ゴールド
レビュアー
  • 還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方
    購入済み

    若者にもおすすめ

    出口氏の複数の著作を人生100年時代の観点でまとめたような本。社会論、お金の話、教育への投資、歴史などが各章にコンパクトにまとまっており非常に読みやすく分かりやすい。もちろん中年以降の読者にも有用だが、若者にこそこうした日本の現代の知の巨人の経験と思考でたどり着いた生き方を人生の早い時期から意識するとさらに大きな効用があると思う。

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    2020年06月15日
  • 東京改造計画
    購入済み

    頭の体操として

    提言の中には著者が自身でも言っているように、文字通りの提言というよりは既成概念にとらわれずにゼロベースで読者に考えさせることを目的とした過激なものもある。自分で疑ってみたり考えたりするための頭の体操として考えれば良いだろう。一方で実際の実行ベースでは各種の想定されない問題にぶつかるだろうが、ほとんどの提言は著者のITの知識や経済学の裏付けがあるようであり政策論としてもそれなりに面白い。

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    2020年06月15日
  • 韓国経済はクラッシュする
    購入済み

    日韓問題の分かりやすいまとめ

    2019年末に購入したものの積読状態になっていて、2020年6月になって拝読。執筆時点から韓国の大統領選挙が行われていること、新型コロナウィルスの発生などの事態の進展はあるものの、現時点でも問題が続いている徴用工問題や輸出管理問題などについての背景や分析解説は半年のタイミングの遅れを気にさせないクオリティの高さ。対談形式だと本によっては読みづらいこともあるが、本書については著者二人の掛け合いも無理がなく議論を広げたり深掘りしたりが自然で読みやすい。韓国の内政事情を優先した内向きな判断方針や韓国・日本両国のメディアの偏向などが現在の問題の核であり、日本としては戦略的に距離を置くべきという主張がされている。本書一冊で主張すべてを鵜呑みにするのではなく他の書籍などでの継続的な確認は必要だが、少なくとも説得力のある説明が本書ではされており、日本のこれまでの外交姿勢は通用しないというのもある程度の真理を含むものと思う。

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    2020年06月07日
  • 秒で決めろ! 秒で動け! ラファエル式秒速タイムマネージメント
    購入済み

    普通に良いタイムマネジメント本

    タイムマネジメントについてのビジネス書としては普通に良い出来だと思う。著者の独自の経験則と読書や座学で学んだものを組み合わせて、彼のYoutuberとしての活動と数社の社長をこなすために活用しているマインドセットやノウハウを共有している。Youtubeビジネスにおける企業提携案件の獲得や相場事情についても若干ふれられており、このあたりに興味がある読者もいるとは思う。全体的に丁寧な口調でYoutube上の尖ったキャラクターとは反対の堅実な人柄が滲み出ているが、彼の徹底的なデータと戦略重視の姿勢とが相まって今の成功につながっているのだと感じた。ただ個人的には「ラファエルだから言えること」が前作ほどはなく、どこかで見たことのある内容で堅くまとめてしまった印象がある。成功のためには本書にあるようなことを地道に続けるというのが真理で行きつくところは似たような内容になるのかもしれないが、新しい気づきを得るというよりは類似書を著者の視点でまとめなおした本というべきものになっている。読んでためにはなるものの若干期待とは異なった。

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    2020年05月31日
  • 「親日韓国人」ですが、何か?
    購入済み

    現・元韓国人だから書ける内容

    日本が好きで帰化したもしくはこれから帰化しようとしている韓国人による対談。日韓の歴史や政治の問題でこれまで論争になっている論点では特に目新しさはない。ただ、現/元韓国人だからこその韓国人のものの見方や精神構造についての机上の空論ではない実体験と当事者としての感情を伴う分析が面白い。韓国人が異なる価値観やモノサシを持っており、日本人からみて論理的にも倫理的にもおかしいことが彼らにとっては悪意なく彼らの正義になっていることを考えると、日本のこれまでのことを荒立てないアプローチは日本にも韓国にとってもすれ違いを助長するためよくないとよくわかった。両国ともに一般人レベルではお互いの国に対していただく親しみや反発は様々だが、両国ともにマスコミが恣意的に情報を切り貼りして両国の対立をあおっている側面があるのも著者の現地の情報によってよく説明されている。対談のテーマのまとめ方、著者の言葉遣い、比較文化的な切り口など、読みやすさと日本人・韓国人ともに知るべきことが分かりやすくまとめられておりお薦めできる。

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    2020年05月31日
  • 異世界おじさん 4
    購入済み

