あらすじ
とある秘密を抱える春原澄は、目立つことを厭い優等生を演じていた。なのに男が好きと噂でなにかと目立つ存在のクラスメイト・四ノ宮吉野に、その「猫かぶり」を指摘されてしまう。好きだから話をしたいと告白され拒絶した春原だったが、自分を偽らない彼のことが気になり始める。誠実な好意を示す四ノ宮と少しずつ距離を縮めて……。
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出だしに驚いた
これは私の地雷かぁ!?ってセリフだったけど、雰囲気が違ったから安心して読んだら、割とってか、かなり大丈夫だった。
自分の大切にしているものが茶化されるのが嫌なのは、ホントによくわかる。
匿名
静かに紡ぎ合う愛の形
ストーリーの流れがとても静かで、落ち着いていますね。
奪い合うことも無く。
押し付け合うことも無く。
ただ各々が出会い〜お互いの中に、相手の存在が大きくなっていく流れが、自然で素敵です。
描き方が上手い!
四ノ宮が、澄を思っていた期間が1年。
春原父が、基を思っていた期間が2年。
こちらの2人は、両片思いだったな。
時間を掛けてゆっくりゆっくり、心の中で温めていたもが形になり、お互い大切な存在でいつも隣にいる2人になる。
究極の愛の形だわ。
この作品の好きな所は、無駄なエロもなく、当て馬もない所。
素敵な作品をありがとう!
音
静かで、音の無い世界に来た様な気分でした。…ピアノ弾いてるのに。優しくて静かな。
若い2人よりもお父さん達のお話の方が心に残っています。激しい恋もいいけど、こんな感じもいいな。冷静な分、熱いかもしれない。
先生の「今ですか?」で笑った。
ほんわか
穏やかな情景で物語が進んでいく感じ
息子カップルとお父さんカップル
エチもそこまで激しくはありません
みんないい子で悪い人も出てこないでほんわか見れるかな
凌霄花【ノウゼンカズラ】季語夏
穏やかで優しく、透明感のあるストーリーが大好きで何度も読んでいる一冊。
四ノ宮も春原もどちらも誠実で、正直な気持ちを口に出して言えることに感動。「お前に全部あげる」の台詞にグッときた。高校卒業後のルームシェアのショートストーリーの「泣かす!」も良かった。
父カップルは穏やかでしっとりとした雰囲気。心が温かくなる。手を繋いだ夜道の散歩や近所の神社からの帰り道、想い合うって素敵。
それと意外にあとがきが面白かった。
髪の色を頼りに読んでいると、どちらの台詞か分からなくなるところがあったけれど、何度も読んでいる今は問題なし。
あら⁉︎何て愛おしい!
読み始めは、これ…ドロドロしたお話なのかな…と思いましたが、そんなことはなく、登場するひとがことごとく愛おしい…という素晴らしさでした(笑)
エロ⁈何それ?というほど、それはそれは清らかなお話で、でも本当にステキなお話でした。
しかもあとがきが面白かった!
このあとがきが面白い!というのが私の大好物です(^-^)
話の中でも、そのセンスの良さが出てて、ちょっとした笑いがあり…
大好きな作家さんを、また1人見つけて嬉しいです。
これから作家買いします(笑)
Posted by ブクログ
挿絵では何度かお目にかかってますが、コミックはお初です。
どんなストーリーを紡がれる方なのかな?と思ったら絵の通りの柔らかさと、透明感にあふれた作品。
「え?そこ?そこなの?」っていうようなクスッもあってただただ綺麗じゃない所も心に残る感じ。。
ここのところ濃い感じのものばかり読んでいたので、なんだかとってもくすぐったい気分。
でもそれは嫌な感じじゃなかった。
お気に入りの1冊の仲間入りです。
Posted by ブクログ
【友人から拝借】
ずっと気になって買おうか迷っていた作品。 こういう感性に訴えてくる雰囲気は、どんぴしゃかエラいスッカスカな内容に分かれるけど、これは素晴らしく好みどストライクだった!
