ブックライブの書店員おすすめレビュー

少年・青年マンガ のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    あざと可愛いモテヒロイン×仏頂面な禁欲男子の、女の子視点のラブコメディ!

    主人公は、自他共に認める抜群の美少女・川井モナ。子供の頃から周囲にちやほやされてきた彼女が、どんなに愛想を振りまいても全く興味を示してこない転入生の黒岩メダカにプライドを刺激され、絶対オトしてやる!と猛アピールする物語です。

    絵が本当にキレイで可愛くて、ディティールまで魅力的に描かれたモナが文句ナシにずっと可愛いので、キャラ設定の説得力がハンパじゃないです。特にメダカをドキドキさせようとあの手この手を尽くししながら逆に自分がドキドキしてしまって戸惑う姿、イイ。男子に慣れてそうなのに慣れてない女子、イイ!

    ストーリーもしっかり読みごたえがあり、衣替え、文化祭、調理実習など学園モノで何度も目にしたシチュエーションも、「王道こそ至高!」と改めてキュンキュンしちゃいます。モナとは全く違うタイプのヒロインも登場し、今後どんな展開を見せてくれるのかワクワク。
    “あざと可愛い”を存分に浴びたいなら『メダかわ』で決まりです!

    2022年11月30日
  • ブックライブ書店員

    図書館といえば、いつでも誰でも利用できる公共施設の一つ。しかし、大人になるにつれて足を運ばなくなった、という人も多いのではないでしょうか。この作品に登場する石平(いしだいら)少年もまた、その一人です。でも、行かないなんてもったいない! 図書館に並んでいるのはすべて、税金で買った本、なのですから…!

    作中で繰り広げられるのは、意外と知らない図書館の日常。司書さんって一体どんな仕事をしているの?破損した本はどうなるの?など、図書館に関するちょっと気になることが、コミカルに、かつほのぼのと描かれています。
    さらに、知的好奇心をくすぐられる雑学もたくさん登場。ワニはなぜいつも口を開けているの? 「十七夜」の読み方は? 検索すればすぐに分かりますが、だからこそ、キャラクターたちが自分で本を探して調べていく「学び」の姿勢に、はっとさせられます。
    お仕事マンガとしても、学習マンガとしても楽しめるこの作品。普段の読書は電子派…というあなたも、ぜひ一度手に取ってみてください。

    2022年11月22日
  • ブックライブ書店員

    SNSで大バズりの作品を多数排出!
    江戸川治先生の、【生死】をテーマにしたちょっとダークな作品集。

    この作品集では、すべてのストーリーが3、4ページで構成されている。
    たった数ページ。
    一体その少ないページで物語が展開できるのだろうか…そう思っていた自分を殴りたい…
    少ないページ数にもかかわらず、物語の背景や登場人物たちの過去や未来を十分に理解できる。
    また、ストーリーが短いからこそ、ラストにくる結末の衝撃さが抜群だ。
    どの物語も最後の1ページを見れば、もう1度最初から読まずにはいられなくなる、そんなラストを携えた作品ばかりだ。

    『今から殺人をする気でしょう?僕は正義のヒーロー!』そう言って突然話かけてきた男の真意とは…?
    『僕の寿命はたった4ページ…。』この少年の迎えるラストとは…?
    『私は勇敢な女騎士!』そう言ってモンスターを倒した彼女が守ったものとは…?

    背筋が凍るような、胸にぐっとくるような、きゅんとするような、泣けてしまうような…
    ありとあらゆる【生と死】にまつわる話が網羅されている。
    再度言う。たった数ページ。たった数ページでこの完成度…恐ろしい。
    1度読んでも絶対にまた最初から結末を知った状態で読みたくなる。
    そんな「沼」なこちらの作品集、ぜひ読んでみてください!

    2022年11月04日
  • ブックライブ書店員

    同級生のメイドと過ごす、日常系ラブコメ!
    この作品の主人公・晃汰くんの家では同級生の女の子メイカさんが、とある理由でメイドとして住み込みで働いています。同級生がメイド…?しかも住み込み…?と疑問に思うかもしれませんが、そんな疑問を吹き飛ばすくらいメイカさんが可愛く、晃汰くんといつまでも仲良く暮らしてくれ…!と思わせてくれる作品です!
    私が一番メイカさんを可愛いと思うポイントは、普段はしっかり者なのに、晃汰くんのことになると冷静でいられなくなってしまう点です!
    家事や勉強を真面目にやる、メイドとしても学生としても完璧なメイカさんですが、晃汰くんと会話をしているとペースが崩れ、すぐに顔を真っ赤にさせたり慌てたりと表情が豊かになります!メイカさんの好きな人の前でだけ見せる表情がとにかく可愛く、2人のやりとりを永遠に見ていたいと思わせてくれます!
    2人の関係が今後、主人とメイドからどう変わっていくのか楽しみな作品ですので、是非ご覧ください!

