種ぬき干し梅さんのレビュー一覧

証明

このまま一つ一つ真実が明らかになり、犯人へと辿り着くものだと、浅はかな私は思っていたのですが、そうではなかった。この巻では阿久津の過去が描かれています。阿久津が言っていた、「事件の解決」ではなく「箱折犯の存在を証明する」その言葉の意味が分かった気がしました。

アーニャかわいい

優秀で完璧なスパイ。スパイ活動の一環として、ある目的を果たすため、疑似家族となった３人。先ずは娘アーニャの学校入学へ。
目的のためなら手段を選ばずアホなことに全力で。それぞれ隠していることはあるけれど、なんやかんやアットホームでほのぼのとしたとこもあり、アホでマヌケなところもあり、ボケとツッコミもちりばめられた、スパイコメディ。読んでいて可愛くて楽しかったです！

近野ちゃんは腐女子

腐女子な近野ちゃん。同類だからか可愛く見えてきて、近野ちゃんを肯定しつつある（いやいや。人殺しはダメだよ！）たまーに、冷静な園田が近野ちゃんのマイペースに乱されてしまうことろごあって、そこは少し面白く見えます。2人のやりとりが面白い。
今回も若干ミステリー臭あり。近野ちゃんの眼帯の秘密も明らかに。

感じが変わったと思ったら、園田の歌は永田諒氏が画を担当されているんですね。ちょっとミステリー臭がします。
外道と星屑のスピンオフだけど、園田と近野ちゃんの場合は、そこを目的としていないのと、根底に愛があると言うか理不尽な部分が薄いので（そうか？）、スッキリ読めるという印象です。

やわらかめ

今回はそんなにハードなものはなく、読後もホッとする感じです。全体的に愛がある感じかしました。
たまにある、古書店の特に虎さんの話は好きです。箸休め的でホッとする(笑)

似たもの兄弟

今度は後輩くんが先輩への気持ちに目覚めてしまった話。
育ってきた環境のせいで人間関係の距離感が分からないのか、振った相手に何を求めているのよっていう印象でした。けど、自分の気持ちに気づいてからは、なんか可愛くなりました。
一君のお兄さん真さんのお話しもあります。似た者兄弟です。こじらせていたけど、根っこは素直で恋で可愛くなる二人。

悪くはない

イケメンの後輩への好意を自覚した先輩スタイリストさんの話。
ん、まぁ、後輩君が戸惑うのも無理ないと思うし、先輩も少し安易過ぎやしませんか？っていう感想です。エンゾウ先生は、おっさん臭さが溢れている方が上手いと思う。

坊主とヤクザは紙一重

あくまでも個人的な話し。知人が檀家世話人をしている都内のそこそこ名のあるお寺では、戒名料として数百万から一千万請求されるらしい。それを断ると、葬儀やら法事やらをして貰えないらしい。値切ったら、その程度の対応しかしてくれないらしい。そんな話を聞いたばかりだったから、これは実話だと思った。

復讐代行

復讐代行屋。なんでそんなことを始めたのかは不明。被害者となってしまった家族による依頼から。必殺仕事人的なお金云々というより、法で裁かれない犯罪に裁きを下しているような感じがしました。

犯人

なんか個人的にはとても充実した巻でした。
テムを食べてしまった犯人。「そんなにあっさり？」って思ったけど。ルイ先輩とレゴシの再開。レゴシのおじいちゃん（電話だけど）登場、レゴシの秘密。ジャックってホント良いヤツだよ。そしてピナ君、なかなかいいキャラです。良い仕事しています。もっと彼の活躍が読みたいです。あと、ジュノちゃんとハルちゃん。女の子同士は可愛いですね。

イカレタ人しか

同じ復讐代行でも、段取りだけして、復讐そのものは被害者に直接やらせるタイプの朝食会。
そして、イカレタ奴の登場。まぁほぼほぼイカレタ人しか出てこないんだけど（笑）。それにしても、読後はゲンナリです。