高校生カップルとお父さんカップルの話で、一冊まるまるシリーズもの。 凄く丁寧に進められる話は、無駄がなく心地良い。
両カップルとも共通して殺し文句が素敵過ぎた。 一番ハート鷲掴みなプレゼントだよな〜(*´Д`)
追いかけたい作家さんが増えて嬉しい♪
Posted by ブクログ
良かった。個人的満場一致で星5つです。
これは絵が好みだな~、くらいの軽い気持ちで買ったこの本。
この作者さんの事は全く認知していませんでした。BL率先して読んでるわけではないからね。
とても、手が綺麗だった。
ストーリーが綺麗だった。
切なさも愛しさも綺麗で、誰かに優しくしたくなる気持ちになれる。
今後も注目です。
高校の同級生春原×四ノ宮のお話と春原のお父さんのお話が入ってます。
切ないエピソードかな?と思ってたら案外ほんわかしたお話でした。
悪い人が出てこないので安心して読めます(^∇^)
エロもあんまり直接描写はないので、BL初心者さんでも大丈夫(´∀`)
心が洗われましたw
とても綺麗で温かいお話でした。
でてくる人みんな穏やかな優しい人ばかりでゆったりした気持ちに。。。
エロばっかりのBLを最近読んでたからかww腐女ばぁの卑猥な脳ミソがリセットされた気がします(笑)
時々読み返そうと思いますww
初めて読む作者さんです。
私好みの線の細い絵で、セールだし高評価だし…で購入。
高校生cpとそのお父さんcpの2作品。
両方良かったけど、お父さんcpの方の穏やかで静かな感じが好きです。
あと、あとがきでふいてしまった(笑)
初期作品のせいか、お父さんcpは見分けがつくのですが、高校生cpはちょっと悩む場面があった(よく見たらわかります笑)ので星4で。
Posted by ブクログ
しかちゃんお宝箱ななさつめ。どんどんいきます。
…。ちゅうか…。これは…。
表紙を見た瞬間、
「わっ、キレイやな!」
と、思った。好き。こういう画風、すごい好き。ほんで、
「よしながふみ氏みたいやな」
と、思いながら読み始めました。
うんもう、理解(?)するのに二度読んだ。二度読んで、改めて、こっれは面白いなと思った。
今回しかちゃんから送っていただいたまんがは、手元に残すか残さないかを選別しつつ読み進めていくつもりやねんけど、このまんがは確実に残すな…。
澄は正直、いかがなものかと思う。最初に基さんのことをああいう形で表現したのは、初読時は私もまるっと騙されたよ。
ほんで、こういう画風ならではのダークな内容なんか、それはキッツイな…、と、思っていたのに、わずか数ページでネタばらし…。
しかも、わかって読んだら澄のたとえがものごいうまくて、やるな…、とは思うけど、こういう騙し方はやや性根がひねくれすぎてやしませんか。
しかもわざわざクラスメイトの前では猫をかぶる必要がどこにあるねん。
基さんと結城さんの話に登場する中学生の澄はめっちゃ可愛いのに…。
どこでどう間違って、ああいうヒネクレ高校生になっちゃったの…!
(やっぱり、基さんの存在…?)
「ぜんぶあげる」
っていうた吉野に、どうしようもなく揺さぶられて…。
澄の性根が好きじゃないはずやのに、この作品の世界観はめっちゃ好きや。
私もこういう世界観のSSを書いてみたい。
あげるっていうてみたい。
ああ、いうてみたいなあ。
私がもっているもの、全部、あげる、なんて、好きな人にいうてみたい。
以前まではそんなことを言われてみたいと思っていたけど、もう今は違う。
自分をあげるっていえるほどの人に出会ってみたかった。
そうしたら、結城さんはかつて基さんに
「おこがましいですが」
と、いうて、基さんの望むものを贈りたかったっていわはって、もう…。
誰かのために何かをしたいと思う気持ちって、ほんとうに素敵やんね。
私はそう思える相手がいないので(子どもは別格)、正直、すごい憧れる。
基本、自分ばっかり。自分さえよければ、と、思ってしまう私は恋愛体質ではまったくないので、余計に、こんなふうに思える世界に憧れてしまうかもしれない。
あなたの望む私をあげる、と、いわれて、そんなふうに犠牲にしてまでの愛情はいらないと思えないのは、なんでなんやろう。
それは、基さんが、または澄が、結城さんのなにがしかを、吉野のなにがしかを求めているから、「あげる」と、いわれるだけで切なくなってしまえるのかな。
相手を食べてしまいたくなるほどの愛情。
好きとか恋とか愛とかじゃなくて、それは、深淵かもしれない。
ひとつになりたいという深淵かもしれない。
ああこんな話を書いてみたいなと思った。
足りないものを相手で埋めようとする人を。そうとわかっていて、自分のすべてを差し出そうとする人と。
そんなふうにしてたどり着く未来は決して明るくないと思うけれど、未来よりも自分を埋めたいと思うような。
そんな、深淵を、書いてみたいなあ。
Posted by ブクログ
最初はどんな展開になるのかとドキドキしたけれど、思いの外、淡い美しい感じでまとまって、それはそれでヨカッタ。作家のお父さんの方の大人カプのがほんのり甘かった。
Posted by ブクログ
春原(すのはら)の猫かぶりに気付いた四ノ宮はホモと噂されている…。相手を見つめる無防備な目とか、上目遣いの角度、伏し目など、春原の目の描き方にハッとするコマがある。春原が好きな四ノ宮の目に見えている春原の顔なんだろうなぁ、表情の美しさに気付いていると言う描写なんだろうなぁ…
相手にあげられるもの、と言うのがキーワードになっていて、価値観は愛情に付随するものであり、掛け替えがないけれど大仰なものでもない描き方がとてもいい。
Posted by ブクログ
2人のキャラ背景が徐々に明らかになってくる感じが好きです。サブCPは大人組で両方おいしい。ただ、萌えだけのBLじゃないです。透明感のある文学みたいな漫画でした。
Posted by ブクログ
表紙の淡い雰囲気と変らずの漫画。繊細なタッチで描かれるお話しは派手な出来事等はない。けれども静かに緩やかに描かれるその世界はとても読んでいて気持ちが良い。
メイン登場人物の4人皆が真っ直ぐな心の持ち主で幸せになって欲しいなあと素直に思えるキャラクターたちだ。
2つのCPからなる話は繋がっている話で、どちらも非常に楽しめた。
是非話を読み終わってからカバーをめくって欲しいところ。
次回作にも期待大。