    2022年10月31日
  • ブックライブ書店員

    料理上手な中学生・蒔江と、いつも空腹な高等部の先輩・満腹さち。「得意の料理で先輩と仲良く…」なんて夢想していたところに、正体不明の怪物が蒔江とさちに襲いかかる。そこで、さちが襲ってきた怪物と同種の「ワタリ」と呼ばれる怪物であること、何故か蒔江がワタリを引き寄せていることが発覚。そして、引き寄せられたワタリから蒔江を守るために、さちと蒔江は一緒に住むこととなり…?
    ワタリであるさちと蒔江の気持ちが通じ合うときは来るのか。さちが蒔江に抱く気持ちは恋なのか、ただの食欲なのか。"異食"の恋模様からは目が離せません。
    2話で既に同棲開始という普通のラブコメにはないテンポ感や、シリアスな場面でもお構いなしに随所に散りばめられた小ネタも見どころです。素直でまっすぐな2人を見ているだけで精神が浄化されるので、ラブコメ好きの方には是非1度手に取っていただきたい作品です。

    2022年10月31日
  • ブックライブ書店員

    ひとたび街に出れば目に入るコンビニやファミレス、ファーストフード店。現代に暮らす私達にとって、安くておいしいものにありつくことは難しくありません。それでも…いや、だからこそ、誰かと一緒だったり、誰かを想ったりして作った料理は、格段に楽しくておいしい。この『甘々と稲妻』は、そんな気持ちを思い出させてくれる作品です。

    物語の中心人物は、妻を亡くした数学教師・犬塚公平とその娘・つむぎ。仕事の傍ら、家事と育児に奮闘する公平ですが、料理だけはどうしても苦手でした。幼いつむぎに申し訳ないと思いつつも、コンビニ弁当に頼る日々が続きます。
    そんなある日のこと。帰宅した公平は、テレビにかじりつくようにしてお料理番組を眺めるつむぎを目にして、その寂しさと我慢を知ります。「おいしいものを食べさせなくては」と食事処に駆け込み、さらに料理を頑張る決意をして…。

    本作の見どころとして、調理中の風景やおいしそうな料理は言うまでもありませんが、つむぎの心の動きや成長も大きなポイントです。子どもらしい無邪気さや特有の鋭さ、「良い子」であろうとする子どもなりの気遣いなどがリアルに、生き生きと描かれています。
    料理を口いっぱいに頬張って目を輝かせるつむぎを見れば、あなたもお腹がすくこと間違いなしです!

    2022年10月28日
  • 別々の高校に通う3人の女子高生。
    彼女達はそれぞれの事情を抱えて巨大ショッピングモール パンゲアに集います。
    彼女達を乗せ(?)突然地球を飛び立つ巨大ショッピングモール。
    これまで全く接点のなかった3人の少女達が、巨大ショッピングモールでの共同生活&宇宙旅行をはじめるのですが…。

    まずはこの物語の主人公となる3人の少女をご紹介します。

    オープンを控えた巨大ショッピングモール・パンゲアを作った会社の社長令嬢 飛野 火乃子(ひの ひのこ)。
    彼女は、父親のツテでショッピングモールのオープンイベントに招待されようとする同級生達に嫌気が差し、オープンに向け忙しい両親にクリスマスの約束を反故にされ、学校でも家庭でもショッピングモールのことばかりな状況に怒りを募らせていました。
    そしてついに怒りが頂点に達した火乃子は家にあったショッピングモールのカードキーを手にパンゲアへと向かいます。

    奈々鉢 弓(ななはち ゆみ)は多数派を嫌い、我が道をいく少女。
    大衆音楽や巨大ショッピングモールの商業主義に反発を感じるものの、パンゲアのちらしにレア物インディーズCDを取り扱うショップの広告を発見し、開店前に並ぶべくショッピングモールへと向かいます。

