学校をめぐる旅
    5.0
    【内容紹介】 本書では、気鋭の教育学者・井藤元と苫野一徳が注目する国内の個性豊かな4つの小中学校を紹介する。 ・北九州子どもの村小学校・中学校(福岡県) ・伊那市立伊那小学校(長野県) ・三河サドベリースクール・シードーム(愛知県) ・横浜シュタイナー学園(神奈川県) 各学校から1名の先生にナビゲーターを招き、インタビュー進行を小木曽由佳が行い、その上で井藤・苫野が切り込む。問いをぶつけ合いながら、各学校で大切にされる価値をすくい取り、生きたまま読者の前に誘い出す。 これらの学校は、いずれも子どもの個性を何より重んじ、独自の教育理念に基づきながら、特色ある教育実践を行っている。「自由」「対等」「対話」「子ども主導」「自(おの)ずから」などなど、共通するキーワードが散りばめられつつも、その日々の実践は、じつに多様である。 そこで本書では、ナビゲーター役の先生が日々子どもたちに向き合う中で大切にしている点、実感している魅力や葛藤について、たっぷりと語っていただき、最後に井藤・苫野が対談を通じて教育学的見地から4校の実践を振り返る。 「自分が経験してきた教育とは異なる教育の世界がある」 教師を目指す人、教育に関わる多くの方にそう感じていただき、教育観に磨きをかけていただくことを目指す一冊。 【目次】 旅立ちの前に はじめに 第1章 北九州子どもの村小・中学校~一人ひとりがみんなと自由に~ 第2章 伊那市立伊那小学校~子どもは自ら求め、自ら決め出し、自ら動き出す~ 第3章 三河サドベリースクール・シードーム~自分のことは自分で、みんなのことはみんなで 第4章 横浜シュタイナー学園~子どもは自分の課題をもって生まれてくる~ 第5章 教育観を磨くということ おわりに
  • 子どもたちに民主主義を教えよう――対立から合意を導く力を育む
    4.4
    【メディア続々掲載!!】 ★南沢奈央さんが「2022年の3冊」として本書を紹介(読売新聞・22/12/25) ★東洋経済「教育関係者にお薦めしたい」10冊 2022年がわかる、23年に備える教育トレンドに掲載! ★東洋経済オンライン 掲載 (23/1/6) ★京都新聞 (書評欄 22/12/10 ) ★信濃毎日新聞 (22/11/29) ★熊本日日新聞(書評欄 22/11/25) ★文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ! 」著者出演 ★鴻上尚史さん(作家・演出家)推薦! ★ベストセラー『学校の「当たり前」をやめた。』著者  元麹町中の校長と、教育の本質を問い続けてきた哲学者・教育学者が初タッグ! ★これからを生きる子どもたちに必須の力とは? ★全国の親からも絶賛の声 「教育の役割とは何か?」 「学校は何のためにあるか?」 学校改革の旗手と教育の本質を問い続けてきた哲学者・教育学者が 教育の本質を徹底議論! 究極の目的は「民主主義」教育だった。 ーー「多数決で決めよう」のどこに問題があるか、わかりますか? 「誰一人置き去りにしない」を教えるはずの教室で 平然と少数派を切り捨て、 一度決めたことには従え! と「従順な子」をつくる教育がおこなわれている。 未来の社会をつくる子どもたちに本当に伝えるべきことは、 対立を乗り越え、合意形成に至るプロセスを経験させることではないか。 学校で起きるトラブルこそが絶好の学び場であるはず…… 本書は、子どもたちの「対話の力」を重視し、 学校で民主的な力をいかに育むかを提案する実践的教育書だ。 民主主義の考え方を広めていくことで 当事者意識が低い「日本社会」をアップデートする、 著者二人のつよい覚悟を持って書かれた。 いじめ、理不尽な校則、不登校、体罰、 心の教育、多数者の専制、学級王国・・・ いまの学校が抱える大問題を分析しながら 何ができるか、どこから変えていけるか、 哲学と実践を見事につなぐ画期的1冊。 現場で奮闘する教育関係者・保護者、必読!
