錆鯖さんのレビュー一覧

作家買いです。男子高校生のワイワイガヤガヤ感が楽しい１冊。友だちとのやりとりが本当に面白い！

泰誠がアホだけど男気があるところがツボです。だものーという口調にギュンとハートを掴まれました。隠すことなくストレートに好きと口にする潔さがカッコイイ！顔だけが好きなんだろとスネるツンツンしたスメちゃんもカワイイ。

描き下ろしのスメちゃんに似ているという日本人形に吹き出しました。エロはなくても高校生の会話で十分満足できるのがさすが市川先生です。

表題作が一番好き。現在の同棲生活に、時折過去の回想が混じるのですが、この現在と過去の塩梅が良かったです。穏やかに流れる日常やお互いを想う温かな雰囲気が伝わってきます。

広典がスマートに仕事をしている様が爽やかで良かった。健斗の告白シーンにもぐっときました。表題のbonus trackは激しくない濡れ場なんだけどシチュエーションに萌え。

その他2篇とも心が通じ合うまでの穏やかに進むストーリー。Hはなし。けれども満たされた気持ちになります。

オルフェの竪琴に聴き入る如く

美しく繊細な表紙の雰囲気とストーリーにはちょっとズレを感じましたが、愛情によるトラウマ救済の読みやすい話でした。

悪夢で眠りたくない一紫はド天然で言動が幼く可愛い(三十路なのに)。和深が無条件に一紫を可愛がっているのが納得です。抱き合って眠る2人が微笑ましい。H描写は軽めに2度。しっとりした雰囲気でなかなか良かった。シャワー中に見える和深の濃く豊かな毛に萌えました。

和深のイケボってどんな声？と想像する楽しみも。みなさんは誰の声で脳内再生しているのでしょう？

菱本がセクシーすぎて悶絶！こんなイケオジ見たことない。仕草ひとつひとつがとにかくスマート。スリーピーススーツ姿がカッコ良すぎて何度見もしちゃう。服の皺すら色っぽい。さらにビリヤードときた！似合いすぎる〜。一方の伊瀬は若いのにベランダに干柿吊るしちゃうというこの2人のギャップも良かった。

手袋のスチュワーデス物語脱ぎ(若い人にはわからないだろうな)と「ベッドどこ？」と「どうぞ？」にドキドキして沸騰しそうでした。

オジ属性がなくても甘いスパダリ攻めを求める方、しっとりとしたHをお求めの方にオススメの１冊です。

耳鼻科に行った方がよさそうなタイトルが気になって購入。会話も絵も男らしさが好みで気に入りました。

ストーリーはなんだかどこまでも暗く、盛り上がりのポイントがボヤける印象ですが、面白かったです。独特の間合いとちょっとわかりにくいセリフが作品の味ともいえます。

誰も俺を欲しくないなら俺もなにも欲しくないというセリフが切なかった。電子限定番外編が面白い！黒崎パパも気になります。デレない2人のエロはあっさりめ。

大家族の長男リーマンカップルと次男高校生カップルの2本立て。リーマンCPの方が好み。短編なのでもっと長く読みたかった〜。

長男イケメンでエロくて良かったです。次男CPはモダモダがちょっと長く感じましたが両想いとなってから、やることなすこと早い！さすが若さ溢れる高校生。

ひたすらエロい〜///脱いだらスゴイ受けの筋肉のつき方が美しく、とにかく眼福。腰まわりのライン、ぷっくり乳首、エステパンツがたまらん！攻めの無表情の乳首責めが最高の一冊です。

マッサージAVと同じくらいあっさりエロマッサージを受け入れてしまうチョロい受けですが、なんだか可愛いくて許せる。ストーリーもストレスなく読めます。

甘々で乳首責め好きな方にはオススメです！

ソフト軟禁で痛々しいのはなし。閉じ込めている松永が冴木を好き過ぎて必死でいじらしかったです。

ストーリーは私にはサラッと浅く思えましたが、エロ描写が良かったです。受けが爪先をキュゥっと丸めるのが好き。白抜きではなく陰影で見せる感じなので、雰囲気を損なわずに読めます。描き下ろしの騎乗位の裸体が綺麗でした。