    溢れ出るセガ愛

    正直、1巻や2巻のころの衝撃はないものの、おじさんの少し歪んだ価値観、低い自己肯定感とそれに反したチートな魔法、そして何よりも溢れ出るセガ愛のパワーは健在。ツンデレ、ひきこもりニート、YouTubeなどの要素で現実社会を異世界の話とうまくつなげている。おじさんの異世界での本人はきづいていないであろう恋愛話の先が知りたい。

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    2020年05月30日
  • 鬼滅の刃 20

    鬼滅の刃 20

    少年・青年マンガ
    ネタバレ 購入済み

    そりゃ売れるわけです

    上弦の壱との闘いそのものもそれこそ息をつかさぬ速い展開でそれだけで少年漫画としては十分に面白い。ただこの漫画はそれだけではなく、敵の過去の回想でなぜ敵が鬼になるにいたったかをしっかり説明して敵にも読者が共感できるような話を織り込んでくる。プライドや嫉妬といったネガティブな感情と家族愛という温かい感情が入り混じる人間の複雑な感情をしっかり描くことで、上弦の壱も強いだけの幹部キャラとしてではなく人間味のあるキャラとして散り際には同情すら喚起する。とにかく何も考えずに読んでもよし、深読みして人間について思考するもよし、面白く深いとても良い漫画。

    3
    2020年05月30日
  • DAYS(38)

    DAYS(38)

    少年・青年マンガ
    4.6
    (22)
    ネタバレ 購入済み

    嫌な奴が出てこない道漫画

    主人公以外はなんだかんだで敵も味方も程度の差はあれサッカーエリートだが、基本的にみんな熱くて仲間思いのいい奴ばかりで読んでいて気持ちがよい。同じ試合の中でもいろいろなキャラがフィーチャーされて彼らの苦悩や想いが紹介されるのがお約束になっているが、この巻では特に君下が自分で決めていた限界を超える決意をしたこと、いつも喧嘩をしている大柴がこれまで口にしなかった君下を認める発言をしたところがお気に入り。この漫画は同じ巻で似たようなキャラクターの背負った物語をいくつもぶっこんでいるのだが、飽きずに素直に面白く読めるのが作者の力量か?高校サッカーが題材だが、子供から大人までが楽しめる王道作品。

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    2020年05月30日
  • 昭和天皇物語 6
    購入済み

    静かな迫力のある漫画

    漫画という表現手段で淡々と昭和天皇の物語をつづっている。絵も写実的でありながら見やすく、漫画ならではの過激な表現ではなくその画力によって繊細な目の動きや表情などで登場人物の心の機微を表しているのが秀逸。漫画にワンピースや鬼滅の刃のような興奮とカタルシスを求めるだけだとこの漫画の静的な表現は物足りないかもしれないが、小説と映画の中間媒体としてそれなりに分かりやすくそれでも読者に解釈をさせるような深みもある。内容としても天皇になるべくして生まれた昭和天皇の若き日の苦悩(表面上はほとんど見えないが)、周囲の従者たちの皇室への畏敬の念と対応、当時の国民の皇室との距離感など非常に興味深い。

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    2020年05月30日
  • RaW HERO(5)
    購入済み

    面白いですよ、でも。。。

    基本的には監獄学園と同じようなちょっと弱々しい男の子が美女達に翻弄されるという設定で、そこにぶっ飛んだヒーロー対悪の組織の設定を組み合わせて前作とのフレーバーの差を出している。作者の無駄に高い画力とくだらないギャグ、主人公がいろいろな意味で追い込まれるスリルなど、何も考えないで読めて楽しめる作品ではある。ただ、エロ・下ネタがどんどん過激になってきており人前ではとても読めない。人によってはその過激さ故に忌避されてもおかしくないので、面白いけど万人向けではない(監獄学園もほぼほぼ同じレベルで万人にお勧めできないけど・・・)。なんでもありという方には星5で推薦できるが、一定の層からは到底受け入れられない点を考慮して星3に調整。

    1
    2020年05月30日
  • 親中派の噓

    親中派の噓

    ビジネス・実用
    4.3
    (4)
    購入済み

    東アジア情勢の復習には良い

    新型コロナ感染症と中国については前文と最初の1章のみで、残りが過去1〜2年で識者と中国、香港、台湾、韓国の政治と外交について日本を絡めて対談をしている内容になっている。このタイミングで出版されたため、新型コロナ感染症に関しての中国の動きと日本及び他国の反応について評論している本だと誤解して購入したこともあり若干期待と異なった。ただしここ2年程度の東アジア情勢が大きなイベントともにまとめられており、今の日本と東アジア各国の情勢をよりよく理解するための復習には有用だった。昨今のネットをみるに右翼的なレッテルをはられかねない内容かもしれないが、書かれている内容は至極まっとうで正統保守というべき。普段目にするニュースが発信側の意図で部分的にしか報道されていないかまったく報道されない、またはその意図に沿うニュースの扱いが大きくなる、といった気づきにくい形で日本の世論が誘導されていることを再認識。ネットニュースや新聞だけでなく、時々こうしたまとまった形での識者の見解や分析を読むことの必要性を感じた。

