名称未設定さんのレビュー一覧

元カレを見返すため日本一の床上手を目指すなんとも健気な受け様が主人公。表紙の彼です。
無料版はキス止まりだけどすでにトロットロ。
身体は受けが攻めにずぶずぶ嵌っていきそうだけど、心情面ではどうなんだろう？
攻めの方も心惹かれているように見えなくもない…

冷たい印象の美人受けが試し読みの段階ですでにかわいい。
あの子を攻めがどう攻略していくのか気になる！
前作はドロドロ嫉妬展開などないストーリーだったけど、こちらはどうなのだろう？
前作のようなほのぼの系だったら購入したい。

絵がかわいい！
あまりにもカタブツ天然な受けがすごく可愛い…
柔和な顔をした攻めは腹黒策士っぽいのは気のせい？
攻めがいい人か悪い人か気になる〜(笑)

お付き合い後のいちゃラブって最高…
ふたりの浴衣姿が拝めます。
紘くんの可愛いお尻をガードする攻め様に笑ってしまった。

年上のスパダリ攻めかと思いきや、ちょいダウナーな攻め様でした。
卑屈で人嫌い、だけど受けの子だけは気になってしまう。いつもすましているイケメンが好きな子のこととなると内心ぐるぐるしてしまうのが萌える。
それも納得できるほど受けがこれまた可愛い。

タイトルが本当に素敵。

もふもふ大好きなので、表紙に惹かれて手に取ったこちら。今まで読んできた獣人BLとはひと味ちがいました。
とてもメッセージ性の強い一冊です。
タイトル回収する最後のページは心温まるものでした。

「普通」から外れるのって、なかなか辛い。
多感な若者ならなおさら。
もし何かコンプレックスを抱えているなら、彼らの気持ちに共感するところがあるんじゃないかなと思います。

一途すぎるノンケ攻め。

↑という帯にはピンとこなかったのですが(笑)、試し読みしてみてなにやらワケありっぽい受け様が気になったので購入しました。

会社でゲイバレした主人公･岡崎が、異動してきた新しい部下･梅本に猛アプローチされるストーリーです。

24歳、8個下の梅本くん。元気いっぱいなわんこ！
何の駆け引きもせず、恋に怯える岡崎さんをただひたすらに真っ直ぐ追いかけるところが良かったです。
「ぜったい、後悔させませんから！」というタイトル通り、がんがん迫ってくる梅本くんですが、あんたも俺のこと好きでしょう？的な傲慢さが全くないところも好きでした。

あなたの犬はじめましたのスピンオフ。
今回は犬ではなく猫、そして飼い主側が主人公です。
猫だけどネコじゃない、気まぐれツンデレな攻め。
受けが振り回されて可哀想に思えるけれど、実際はご主人様大好きなネコちゃんなのでいじらしくて可愛かったです。

社会人×学生でスケジュールがすれ違い、もんもんとするふたりの小話。

あの聖司がしっかり飴と鞭を駆使してる！
さらにラブラブな本編後のふたりが見れて嬉しかった。
それにしても聖司が将来のことちゃんと考えてる時に、雅親がおもちゃで遊んでる温度差がシュール。
聖司はスパダリになるタイプだな。

おめでとう〜仮のお付き合いから本物の両思いに！
｢出ていけ｣｢帰る｣のくだりとかギャグも忘れずに、シリアスになりすぎないところがこの作品のいいところですね。
バレー部のみんなはじめ、合コンで知り合ったココロちゃんもいい子で、みんなに幸あれって感じ。
つぎは橋本さんの恋が進展するといいなぁ。

丸富視点もありますが、これは赤瀬川の物語ですね。
身体をいいようにされてしまうのは丸富なのだけど、心の中を乱されるのはむしろ赤瀬川の方で。
その辺のアンバランスさが個人的に好みでした。

なぜ赤瀬川は、小説と真摯に向き合わないのか。
なぜ、「ココロがない」と評されるのか。
これには赤瀬川が小説家デビューする経緯や、幼少期の体験が関わっています。
ひとつひとつの過去エピソードが全て一本の糸で繋がっているところが上手いと思いました。
読み進むうちに赤瀬川の言動の意味がどんどん見えてくる感覚が爽快でした！