こんな風にブラック企業社畜で病んでしまう方が結構いるのではないかと、BＬとはまた別のところも気になりました。どんな仕事も続けるのは大変ですが、どなたも心を壊すことがありませんように。

チート父子タッグとイオンのフードコート最高かよ！となった１冊です。ギャグ寄りだけれど、亡き母関係のエピソードにうるっとなるところもあり。

キツい物言いの西田が霞むほどの、斜め上をいく武義のポジティブ返しが何よりインパクトがありました。

友だちの田村くんがすごく良い味〜！お父さんのくたびれた感じが上手い。武義が成長した姿が大コマでドキっとしました。面白かったのですが、西田の横暴さが気になってしまいました…。

本編がお気に入りなので、番外編が読めて嬉しかったです。少しずつ深まる絆が描かれ、2人とも可愛らしかった〜。4篇入り、エロなし50Ｐ。

私も本名ファンクラブに入りたい！
続編は単行本版になったら購入予定。

2人のやりとりが自然な感じで、甘め。黒髪受けの森さんが色っぽくて潔くて好き。終盤のカラーの使い方が素敵でした。コーヒーに色がつくと途端に香りが漂ってくるように思えて不思議。

人物描線がゴツゴツしているように見えて、せっかくのお洒落な雰囲気にイマイチ乗り切れませんでした。森さんがときめいた宮本のスーツ姿は、私には驚きの肩幅の狭さで萌えられず…細身はわかるけれども。

エロは少なめですが平和で甘い日常がお好きな方にはお勧めです。カフェ飯も美味しそうですよ。

この巻はスピンCPがメインですが、前CPの登場も多いので1巻から読んだ方が楽しめると思います。

斉藤さんの大人な物腰、包容力、広い背中に厚い胸板が最高です。富田もキュート、甘え上手なところがカワイイ。決して女っぽくないのもポイント。斉藤さんの腕枕にすっぽりおさまるのが良かったです。腕枕が本気で羨ましい…

北川夏目のCPも良い塩梅で登場していたし、富田の揺れる心と身体を捕食する流れもスムーズですごく楽しめる１冊でした。北川は犬感増していて、それはちょっと残念。

16Pと短いけれど、本編がすごく好きなので、番外編が読めて良かったかな。この番外編を入れた続編が読みたい。
やはり一枚上手な千鳥にゾクゾク。二条の髪色が変わっていてちょっと残念。

豪くんの仕事観や素直で真っ直ぐなセリフが深い。可愛らしくて好きだけれど、ちょっと幼いかな。脇キャラ2人が強烈なので、気になる人もいるかも。

阿久根くんの短髪硬派な雰囲気が素敵。Tシャツ袖から出る二の腕も好き。ずっと無地黒Tだけれど、なんかお洒落感漂う不思議。

「……」の続くキスシーンがすごく良かった。「こうなったら手が早い」のも♡阿久根くん見たさに続巻も購入予定。

傷付いた過去にそれぞれ決着をつけ、家族のように支え合って歩み出すストーリー。人物背景、心情などしっかり描かれているので分かりやすかった。ちょっとクサイと感じるセリフやモノローグがあったかな…

裸体の描線がキレイ。洋服着ていない時の方が絵が良い、というよりオシャレに見えないのが残念。エロはノーマルなのに私的に萌えどころ満載！受けが自分から乳首触ってと言ったり、最中に自分のを触ったりするのも好き。最初から開発済の乳首、とても良い♡

人生という名の電車に乗降

初読でも充分面白かったけれど、銀河鉄道の夜をたまたま読み、久しぶりにこれを読み返したら、心に染み入りすぎて驚愕です。特にカンパネルラの立ち位置である高校生の印象が変わりました。救いを得た加納の本当の幸せを自分も一緒に探しているような感覚を持ちました。

店長とのベランダでのシーンは温かで良かったです。カンパネルラに例えた高校生とのあてもない電車旅の雰囲気が最高でした。2人の会話とモノローグに胸がキューっとなります。人生を電車に例えた表現もすごく良かった。洋装店名もなるほどとなります。

エッロ！受けの普段の顔とアヘ顔のギャップがすごい。色んなプレイと断面図が多くて楽しめます。特筆すべきは攻めの穴まで描かれているところですかね。なかなか見ないので感動しました。

