知念実希人のレビュー一覧

  • 幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    ミステリの要件を満たしつつも、どちらかといえば医療色の強いお話だった。
    テンション高めのちょいうざサブキャラが、容疑者になってしまっているからと、奮起している主人公ふたりの活躍が読んでいて楽しい。ちょいちょい差し込まれるセクハラ断罪ネタとか、軽易なトリックとかも楽しかった。
    医療ネタというか、多種多様な医療知識などもこのシリーズの魅力だが、今回は特にその部分が面白かった。次の話を読むのが楽しみ。

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    2025年09月14日
  • 死神と天使の円舞曲(ワルツ)

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    優しい死神の飼い方、黒猫のセレナーデととても面白くとても愛されるキャラクターの2匹
    落ち着いて読み終わった2作
    今回の作品はまるでジェットコースター
    私の心がジェットコースターです
    それほど感情の浮き沈みが激しくなったストーリー
    人を思う強い気持ちが相手から見ると全く違うように見えて苦しくなると言うことは現実でも多々ある
    現実にレオとクロがいてくれたら幸せになれる人がいっぱいになるのになぁ

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    2025年09月14日
  • 放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

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    面白かった。人がしなないタイプのミステリ。読者への挑戦あり。小6の娘も一気読みだった。キャラクターも魅力的で、古典名作ミステリの紹介までしてくれてとても良かった。

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    2025年09月14日
  • 祈りのカルテ 再会のセラピー

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    続編。
    諏訪野先生は他の作品でもちょこちょこお見かけしますが、今回はこちらに小鳥先生だったり桜井刑事だったり他にも出ていてとても楽しめた。

    諏訪野先生は聞き上手だし、共感力が高いから安心して色々話せるのだろうな。

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    2025年09月14日
  • 神秘のセラピスト 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    以前出てきた登場人物、いつかまた出てくるだろうなあと思っていたら、やっぱり出てきた。満を持してという感じで読み進める。詐欺師ではあるが、下手すると主人公よりは常識的だったり、倫理観もしっかりしていたりするのがなかなかに粋である。まあ、そうじゃない出てくる詐欺師はボッコボコにされているのが、このシリーズの小気味良いところ。
    宗教ネタをギリギリにせめているなあという印象。今回は、新興宗教ではなく大手どころなので、余計にそう感じたかもしれない。本棚の並びのまま読んでいるので、これも順番としてはちょっと前後している気がしている。そろそろ順番通りに読み直したい。

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    2025年09月13日
  • 屋上のテロリスト

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    ネタバレ

    大団円!!よかった!!!!

    8月15日に終戦しなかった日本の話
    今の北日本を東日本とし、その他を西日本に分断。最初に分断ラインが馴染めず苦慮した。関西は?四国は?九州は?ロシアは中国は??と疑問は尽きないけど「いかに無血で東西統一を果たすか」というのは「俺が考えた最強の冷戦終結」みたいな感じでおもしろかった。
    知念先生なので当たり前だけど、ケガや病気の描写はリアルなのでとても助かる(ぼやかされるとモヤモヤする)

    デキレース感はあるけど全体的にとてもおもしろかったです。

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    2025年09月12日
  • 久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    本棚の並びにあった状態で、特に考えなく手にとった。
    最初の数頁で『あ、これ結構後に発行されたヤツだ』というのがわかった。さあて、どうしよう。結構前にあった事件が前提になってるぞ……と、躊躇したけれども、まあ手元にあるわけだし、まあいいかとそのまま読み進めた。
    リアルの時流や世情を良い感じで取り込んでいる本作なのだけれど、作中での時間経過と若干のズレを感じなくもない。とはいえ、面白いのでそこまで引っかかるかというとそうでもない。
    生命倫理の部分に食い込む本作に、医療の進歩と現実とのすりあわせの難しさを感じたし、基本倫理観が外れている主人公たちの、それでも外していない倫理観に安心感を得たりもする。

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    2025年09月11日
  • スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    ざくっと人が死んだもんで、ちょっとばかりひるんでしまった。しかし、ミステリってのはこういうものだよなあとしみじみしたりもする。
    作中時系列だと一番最初の話になるので、主役ふたりの人間関係が初々しいというか、ぎこちないというか、バランスが悪いというか、非対称というか……まあそんな感じで、これがどんどん変化していくのも、ある意味このシリーズの醍醐味なのかなあなどと思う。
    いわゆる無印の『推理カルテ』に、前提として出ていた事件がこれなわけだけれども、なるほど初っぱなにこの話を持ってくるよりも、後出しにした方が登場人物に関しての感情が良い感じに受け止められるなあなどと感じたりした。未読の話が楽しみにな

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    2025年09月11日
  • 黒猫の小夜曲(セレナーデ)

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    クロがレオとはまた違ったキャラクターでよかった。
    ただ、最後の方に出てくる屋上の鉄柵と階段室の扉の位置関係がどうしても脳内でうまくイメージできず、そこだけモヤモヤが残った。

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    2025年09月11日
  • 祈りのカルテ 再会のセラピー

