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「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」や「機動警察パトレイバー」シリーズなどのヒット作で知られ、世界的に高い評価を受けている映画監督の押井守監督が待望の新刊を出しました。今回のテーマは組織におけるビジネスパーソンの処世術について。押井監督の独自の切り口で新たな行き方を提示しています。
組織の中で自己実現を図るにはどうすればいいのか。会社に使い倒されず、生き抜くために必要なモノは何か。無謀なミッションを与えられた時、自分と部下をどう守ればいいのか。使えない部下を動かすコツは何か。勝てるチームとはどういうチームなのか――。
ビジネスパーソンが直面する様々な難題に役立つ振る舞いや考え方を、名作映画を通してひもといていきます。生産性の向上が求められる今の時代、職場や仕事の負荷は高まるばかりです。その流れは加速こそすれ、弱まることはないでしょう。その中で、組織につぶされないよう多くのビジネスパーソンが苦悶しています。その答えの1つが本書にあります。
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Posted by ブクログ
映画監督・押井守氏による、面白いと思った映画から読み取った『勝敗論』と『仕事論』を書いた本です。
しかし、ガチガチのビジネスに傾いた話だけではなく、映画の感想や簡単なあらすじも交えて書かれており、頷いてしまうところ、納得するところもあり飽きずに読むことができました。特に印象的な記述が「プライベートライアン」の紹介で記述された『答え合わせというのは作った監督がするもんじゃなくて、 見た人間がしてあげるべきもの』『「映画を見る」というのは、実人生で仕える教訓を導き出すような見方をすることです』というところで、私も映画を観るときはそれらを意識して観ていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
映画は他者の疑似体験であって、映画から人生の教訓として学べることが多い。本書は9つの映画を元に、著者の考えをまとめた本であるという感じだろうか。巻末には、経営コンサルティング会社の代表との対談もある。
一応、「勝敗」にこだわり戦略にこだわりがあるようだが、内容は映画の脚本や訴えたいことを中心に、その展開の仕方や筋から読み取れることをまとめている感じだった。
知らない映画も多いが、硬く言えば人生訓みたいなものを映画からでもいろいろ学べるだろうし、映画監督ならではの自分だったらこう撮るだろう、このような脚本にするだろうという考えが新鮮だった。他の著者の本も読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
「何かからの自由」が目的なのはダメ。自由というのは、「何かを成し遂げるための手段としての自由」でないと意味がない
テーマにすべきは、「勝負」。これだけが映画のテーマ足り得る。自由とか正義とか幸せとかというものがテーマ足り得ないことはもう半ば証明されているのに、その手のテーマの映画はいまだに横行している
会社は「自己実現できる」という気概を社風として持てるかどうか
"勝利"して獲得する"目標"は何か?
期待を維持する作業が企業でいうところのブランド戦略
映画は、「語る」ことによってしか上達しない。語ることによってのみ「見た」という事実を確定できるから
Posted by ブクログ
今も戦い続ける手配師が戦いの中で得た知見をいくつかの映画を引用しながら語るという趣向である。また筆者の価値観があぶり出されており、読み応えがあった。社会を見る視座も面白い。個人的には分野は異なるがロールモデルとしてあこがれる。
押井守という人は、時代の風を読み、自分の信念を曲げずに、他人の金で映画を作るという、映画監督そのものであることが分かる。ステークホルダーの利害を調整しつつプロジェクトを完遂するというプロジェクト•マネージャーであり、根っから映画が好きな人なのだ。
巻末付近に対談があるが、スティーブ•ジョブズに触れており、リベラルアーツとテクノロジの両方を操れた人だとしている。もうひとつデザインも重要だがその審美眼とアイブというパートナの存在も大きいと思うが。
彼自身は人が機械に合わせるのが良いと考える派のようだ。攻殻機動隊は士郎正宗という漫画家が当たり前であるかのように描いた世界をより掘り下げられたのも、かれの社会を見る視座の面白さから出るのだろう。
後藤隊長を中間管理職として捉え、その問題点をうまくエンターテイメントにしてしまうということが、そんなにも大変な事だとは思ってなかった。改めて見直したい。
Posted by ブクログ
アニメ監督・押井守の映画批評と一般向け仕事論。こじつけっぽい気がするけど、割と面白かった。
内容としては9本の映画が紹介され、そこで描かれる物語から、仕事に必要な教訓が語られる。著者は一般企業で働いた経験はないが、曰く、映画監督と中間管理職は同じだから問題ないのだとか。
個人的には、紹介される映画がどれも面白そうで、その情報だけで元は取れている。仕事論に関しては、「映画を見れば仕事に必要なことが学べる」というのは違う気がする。本書で著者がやっているのは、著者の中に元々ある信念を、映画のストーリーを通して再発見したり、意味づけするという作業のように思える。(タイトルに関しては、編集者が煽り込みでつけているだけだと思う。)
著者の仕事論を読むと、勝負の勝ち負けや、勝敗の責任にこだわっているのが印象的。普通に働いているだけだと、ここまでのこだわりを持つ人は少ない。だからこそ、こだわっている人が抜け出しやすい、とも言える。例えば、自身の監督作『劇場版 パトレイバー2』の後藤隊長が勝つためにしたことに関する記載が印象的。
> 要するに一番大事なのは、情報力を駆使して、命令も強制もしないで、ただ選択肢を与えないという追い込み方ができるということです。
エグい。。。
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