攻めのビジュアルが私にはどうもモブっぽく見えて…もう少し攻めの見た目が好みだったらエロ最高の一冊だったのに！
攻めのH時のSっ気、変態受けの肉感とビジュアル、ストーリーの流れも良いのに、そこだけ残念というか無念です。

アヘ顔の「駄◯ンポイキます」は私にはなかなか衝撃で、ドン引いたような怖いもの見たさで何度も振り返ってしまうような、不思議な気持ちになりました。

大人の雰囲気でとても気に入りました。
一度目は「もう終わり？」と肩透かしな印象も持ちましたが、何度か読むうちにハマりました。加藤の落ち着いた態度と松田の人間臭い反応の対比が良かった。ちょい強引めのHシチュに萌えました♡髪を下ろした2人にも。
2年後の2人が知りたい〜

部長が猫のうーちゃん相手に会話するのが可愛い！大人だから大丈夫の痩せ我慢も、大人ならではの尻込みも分かる〜

少々傲慢でグイグイ押しまくりの攻め部下。元カレに動揺する部長を追いかけるところがなんか一途で誠実で良かった。
部下に頭を撫でられた部長が自分の手を頭に乗せて反芻するところに萌えました。2人のこの先の様子も知りたいな。

短編のコスプレが斬新！笑えます。

このタイトルと表紙は本屋で買うの勇気いる〜とまずは思った一冊。電子で良かった。電子はこういうときいいですよね。
ラブ過程は王道でサラッと浅めですが、楽しめました。タイトルにあるようにエロは汁気が多いです。とにかく飛び散っています。無茶はしていないので、案外好きです。

4巻すごく好き！ハラハラとキュンキュンですごい満足感。カワイイ深津と雄の武笠に酔う一冊です。

煎餅布団でしっぽりと寄り添って寝たり、茶の間の手料理を食べたりする2人にキュンキュンが止まらなかった♡この辺りからの武笠スパダリ感がすごい！でも一番印象に残ったのは武笠の沸騰の如き「はぁはぁ」ですけどね。スパダリ感吹き飛ぶ(笑) 馬パッケージゴム装着の武笠とXXSサイズのパンツを履く深津の体格差が心配。ガンバレ深津。

この先の巻やアルティメット1で登場する同僚たちの様子も見られる楽しい4巻です。鶏楽セレクトの衣装を着た藍染と木菜の手料理を食べる春日が見たい！

3巻はいじらしい幼少期の円ちゃんと円パパの初々しいパパぶりを見に度々戻って読む一冊です。

馬パッケージと懐かしのしゃぶしゃぶにめちゃ笑いました。一番笑ったのは睡眠姦のハメ撮りを教材にする針生のぶっ飛び具合かな。エロうんぬんより爆笑ポイントを探してしまう(笑)

描き下ろしが面白かったです。眠らされたBC面々が各TCにお持ち帰りされたであろうその後が知りたい！

ステイホーム期間中、このシリーズにどハマりしました。この2巻はまだ踏み荒らされていない深津を見るために度々戻り読みする１冊です。

針生任務中のレディへの流れるような口説きは必見、羨まし〜！まぁ、その後は清々しいほどの変態っぷりなんですけどね。

厚労省研究機関の最もらしい説明でやっていることが変態授乳というギャップにウケる。研究員と麻取のみなさんはペーパーワークス集アルティメット1にもちょこちょこ出てくるのでこちらもオススメです。

麻取岩倉がサイレンと同時に奥名に駆け寄るところにときめいた♡でも2巻で一番好きなのは武笠のそそりたつランチャーと神子主幹のギロリ眼かな。クソ笑いまし...続きを読むた。

エロは少なめですがストーリー展開とスピード感が良いのか、結構な満足感。
北川も夏目もカッコイイし、裸体が眼福〜♡ 北川の高身長スリーピース姿がもっと見たいなぁ。

受け夏目の男前で潔い雰囲気が好きです。年上の余裕もイイ。もうちょっと甘い2人が見たいと思ったところで2巻へ。2巻のCPもオススメです。

作家買いするきっかけの一冊。ストーリーも絵もエロも会話も私的クリティカルヒットで、何度読み返したか分からないくらいお気に入りです。

二条のビジュアルがめちゃ好み。白シャツ姿が格好良い♡さらっとお持ち帰りとか、モテ男め〜！千鳥が羨ましい！

千鳥の色気は反則級でしたね。バリバリの猛禽かと思えば、弱ったときの余裕のないヤキモチとか可愛すぎる！もっと2人の日常を見たかったなぁ。
描き下ろし「完食」で帰宅時のドア前で何気に手を繋いでいるところにキュン。