    春畑 未々美(はるはた みみみ)は両親の仲を取り持つために、頑張って貯めたお金でショッピングモール内にできるレストランの高級コースを予約していました。
    しかし、そんな未々美の気持ちを知らずお互いを罵る両親の姿に耐えきれなくなった彼女は家を飛び出し、気が付けばショッピングモールに来ていたのでした。

    ショッピングモール店内から聞こえた不審な音に様子を伺いに入った未々美は、そこで破壊活動をしている火乃子とそれを見ていた弓に遭遇します。
    3人で言い争いをしている最中、突然轟音が!!
    音が止んだと安心する彼女達の前には宇宙空間が広がっていたのです!!

    どんどん地球から離れていくショッピングモールですが、店内は不思議な事に空気も重力もあり、電気の供給も途絶えていません。
    一体どういう原理でそうなっているのかは全くの謎。
    ですが彼女達はその状況を受け入れ、快適に過ごしているのです。

    この物語にはとにかくワクワクが詰まっています。

    子供の頃、ショッピングモールやデパートに住んだら楽しそう!と思ったことはありませんか?
    この物語はそんな子供の夢物語が描かれているようなワクワクが詰まっています。
    謎だらけで全く解明されていないのですが、「理屈は解らない。でも凄い科学力が働いている!」そんな感覚的な摩訶不思議もワクワクポイントです。
    主人公の3人が抱える問題が今後どうなるのかも注目のワクワクポイントではないでしょうか。

    この物語の“SF”は「サイエンス・フィクション」としての“SF”だけではなく、藤子・F・不二雄先生が提唱した「すこし・ふしぎ」の“SF”なのです。

    果たして3人は地球に無事帰還することができるのか!?
    そもそも何故巨大ショッピングモールは宇宙に旅立ったのか!?

    彼女達の宇宙旅行を一緒に楽しんでください!!

    2022年10月21日
  • ブックライブ書店員

    笑いあり涙あり!男女必見の警察マンガ!!
    ある日、新米警察官・川合の交番に、超美人でエリートの藤部長が配属されてくるところから物語はスタートします。
    藤部長は美人だし仕事はできるし、ほんとにすごい人なんですけど、クセが強いです。
    彼女だけでなく、川合を取り囲む先輩方のほとんどがめちゃめちゃ濃いです。
    (この環境下でやっていけるのは、かなりメンタルが強い証拠…。)
    しかし、破天荒な先輩方に囲まれて、色んな事件を経験して、川合は成長していきます。
    そんな姿にホロリとさせられるシーンもあったりします。
    元気が出ないとき、この漫画を読んでみてください。笑いあり涙あり、きっとあなたに元気をくれることでしょう。

    2022年10月21日
  • ブックライブ書店員

    「知らないのか?お前の血って
    すげー美味いんだよ」
    口が悪くてシャイな女吸血鬼と、眠れない14歳のおかしな夜が始まる。

    クラスでの人間関係に行き詰まり、学校に行かなくなった主人公の中学2年生・コウ。
    夜も眠れなくなり、気晴らしに散歩に出かけたところ
    出会った謎の女に声をかけられ、マンションの一室に。
    そこでコウは、彼女・ナズナが吸血鬼であると知らされる。
    「人が吸血鬼になる方法…人が吸血鬼に恋をすることだ」
    「今日に満足できるまで夜ふかししてみろよ」
    ナズナの言動に魅了されたコウは、彼女に自分を吸血鬼にしてくれるように頼むが…!?

    恋愛の機微には疎いけれどナズナへの興味を隠さないコウと、
    彼のまっすぐさを受け止めきれず照れたりふざけたりするナズナ。
    友達というにはちょっと濃厚で、恋人というにはあまりにもいろいろ足りない2人は
    夜を共に過ごしながらいろいろな人々に出会っていきます。
    コウは果たして吸血鬼になれるのか、
    そして2人の関係はどう変わっていくのか。

    宵っ張りの人はもちろん、「夜ふかしなんて何が楽しいの!?」という人にも読んでほしい作品です。

    2022年10月20日
  • ブックライブ書店員

    自分に自信がなく、いつも下を向いて歩いている【はるか】と、シーシャバーで働くちょっと変わっている【りあ】との夜の街の物語です。はるかは就職活動中ですが、全然うまくいかず、これからどうしたらいいかと悩んでいました。いつも通り面接を終え、自宅に向かう途中に偶然りあと出会います。まじめでおとなしいはるかは、りあとの出会いをきっかけに少しずつ自分を変えていきます。

