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最後の戦慄 〈新装版〉
21世紀後半、世界は相変らず血と硝煙に満ちていた。レッド・アメリカと呼ばれるキューバ、ニカラグア地帯で起きたテロリストたちによる殺戮事件は、敵味方の区別なく死体の山が築かれた。その頃〈ミュウ・ハンター〉としての戦いを終えたシド・アキヤマはイラン・テヘランにいた。そこに内閣官房情報室の黒崎と名乗る男が現れ、〈サイバー・アーミー〉と呼ばれる四人組テロリストの殺害を依頼される。四人の名を聞いたアキヤマは驚愕した。すでにこの世にはいないはずの人物だ。しかもそのうちのひとり、ジョナはかつてアキヤマが愛した女性だった……。アキヤマの戦いが再び始まろうとしていた。 -
最後の封印 〈新装版〉
レトロウイルスの進化形、HIV-4に感染した母親から生まれた子供〈ミュウ〉。額の瘤が特徴で、生まれながらに「第三の目」と呼ばれる持つ特殊能力を備えている。それゆえ社会への適応力を欠き、悪魔が人間の腹を借りて生まれたと言われていた。〈ミュウ〉を抹殺しようとする勢力と保護する勢力に二分する世界。かつて優秀な傭兵だった日系人シド・アキヤマは、ミュウ・ハンターとして、保護陣営の厚生省特別防疫部隊と戦闘を繰り広げていた。そこに同じミュウ・ハンターのアメリカ人、ジャック・バリーが現れ、アキヤマに加勢する。ジャックはアキヤマの傭兵仲間だった。戦いの最中、ふたりはミュウを守ろうとする研究者・飛田靖子と出会う。彼らは人間だという靖子に、アキヤマは困惑し……。 -
殺人ライセンス
高校生の久(ひさし=キュウ)は「殺人ライセンス」というサイトに遭遇。それは、ターゲットを殺害する危険なオンラインゲームだった。そのゲームが突然アクセスできなくなった後、ゲームの標的と同じような名前のストーカー公務員が殺害された。戦慄するキュウ。一方、勤務先をリストラされた相沢は、素人探偵として、キュウと事件の解明に乗り出す。相沢の娘・麻理とキュウがクラスメートという縁もあったが、麻理は、キュウや相沢の行動を冷ややかに眺めていた。相沢の同級生の丸谷刑事らは、捜査本部につめながら、犯人を絞れない事態に焦っていた。そして再びネット上に出現した「殺人ライセンス」と同じ第二の殺人事件が……。高校生と捜査本部、殺人ゲームと現実の捜査の接点はどこに――? -
仕事に必要なことはすべて映画で学べる
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」や「機動警察パトレイバー」シリーズなどのヒット作で知られ、世界的に高い評価を受けている映画監督の押井守監督が待望の新刊を出しました。今回のテーマは組織におけるビジネスパーソンの処世術について。押井監督の独自の切り口で新たな行き方を提示しています。 組織の中で自己実現を図るにはどうすればいいのか。会社に使い倒されず、生き抜くために必要なモノは何か。無謀なミッションを与えられた時、自分と部下をどう守ればいいのか。使えない部下を動かすコツは何か。勝てるチームとはどういうチームなのか――。 ビジネスパーソンが直面する様々な難題に役立つ振る舞いや考え方を、名作映画を通してひもといていきます。生産性の向上が求められる今の時代、職場や仕事の負荷は高まるばかりです。その流れは加速こそすれ、弱まることはないでしょう。その中で、組織につぶされないよう多くのビジネスパーソンが苦悶しています。その答えの1つが本書にあります。 -
身体のリアル
押井守監督の実の姉にして舞踏家・最上和子(もがみかずこ)との対話。 だれも知らない押井家の謎から、武道×舞踏をめぐる身体論にまで迫る!! 笑える身体論。押井家トーク炸裂!! 押井 姉ちゃんが言ってたのは「身体は必ず自分を肯定」するというさ。 ――多くの人の場合は壊れたことを否定するケースが多いわけですよね。 でも壊れたことを肯定して受け入れてしまって自分のなかに取り入れるというものの考え方ってすごくポジティブですよね。 最上 壊れれば生まれ変われるというふうに私なんかは思う。壊れないと生まれ変われないから。 「これは本当の自分じゃない」みたいな気持ちはみんな持ってると思うのね。本当はもっと自由なはずだとかさ。 -
事件屋
冒険作家の俺は、最新作出版後、何者かに襲われた。 俺の小説に何かヤバいことでも……、突如、現れた男が俺を助けてくれた。 どこかで会ったような気がする、すると彼は、かつて俺が創り出した主人公の名を名乗った─これは一体どういうことだ!? -
東京湾臨海署安積班
