すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレトッドが本書で冷徹に描き出すのは、西側諸国(アメリカ、ヨーロッパ)が不可逆的な衰退期に入ったという衝撃的な診断である。特にウクライナ戦争を、「集団的西側」の優位性が崩壊に向かうプロセスとして分析する。
トッドの論点の核心は、西側の敗北が軍事や経済の表面的な問題ではなく、精神的・人口学的な深層構造に起因するということだ。西側の精神的基盤であったカトリックの終焉(出生率の低下と識字率の向上による)が、普遍的なイデオロギーとしての求心力を失わせた。そして、低い出生率は、長期的な国力の衰退を不可避にする最大の要因であると指摘する。
西側が経済制裁によって崩壊すると踏んでいたロシアは、予想外の強靭さ -
Posted by ブクログ
今まで何となく見聞きしていた隣国、韓国の様々なニュース。それが本書を読むことで解像度がとても高くなるように思う。現代史に疎い私にはうってつけの素晴らしい入門書となった。
まずは2024年12月の非常戒厳宣布の夜に何が起こっていたのか、というところから始まり、80年前にさかのぼる朝鮮半島分断の歴史を考えるという構成で、様々な出来事が臨場感をもって語られる。
この80年で信じられないくらいのダイナミックな変化があった朝鮮半島の現代史と、その歴史のうねりの中には当然だけれども国民一人一人の歴史がある、という視点もカバーされていることで、より実感を伴ったものとなる。多くの人々が犠牲となって形作られた現 -
ネタバレ 購入済み
周りは勘づいてそう
前巻の最後の発言の意図がこの巻でわかります。伝えるつもりはないけど遠回しな告白してましたね…
今度は仕事関連で再会。主人公の爆弾発言と行動で伝えるつもりのない想いでも隠せきれていない感情が色々と出ちゃってました。この巻が一番男側の好意がわかりやすいかも -
Posted by ブクログ
読まなきゃいけないから読むという本ではなく、引き込んで読ませる。
ファンタジーでは戦う意義を見出せるが、実際のところは、この世界に、悪人は誰なのか、という答えすらない。戦場では死ぬとただの無であるし、理不尽しか存在しない。
文字なのに、めちゃくちゃ怖いものが迫ってくる。
しかし、読者だからで、実際は怖いとすら思う前に、死んでいく。1回の狙撃にしかならず、特に撃ってごめんとか、辛いとかもない。撃たれる意味も撃つ意味もない。
やってることは同じになのに、平和な世の中に人を殺すのと、戦争している時に人を殺すのは、全く意味が違うと感じる。ファンタジーのように終わりもなく、戦友が1ミリの油断でいな -
Posted by ブクログ
何に価値があるがを一人一人考える必要がある時代
HOWでなく、whatとwhy
物事をどこから見るかが教養、リベラルアーツ
BC6〜4
哲学者大量発生
農業の生産性があがって、考える時間ができた
4c
キリスト教→教会権力
フランス革命→人権
二度の大戦→国家のために
ミクロを組み合わせればマクロが理解できるかというとそうではない
理解するの定義の違い
数学→オペレーションの分類ができたら
物理学→予測ができたら
工学→現実におとせたら
社会学→共感できたら?
日本はキリスト教国じゃないのに近代化できた世界でも珍しい国
立法権が神にあって、政治的に法律を決められないから近代化で -
Posted by ブクログ
逸臣にOKサインを出すと決めたは良いものの、どうしたら許諾を伝えられるのかと迷走してしまう雪は可愛らしいなぁ
そんな可愛い彼女に対して逸臣が「もしかして…」と頼り甲斐ある感じに察した上で雪の目に宿った意思を決定打として雪へ迫る様子は本当に良かったよ…
他方で心とエマも無事に…!って感じ雪崩込んでいたね
エマを家に招いた心が見せるのはそれこそ彼自身のこころ。そこには高校時代からエマが大好きだったという感情がこれでもかと籠もっていたね
だからか、エマが求めた結婚の話も迷いなく快諾してくれるね。むしろエマに対して他の誰かと恋愛できなくなってもいいの?なんて配慮するのは思い遣りが有り過ぎてもう少し束 -
Posted by ブクログ
読みはじめて思う…。
この作品読んだことあるかも…(笑)
でもきっと読んだ当時、文章が横滑りして、頭に入らなかったに違いない(;´∀`)
みなさんの本棚でよくみかける作品だったので、気になってもいたのですが、みなさんに愛されるの、納得ですっ!!
米澤穂信さんの作品は、『刑事の生き様』で最近ふれさせてもらって、ツボだったんですが、この作品…凄い…。
短編で構成されているのですが、すべて面白い
背中がゾクッとなりますが…。
夜中に読むこともおすすめしません…
タイトルになっている満願の意味…
願いが叶うこと
期間を満了すること
読み終わったあとで、心から思います…
素晴らしいタイトル✨ -
匿名
ネタバレ 購入済み執着攻め!!
本編カプより好きかもしれません。
受けの桜次郎は反抗的で挑戦的だけど、家族や生い立ちのせいであり不憫。
すごい執着だけど、いい相手に会えたのではと思います。続編があるといいなー。 -
Posted by ブクログ
このシリーズ、中抜けしながら15冊程度読んだけど、過去一良かった。やや食傷気味、このシリーズもいい加減マンネリだなぁと思っててごめんなさい。
表題作「神の呪われた子」宗教2世絡みの某裁判の報道とリンクして、リアル過ぎて、しんどくて泣けた。。自分も宗教2世だったアヅ。貧困家庭の子どもたちのために食堂を開いている。お腹を空かせた子どもに寄生して自分が元気をもらっているって吐き出すけど、たとえ、そう思ってても良い。それで救われる子どもが居るのも事実だから。
最後の鈴木エイトさんの解説も良かった。現実にはマコトもタカシも居ない。だけど、違った形で子どもを救う方法はたくさんある。自分も何かできないか
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