【感想・ネタバレ】GIANT KILLING(15)のレビュー

あらすじ

達海猛(たつみたけし)、監督以前。10年前……ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)は輝きを放とうと、もがいていた。若く卓越した才能ゆえ、チームの歯車は狂っていく――。昔も、今と変わらずフットボールを楽しんでいた達海。その鮮烈なプレーは名門・東京V(ヴィクトリー)をも脅かし、ついに達海専門のシフトを敷かれるほどに。クラブの未来を背負う才能は、高まる周りの期待に何を思う……!?

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『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。

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ネタバレ 購入済み

切ない

何度読んでもこの達海の過去話は切なくて胸が苦しくなる。
変わらない飄々とした態度の達海の姿がより一層そう思わせる。
現実の会社もそうだけど、話の聞かないトップはダメだ。

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2020年06月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

10年前、達海が現役時代の話。舞台は東京ダービー、代表でも頭角を現してきた達海に東京ヴィクトリーは成田が闘志を燃やす。この日も達海のプレーが得点に結びつき勝利を手にする。しかし、この頃達海の足は悲鳴をあげていた。選手、フロント、サポーターがバラバラになり出してクラブも崩壊寸前まで追いやられていた。そして、達海にプレミアリーグへの移籍の話が。

印象的なシーンは東京ダービーでの達海のプレーシーン。試合を楽しんでプレーする達海のゴールシーンは見ていて気持ちの良いものです。

0
2014年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

達海がミスターETUだったころのお話し。達海が考える「エース」とは何なのか。東京Vの成田との考え方の違いが、その後の達海の異質ともいうべき監督術となっていく。敵ディフェンダーを引きつけ、仲間を楽しませながら機能させ、自らも得点機と見ればゴールを狙う。彼が監督となるべくしてなった経緯が垣間見える。
足を故障し、戦線離脱しながらもプレミアリーグからのオファーを受ける達海。先週としての炎が尽きかけているのを既に読者は知っているだけに、辛い。

0
2013年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今週唐突にキたので!
ここだと思ってまず14~16巻を買って読み,残りを大人買い ひゃっほう!

アニメの智一声から好きになったんだけど タッツミーせつない。。
あまりにも早くチームを現役を退くことになってしまった過程‥
そして原作先に読んでたら智一のあの声と演技は想像できなかったと思う
ガキみたいに遊ぶことー!ていう言い方とかね、、なんかすきなんだ何故だろう
あとドリさんがすきです。世良かわいい。ザッキーはお子の頃から素晴らしい性格…

0
2011年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(10~15巻)

主人公が選手時代のハナシがメインに。

選手とクラブ、サポーター達の、夢や期待やそれぞれの思惑がビミョーにズレ始めていく過程が、物悲しい。

石浜選手の移籍話への言動にカブってくるトコロが、またイタイし…。


でも、そこで描かれる人間ドラマの“アツさ”には、間違い無し。
次巻も楽しみ(^-^)v。

★4つ、8ポイント半。
2013.03.25.了。

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2015年08月21日

シリーズ作品レビュー

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