Nyankoさんのレビュー一覧
レビュアー
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可もなく不可もなく
1~2巻辺りを読んでいたころは他の似たような異世界系の作品と比べての真新しさがあったが、
ここまできても基本的には主人公が攻撃をよけて問題を解決する展開がマンネリ化しておりつまらない。
主人公含め、周りの登場人物も特別癖の強いのがいるわけでもなく、イラストもぱっと見悪くはないのだが、
明るいほんわか系というだけで他の作品には無い強み、表現があるというわけではないので
一回読んだらもういいや、ってなるのが正直な感想。
総じて人を選ぶ作品だと思います。自分には合いませんでした。 -
個人的に納得いかなかった部分
原作小説既読済なので、どういう展開になるのかある程度知ったうえでコミカライズも読んでいます。
安定した出来の作品なので軒並み評価が高いコメントがつくのも頷けます。
そのうえで今巻の評価を下げた理由はある個人的な思い込みによるものです。
69Pでハジメが天之河に銃口を向けるシーンがあるのですが、原作小説を読んだ時は天之河の目の前にハジメが同じ位置で目線を合わせたまま額に銃口を向けるイメージを想像していました(よく映画とかであるシーン)。が、コミカライズでは目も合わさず下から顎に向けて銃口を向けるというもので、何か思ってたのと違うなぁと思い残念な気持ちになりました。そもそも現時点ではハジ...続きを読む -
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原作小説の方が面白い
小説は全巻、コミックも最新巻まで既読済です。その上での感想になりますが、原作がなろう系小説のコミカライズとしては失敗しているケースだと個人的に思いました。文章とイラストという表現の違いによる差なのかもしれませんが、コミカライズにおける主人公は原作と比べて脇が甘く、相手に苦戦したり手玉に取られる描写が多い印象で、何が起ころうと必勝の策をもって状況をひっくり返してみせる頼もしい原作の主人公像を期待していると期待を裏切られることになります。コミカライズ独自の追加要素はあるものの、現時点の感想としては蛇足でしかなく、説明不足もあって物語の展開がスムーズではなく違和感を感じます。本作コミカライズで満足出...続きを読む
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コミカライズの良き見本
原作小説を読破済です。
そのうえでの評価になりますが、
物語の本筋はきちんとおさえつつも、コミカライズにあたっての修正・変更が大幅に加えられています。
この変更になった部分が個人的に大変好印象で、
その他勢の小説のコミカライズ作品の様にただ文章を漫画に変換しただけの形式ではなく、
原作にて不満に感じていた内容を中心に、読み手がきちんと納得できる展開になるよう整理・修正し巧く纏められており、
作者のシナリオ構成の手腕が遺憾なく発揮されていると思われました。
特にこの巻はその要素が顕著で、原作既読済でも新鮮な気持ちで楽しく読み進められました。
(例:馬車のバンパー実装や、トポポ...続きを読む -
原作改悪とはこういうことか。
1巻〜6巻まで一気読みした上での感想になります。
一言で言うと、「原作小説をロクに推敲しないでそのままトレースしただけの駄作」です。
特に「継承の祭壇編」にあたる4巻〜6巻はその傾向が強くて読みづらくかつツマラナイものでした。完全オリジナルの作品なら違った評価になったかもしれませんが、原作小説ありきのコミカライズである本作は、原作をベースにしつつも、話の進行に不要な部分は極力切り捨て、抑えるべき話の内容はコミカライズする際にきちんと圧縮整理し、読み手に分かりやすく伝わるよううまく纏めるべきであると思っています。その点では、ほぼ原作そのままの文章を絵に起こし、かつ全く不必要で誰得なシーンまで...続きを読む -
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500年後は要らない要素
冒頭より主人公は500年間牢獄に閉じ込められることになるのだが、
幾ら不老不死という設定があるとはいえ、作中の主人公の言動や思考・行動を読んでいると、
本当に500年以上も生きてきた人間なのか?と疑いたくなる程に作中の描写に説得力が無さすぎる。