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    2020年05月26日
  • スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル
    購入済み

    ホリエモン社会学としても読める

    著者の過去の作品を読んでいるなら目新しさはなく、うまくまとまった総集編といった内容になっている。35のスキルという分け方で比較的短くそれぞれのスキルや考え方を説明するという構成なので、必要なところの拾い読みや隙間時間に読み進めるということがしやすい。スキルや考え方の一つ一つは参考になるものもあれば、しっくりこないものもある。ただ、著者の人生の経験から独自に導き出したスキルや考え方は、個人が人生をより良く生きることができるように著者が読者の為に真剣に語っていることは間違いない。ただ、当然読者がそれらを試してみるかどうかは著者に責任は持てないし関心もなさそうで、その距離感も心地よい。と、ここまではビジネス書としての感想になるが、トピックによってはテクノロジーがいかに社会を変えたか/変えるか、テクノロジーそのものとその影響を受ける社会で人間の行動様式は変わる(べき)かがホリエモン社会学として語られていて面白い。

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    2020年05月21日
  • 「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン
    ネタバレ 購入済み

    成功の確率をあげるための本

    筋の良い選択肢を選ぶこと、試行回数を増やすこと、が人生の成功のための選択にあたってのポイントだと主張され、筋の良い選択肢を選ぶための技術論と試行回数を増やすためのマインドセットの持ち方についてうまくまとめられている。対話形式で読みやすいこと、著者の実体験が豊富に例として使われていること、理論とノウハウのバランスが良いこともあり、分かりやすく腹落ちした。著者も筋の良い選択肢を見極めるための目利き力を培うまでに失敗もしているだろうが、選択肢の期待値を見極め繰り返し挑戦をしてきたからこそ、目利き力が向上し成功に結び付いたのだろう。他の自己啓発書にもいえるが、あとは粘り強く実行あるのみ。

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    2020年05月19日
  • 大きな嘘の木の下で ~僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。~
    購入済み

    Owndaysに入社したくなる

    「破天荒フェニックス」も読んでおり経営者として著者がどのような苦労をしてきたかも多少わかっていたので、考え方やアドバイスが表層的なものでなく実体験で試行錯誤して得たものであることから素直に納得できる。世間の固定観念とは異なる物事の見方を、カジュアルに熱くでもクールな語り口も説教臭くなくて良い。自己成長、自己肯定、人生の目的といったことを考え直す良いきっかけをくれる本だと思う。仕事のゲーミフィケーションや昇進の選挙制などを実際にOwndaysに取り入れており、この本で著者の考えが本に文字で説明されていることはもちろん、写真や動画へのQRコードリンクなどでビジュアルで感じることができるのも面白い。綺麗事だけでなく人間としての弱さや限界も吐露しながら語っていることから、真実はどうあれ本書の内容や著者の人となりに信頼がおける。Owndaysに入社したくなる人がこの本でまた増えるだろう(そして著者はそういう期待も赤裸々に語っている)。

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    2020年05月16日
  • ソフトバンク崩壊の恐怖と農中・ゆうちょに迫る金融危機
    ネタバレ 購入済み

    日本がババを引いてしまっている

    リーマンショックをはるかに超える金融危機が起こるという危機感が著者を政治活動に駆り立てたとのことで、本書では金融危機がくる根拠がタイトルにある日本企業を中心にビジネス形態や金融商品の運用から数字を多用して説明されている。行き過ぎたグローバル資本主義が進んだことで実体経済を伴わない数字だけのマネーゲームがすでにバブルの様相を呈しており、あとは誰がババを引くかの状態にあることがこれでもかとばかり説明されている。悲しいことに国民にも大きな影響をもつ日本企業や金融機関がすでにババを引いているようだ。今後来るであろう金融危機の規模感の大小はあるにせよ、本書で指摘されている現在の金融システムが不健全であることは確かで(例えば世界のGDPの数倍の金融資産があるのはおかしい)、金融危機によって生じる悲惨な状況を政治で食い止めたいという著者の思いは伝わった。個別の組織や個人名が若干センショーナルに表現されているため陰謀論のように見えるところもあるが、公になっている財務諸表や人や政治の動きの事実に基づいており、著者の自称する「炭鉱のカナリア」としての注意喚起は真摯に受け止めたい。本書は新型コロナウィルスの影響がまだ認識されていない時点で執筆されていることからその影響については言及されていないが、金融危機のタイミングを早め規模は大きくなることだろう。国と金融システムへの問題提起だけでなく、個人がどう資産を守るかについても若干だが言及されているので参考にしたい。