作者買い。表題のタイトルには惹かれますが、ナルシスト永瀬がどうにも好きになれず…というよりむしろゾッとします。仁は落ち着いていて、本質を見ようとするところとか好き。永瀬に絆されるな！と言いたい。。。それにしても食堂の常連おっさんズの絵が上手すぎる！

お坊さん再会愛も良かったです。5文字にまとめた「やけっぱち」が響きました。

犬のクロの短編が一番好きです。短編として上手くまとまっているし、元犬ならではの人懐っこさも可愛い。少々の切なさとギャグの塩梅が好みで、この短編だけよく読み返しています。

作家買い。官能的で色っぽくて大好き。捕食から愛情対象へ、交尾からセックスに変化する過程が良かった。弥生がのりたまと自分を重ねるところは切なく苦しいが、その後の甘さに爆萌え。

短編は猫閣下視点。削ぎ落とされた台詞と絵で想像させるストーリーが秀逸。閣下の擬人化したコマ割りが映画みたいで何度見もした。

もんでん先生、BLでなくても好きです。ストーリーも絵の上手さもさすが！

描く男の人の身体が好み。ゴツゴツした身体の線ときちんとある毛がたまらない！脇胸腕脛のうち、木島の胸が良かったかな。

攻めは男前で受けは女っぽくなりすぎずキュート。しっかりエロく満足です。

神秘・幻想的で美しい細密画。3つのストーリーはどれも好みですが、表題に最も惹かれました。特に表題の描き下ろしは最高です。

感情の根、発芽という表現に、なるほどとなりました。忘れたいのに忘れられないことって、ちょっとしたときにキノコの如く顔を出し、苦しくなったりしますから。

気難しく人付き合いが苦手な室田が意外にスキンシップを好む設定にときめきました。ほのかな大人の色気も素敵です。

甘い甘い表題が一番好みです。これだけ何度も読み返しています。

セフレから恋人へという王道ストーリーですが、相手を想って身を引く切なさの後にくる甘い関係がクセになります。家の前で待っているのにはキュンとしたなぁ。オーソドックスなHでなかなかエロくてさらに萌えます。

色っぽくて男前でHな受けが最高！
ワンコ系は好みではないけれど、攻めの体格は眼福だし、所々雄っぽくなる表情と手管が良いです。

ストーリーがサラッとしていて、登場人物が基本良い人たちで、濡れ場はエロい。気分を明るく切り替えたいときに読む一冊です。

せまい＋大五郎の3人のかけ合いが絶妙で笑えました。コンビからトリオになるのがいいのかも(笑)塩ちゃんと大五郎の言い合い(かけ合い？)のテンポの良さにおびえるヨイが笑えます。ついでに素晴らしい3Pです。道具責めや二輪挿しもあるし。

「マキフナキ」「あっち」のCPも面白かった！碗先生ホントにシュールでHでぶっ飛んでいて大好きです。

何度も読み返す１冊です。
とにかくお菓子が美味しそう！書き込みが丁寧で読んでいて楽しいです。必ずケーキが食べたくなります。

親子愛や仕事のシリアスさも交えたアットホームなラブコメ。課長の穏やかで優しい雰囲気がすごく良かった。結婚プレゼンと部活トレーニングHに笑いました。

読後幸せな気持ちになるのでオススメ。沢山の人に読んでもらいたいです。

ビッチ受けは嫌いではないけれど、見下してマウントをとろうとするのは好みではないことがわかった一冊。過去のつらい記憶からの虚勢であるため本質はもっと良い子なのは分かる。同じ腹黒でも見下し感がない攻めのほうが良いかな。駆け引きが必要なくなってからの由良のサッパリした感じは良かった。

服を着ているときよりも、裸体の方が絵が上手い。表紙絵が雰囲気あって好き。

初っ端が調教なので、映画化！？ゲイビではなく？とまずは思いました。しかし中身は生と性のつながり、死、贖罪、魂の救済、再生などなかなか深いのでした。。。文学的要素があるってことかな。

