あらすじ
書店も電子書籍も超話題の売れ筋コミック「善悪の屑」の第2部!法で裁けない屑には屑による直接制裁を!復讐代行人の一人「カモ」の過去が遂に明らかに!?残酷でも読み終えた後にスッキリする本当の「正義」の意味を問う問題作!
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エグいけどスカッと
悪い奴は成敗してくれる、スカッとするし
思いはわかるけど、被害者は戻って来ない
そんな虚しさと寂しさもある作品ですね。
前作「善悪の屑」の続編です。断片的に描かれていた何故鴨がこの道に入ったのかのエピソードがいきなり始まります。私も同じくらいの年頃の妻子がいますので家族が他人の欲望の発散のために惨殺されたようなことになったらやはり鴨のように感じると思います(実行するかどうかは別ですが)被害者や遺族は傷つけられ家族を奪われているのに」加害者は更生の名のもとにのうのうとしている。そんな社会の矛盾に対する一つの答えのような漫画だと思います。
法律という理不尽が幅をきかせる
殺した方が良い人間が擁護され、僅かな強制された反省行為をするだけで赦されて、生きているのが現実。
誰だって殺したい人間はいる。けどやらない。
世界にひとりしか居なくなるまで殺戮をするのが人間のDNAに組み込まれている。
しかし、収拾がつかなくなる故に相反する「理性」なる他者を保護する機能も人間は備えている。
人が集まり社会が構築され、文明が生まれる。
人は生まれた時から犯罪者は居ない。
しかし、複雑な社会システムのしがらみから歪みが産まれ、歪みが同種を快楽で駆逐し始める物体を作ってしまう。
人間に都合が悪い他の種、例えば蚊や蝿は飛んでいるだけで殺される。
人間の存続に必要無い人間を殺すことは理合。
しかし、社会システムが複雑になり過ぎた現代では、マンガでそれら鬱憤を慰めるくらいが精一杯の行為だ。
だから、読む。
心の闇
自分の心の暗い闇の部分を満たしてくれます。
実際にしたら、人生終わりだけど、きっと人は皆、多かれ少なかれ、復讐したい、恨みをはらしたい部分があるかと思います。
幸せだけの人生を送っている人には必要ありません。
実際の事件と
被害者家族となった父親の復讐。そこから始まった復讐代行‥ていうのかな。「誰もやらないから」と。「親を亡くした時、当たり前にあるものが失われた喪失感に襲われたけど、自分に子供ができてからは直ぐに立ち直れた。子供のためにしっかりしないと。子供のためだったらどんな事でも乗り越えられる」主人公を襲った事件が実際に起こった事件と重なったり、子供を虐待死させてしまう親が少なくない昨今、考えながら読んでしまった。
一気読み
なぜ復讐屋になったのか過去話が語られるが、全体的にすこしアッサリしすぎな感じ。
もう少しネチネチ恨み晴らすのかと思ってたから星一個マイナス。
やっぱり最初の復讐はそんな感じになるのかな。
同業者の復讐屋に拉致される話はけっこう面白かった。
善悪の屑から続く連続殺人鬼の話は進展なしなので、それがどうなるか気になるーはやく二巻が出ないかなぁ。
Posted by ブクログ
カモのオリジン。日常、未来を唐突に理不尽に奪われた男の取る行動。
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目耳口を潰された虐め教師が「朝食会」に依頼。代行屋の覚悟が試される。静かなステゴロ。
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今の冷凍食品うまいよね。
前巻で一旦話に区切りがついたけど、今巻では新しい悪役が登場。街を浄化するとか言いつつ一般人も標的にしており、そのあたりの主人公側との考え方の食い違いみたいなものが今後書かれるのでしょう。もっともカモたちもそこまででも無いだろ、って犯人にも割と容赦ないことをしていた気もするけど…(笑)
Posted by ブクログ
理不尽な死を遂げた者の家族達の恨みを晴らしていく男達の話。割とサクサク話が進んでいきます。古本屋の面子3人で食事するエピソードが結構好きです。
Posted by ブクログ
「最初の事件」は思ったよりかなり淡泊に短く終わり、味気なさこそあるが胃にもたれず済んでほっと胸をなでおろしている。あらためてこういう濃淡の薄いシンプルさが魅力のマンガだと思う次第。
Posted by ブクログ
妻子を殺された男が「復讐代理人」になる話。妻子を殺害した犯人に迫るのがこの作品の醍醐味ではなく、妻子の仇は早々に討った上で(犯人の動機が見えて来ないのでまだ裏がありそうな雰囲気だが)主人公が選択する道と言う設定。祖父の古書店をカムフラージュに復讐業を生業とする3名。鴨ノ目、島田、開成の3人それぞれ訳アリっぽく、同業者も登場し、1巻目での島田と鶴巻のファイトにはいわゆるホモ臭さも漂いつつ…面白い!!『善悪の屑』も読みたい!!
Posted by ブクログ
第一巻
不条理な暴力によって掛け替えのないものを失う。復讐とは古来正当な権利として認められた行為…法で裁けない悪党を私刑に処す…その動機と決意表明って感じの第一巻でした。
Posted by ブクログ
善悪の屑の続編。前作に比べるとだいぶ「いい話」のスタートである本作。ただのゲテグロな話じゃない人情ものであることを証明しようと頑張っている感があるが、やはり面白い。有害指定図書にならない事を願うばかり。