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女子高生の青木ルリ、ある朝起きたら頭にツノが生えていた!?
そこで突然母親から明かされたのは、実の父が龍(ドラゴン)であるということ。
自分が人とドラゴンのハーフだと知ったルリは、驚くものの意外とすんなり状況を受け入れて…!?
人とドラゴンのハーフとしての日常がスタートする。
この物語を読んで感じたのは「新しい!」ということ。
女子高生が人とドラゴンのハーフという設定も斬新ですが、この物語の新しさは特殊な状況を本人だけではなく周りも受け入れるという寛容さにあると思います。
もし主人公がルリでなかったならば、ある日突然ツノが生えたら慌てふためくし、ツノを隠して生活しようとするだろうし、突然陥った状況に苦悩し悲観するかもしれません。
まして火を噴いて友達を傷つけてしまったりしたら、自己嫌悪に陥り親を恨んで…といった感じでダークサイドに落ちてしまうかも。
ですがこの物語の主人公ルリは、ツノが生えても「生えてしまったものはしょうがない」とツノを隠すことなくいつも通り学校へ行くし、友達から聞かれたら「父親がドラゴンらしくてさ…」とまるで他人事のようにカミングアウト。火を噴いた後は流石に学校に行くことを躊躇いますが、自分の人生を悲観したりはせず火を吐く練習に勤しんだりと現状を受け入れた上でどうするかを考えるのです。
またルリの周りにいる人たちが彼女のことを気色悪がったり拒絶したりせず、ルリの状況をありのまま受け入れ今まで通りに接しているところも「新しい!」と思ったポイントです。
それは多様性が叫ばれる現代のあるべき姿を表しているのではないでしょうか。
絵柄も可愛く、ルリの豊かな表情が魅力的!!
コマ割りも読みやすく、普段マンガを読まない方でも楽しめるのではないでしょうか。
普通と違う女子高生がゆるっと日常を送る平和な物語。
心が辛くなった時に癒しを求めて読むのもアリかもしれません。
元気をもらえて、前向きになれる気がします!!
今後どういったドラゴンの能力が開花し、どう向き合っていくのか、ルリの成長にも注目です。
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