エロいことはエロいけれどそれほど汁だくではないので監禁調教でも読みやすいかも。後半甘々になりますし。折角の剃毛も(剃る前から1本たりとも描かれてませんが)亀○責めも修正で真っ白なのは残念。

硬質なモノローグが多いからか突っかかりを感じるものの、ストーリーはまとまっている印象。外科医の攻めがカッコ良かったです。

学名のEquusならウマ属

みなさん装丁の美しさをおっしゃっていますが、電子だと表紙の箔押しがわからないのですよ。。これは本当に残念。とはいえ、カリグラフィーの美しさや絵そのものの美しさに十分に圧倒されます。神話のような厳かさ、神秘と耽美、禁忌や背徳感にゾクゾクします。

どの短編も高い完成度で甲乙つけがたいのですが、大学生の話が好みです。明るいのに切ない。

はじめのカラーが羊皮紙に書いたような中世の雰囲気で、ヴォイニッチ手稿を連想しました。そこにある骨格スケッチを飽きもせず眺めています。人体と馬体の肋骨それぞれに肺があるのかな、とか想像がとまらないです。

レビュー高評価なので購入。みなさんのレビューに間違いなかった！
練られたストーリーと作り込まれた世界観が良い。風景や和風小物など設定にスムーズに入っていける。大きめのコマの使い方や絵の構図も良い。

よそよそしい2人が徐々に夫婦のようにやりとりするまでになる流れも好き。祝言のときに目を合わせている描写が良かった。

この設定や世界観が1冊で終わるのはもったいないので、続いて欲しいな。練目線のエピソードもあるといいかも。ついでに今は初心者向け描写だけれど、もうちょいレベル上げた描写があるとより楽しめそう。

誰でもいいからとスタートした2人だが、好きになるお付き合いをしようとなってからの純愛がすごく良かった。平のデートで見せる年上の余裕が素敵。かと思えば糸衣の若さに怖気づき葛藤するのもわかる。糸衣のツンツン、グイグイ、照れたり拗ねたりが思いの外可愛い。

願掛けの8時、朝の8時までなどストーリーに最後まで絡んでいて上手いなと思った。お互い大事に思っているのがわかり、心が温かくなる。Hな電話が良い♡

分冊版をお求めの方、この6話は外せません。始まりはドキドキの点呼から…

寿の美人なのに雄っぽいところとか、たまらないです。エッロ！心身通わせた後、2人とも自身や撮影に真っ直ぐ向き合って清々しい。表紙絵の艶っぽい流し目はカメラの向こうの真央に向けてだったのね。このシーンはあまりに素敵でキュンとゾクゾクがいっぺんにくる感じ。
最後の絵コンテ風のコマ割は本当に映画を見ているような感覚になります。

全編通して、ストーリーも絵も完成度が高く、読後すごい満足感です。青春とはいえ高校生っぽい言動はそうないところや、スポーツではない部活で「チーム」を感じられたりするのも目新しかったです。個性的な...続きを読む脇役も華を添えています。

5話はまた真央の視点に戻ります。寿からは冷静で映画に注力しているように見えた真央だったのですが…実際の真央は寿のキスシーン撮影や焦がれるような自分の恋心に動揺し、撮影が上手くいかず苦しむ姿が描かれます。

寿の上半身裸の破壊力たるや…！身体のラインの色気すごい。部活やスポーツと無縁そうな高校生の肩まわりがこんなに出来上がっているわけないだろうとは思いつつも、マジで神ライン！骨張ってあばらが出ちゃう感じのリアリティにも感心。グワっとなる盛り上がりでいよいよ最終話へ。

4話は初めて寿の視点で進みます。寿の家庭環境や恋人とのなれそめの回想があり、執着していた恋人ではなく、寿もまた真央が好きだと気付く心情が描かれます。

撮影もスタートし、部員たちの真剣な様子と寿の初演者としての不安、真央との緊張した関係が絡んでスピードが徐々に上がっていく感じです。最終コマがすごくスタイリッシュ！履いているのボンタンなのに！