今作は新キャラ「菊七」をむかえ、空良の初陣があり、そして高虎が城持ちになるという内容です。
大きな変化の中で、またひとつ成長を遂げる空良と、高虎の心のやわらかい部分を垣間見れました。

切なくて甘い出会いにきゅんきゅんする１冊目も良いけど、シリーズ３冊目ならではの絆の強さに本当に感動しました。
少しずつ仲間が増えていく展開にもわくわくします。
気が早いけど、続編が楽しみでなりません。

前作の主人公･礼の叔父、静のお話です。
スピンオフ自体は全３話。
コミックの後半は前作CP･悠仁×礼の続編になります。

２組分のお話が収録されている分それぞれのページ数は少ないですが、礼と静の対比がいい。
Ωに生れながらαとして生きてきた礼と静。
同じ境遇でも、違う形の幸せを手に入れるふたりの結末がすごく良かったです。
２つのお話から、このシリーズの世界観をより深く理解することができたと思います。

だまされたと思って買って！

というレビューに背中を押され、溺愛攻め×健気受けが好きなわたしは、ワンナイト野郎もナルシスト受けもツボじゃないんだよな〜と思いつつ購入。
いやいやめちゃくちゃおもろい！！
好きが隠しきれない受けもまんまとノックアウトされちゃう攻めも可愛くて大満足でした。
表紙のお顔がイジワル俺様おとこっぽいけど、中身を開けてみればちゃんと優しくて、ほどよくかっこ悪くて最高！

夢と現実の境目が曖昧になってしまった社畜リーマンが主人公で、ちょっと突拍子もないお話なんですが、コメディと思えば耐えられるかな…
とにかく絵が上手くて可愛い。
受けのきゅん顔や照れ顔はもちろん、ワンコ系の攻めのぱぁっと明るい笑顔や拗ね顔も超可愛い。

こんなはちゃめちゃな修学旅行があるかよ！(笑)
でもおかげで進展してよかった。
井田の恋愛偏差値がまじで赤ちゃんなんだけど、やはりそこが最大の魅力。
壁ドンも顎クイもしない、ただちょい上目遣いで｢青木のこと好きなのかな｣っていうだけでキラキラエフェクト飛ばしまくる。
井田ベイビー、恐るべし。
初めての恋人って聞いて喜ぶ青木も可愛かった。

お酒が入るとヤリたくなる受け。

老舗割烹の若きオーナーである受けと、料理人として働く攻めのお話。
酔うとヤリたくなってしまう受けは、攻めと一線を超えてしまいます。
猛反省する受けですが、攻めはまんざらでもないようで…？と続いていきます。
個人的にはお酒で乱れるっていうのがどうも萌えポイントにはまらず、同時収録作のほうがよかったかな。
同時収録作は、ひとつ目は弁護士×検事のイチャラブ。
ふたつ目は、司法修習生×弁護士の切ないお話。
こちらの攻め、受けの亡くなった恋人の甥っ子になりまして、関係性は少々複雑ですが、心温まる系の良い作品でした。

ネタバレなしがおすすめ。

主役の受け攻めよりも、某男女の切なすぎる恋愛模様や、某大学時代からの親友の友情にぐっときた。
個人的には攻めのキャラがつぼだったけど、なんであんなに受けに対して全肯定的なのか…
理解はできても共感はできなかった。
完璧人間より危なげある人に惹かれるってやつなのか。
この先、攻めに愛されたことで受けがどう成長していくか見たかったな。

主人公・秋葉はピュアで奥手だけど、彼に憑依する狐は大好き光線が止まらない積極的なキャラで、まさに一粒で二度美味しい受け。
「好物は〜」シリーズと比べると、ケモ耳の特徴がフルに活かされてるとは言い難いけど、もふもふのしっぽと、意思に関わらずぴょこんと出てきてしまう可愛い耳が眼福でした。

親友だから、伝えられない恋心。
BLの王道のひとつですよね。
親友である呉村(攻)に片思いしている主人公･峯井(受)。
片思いの辛さに耐えきれず、同じ大学へ進学すると信じ込んでいる呉村を裏切り、別の学校を受験することに。
こうして別々の進路に進んで疎遠になったふたりが、再び職場で再会するストーリーです。