ブラック

園田登場。
居酒屋での超過勤務。上司の恫喝。ほとんど洗脳。いわゆるブラック企業。真面目に誠実に、周囲のことを考えて行動した者がバカを見る。不平等で当たり前。でも、自分の人生。自分で生きていくしかない。なんだかなぁー

教えてくれなければわからない

榎佳世子と鶴巻裕の秘密。この2人をつなげたのも犯罪。どちらも被害者といえるのかも。
運転中にスマホを見ていて‥。「言われないとわからない」　事故を起こして、自分が悪いかどうか、謝った方がいいとか「言われないと分からない」ってどういう事？って思うけど。
実際にもいるよね、そういう人。

のっとり

映画とかでもたまに見るけど。こういう一家乗っ取りみたいなのって本当にあるのかな。無いことは無いと思うんだけど、読んでいても想像しても、逃げ場が無くて物凄く怖くて。助けようも無い気がして。そういう時はカモさん達の存在って‥‥。

なにかが残る

周囲は遺族や被害者にただの一つも要求してはならない。許すということすらも。
うーむ。毎回考えさせられる言葉があって、確かに読後は晴々するようなものではないかもしれないけど、重く残るんだよね。イイ意味でもワルイ意味でも。

実際の事件と

被害者家族となった父親の復讐。そこから始まった復讐代行‥ていうのかな。「誰もやらないから」と。「親を亡くした時、当たり前にあるものが失われた喪失感に襲われたけど、自分に子供ができてからは直ぐに立ち直れた。子供のためにしっかりしないと。子供のためだったらどんな事でも乗り越えられる」主人公を襲った事件が実際に起こった事件と重なったり、子供を虐待死させてしまう親が少なくない昨今、考えながら読んでしまった。

なんで、こんな事になったのか（笑）ルイ先輩がなんでシシ組の組長に？なる方もなる方だけど、誘う方も誘う方だよ！高校生だよ！草食動物だよ！レゴシは僧侶並みの修行中だし。

この巻では、これまで通りの学園生活を送るレゴシ。そして、ちょっと忘れかけていた、あの食殺事件の真相を探るべく、新キャラ登場です！新キャラ出るとワクワクするよね。

隕石祭。とうとうレゴシとハルちゃんのお互いの気持ちがぁーー！！なのに、横やりが色々と入ります。うまくいくのか？苦悩するジャックと変顔ハルちゃんが面白くて好き（笑）

わけあり保険調査員のわけあり事件の調査。登場人物みんなワケアリ。主人公は痛みの感覚がなく、居候となった男子高校生は感情が色で見え。それぞれ過去に囚われている臭いがする。長く続くのかな。そのぶん楽しみが増えるから嬉しいけど。

映画監督の死の真相の調査編＋他一話。
ストーリーはもちろんのこと、登場人物達のやり取りも面白かった。この登場人物はみんな色々と抱えてそうだけど、それはまだ。そしてクロ君、恋に目覚める。ついクセで、どの男性とどの男性がくっつくのか探してしまう（笑）

ついに心さんに被害が。再び過去へ。さつき先生の変わりようが、なんか意味があるのかなぁ。親子になった理由が分かったのだけど、先生はつまり洗脳されていたからなのか。同一人物と思えぬ変わりよう。あと動機が分からない。

事件の真相へ、ようやくその扉が開かれたって感じです。でも、動機とか、詳しいことはまだまだです。ユキさんと心さん、なんか辛いなぁ。生きているのは嬉しいけど。

なんか悪い人出て来たって感じの巻です。しかも、なんでこんなことするのか、策略なのか。お姉さんを取り巻く人間関係？というのか、その人達のしていることが不気味で。先生が変わり過ぎ。

妻だった人が、自分を見ても分からない。それだけじゃなくて「ある事件の加害者家族」として認識されるのは辛いな。お父さんとの面会、泣けたよ。あんなに明るくて優しいお母さんも苦労されて、加害者家族ってなんだろうって思った。