    コンプレックスで悩んでいた自分を偶然出会った一人の人間が変えてしまうことってありますよね。でも、必ずしもいい方向だけではなく、悪い影響を受けていたりもします。ましてやはるかは、今までの環境とは全く違う夜の世界に足を踏み入れます。今後はるかはどう変わっていくのか、はるかとりあの関係はどうなっていくのかに目が離せません。

    キラキラしているけどちょっと危ない夜の世界を覗きたい人、エモくてドロドロした作品を読みたい人におすすめです。

    2022年10月04日
  • ブックライブ書店員

    自らの首を切ることで、前世に眠る才能を掘り起こすことが出来る"輪廻の枝"。枝により才能を手にした"廻り者"が激突する、異能バトルマンガ!
    主人公・扇寺東耶(せんじとうや)は、優秀な兄と比較され続けるという生い立ちを経て、他を圧倒するような才能を探し求めていた。ある日の帰宅途中、殺人鬼の犯行を目撃してしまい、クラスメイトの灰都=ルオ=ブフェットと共闘する。戦いを通して灰都らに認められた東耶は、多くの才能を擁する"偉人の杜"に参加し、数々の戦いに巻き込まれていくことになる。
    歴史上の人物をモチーフにしたバトルマンガとしてもかなり面白いですが、人間としての在り方を悩む東耶、揺るぎない信念を持つ敵など、精神性に焦点を当てて描かれている部分も読み応えがあります。偉人の才能の解釈も広く、戦闘のイメージのない偉人でも登場するため、能力の考察をするのも楽しいかもしれません。
    能力系バトルマンガが好きならぜひ一度手に取っていただきたい作品です。

    2022年09月30日
  • ブックライブ書店員

    異世界系にちょっと飽きてきた、なんて方にもおすすめ!
    新感覚・異世界学園ファンタジー!

    自分のためより他人のため、誰かを救えるなら自分はどうなってもいい――。そんな誰よりも紳士的な心を持つ男・最上紳士(もがみしんじ)は、ある日少女を救うために命を落とし、異世界の暴君貴族・アデルに転生してしまい…?

    本作の魅力は、最上紳士のどこまでも紳士的な振る舞いで、アデルがどんどん成り上がっていく様子です。
    勉強も魔法もダメダメ、周囲からの信頼は0、肌荒れもひどく、でっぷりとした体型のアデルを「これは紳士としてあるまじきこと…」と、全てスマートに紳士的に改善していく様子は、爽快感があり、目が離せません。また、今までの態度とは打って変わって、紳士的すぎるアデルに周囲が驚いている様子もクスっと笑えます。

    紳士的すぎる男が暴君ぐうたら貴族に転生したらどうなるのか!?
    一緒に見届けましょう。

    2022年09月30日
  • ブックライブ書店員

    アニメ化もされた不朽の名作!町が舞台のドタバタ日常漫画!

    丸子商店街に店を構えるメイド喫茶シーサイド、そこで働く主人公・嵐山歩鳥は探偵に憧れている推理小説好きの女子高生。そんな歩鳥と賑やかな商店街の住人たちや学校の友人たちの日常を描いたのがこの作品です!
    歩鳥の住む丸子商店街は下町感が溢れる人情味のある町で、住人もみんな気さくな人が多いです。そんな住人たちにボケたりツッコんだりして楽しそうな歩鳥を見ていると、こんな商店街に実際に住んでみたいなぁと思わせてくれます。
    また、この作品はただの日常漫画ではなく、歩鳥が探偵を目指していることもあり、ミステリー回が随所に挟まれます。ミステリーといっても殺人や大事件などではなく、日常の中で見つけたちょっとした謎であることが多いです。そんなゆる~い謎を全力で解き明かそうとする歩鳥とそれに巻き込まれる周囲の温度感も見ていてとても面白いです!

    日常漫画ですが、ミステリー回など読者を飽きさせない仕掛けがいくつもある作品ですので、ご興味があったら是非読んでみてください!