早く幸せになってくれ〜！と願いつつ、本編はずっと受け視点なので、呉村の気持ちがはっきりするまですごく焦れ焦れさせられました。
実はあの時こうだったよ、という呉村のお話は番外編でたっぷり聞けます。
もうさ、ダミーで彼女作るのやめよう。ほんとに。
良いことひとつもないから！！
...続きを読む
感想はこれに尽きる。

特別編SSは、本編で大大大活躍してくれた鳥谷野ドクター視点。
遊び心と包容力を兼ね備えた最強ドクター。
SSでもまた見れて嬉しかったです。
「天才外科医は、外科病棟の看護主任のシフトを把握していた」
っていう文章すごく好き。
硬い感じなのに、しょーもない内容なのが面白くて笑っちゃいました。

たった50p弱で…

ある日猫を拾ってきたら受けが猫化しちゃって…というちょいファンタジーなお話。
たった50p弱で、ケモ耳設定を生かしたイチャイチャはもちろん、ふたりの馴れ初めや関係性もちゃんと見えてくるからすごくよかった。

攻め様が好き！
木下作品の攻め様は、飄々としていてウブな受けを翻弄するタイプが多いけど、この作品は違いました。
抜群の優しさと包容力があるものの、スパダリじゃないところがなんともいいのです。
ストーリー的にはやはり下巻が肝なのですが、攻め様の優しさに包まれる上巻がわたしは断然好き。

この先生はがっつりファンタジーじゃなくて、現実とファンタジーを織り交ぜるのが本当に上手だと思う。
特にこの一冊は、モノローグに頼らない絵だけの描写がめちゃくちゃ面白かった。
たとえば、攻めが花柄の布団を叩く。するとまるで飛び出てきたかのように花が舞う。その花びらが全く別の場所で眠っている受けの上に舞い落ちる。
(もちろん、「わっ、なんだこの花びらは！」などと言ったりはしない」)
現実と非現実が混ざり合う、あるいはふたりの気持ちがリンクしていることを示す漫画ならではの演出がすごい。
先生の単行本は全部持ってるけど、ストーリー抜きで一番を選ぶならこれ。
内容も素敵だけどね。誰かの人生と...続きを読む、自分の人生が重なり合うっていいなぁと思わせてくれるあたたかなお話でした。

獣人 × オメガバース

続編が出たので読み返しレビューします。
獣人×オメガバですが、この作品ならではの設定があって面白い。
この世界の獣人は人間と共生するために獣化を抑えており、Ωは獣化を促してしまう。
じわじわとその危険が迫る様子が、上手に描かれていてハラハラしました。
猫紳士様のあの目の描写、ぞくっとしてよかったなぁ。

自分らしくとか、ありのままでという風潮がある今の時代にあって、ストイックで紳士(真摯)な攻め様に惚れ惚れしました。

主要メンバー4人ともみんな好きだけど、この巻は橋下さんが大勝利。
好きな人の間違いを指摘できるって、ほんとに芯が通ってるんだなぁ。
小さな嘘がきっかけで、どうにもこうにも本音を言い出せなくなってしまった青木が切ない。
けど、このモダモダ期こそが最高！

S、N、Mの人に分けられる世界観。
主人公はソフトS好きのMで、お相手はM調教されていたS。
最初はタイプじゃないと思っていたけど…？と続いていきます。
過去の苦い恋愛を引きずっている受けが、誠実な攻めと出会って少しずつ変化していくのでハッピーな気持ちになりました。
年下で控えめな攻めだけど、独占欲強いところも良かった！

ミステリアスなオメガバ

過去の事件、現在の事件を絡めつつ、バース性について向き合うふたりのお話です。受けの心情描写が見事。かつ攻めの人格についても深く推察できるような描かれ方をしているので、とても読み応えがありました。
いい終わり方ではあるけど、切なすぎてなかなか読み返せない心震える一冊です。

本編が気に入ったら必ず買うべし

こういう仕事をしていてもピュアな川瀬が可愛すぎるし、ちゃんと嫉妬してくれる大和さんがかっこいい。
あれ？今スイッチ入ったな、って時の大和さんの静かだけど熱のこもった目が最高。

