あらすじ
雨のウィッセル神戸戦後半、ようやく椿が目を覚ます! この勢いで盛り返せば、ETUは6戦連続無敗なのだが……!? そして次なる相手は、達海(たつみ)にゾッコンな監督・佐倉(さくら)率いるモンテビア山形。あれ……? なんだか……やり辛いぞ、このチーム!?
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『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
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Posted by ブクログ
ホームで迎えた雨の神戸戦。本来の調子を取り戻した椿。椿の突破から結びついた清川のゴールで同点に。しかし勢い余りイエローカードをもらい、次節の山形戦が出場停止に。そのまま試合は終了。
そして、佐倉率いる山形との試合を迎える。怪我で戦線離脱の緑川、出場停止の椿の状態でベンチメンバーも入れ替え山形とどう戦うのか!?
印象的なシーンは、神戸戦で椿が自らを奮い立たせるシーン。ミスを引きずっていたそれまでのプレーとは一変、持ち味のスピードでピッチを駆け回り、同点弾のチャンスを演出。その後勢い余ってカードをもらうのも椿らしさなのかなと。笑
Posted by ブクログ
神戸戦は雨の中、痛み分けドロー。椿はサポーターたちの声援のおかげもあって奮起するが、勢い余ってイエローカード。累積で次節は出場できなくなってしまった。
続いて山形戦。サックラーの率いる山形は、ETUと同じような境遇の貧乏チーム。相手の戦い方を研究して戦い方を変える、達海流と似たような戦術思考のチーム。そのチームが全体的に守備を固める中、椿のいないETUに策はあるのか。
Posted by ブクログ
椿がゴールを外して再び俯きそうになった瞬間の「いいぞ椿!」というサポーターの応援、そして試合後、椿からサポーターへの「ありがとう!」がすごく良かった。ジャイキリ読んでて初めて泣いてしまった。
今まで積み上げてきたものはちゃんと評価されていて、辛いときこそ支えになってくれるのだなあと思った。椿にお礼を言われたあとのちびっこサポのテンションの上がりっぷりが微笑ましい。嬉しさが伝わってきました。
Posted by ブクログ
前巻から続いていた、ウィッセル神戸戦が終了。椿が覚悟を決めていい働きをします。巻の後半は、サックラー率いるモンテビア山形戦。性格の似た監督同士ということで、久々にタツミにスポットが当たりそうです。
試合とは関係ないところですが、今回はコータやシゲさんのようなサポーターに、椿が礼を言いに行ったことにウルっとしてしまいました。こういう、試合以外でのサブストーリーもこの漫画のステキなところですよね。(本当はスカルずにこそ礼を言えよって思うけどw)
Posted by ブクログ
神戸戦終盤、椿の覚醒。
そして、
若き智将、サックラー率いる山形戦。
高い組織力、そして佐倉監督の巧みな戦術。
ETUはどう対抗する?