出たーーー！！シシ組！！
ハルちゃんに大ピンチが。ハルちゃんを救えるのはレゴシか、それとも‥‥。肉食動物には肉食動物の本能があるように、草食動物にも草食動物としての本能があるのね。

ルイ先輩の過去

隕石祭の準備。ルイ先輩に過去あり！子供のルイ先輩可愛かった。自信に満ち溢れ、自分は選ばれし者だと言わんばかりのルイ先輩には、悲しい過去が。そして、うさぎのハルちゃんに危機が！

色々と興味津々

隕石祭に闇市、そしてパンダのゴウヒンさんの登場。一応合法？ではあるようだけど、「肉」を売っている闇市。肉食動物用の食べ物が作られてるみたいだけど、やっぱり「肉を食す」ことは必要なのか？パンダは熊だけど笹を食べる肉食動物？興味津々

アドラー

あの時のウサギとの再会、演劇部の公演、先輩ルイが表すレゴシへの敵意に似た態度、自分が肉食動物であることを自覚せざるえない沸き立つ本能に苦悩するレゴシ、巨体な動物を従えるネズミの広報部部長。おもしろいよ！

清く正しく

真面目で地味な女子社員と仕事の出来るちょっとイケイケ風な男性との清くて正しい見本のようなお手本のような男女交際。ちょいエロがたまにあり。ちょっと真面目過ぎないかい？と思うことが個人的にはあります（笑）

さすがです

ストーリーはもちろん、キャラクターの個性、表情、言葉選び、ユーモアセンス、エロ等々、、、どれをとっても面白い、初心者からベテランまで堪能できます。山田先生さすがです。先生の作品に出てくるキャラクターは、みんな揃いも揃って面白いので、一冊で終えてしまうのがもったいなくてね。

面白かったです

面白かったです。物語の展開に注視していたら、BLということを忘れてしまってました。獣モノではあるけれど、ほとんどが人化しているので、苦手な人でも平気かも。欲を言えば、もっと狼族の話し、歴史とか暮らしとか、その辺も読みたかったです。面白そうなキャラクターが沢山いるようなので、シリーズ化したらいいのに。してるのかな？

王手をかける

9巻、犯人が明らかに。でも、過去の事件は止められるのか。そして、新たな事件が！
読み始めた頃は、事件の結末への興味から、どんどんどんどん読み進めていたけど。後半からは、幸せに暮らしていた佐野家家族が、事件の加害者家族となり、その一変してしまった様を見ると辛くて悲しくて。心さんも、自身の家族との関わりも変わってしまって、それも切なく。なんとかこの家族を救って欲しいと願う気持ちで読んでいます。

読めただけで

最後まで読めただけで十分という星の数。
内容は、連載していた時の方がストーリーに起伏があって面白かった。改編したこの作品は、平坦すぎて、期待していた分、いまいち。
この先生、シガーキス好きだよね（笑）構図がパターン化してる。

５巻いい

５巻は凄くいい！
この2人の愛情は天井知らず。
どんだけ好きなんだよって感じです。

須藤さんの過去編です

須藤さんの哀しみが刺さって痛いです。
この三人、どうなってしまうんだろう。
この話し、どう決着がつくのだろう。
それぞれに幸せな未来が訪れることを、ただただ祈るばかり。
救済、願う

男の子だって可愛くいたい

可愛くて明るいジェンダーレスな高槻くんと料理上手で見た目渋めで中身カッコ良い豊橋くん。熊猫先生の作品の中でも一番好きな二人。
可愛いけど決して子供っぽいわけではなく、大人な二人が、単調な暮らしの中で出逢った恋を、緩やかに手繰り寄せていく話し。歩道橋のシーンは何度見ても良いですね。