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    2020年05月10日
  • マスコミはなぜここまで反日なのか
    購入済み

    偏向報道の背景が良くわかる

    日本のメディアが戦後にGHQの方針や価値観を受け入れて自主的に検閲に協力していったことが、現在のメディアのふるまいつながっているのがよく分かる。アメリカが信じるメディアの公平性をアメリカが日本で歪めてしまって、それを著者のようなアメリカ人が日本の書籍で解説しているのは非常に皮肉である。今のメディアが自身で信じる存在意義や制約に基づいた視聴者・購読者を増やしたいというビジネスモデルでは、残念ながら偏向報道はなくならないだろう。さらに他国の対日工作も絡んだジャパンディスカウントを目的とした国内外での歪んだ世論形成がどのようにされているのかも良くわかる。2年前の書籍の電子化なので最近の情勢はカバーされていないが、歴史的に流れの中で日本のメディアが戦後にどのように分解・再形成されたか、大きなニュースになった事例でどの勢力がどのような役割を果たしたかを知ることができるため、多少の古さはまったく問題にならない。著者は日本の言論界では右翼のように扱われることもあるが、著書を見る限り証拠と事実に基づいて淡々と主張しており非常に説得力がある。著者としても読者に事実と主張を聞いてほしいとは思っているだろうが、一方で無批判に彼の意見を鵜呑みにすることを推奨しているわけではないだろう。幸いにも玉石混交ではあるもののネット上で多様な意見を簡単に比較できる時代なので、著者の本で受けた注意を念頭においてメディアにふりまわされず活用していきたい。

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    2020年05月10日
  • 試験でも仕事でも大成功! 世界に一つだけの勉強法
    購入済み

    親や指導者向けの本

    勉強の成果に即効性を求めていると期待外れになるかもしれない。そもそもまずは正しい勉強法とは人によって異なり、それらを適切な試行錯誤のもので見つけるというのが本書の主張なので仕方ないのだろうけど。書いてあることは基本的に正しいと思うが、本書で提案されるような自分にあった勉強法を本を読むことで見つけて実践できる人はそもそも勉強が得意なのであって、あるレベル以上の知的土台と気力がないと本書を読んでも効果はあがらないと思う。一方で親や指導者としての観点で本書を読むと、心理学的な根拠と著者や読者の過去の経験に基づいた納得感のある子供・部下・生徒に対するモチベーション向上や実力向上のためのPDCAサイクル構築の指南書といえる。その他、勉強に関しての親としての子供の接し方などでハッとさせられる記載があり、勉強法の改善までは昇華できなくても比較的短時間で読めることから親である人は一読しても損はない。

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    2020年05月10日
  • お金の真理
    購入済み

    幸福論の教科書として超良書

    著者が日本でネオヒルズ族としてマスコミにとりあげられていたころの印象と異なり、丁寧で誠実な文章でお金の使い方・稼ぎ方、仕事や人生についての考え方・取り組み方が非常に分かりやすく書かれている。著者の一時的な成功とそこからの転落、そして再度の成功という経験に裏付けられた心の持ち方や具体的なアクションについて真摯に読者に伝えようとしているように思える。著者が扱う金額が常人とは文字通り桁違いなため現実感がなくなりそうな記載があっても、平均的な日本人の所得や生活のレベル感を例にして説明してくれたり、本人の貧乏時代の実体験を補足してくれていることで、本書が特別な人向けではなく万人に読んで役立つと思わせてくれる。奇をてらった内容はなく、(つまらないと言う意味ではなく良い意味で)しごくまっとうな意見とアドバイスが絶妙の抽象度で書かれており、あらゆる年代の老若男女が参考にできる本になっている。自分の人生においてどこをゴールとするか何に価値観をおくかという点についてはもちろん読者一人一人が考えなければいけないが、それらを目指すうえでこの本に書かれていることをそのまま実践できれば(しかも一つ一つのアドバイスはそれほど実現困難ではないので)著者ほどの金銭的な成功はできなくとも金銭面や人生の幸福度全般で今よりも必ず良くなるといえる。著者の若さでここまで人生や世界について語れることに驚きと嫉妬を覚えるし、多くの人が読んでくれれば日本がよくなると思わされるほどの良書だと思う。