そして本編に引き続き、貧乏くじをひかされているエイくん…笑
彼にも幸あれ。

受けが人をあやつれる声を持つという特殊な設定ゆえに、最終話で「言葉」について語る攻めの台詞がよかった。
幼少期から家庭で心を痛めてきたふたりだからこそ通じる素敵な説得だった。
好きだの愛してるだの言われるのもいいけど、あんなふうに自分の弱さを信じてもらえたら本当に幸せだろうなと思う。

スピンオフ元の「シークレット〜」と比べると、かなり辛いストーリー。
その分こちらのほうがドラマチックで感動するので、不憫受けokならぜひ読んでほしい。
攻めザマァ要素も軽くあり、描き下ろしで怖いものは何か？と問われた攻めの回答にぐっときた。
受けを溺愛する未来が想像できるラストですごく良かった。

後半にいくにつれて…

ジェイムスもベンもいまいち好きになれなくて、気が乗らなかった前半戦。なんとか堪えて読み進めるうちに、少しずつ彼らの心情を理解できるようになりました。
最初は誤解があって上手くいかなかったけど、それでも惹かれ合っていった彼らとまさしく感覚がリンクしていたのだな、と今となっては納得。
クリスマスプレゼントのエピソードあたりから、めちゃくちゃふたりが愛おしく思えました。

ゲイ×ノンケ

女性と長続きしないノンケ受けを、会社の後輩がじわじわと絆していくお話。
この攻め様、イラストではきりっとしたイケメンだけど、実際はだいぶ健気でやわらかい人格でした。
料理ができないのにいきなりロールキャベツに挑戦するというポンコツな一面もあり愛すべき年下わんこ。
個人的に攻めのキャラは大変お気に入りです。

受け攻め交互の視点で描かれるすれ違いがおもしろ可愛いラブコメ。
読むとハッピーな気持ちになる。
受けが天然だけど見ててイラッとくるレベルではないので、そのあたりの塩梅が最高。
受けの照れ顔、ちょっと傷ついた時の顔、ごまかし笑いする時の顔、もういちいち可愛くて無理！！(涙)

一生懸命なヤンキー

題材(緊縛)こそどエロいが、とても可愛いストーリー。
受けも攻めもピュアで健気！
このアンバランスさが許せるかどうかで評価が別れそう。

大きなすれ違いはあれど、好き合っているのが分かるし、当て馬も出てこないので、平和な気持ちで読めてわたしは好きでした。

相手を気遣って本音をのみこんで、それが裏目に出てすれ違って…と、やってることはだいたい前巻と同じなんですが、その中にも変化したところもあって。
一生懸命自己主張する糸永くん、かわいい。
ちっちゃなことで嫉妬しちゃう真田くん、はいかわいい。
どんどんお似合いになっていくな〜このふたり。
もっと読みたい。

同時収録作もよい。

表題作は、お疲れリーマン × デリヘル男メイド。
受けのナオは、料理・掃除・セックス全てを完璧にこなすデリヘルメイドですが、その正体は普通の男の子。私服はかっこいい系だし、荒っぽい言葉遣いをすることもある。このギャップがよかった。

同時収録は14歳差の年の差恋愛で、若者らしい勢いのある攻めがかわいくて、あざとくて、図太いようで不器用な一面もあり、甘やかしたくなる気持ちわかるな〜って感じでした。

受けも攻めも可愛いDK

2つのお話が入ってます。
表題作は受けも攻めも可愛いラブコメ。
すれ違い両片思いだけど、切なさはなくて可愛さ溢れるストーリーでした。
同時収録は義兄弟もので、気持ちの伴わない彼女がいたりして、表題作よりはちょっぴり切なめでした。

不憫Ωが主人公。お相手のαはすごく優しそうだけど、身分差をどう乗り越えていくんだろう？
表紙とタイトルが不穏だから続きがハラハラする…

エロ特化の短編。
やはり現役引退後も基本的につばめがリードしている様子。攻めは経験値低くてヘタレだけど、ガツガツ感もちゃんとあって年下の魅力を遺憾無く発揮してました。
ナイトミルクアソートに収録されているお話と比べると、エロしかないからちょっと残念だったけど、いちゃいちゃが見たい人にはおすすめ。
相変わらず絵が綺麗。