これでおわりだなんて

ちょっとモッタイナイ。二人のこれからをもっと読みたいです。イチャイチャにも慣れてきた二人が見たいです。

やっと読めたよ秋山くん３

シバ君は地味だしお勉強もできる方じゃないし、ちょっぴりヘンでワンコなふつーの高校生。だけど、秋山くんを想う気持ちと、秋山くんを守ろうとする行動力は誰にも負けません。ちょっぴりワルでイケメンな秋山くんも、真っ直ぐなシバ君に、しまっていた素直さを引き出されてしまいました。まだまだ子供な二人です。「大好き」の行き先もわかりません。でも、秋山くんとシバ君のラブラブには、ほっこりもするけど、なんかじ～んときちゃって、胸が熱くなるものがあります。のばら先生は、キャラクターひとり一人の個性や想い表情を描くのがホント上手い。優しさと寂しさのコントラストの妙というか、やみつきになります。

羨ましいと

イケメンだからという訳じゃなくて。こんな風に想われたら、さぞ嬉しかろうなと。マンガを読んで、久々に羨ましいと憧れを抱いてしまいました。女子はぜひ。

これはヤバイでしょー

こんな内容だとは思っていなかった。ちょっと衝撃。そして感動。さらに切なくも。BLというジャンルとか無視して、作品として素晴らしかったです。これは、ネタバレ出来ない作品です。

終わりなの？

これ、本当にこれで終わりなのでしょうか？私が知らないだけ？
面倒なので上下巻セットを購入。蓮くんがいなくなってしまった理由と真実はかなり衝撃的でした。だからこそと言うか、いなくなってからの蓮くんことが知りたいし、二人の「これから」が知りたかった。二人の笑顔が見たかった。良い作品なんだけど、なんだか消化不良。でも、グラタンを美味しく食べる蓮くんの笑顔は最高でした。「笑顔も対価なんだよ」と教えてあげたい。

タカコに幸あれ！

表題の話よりタカコちゃんの話しが響きました。男同士のBLしか読んだことがなかったから、男の子が好きな女の子になりたい男の子の話しは始めてで。彼女の悩み、寂しさ悲しさ、強さ弱さが愛おしかったり、切なかったり。タカコに幸あれ！と強く思いました。

好き

優しくて好きです。何度も読みたい。一日の終わりに読みたい。
地味だけど、琴線に触れる、そんな作品。

沁みた

言葉に刺さるものが多かった。ママの言葉、沁みました。幸せな結末で良かった。その幸せが長く続いて欲しい。

たのしい

最初から最後まで、読んでいるのが楽しかった。

読んで良かった

「BLなんか知らなければ良かった」とか「腐女子やめたい」とか思ったことは、何度もあったけど。これは、この世界を知らなければ出会えなかった作品で。読み終えた時、「読んで良かった」としみじみ思いました。
それと、小野田さんがとにかく面白くて、漫画でこんなに笑ったの久しぶり。それは、さすがの出口さんも驚くよ(笑)

優しい甘エロ

甘くてエロくて優しくて、なまめかしくて、しなやかで。
可愛くて純情な受けのテオに、攻めのカミロはイケメンの超美人さん。カミロは長年想い続けてきたストレートのテオと恋人になるために、テオをそれはそれは優しくとろっトロに甘やかして。テオもそれに応えようと悩みながらも、でも体は……。
何度読んでも飽きない、優しくて甘エロな一冊

かなり

泣いてしまいました(笑)

予想と違うところで面白かった

読みきった時「これ面白い」って思いました。
と言うのも、砂場を引きずる磁石に引っ付く砂鉄のように、バラバラだった各々の話の登場人物達が、友情？じゃないな、暗黙の連帯感(笑)？のようなもので、一人が二人、二人が三人と連なり、最後はオールキャストで見事な連係プレー(笑)を見せてくれました。なんか、そこが凄く面白かったです。先生のお話が、ちょっと物足りなかったけど。絵も似ていたせいか、昔読んだ吉田秋生先生の「夢見る頃を過ぎても」を思い出した。