ドラマ化もされた大ロングセラー「安積班」シリーズ熱望の最新刊! 外国人同士がもめているという通報があり現場に駆けつけると、複数の外国人が罵声を上げて揉み合っていた。ナイフで相手を刺して怪我を負わせた一人を確保し、送検するも、彼らの対立はこれでは終わらなかった……。(「略奪」より) 高齢者の運転トラブル、半グレの取り締まり、悪質なクレーマー…… 守るべき正義とは何か。揺るぎない眼差しで安積は事件を解決に導いていくーー。 おなじみの安積班メンバーに加え、国際犯罪対策課、水上安全課、盗犯係、暴力犯係など、ここでしか味わえない警察官たちのそれぞれの矜持が光る短編集。 -
東京湾臨海署安積班
青海三丁目付近の海上で遺体が発見される。身元は、かつて特殊詐欺の出し子として逮捕された戸沢守雄という七十代の男だった。安積たちが特殊詐欺事件との関連を追う中、遺体発見の前日に戸沢と一緒にいた釣り仲間の猪狩修造と和久田紀道に話を聞きに行くと、二人とも何かに怯えた様子だった。何らかの事情を知っていると踏んだ安積たちが再び猪狩と和久田の自宅を訪れるも既に誰もおらず、消息が途絶えてしまう……。「自分が誰からも必要とされなくなる。それでも毅然としていられるかどうか……。それが怖い」(本文より)。 安積が事件の先に見たものとは――。ドラマ化もされた大ベストセラー“安積班シリーズ”熱望の最新刊! -
任侠病院
今度は病院経営を任される!? 日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、東京下町で長年ちっぽけな所帯を持っている。堅気に迷惑をかけない正統派ヤクザであったが、地元新住民の間から暴力団追放運動が起こってきた。そんなおり、組長の阿岐本雄蔵が、潰れかけた病院の監事となって再建を引き受けることになった。院内は妙に暗く、掃除も行き届いていない。さらに出入り業者のバックには関西大物組織の影もちらつく。再建先と地元、難題を二つ抱え込んだ阿岐本組。病院の理事にもさせられた日村は、組の最大の危機を乗り切れるのか。ヤクザ界の悩める中間管理職・日村誠司の奮闘を描く、痛快任侠エンターテインメント。倒産寸前の出版社を救った『とせい』、荒廃した私立高校の経営に携わった『任侠学園』につづく、大好評「阿岐本組任侠シリーズ」第3弾! -
ひとまず、信じない 情報氾濫時代の生き方
世界が認める巨匠がおくる7つの幸福論。ネットが隆盛し、フェイクニュースが世界を覆う時代、何が虚構で何が真実か、その境界線は曖昧である。こういう時代だからこそ、与えられた情報をひとまず信じずに、自らの頭で考えることの重要さを著者は説く。幸せになるために成すべきこと、社会の中でポジションを得て生き抜く方法、現代日本が抱える問題についても論じた、押井哲学の集大成とも言える一冊。 -
ビギナーズラック 〈新装版〉
「隠蔽捜査」「東京湾臨海署安積班」「警視庁強行犯係・樋口顕」等、 人気シリーズで警察小説を牽引する今野敏の初期短篇集。 人気シリーズのスピンオフも収録! 人には闘わなくてはいけない時がある――。 闘え、愛する者のために。 ドライブ中、横浜新道で暴走族に囲まれた島村と恋人の真理。 真理が目の前で押し倒された時、島村の中で理不尽な暴力に対する 激しい怒りが湧き上がった。 真理を逃がし、敵と闘うことを決意する島村。 そして真理も、島村とともに闘うために戻ってくる……。 表題作ほか〈奏者水滸伝〉の比嘉隆昌、〈公安外事〉の倉島警部補が登場する 人気シリーズのスピンオフ作品も収録。 【収録作】 ビギナーズラック 戦場を去った男 テイク・ザ・ビーフラット 波まかせ 未完成の怨み 公安の仕事 -
リミックス ~神奈川県警少年捜査課~
一気読み必至のエンタメ警察小説! 神奈川県警少年捜査課の高尾と丸木のもとに、旧知の高校生・賀茂が失踪したという報せが届く。賀茂は古代の霊能者・役小角の呪術力を操る不思議な少年だった。賀茂は失踪前、半グレに追われていたという。高尾たちが失踪の経緯を調べると、外国にルーツをもつ若者たちと半グレ集団の間で抗争が起きつつあることが判明する。事態はやがて、カルト的人気を誇る女性ボーカル・ミサキを巻き込んだ誘拐事件へと発展し――!? -
わが名はオズヌ
その少年に、名を知られてはいけない――。 荒廃した神奈川県立南浜高校を廃校にしてニュータウンを建設する計画が浮上した。千年の時空を超えて甦った修験道の開祖役小角の呪術力を操る謎の高校生・賀茂晶。彼は学園を守るために、暴走族リーダーで今は後鬼として小角に従う同級生・赤岩猛雄、ナイスバディーな美人担任教師・水越陽子たちとともに、建設推進派の自由民政党代議士・真鍋不二人と大手ゼネコン久保井建設社長の策謀に立ち向かっていく。 一方、警視庁から賀茂についての調査要請を受けた神奈川県警生活安全部少年一課の高尾勇と丸木正太は、巨悪に挑む賀茂たちの熱意に次第に心を動かされていくのだが……!? エンターテインメント小説界を牽引する今野敏が放つ、伝奇アクション巨編の傑作!!