  • どのような教育が「よい」教育か
    3.8
    〈よい〉教育とは何か。根本から徹底的に考える。「ゆとり」か「つめこみ」か、「叱る」のか「ほめる」のか──教育の様々な理念の対立はなぜ起きるのか。教育問題を哲学問題として捉えなおし現代教育の行き詰まりを根本から解消する画期的著作! (講談社選書メチエ)
  • 10分からはじめる「本質を考える」レッスン~親子で哲学対話
    4.0
    \待望の哲学対話の入門書/ たった10分、子どもとの対話で 一生使える「思考力」が鍛えられます。 AI時代の今こそ 「本質を考える力」が必要とされています。 教育界を牽引する哲学者が 自らの経験をもとに届ける「親子で哲学対話」。 きっかけは、娘の一言「わたし、学校やめる」。 親として哲学者として、そして教育学者として、 人生に悩む娘と向き合った時間を振り返りながら 「本質を考える」哲学対話の真髄を伝えます。 今、家庭や学級でも実践する人が増えてきています。 \親子でこの問いに答えてみる/ □仕返しは悪いこと? □勉強するのはなんのため? □よい社会とは? □優しさって? □神様の神様はだれ? □友達ってなに? □恥ずかしさとは? 子どもは親が思う以上に、 悩んでいます。考えています。 \哲学対話で何が得られる?/ 「哲学対話」とは対話によって 「共通了解」を探すトレーニング。 ほかにもさまざまなメリットを実感できます。 □民主主義を経験できる □自分を深く知ることができる □コミュニケーション能力が高まる □思考力が鍛えられる □言語力が高まる □本質を見抜く力がつく 【目次】 はじめにー9歳、人生に悩む  きっかけ  哲学対話で本質を問う  思考や対話にはコツがある  〝そもそも?を問う  まずは10分、はじめてみよう 第1章 本質観取って何?  哲学対話で「本質」を問う  「本質」なんてあるの?  カラスはほんとうに黒色か?  「絶対」をめぐって戦うのはやめにしよう  「みんなちがって、みんないい」のか?  「わたしの確信」から考える  それぞれの「確信」をもちより「 共通了解」を見つける  本質がわかれば、何をどう考えればいいかも見えてくる  民主主義の成熟のために  自分のことを深く知る 第2章 本質観取のやり方  親子でできる哲学対話の実践方法   0:前提の確認   1:本質がわかるとどんないいことがある?   2:さまざまな事例をあげる   3:本質的なキーワードを見つける   4:本質を言葉にする   5:最初の問題意識に答える   行きづまりを感じたら戻って考える 第3章 親子で哲学対話 本質をめぐる20の物語  第1話「幸せ」ってなんだ?  第2話人間の「愚かさ」について  第3話究極のテーマ「人間」とは何か?  第4話「よい政治」とは?  第5話「存在とは何か?」にせまる  第6話神さまの神さまはだれ?  第7話「信頼」って、なんだろう?  第8話道徳の授業で考える「思いやり」  第9話希望は、光  第10話ファッションと校則  第11話「愛」について  第12話我思う、ゆえに我あり  第13話「よい行い」って、なんだろう?  第14話「悲しい」と「くやしい」は何がちがう?  第15話法律って、なんだろう?  第16話「かわいい」って、なんだろう?  第17話「恥ずかしい」とは何か  第18話「恥ずかしい」とは何か2  第19話「大人」とは何か?  第20話本質を考えること コラム①「親子で哲学対話」のはじめ方 コラム②「不登校」について思うこと コラム③ 本質観取を体験してみよう あとがき
  • 子どもの頃から哲学者
    4.1
    便所飯のパイオニア、躁ウツ8年間、人類愛教の教祖さま…どんなにこじらせても、絶望したとき人は前に進める。キルケゴール、ヘーゲル、ルソー、ニーチェ、カント…歴代哲学者もとんでもない中二病だった!? 絶望の達人の再生の物語。
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体
    3.8
    あいちトリエンナーレ2019、日本学術会議 会員任命拒否、検察官定年延長、加計学園問題……今、起きている出来事の本質を見抜くための論考集。 「百人組手で知性を鍛え、不当性に抗う訓練になる一冊」――荻上チキ(評論家) あらゆる「自由」が失われつつある中で、研究者・作家・芸術家・記者などが理不尽な権力の介入に対して異議申し立てを行う。少しでも声を上げやすい世の中になるようにと願って26名の論者が集い、「自由」について根源的に掘り下げる。 批判的思考を養うための書! 【本文より】 表現の範囲がどんどん狭まっている――ヤマザキマリ 批判精神に欠けた学者に囲まれた政府は、端的にいって災厄――藤原辰史 アーティストやタレントが政治的な発言をするたびに、猛バッシングを受けますが、彼らも市民の一人です。政治的発言をしてはならない理由がわかりません――上野千鶴子 私たち日本人は「自由は取扱いの難しいものだ」という実感に乏しいように思われる――内田樹
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?