    2022年09月30日
  • ブックライブ書店員

    誇り高い女学園で繰り広げられる、淑やかで甘美な群像劇。

    明確な主人公が存在しない本作の最大の魅力は、女生徒たちが影響しあうことで交錯する心、揺れる気持ちです。
    例えば「王子様」と呼ばれる少女・佐伯。昔から同性にも「かっこいい」と言われてきた彼女ですが、学園に入ってからは向けられる視線が少し変わったと感じています。その違和感は次第に増し、周囲の視線や言動によって王子様に「変えられていく」という苦しさに変わっていきました。
    そんな佐伯の前に突如現れるのは、滅多に学園に姿を現さない深窓の令嬢・星宮です。窓から飛び降り「ずっと遠くに逃げられるような気がしたのだけど」と言う彼女に、佐伯は一緒に逃げないかと提案。ふたりの少女による、ささやかな逃避行が始まります。

    このエピソードはほんの一例で、他にも魅力あるキャラクターが次々にフィーチャーされます。
    表紙で本作に惹かれた方も多いと思いますが、作中ではストーリーの深みと相まって、魅了させられるシーンが多いです。
    ピンときた方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

    2022年09月29日
  • ブックライブ書店員

    「泥田坊」と呼ばれ、奴隷のように暮らしていた夏羽。
    夏羽の住む村で家畜が次々に変死する事件が起き、それを解決するためにやってきた隠神という男と出会ったことで、夏羽の人生は一変します。
    古来よりこの世に潜み、人に見つからぬよう、人と関わり合って生きるもの、「怪物」。
    その怪物と人間の間に立って活動するなんでも屋さんとして、"怪物屋さん"と呼ばれる「隠神探偵事務所」のメンバーとなった夏羽は、様々な人や怪物たちと出会い、成長していきます。
    なんでも屋さんの活動から、徐々に激しい戦いに巻き込まれていくのですが、夏羽の強い意志やまっすぐな優しさが周囲を動かし、だんだん協力者や仲間が増えていくのが熱い!
    屍鬼や化狸、アラクネ、化狐など、たくさんの怪物たちが登場しますが、それぞれが独自の生態系を維持するための工夫をしながら、現代社会の中で暮らしています。人間と協力関係を築いていたり、外界を完全に遮断していたり、多様な暮らし方が描かれているところも興味深いです。
    また、やんちゃで短気っぽいのに実はクレバーな戦い方の識など、意外な一面を持つキャラクターが多く、次は誰がどんな姿を見せてくれるのだろう、とわくわくします。
    妖怪が好きな方、少年マンガらしい熱い作品を探している方にぜひ読んでいただきたいです!

    2022年09月29日
  • ブックライブ書店員

    若く美しい母・静子から溺愛されている中学2年生の静一。
    クラスの女子・吹石に淡い思いを寄せたり、従兄弟のしげると遊んだり
    ごく普通の中学生として暮らしていた彼の日常は
    夏休み中に両親としげる一家との登山中に起きた事故から明確に壊れ始めます。
    事故当時に母が取った行動が信じられず、彼女の一挙手一投足に過敏になる静一。
    静一の心境を知ってか知らずか、吹石と静一の関係の進展を露骨に阻み、抑圧する静子。
    抑え込んでいた苦しみと狂気を解き放ち始めた母と、静一はどう闘っていくのでしょうか?
    事故の真相が明らかになるかどうか、というサスペンス要素もあり、
    とにかく緊張感がすさまじい一作です。

    2022年09月29日
  • ブックライブ書店員

    7年前に姿を消した元恋人・日下部日和(くさかべひより)を忘れられず、合コンで「元カノと結婚したいです」と言い放つトンデモ男・市松海路(いちまつかいろ)。
    世界が注目した若き映画監督としての才能を封印し、公務員として暮らしていた海路の前に
    ある日突然、日和が再び現れた。日和は驚くべき提案を海路に持ちかける…!!

    昔の恋人に思うところがあるという方なら古傷が疼くこと必至な序盤から、とにかく怒涛の展開。
    何を言ってもネタバレになってしまいそうなので、クセ強すぎかつ愛すべき登場人物についてお話させてください。
    主人公である海路の変人ぶりも相当なのですが、その海路の心を捉える日和の存在感が圧倒的なのです。
    浮世離れした美貌とアルカイックスマイル、そして時折発揮されるキラッキラの目力、
    そして何を言い出すかわからない危険さ…ファム・ファタールの名にふさわしい彼女の魅力が物語を牽引します。
    日和からの提案に乗った海路は、彼女の掴みどころのない言動の裏に隠されていた、
    支配的な母親との関係に否応なく巻き込まれていきます……!

