【感想・ネタバレ】監獄勇者のやり直し 貶められた最強の英雄は500年後の世界を自由に生きるのレビュー

あらすじ

数百年後の世界で脱獄を果たした不死の英雄・コガネ。過去に討伐した邪竜の転生体の少女と共に、時に追われ、時に仲間と再会しながら、失われた人生を取り戻す未来転生クライムファンタジー、ここに解禁――!

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500年後は要らない要素

冒頭より主人公は500年間牢獄に閉じ込められることになるのだが、
幾ら不老不死という設定があるとはいえ、作中の主人公の言動や思考・行動を読んでいると、
本当に500年以上も生きてきた人間なのか?と疑いたくなる程に作中の描写に説得力が無さすぎる。
そう思ってしまう程に、主人公の立ち振る舞いは10代後半~20代前半位を想わせる程に未成熟で明るく若々しいのだ。
500年も生きたまま孤独に閉じ込められていたら、普通なら考え方も年相応の深みが増すだろうし、性格が相当ダークな事になっていてもおかしくないはずなのだが、そういった関係の説明も特にない。
主人公は実は表面的に若い風を装っているだけなのかな?と疑いつつ最後まで読み進めても結局このノリでエピローグまで終ってしまった。
ぶっちゃけ作中で語られる500年前と現代の差分を考慮しても、500年というキーワードが今一つこの作品で重要な位置を占めていない。
何なら100年後と謳っても違和感は感じない。それほどまでに必要性が感じられなかった。
物語の大筋の内容もありきたりで引き込まれるような場面も特にない。
致命的なのがやはり主人公然りヒロインの少女然り、この作品の作者の書くキャラクターはリアリティ(現実味)に欠けていて面白くない。
ノンフィクションなのだからそこまで言わなくても?と言われたらそれまでなのだが・・・

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2020年07月06日

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