    3.9
    本を読むと、頭の中に知識のネットワークができるし、広い視野で世界を見る目がもてるようになる。解決したい問題やもっと理解を深めたい物事に出会ったとき、その頭や目が威力を発揮する。進みたい道へ自由に歩き出せるようになる。そのための本の読み方を全力紹介。
  • 「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学
    3.8
    「自由」の実感なくして、「幸福」はない。 では、どうすれば「自由」を実感できるか? 「どう生きようがあなたの自由だ」と言われて育った私たちは今、自由なんかないとか、自由よりも安定が大事とか、自らに言い聞かせて生きている。本当にそう言えるのか。これまで無数の議論が交わされてきた「自由」を、ヘーゲルをもとに真正面から考え直し、自由を実現できる社会の「条件」を問う。気鋭の教育哲学者による書き下ろし。 [内 容] はじめに 序章 「自由」に代わるもの? 第1部 「自由」の本質  第一章:「本質」とは何か  第二章:「自由」のイメージを解体する  第三章:「自由」とは何か  第四章:現代政治哲学の難点 第2部 「自由」の条件  第五章 どうすれば「自由」を感じられるか  第六章 どうすれば「自由」な社会を作れるか おわりに

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  • 教育の力
    4.3
    「ゆとり」か「詰め込み」かなど、教育を巡る議論には様々な対立と齟齬が渦巻いています。こうした混乱を越え、どうすれば<よい>教育を作ることができるのか。<よい>教育のためにはどのような学校がいいのか? そのための教師の資質とは? 本書は、義務教育を中心に、どのような教育が本当に<よい>と言えるのか、それはどのようにすれば実現できるのかを原理的に解明し、その上で、その実現への筋道を具体的に示してゆきます。(講談社現代新書)
  • 「学校」をつくり直す
    4.4
    「みんなで同じことを、同じペースで、同じようなやり方で」……何かおかしいと思われながら、長らくそのままの教育システムをひっくり返し、学校への絶望を希望へと変える方法を提言する。
  • 愛

    4.2
    本書でわたしは、「愛」の本質を明らかにした。性愛、恋愛、友愛、親の子に対する愛……。愛にはさまざまな形があるが、これらはいずれも、本来まったく異なったイメージを与えるものである。にもかかわらず、なぜこれらは「愛」の名で呼ばれうるのか?それは、そこに「愛」の、ある“理念性”の本質が通奏低音のように響いているからである。性愛も恋愛も友愛も親の子に対する愛も、その「愛」の通奏低音の上に、それぞれ独自の音色を響かせているのだ。本書の目的は、これら「愛」の名のもとに包摂されるありとあらゆる「愛」の本質を明らかにすることにある。「愛」とは何か、そしてそれはいかに可能か? これが、本書でわたしが挑み、そして明らかにした問いである。
  • はじめての哲学的思考
    4.4
    誰もが納得できるような考えに到達するための、力強いさまざまな思考法に満ちている哲学。その思考法のエッセンスを、初学者にも理解できるよう伝える。
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 苫野一徳 特別授業『社会契約論』
    4.3
    1巻770円 (税込)
    民主主義の原型を構想したルソーの思想。その本質を知り、私たちの社会を問い直す! 「社会契約」とは? 「自由」の本当の意味とは? 民主主義の理念の起源とは? 現代社会の根源的課題を考えるうえで必読の名著『社会契約論』。ルソーの生きた時代、彼の思想、その人となり、生涯なども解説しながら、難解な本書を平易にときほぐす特別授業が、自由学園の生徒たちとのオンライン講義と対話で実現! ルソーの『社会契約論』は「哲学とは社会を考えるうえで、こんなに役立つのだ」という最高の実例だ。本書を読み進めながら、「よい社会の本質」にたどり着くための思考法を伝授する。 第1講 ルソーの読み方 その人生と思想 第2講 社会契約論の核心 第3講 「よい社会」の根拠は「一般意志」にあり 第4講 若者たちと考える『社会契約論』の可能性

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