きんちゃんさんのレビュー一覧
レビュアー
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ハズレのない作家さんです
この作家さんの話は好きでぼちぼちと読んでいますが、今回もホント良かったです!
試し読みの段階では、甥っ子を引き取って育てている勇一がメインで、それを手助けするスパダリ陵の話かと思っていました。
が、全然ちがいましたね。もちろん勇一も陵の存在には助けられているけれど、これは陵の心の救済のお話だと感じました。
あまりにも過酷な生い立ちの陵が、それでも歩は泣かせなくないと身を引こうとするところが切なすぎました。
最後の方は陵と歩が張り合うさまが微笑ましくて、いつまでもこの3人を見ていたいなと思わされました。
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購入済み
チェンジワールドのスピンオフ
チェンジワールドではすごく嫌な先輩だった匡人のお話です。すごく捻くれてて意地悪なイメージしかなかったのに、実は深いトラウマから虚勢をはることで自分を守っていた臆病で繊細な人間でしたね。旭と同居してからは相手が年上でうまくいなしてくるからか、匡人の可愛いところが全開でたまりませんでした。ナルさんや真理恵などなど、周りの人にも恵まれていたことに今回で気づいたのかな。
一応、昔にやらかした事のしっぺ返しもくらったことだし。
この先生の話は本当にどれもはずれがなくて大好きです。セリフの一つ一つに気持ちが込められていて、いつ読んでも気持ちが満たされます。
今回のお話も匡人が主人公だし、なかなか食指 -
ネタバレ 購入済み
この世界観を堪能してほしい
まずハードカバー本を図書館で借りて、この世界観にハマりました。もっとどっぷり浸かりたいと思い、ちょうど割引になっていた6巻セットを読んでみました。ハードカバーでは曖昧だった内容が詳しく書かれていて、イアソンとリキ、そしてカッツェやガイなどの関わり方やそれぞれの心の動きがよくわかりました。最後の結末はわかってはいるけど、何度読んでも号泣です。一応BLですけど、最近のやたらハッピーエンドの甘々BLとは一線を画して、悲しい結末だけどこれが本当の愛の形なのかなと思います。単なる好きとか嫌いとかでは計れない、お互いに心が囚われてしまった愛の話。
あまりにハマりすぎてOVAも買って見ました。これは小説を -
購入済み
何度も裏切られました
この作家さんは初めてだったけど、評価が高かったので読んでみました。が、読んでみて納得の面白さ!どんどんと話の展開が進んでいって、あっという間に読み終えてしまいました。こんなに初めに自分が予想した結末から離れるとは思わなかったです。でもそれも不自然ではなく納得いく展開なんですよね。表紙があまりにもあれすぎるので手に取るのは勇気がいりましたが、内容はしっかりとお話が進んでいくのでぜひ読んでみてほしいです。
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ネタバレ 購入済み
素敵な2人
前作はお互いの気持ちを確認しあって付き合うまでだったので、今回はその先のお話です。野末さんがどんどんと可愛くなって、もう彼が好きで好きで浮かれすぎてる日常が微笑ましいです。でも仕事ができる男は、浮かれまくって仕事でミスとかしてだんだんと冷静に現実を見つめるようになるんですよね。野末さんに迷いが出始めた頃からラブラブだった二人の間も怪しくなっていくけれど、そこは戸川君が男らしく全く揺らがないんですよね。
もう本当に彼はブレない、どこまでも野末さんを一途に愛してますね。
こういう2人みたいなカップルは現実にもいるように思えるくらいリアルですよね。だからこそこのまま二人のペースで生活を共にしてい -
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あの匡人が
チェンジワールドでは本当に捻くれてて嫌な先輩だった匡人が、とんでもなく可愛いです。あんなに捻くれたのは一途に想っていた彼に裏切られたからだったのね。旭さんも色んなものを抱えてるけど、周りの人達に振り回されたり助けられたりして、二人の気持ちが通じ合って良かったです。
みんな色んな葛藤があるけれど、大切な人には幸せになってほしい、ただそれだけなんだよね。
この作家さんは本当に人の気持ちを表現するのが上手で、何度読み返しても毎回感じることが違って、でも心が温かくなるから大好きです。 -
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意外とかわいかった
試し読みの段階では受けがやたらとキツくてどんな展開になるのかと思っていたけど、なんと可愛げのある健気な受けさんでしょう。
ちょっかいかけてる後輩君はインターンの頃から狙ってたのですね。頭がいい分すごく策士なんだけど、落として終わりのゲームっぽい感じでいたのに、うっかり自分の方がはまってしまったというパターン。
初めに受けが執着していた上司は酷い男だけど、あっさりと気持ちが離れたのだけ、ちょっと唐突な感じがしたけど、全体的にはとても面白く次回作も楽しみです。 -
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笑える!