そう思ってしまう程に、主人公の立ち振る舞いは10代後半~20代前半位を想わせる程に未成熟で明るく若々しいのだ。
500年も生きたまま孤独に閉じ込められていたら、普通なら考え方も年相応の深みが増すだろうし、性格が相当ダークな事になっていてもおかしくないはずなのだが、そういった関係の説明も特にない。
主人公は実は表面的に若い風を装っているだけなの...続きを読む -
出だしが滅茶苦茶だけどww
1巻~3巻までが第1章「魔王学院編」の内容になります。
オレ様系の魔王が未来に転生するのですが、生まれてすぐに言葉を発し、次ページには少年に成長し、更に5ページ後には表紙の年齢の姿に自らの意思でトントン拍子に成長するのには度肝を抜かれましたが(しかも両親は驚きつつも現状をあっさりと受け入れているのがまた凄い)、学院に入学した魔王様の、1巻目ではまだ実力抑えめだけど、巻を追うごとにその凄まじさが遺憾なく発揮されます。3巻目ではその実力のある種頂点に達したと言えますが、それでもまだ何か隠し玉が幾つもあるのではないか?と思わされる底の知れない雰囲気を感じさせてくれるのが一つの魅力といえます。コミッ...続きを読む -
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可もなく不可もなく
はやりの異世界召喚モノですが他作品には見られない要素として、
主人公の少年は召喚される前より"特別な事をしてきた"訳でもないのにいつの間にか常人を遥かに上回る最強能力を手にしていた、
という点があります。※何故そのような能力を得たのか説明される描写は一切でてきません。
主人公無双、魅力的なヒロイン達、敵サイドの勇者や舞台設定など、面白い要素はあるものの、
物語がこの一冊で完結してしまう為、展開が駆け足で説明不足な点も見受けられ、かつボリューム不足感も否めません。
とくにラストの最後の敵との闘いではあまりにご都合主義な展開で、まさに「その時不思議な事が起こった」...続きを読む -
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打ち切り?
異世界モノとしては珍しく、主人公は日本からやってきた人物ではなく異世界生まれの地方領主の元騎士です。
異世界に紛れ込んだ日本人達は皆例外なく強大な能力を授かっており、彼らを保護することになった主人公が振り回されつつもうまくやっていくのが物語の大筋な流れとなっており、ここぞという場面では、主人公も日本人達に負けず劣らずの活躍をみせます。
・・・と、ここまではいいのですが、残念な点も多く見受けられます。
◇隣国からの侵略など、盛り上がるべき場面でも緊迫感を感じる描写が少なく常に主人公サイド優勢で終始平穏で面白みに欠ける。
◇原作小説の話が最後まで語られない為、打ち切り感がある。...続きを読む -
パティシエ要素が薄いけど…
タイトルから料理(お菓子)漫画なのかと思いがちですが、
主人公は貧しい地方領主の息子である為、そもそも満足に菓子作りが出来るような環境にありません。
そこで前世で得た知識や現世で得た魔法を駆使して、
領地改革をしたり賊を討伐したり有力貴族を相手に諜略をめぐらせたりして、現状改善に取り組むところが当面のお話の主軸になります。
お菓子要素は物語の要所要所で出てきますが、上記の理由もあってまだまだ抑えめです。
2巻からはヒロインが登場し、恋愛要素も加味されてお話の展開も面白くなっていきます。
カテゴリ上は少女マンガになっていますが、男女問わず、全体的に明るく力を抜いて読める作風だと思...続きを読む -
タイトル詐欺
現代魔術師の主人公が異世界に召喚されるところから物語が始まりますが、タイトルの通り、異世界の魔法技術が劣っているような描写がされるのは2巻まで。それ以降は対戦相手に苦戦することが多く、主人公の戦績は散々です。(魔族の軍勢に大苦戦し、何とか大将を追い詰めるも取り逃す。闇魔法の使い手に遭遇し、利き腕を負傷する。など)
主人公含め味方サイドの登場人物が苦難を乗り越え強くなっていく点が見所ですが、読んでいてつまらない展開が多くてカタルシスを覚えません。なろう原作にありがちな無双モノでもないので、そういった所を期待している方には特にオススメしません。どうしても気になる方は2巻までで止めておくことを推奨...続きを読む