3話は映画撮影前の準備の様子と、恋人と別れる際に殴られた寿を見て動揺した真央が、衝動的に告白する場面が描かれています。

寿が甘えて真央に頭を預ける充電シーンにキュン。3話は撮影準備の映画部の様子が詳しく描かれていたり、高校生らしからぬこなれ感を出す監督市川などストーリーがより深く面白くなっています。一番気になったのは100の仮面を持つ男です。

2話では1匹狼の寿が真央に心を開くようになった経緯、役を引き受けた寿と話すうちに、好きだと気付く真央の心情が描かれています。

この2話も溢れ出る寿の色気！首の傾げ加減、目線、身体のライン、とにかく艶っぽくてすごいです。真央は真っ直ぐでキュート、可愛いです。

表紙に一目惚れし、試し読みしたら単行本になるのを待てずに分冊版で揃えました。

初っ端のレンズ越しの絵や、映画台本に合わせたアングルとか、すごく凝っているなぁと思ったし、映画部(部員数案外多い！)の真剣さと絡んだ展開もよいです。

続きが知りたくなる素晴らしい導入部でした。

作者買い。絵もギャグもすごく好き。短いけれど、かなりエロくて満足。屋上から真義がタカヒコを抱っこして移動するシーンが好き。3Pお好きな方(ただし3人で最後まではいたしていないので注意)にオススメ。

三つ巴後の相沢がどうなっているのか気になる…あのSっ気は良い♡

ストーリーは悪くはないと思います。しかし人物への切り込みがさらっと浅いので、印象に残らない。深みを持たせるエピソードなりコマなりモノローグなり、何でもいいからもう一声欲しいというのが本音です。

前立腺マッサージテク、割と肉感的なHの描写、イケメン三白眼攻めなど好みの要素が沢山あるのに、本当にもったいない。

あとひとさじ加味するだけでずっと良くなるであろうBLを読むと、編集者もっと頑張ってくれ！と喝を入れたくなります。

確かにcosmic Jr.

セールだったのでとりあえず4巻まで購入。すごく良いお買い物でした。これは全巻揃えたい。書込み多くて読み応えがあります。(ちょっと文字が小さくて拡大しながらだけど)登場人物が多く、読み進めるごとにバリエーション豊かな色男図鑑が出来上がっていく感じ。

スパダリ攻めの溺愛に酔いたい方、美人受けを愛でたい方にはもってこいです。攻めの溺愛しつつHのときは言葉責め、の緩急もたまりません。

針生の鼻血が度々出てるのが笑えます。コズミックジュニアって…笑！

流れ弾

作者買い。学生モノも好きですが、この社会人CPを一番読み返しているかも。

ツンツンしてそうで全くしていない本名のギャップと憧れの人にオカン気質出しちゃう邑上。会話のテンポも相変わらず面白い！邑上の百面相、ミーティングでのジャンケン、ひと思いにゆっくりとか思わず笑ってしまう。

衝動的なのに長いキスシーンがすっごく良かった！もちろん初Hも。つきあいたてで終わってしまったので、続編がすごく楽しみ〜

静謐で美しい

静謐なファンタジー作品。外国の美しい絵本を読んでいる気持ちになる。読後は静けさとノスタルジックな余韻に長く浸れる。

描き下ろしの短編、「窓辺にて」が穏やかで優しい時間が流れていて幸せを感じる。表題よりも短編の「真空庭園」が印象に残った。ケイ素を題材にした設定が面白い。BLでなくてもこの設定の細部をもっと知りたくなる。

モチーフとストーリーは作者の「爪先に光路図」の方が好み。しかし、こちらも穏やかで満ち足りたような気分になる。私も誰かを照らす温かな光でありたいと思った。

凌霄花【ノウゼンカズラ】季語夏

穏やかで優しく、透明感のあるストーリーが大好きで何度も読んでいる一冊。

四ノ宮も春原もどちらも誠実で、正直な気持ちを口に出して言えることに感動。「お前に全部あげる」の台詞にグッときた。高校卒業後のルームシェアのショートストーリーの「泣かす！」も良かった。

父カップルは穏やかでしっとりとした雰囲気。心が温かくなる。手を繋いだ夜道の散歩や近所の神社からの帰り道、想い合うって素敵。
それと意外にあとがきが面白かった。

髪の色を頼りに読んでいると、どちらの台詞か分からなくなるところがあったけれど、何度も読んでいる今は問題なし。