隔離された男子校の実態を面白くとらえてて、時々キュンとしつつも笑える楽しいお話です。
多感な時期にこういう環境って特殊だと思うけど、3年間限定では良い経験で貴重な青春時代になるんだと思います。
出てくるキャラクターもそれぞれが個性的で、でもこういう子いるよね!と思わせるところがうまいです。
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購入済み
まるでオカン
ついてない強面ヤクザの鬼柳に車ではねられてから付きまとわれて、最初はビビッていた恭平だけど、意外や意外、面倒見が良くて朝食を準備してくれたりする鬼柳のペースに巻き込まれ、いつの間にか当たり前のように暮らしている二人。鬼柳の言葉や行動をいちいち真に受ける恭平がかわいいです。
途中ででてくる鬼柳の後輩が危ない奴だけど、あれでもう縁がきれたってことでいいのかな?
なんだかんだお似合いの2人で、最後は恭平もかっこいいところを見せるし、最後まで面白かったです。
途中にreverseのカップルがでてくるので、次はこちらも読んでみようと思います。 -
購入済み
一途な恋の勝利
幼馴染の2人が色々とあった末に30歳も後半になって結ばれるお話です。黒髪の方はヤクザなので子供の頃から友達を作らず、唯一の友達が白髪の弁護士。さすが弁護士になるだけあって、脇を固めどんどんと外堀を埋めて、最後は黒髪ヤクザを者にしてしまう。いかついヤクザが抱かれてるのが、本当に気を許していることだと思うと萌えます。相手が大切だからこそ離れようとしていた黒髪だけど、受け入れてしまったらもう離れられなくなるだろうな。2巻はそんな二人の関係がどうなるのか楽しみに読みます。
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拗らせた初恋?
まだ最初の1話しか読んでいないけど、同級生の許嫁を奪ってしまったが故に、その御曹司である同級生の所有物にされちゃうというお話。いきなり体を奪われてしまったので、ここからお互いの背景などが明らかになってくるのかな。手裏剣がでてきたりちょいギャグテイストなところも読みやすくて面白かったです。
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怖い怖すぎる
気にはなっていたけど勇気がなくて読めなかったのが、今回値下げしていたので思い切って読んでみました。まずは1巻だけと思っていたのに一気に4巻まで読んでしまった!
よくある旧家の狂ったお家の実情ってかんじだけど、育郎が子供のころからずっと典彦に歪んだ方向に導かれる様がホント狂気。彼は何が欲しいんだろう、あそこまで歪んだ感情をもつのは彼の生い立ちによるものなのかな。
とにかく育郎が健気で一生懸命なのに全てが典彦の手のひらというのが可哀そうすぎます。せっかくまともな妻と結婚したのに彼女を守ろうと離縁してしまうし、味方が誰もいなくなって結局は典彦に戻るしかない悲劇。でもお兄ちゃんが助けにきてくれて、 -
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甘い二人の生活です
前回は謎がおおくて読みごたえがあった分、今回の事件はあっさりとしたもんです。
でもその代わりに二人の生活が分かる場面が多く、気持ちが通じ合った甘い生活が見られて満足です。
とにかく絵がきれいで、速水さん(?)がカッコ良くて大好きです。大人の余裕が感じられてたまりません。
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浮気とは
結婚と違ってカップルというのは縛りがない分、簡単に浮気をしちゃうものなのかな。まぁそうなんだろうな、踏みとどまるところがないから、相手の言動や行動に不安になるんだろうな。夫婦だとその辺りを無条件で信頼してしまうので、どうしても中年になると自分を構う事なく、どことなく草臥れてくるけど、ゲイカップルだといつまでも不安がある分、自分も努力してきれいでいようとするし、相手を理解しようとするのでそれはそれでいいもんだなぁ、なんてつい自分に照らし合わせて考えてしまいました。最後のステーキが美味しそうで、思わずお肉を買って食べてしまいました!
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展開が急すぎるけど
彼氏に振られたその日に大学生をひっかけて最後までやっちゃうという、1話にして展開が早いなぁという印象。きっとここからお互いをよく知っていく流れになるのかな。攻めの大学生がはまっていっちゃうのかな。と、この先の続きが気になります。
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良い作品を見つけた
初めての作家さんだったけど、本当にいいお話でした!実際にこういう人がいるだろうなという2人で、ストーリーもとてもリアリティがあって何度も戻ってセリフを読みかえりたりしつつ最後までたどり着きました。自分を偽って女性と結婚をしようとした攻めが結婚を断ったことで、ゲイである自分を初めて受け入れることができたんだと思う。だからハヤトのもとに戻った際の、信じろというセリフがでてきたんだろうな。
ハヤトは親の愛にも飢えていたからものすごい寂しがり屋だけど、ヒロミチと出会って信じることができて本当の幸せを手にすることができて良かった。こんなにいいお話をかく作家さんを今まで知らなかったなんてもったいなかった