傲慢で奔放な美人攻めに受けが翻弄されるストーリー。
受けが縋り付いているようで、実のところ攻めのほうが執着しているところが最高。

性格がよい。

友人→親友→恋人のお話。
何か大きな出来事が起きる訳ではなく、普通の大学生が同性に恋をしたらこんな感じなんだろうなと思うような内容でした。
気持ちの揺れが大切に描かれていますが、ふたりの精神年齢が大人で落ち着いていて、なんでこんな幼稚なこと…みたいな展開がないところがよかったです。
優しい攻めと、芯の通った受けで最高でした。

自動車科とインテリア科だそうで

制服姿と作業着姿を拝めるとは、一粒で二度美味しい。
学園ものだけど特に行事もなく、大変な事件が起きるわけでも、壮絶な家庭背景を背負っているわけでもなく、まさに日常を覗いているようなストーリーでした。

攻めのケロッとした感じとか、わりとすんなり絆される受けが個人的にははまらず。
もうちょい熱い恋模様が見たかったです。

死んだ愛犬の代わりに犬役のアルバイトをする受けと、飼い主かつ雇い主である攻めのお話。
いくら雰囲気が似ているとはいえ、人間を犬のように可愛がるのは無理でしょ。こんな攻めのどこを好きになるのか？と前編では思いましたが、寂しがりやな受けとは相性抜群でした。
くっつくまでが前後編で描かれていて、その後のラブラブストーリーも収録されていたのが良かった！

性癖にぶっ刺さる層があるのは分かるけど、キャラが好きになれなかった。
攻めはこどもっぽいし、受けもつんつんしすぎで応援したい気持ちになれなかった。
ドラスティックfロマンスは大好きだけど、これは自分には合わなかった。

人間不信の暴君αと、天涯孤独の健気Ω。
攻めが意外と優しくて、受けの境遇の割にそこまでシリアスではなかった。
本編のアフターストーリーに当たる描き下ろしのお話が好き！
言葉ではぶっきらぼうだけど、受けを大切にするためにいろいろと考えてくれている攻めにキュンときた。

頑張りやさんの健気受け。
雇い主である攻めに冷たくされていると感じても、子供にはきちんと接したり、応援したくなる主人公キャラでした。
ケモ耳も可愛い！子供にはむはむされる描写があって萌えました。

たった30頁弱に詰まっている。

「王子の木」、「王子の木 クリスマス編」とふたつのエピソードが読めます。
高校時代の回想と、社会人の現在。
甘酸っぱい昔の思い出も大切にしつつ、今も変わらず想い合うふたりは、理想の恋人そのものだと思った。
木は王子をもともと好きだったのか、ほだされたのか、いつかそのへんのことも描いていただきたい！
王子のくせに、控えめで健気なキャラが大変つぼにはまりました。

恋人編がもっと見たい〜！

過去の恋愛が原因で傷を抱える受けと、爽やかな年下攻めの身体先行ラブストーリー。
攻めが告白しても、見た目が好みで身体の相性が良かったから勘違いしてるのでは？と信じられない受けですが、読者的にもそう思いました(笑)
色気とか、儚さとか雰囲気が素敵な受け様ではあるが、ノンケ攻めがなぜそこまで食いついたのかイマイチ見えなかったかな。
恋人編になってやっと、受けのデレが可愛くて可愛くて、そりゃ攻めもベタ惚れするわ！と納得。
あと、受けの友人が独特でした。
当て馬ではなく、どちらかが片思いしていた過去もなく、でももしかしたら恋人になりえたであろう独特のポジション。
こういうキャラ珍しいかも。

見事に矢印があっちこっちすれ違う3pもの。
だれかひとりが辛い思いをするのではなく、みんなが苦しんで、同時に味をしめるところがあって。
でもまぁ戦犯は先生で、一番の被害者も先生。
大人なのに一線を越えた代償かな。
ハッピーエンドなのかなんなのかもよく分からない終わり方。
恋の本質を暴いたような、じっとりした一冊でした。

ブラコン×ブラコン

ひよちゃんこと受けの子が可愛い！
偽装彼氏となる先輩にはちょっとツンツンしちゃうけど、純粋で素直な性格。
あんまり素直だから、あざとい通り越してただひたすらに可愛い。
｢一ノ瀬くん〜｣に番外編が同時収録されてるけど、その後のお話ってどこかにないのかな？
サブカプのゆくえもきになる…