    人間の業が織りなす超ハイテンションな悲喜劇、読むなら今です!

    2022年09月29日
  • 一度夢を持っても、才能がある人を前に己の才能のなさを認識し夢を諦めてしまうことはあると思います。
    自分にはその“役割”は求められていないと割り切り、「自分がダイヤの原石ではないと気付かされるくらいなら誰ともぶつからない方が良い。」
    この物語はそうやって夢を諦めた主人公ふたりが再び自分のやりたかったことに向かって走り出す物語です。

    主人公の宇田川アイア(うだがわ あいあ)は元モデル。メイクアップアーティストになりたいという夢がありながらも、自分にはそれを求められていないと思い夢を諦めていました。
    そんな彼が通うのは芸能志望や美容志望が多い高校。
    毎年行われる葵祭アーティストコンテストは注目のイベントです。
    そこに出演するスタイリストとして半ば押し付けられる形で参加することになった炭崎純(すみさき じゅん)とモデル役の宇田川。
    ふたりとも自分の能力に自信が持てないという共通点がありました。
    宇田川と話す内、炭崎がモデル役とスタイリスト役を交換しようと提案してきます。
    実は炭崎はその身長の高さを活かせないかと小さい頃からウォーキングを習っており、モデルとしての基礎があったのです。
    彼女のウォーキングを見て可能性を感じた宇田川は彼女の提案を受け、逆の役割で葵コンに挑むことを決意するのです。

    物語の展開がスピーディーで勢いがあり、読み始めたらその波に飲み込まれるかのように一気に読み進めてしまいました。
    そして絵が美麗!!
    キャラクター達の表情もとても豊かで魅力的。
    何者にもなれないと諦めていた主人公が夢を探す物語や、才能がある主人公が華開く物語でもなく、「目標を見つけ才能がないとわかったうえで足掻く」というところが今までにない物語です。

    スポーツや演劇などの物語が好きな方には是非読んでいただきたい作品。
    宇田川と炭崎がどう輝いていくのか注目です!!

    2022年09月16日
  • ブックライブ書店員

    真面目でおっとりした信國さんは、恋愛経験ゼロのうぶな女子高生。
    初めて恋した相手・隣の席の佐々木くんと両想いになるべく、雑誌のコラムを片手に日々勉強、日々実践!
    魅惑的なマシュマロボディや、一人称が「ウチ」&語尾に「~じゃけぇ」というバリバリの方言、素直で一途な性格など魅力いっぱいの彼女ですが、今日も元気にから回り。でもそのピュアさと挙動不審さがたまらなく可愛くて可笑しくて、ニヤニヤしちゃいます。
    (協力してくれるギャルのお友達との関係性もめっちゃイイです…)

    「俺のことが好きな気がする」じゃない、「大好き」だよ!気付いてあげてよ!と思いつつ、進みそうで進まないふたりをずっと見ていたくなる。
    初めての恋に迷走する女の子と、俺のこと好きなのかも…?と思いつつ紳士に接する男の子の、尊すぎる恋模様。
    最高に可愛くてもどかしい、純度100%の胸キュンすれ違いラブコメディです。

    2022年09月02日
  • ブックライブ書店員

    こんなファミレスがあったら通いたい!?
    個性豊かな店員たちによるドタバタコメディー!

    子供、子猫、ミジンコのような小さい生き物が大好きな主人公・小鳥遊をはじめ、男性恐怖症で怖さのあまり男を殴り飛ばしてしまう伊波に、常に帯刀しているチーフの八千代さんなど個性が強すぎるファミレスの店員たちが見どころの作品です!
    これだけ個性が強いのだから、接客業に向かないようなとんでもない人ばかりが出てくる作品なのかな?と思うかもしれませんがそんなことはありません!
    普段はしっかり仕事をこなしているけれど、実は一癖も二癖もある店員たちの掛け合いはどれも面白く、現実にこんなファミレスがあったら毎日通うのになぁと思わせてくれます。
    ギャグのテンポもよく、4コママンガであるためスラスラ読むことが出来る作品になっております!
    日常系のマンガがお好きな方やギャグマンガが好きな方におススメです!

    2022年09月02日