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    人生は有限だから
    充実した時間を
    できるだけ長く過ごしたい。
    最期の時を迎えるときには
    相応の覚悟を持ちたい。

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    2025年09月10日
  • 螺旋の手術室(新潮文庫)

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    お互い医師である父と息子、その父が手術中に不思議な亡くなり方をして、息子がその真相を突き止めるという医療ミステリーです。
    少し悲しい結末だけれど、読み応えあり。医療ミステリの中に家族の想いが書かれている。家族の中でも、ちょっと拗れてしまうと、なかなか和解できなくなったり。親子関係や兄弟関係もいろんな形があるだろうし。そんな描写も良かった。
    医療ミステリはやはりさすがです。題名も秀逸。

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    2025年09月09日
  • 祈りのカルテ 再会のセラピー

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    中山七里さんばりのドンデン返しのある読み応え満載でした。
    私の大好きな子の命日と一緒なのも号泣を誘いました。
    天久先生の登場を今か今かと思いながら読み進めるような誘導がなんかとっても良かった。
    櫻井さんやっぱりいいなぁ。この作品ではないけど、実写ドラマではやはり大泉洋さんにやって欲しかったなぁ

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    2025年09月09日
  • 悲恋のシンドローム 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    ここに来て、人死にが出てきてぐうっとミステリ色が強くなったので少しびっくり、前作、前々作と同じ感じで、割と平和的に展開するかと思ってた。短編でさくさくときれいにまとまっているのでとても読みやすく、人死にが出ている割に素直にたのしめた。
    回を重ねるごとに、主人公のひとりである小鳥遊氏がかっこいいのに不憫になっていくので、そろそろ良い思いをさせてほしいなあなどと思った。
    次の本を読むのが楽しみ。

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    2025年09月08日
  • ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    面白かった。
    医療関係の闇をきちんと取り入れつつ、患者さんと医療従事者の交流とかを押さえつつ、ミステリとしても短編ながらちゃんと成立してて面白かった。
    作中に自分と同じ持病が出てきたので、おおっと思ってしまった。

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    2025年09月08日
  • 生命の略奪者 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    臓器移植についての知識が無さすぎて用語や情報を調べながら読んだのでいつもより集中して読めなかった。

    小説を読んでいるはずなのに色んな知識が学べてちょっとやりきれない感はあったけれど今回も良かったー。

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    2025年09月07日
  • 放課後ミステリクラブ 2雪のミステリーサークル事件

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    ネタバレ

    読者への挑戦を完全回答できました!(大人だからね)
    1作目より易しいですが、今作は心が温かくなる物語で、小学生にぴったりだと思います!
    ついでにお勉強もしたほうがいいよなーと思えるしw

    この破天荒な小学校、さては私立ですね( ー`дー´)キリッ

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    2025年09月06日
  • 祈りのカルテ 再会のセラピー

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    祈りのカルテのシリーズ2作目。本作では内科医になった諏訪野が居酒屋で研修医時代を振り返るスタイルになっている。
    救急、形成外科、診療科。舞台となる科によって物語のスピード感が異なり、自分の読むペースも変わる感じがする。救急は疾走感があり、診療科はゆったりとした空気が流れる。
    かつて放送していたドラマを途中でリタイアしてしまったので広瀬さんの真相に驚いた。

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    2025年09月06日
  • 絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ

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    真夏の救急外来に搬送された一人の男性。その死因は、あり得ないはずの「凍死」だった――。奇妙な事件の裏には日本全土を揺るがす脅威が潜んでおり、天才診断医・天久鷹央が仲間たちとともにその真相へと迫っていく。

    毎回ながら不可解な導入から一気に物語に引き込まれた。今回はスケールも大きく、展開のスリルと緊張感にページをめくる手が止まらない。謎が次々と繋がっていく爽快感と、シリーズならではのキャラクターたちの掛け合いや関係性の変化が絶妙で、読んでいて心地よい緊張と安心感を同時に味わえた。

    そして何より心に残ったのは、クライマックスでの犯人との対峙。誰を犠牲にし、誰を救うのかという究極の問いに対して、鷹

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    2025年09月05日
  • 神話の密室 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    ネタバレ

    短編が2つ

    今回は謎解きミステリーというよりストーリー重視だったかも。

    前半は被害者も出ず、頑なにサインを欲しがる鷹央先生の茶目っ気がみれるライトな話に対し

    後半は小鳥遊先生がメインで、先生の学生時代に触れつつ短い中にも哀しく重い物語だった。

    自殺幇助や安楽死は明確な答えのない難しい問題だが、敢えて短編で多くを語らないことで
    鷹央先生が小鳥遊先生に投げたように読者に問いかけているようにも思えた。

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    2025年09月05日
  • 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    娘に勧められて読んだ。
    短編集だったので気負わずに読むことが出来たし、ひとつひとつが面白かった。娘は『良い意味で倫理観が欠如している』と評していたが、なるほどと納得したりもした。読みやすいし楽しかったので、後に続くシリーズを読むのが楽しみだ。

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    2025年09月05日