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    2020年05月10日
  • テレワークの切り札! Office365 Teams 即効活用ガイド
    購入済み

    基礎を体系的に学べる

    会社で導入されたもののマニュアルもなく、Skypeの代わりにTeamsを会議で使うようになったり、他部署からチームに誘われてファイル共有をしたりされたりするようになったものの、「なんとなく」使っているという状況が続いていた。特にそれで困っているということもなかったが、本書を読んでTeamsの20%ほどしか潜在能力を活用していないことが分かった。人によってはもっと応用的な使い方の説明も欲しいのだろうが、私にとってはチームとチャネルの作り方や使いわけ、メンションやチャットの有効的な使い方、会議中に使える各種の補助ツール、他のアプリとの連動など基本的だが教わらないと分からないことが体系的に学べただけでも大きな価値があった。とっかかりとして本書を参考にするのはお勧めできるし、通常のユーザーならそもそもこれ以上の使い方は必要ないと思う。欲を言うなら、画面のスクリーンショットがチームの階層かチャネルの階層かが区別がつく範囲で切り出してくれていれば、個人的にはより分かりやすかった。最後の章の企業や学校での事例紹介は蛇足かとも思ったが、読んでみると現場での実際の使い方のうまくいった事例からけっこう気づきを得ることができて案外良かった。コンテンツそのものには満足だが、この類の本は電子書籍だとどうしても使い勝手がおちるのは覚悟していたものの残念(ただし、それほどページ数が多くないのでユーザビリティとしてはギリギリ許容範囲)。

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    2020年05月08日
  • 世界トップエリートのコミュ力の基本 ビジネスコミュニケーション能力を劇的に高める33の絶対ルール
    購入済み

    当たり前が難しい

    社会人にとって当たり前といえるような視点やスキルがまとめられているだけなのだが、言われてみれば当たり前だがこうしたコミュニケーションの要諦を分かりやすく可視化してまとめていること自体がすばらしい。コロンブスの卵のようなもので、言われてみれば当たり前でもどれだけの人がこの本に書かれていることを実践できているだろうか?著者の他の本と同様、客観的にはエリート街道を歩んできた著者がユーモアを交えながら説教くさくならないようにアドバイスをしてくれている点も読みやすさと好感度のポイントが高い。

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    2020年05月06日
  • 「幸せ」をつかむ戦略
    購入済み

    生活に活かせる知見が豊富

    プライベート、ビジネスともに活用できる人間の行動に関する知見にあふれている。インセンティブやモチベーションに関しては特に興味深く、子供の親としてや部下の上司として考えさせられることも多かった。各質問に対して行動経済学の観点でコメントがされるという構造になっていて、つまみ読みには適した形式でまとめられている。翻訳やまとめ方に違和感はないが、個人的には著者の通常の本で実験のエピソードと実験結果に対する解釈とコメントがされる形のほうが好み。

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    2020年05月06日
  • 「新型コロナ恐慌」後の世界
    購入済み

    若干のタイトル負け感のある良書

    米中対立構造を軸として新型コロナの状況がうまく纏まっているが、やはり現在進行形の新型コロナについてはどうしても消化不良感がある。パンデミックまでの世界情勢のおさらいという点では良書。タイムリーに出版されたものの、新型コロナ情勢が日々変化する現時点ではこれ以上を期待するのは酷だとは思う。新型コロナがある程度収束した時点で、著者の同じテーマでの新刊を読みたい。

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    2020年05月06日
  • なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23
    購入済み

    時間術というよりは人生指南書

    著者の他の本を何冊も読んでいるので、至るところで既視感があった。が、自己啓発書としては良書。著者の語り口やキャラクターもあり尖った表現もあるものの、一つ一つのコメントは至極真っ当で、人が幸せに生きるためのアドバイスに溢れている。決して押し付けがましくなく、こういう考え方もあるよというスタンスも好感が持てる。人生観やノウハウの共有はするが、それを聞いた他者がどう感じ行動するかまでは著者に責任はもてないし、そこまで他者に影響を与えたいという意志もないだろう(そういうキャラを演じているだけで実は社会を良くしたいとか考えているのかもしれないが)。これまでのしがらみや社会通念が邪魔するかもしれないが、それらを乗り越えて自分が幸せに生きるための考え方やそれなりに実行可能な方法論も共有されているので、本書をどう活かすかは読者次第。

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    2020年05月06日