知念実希人のレビュー一覧

  • ヨモツイクサ

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    伝承と怪物のパニックホラー
    アイヌの間で禁忌の森とされる場所で作業員が消えた。被害の大きさ、状況からヒグマに襲われたと考えられたが…。
    家族が「神隠し」にあった医師が恐怖と対峙しながら禁忌の森の謎を解き明かしていくストーリー。
    何度も命の危険に苛まれながらもたどり着いた真相は苦しいものでした。
    しっかりとした生物学をベースにしているため、地に足がついた構成で現代が舞台でもあまり違和感は感じず、生々しい描写に時々本を閉じつつも最後まで一気に読み進められました。
    モンスターも怖いけれど熊害も怖い。
    なまじ実際の事件を引き合いに出しているのでリアリティがあって、読んでいて気持ちが悪くなりました。
    (

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    2025年09月24日
  • 絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ

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    相変わらず、このシリーズは面白い!
    熱帯夜なのに凍死?!の謎解きは天晴でした。
    薬の知識に加え爆薬の知識が無ければ絶対思いつかない推理の展開でした。最後のどんでん返しもなかなか良かったです。

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    2025年09月24日
  • 天久翼の読心カルテ2 淡雪の記憶

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    天久翼の読心カルテⅡ 淡雪の記憶
    著:知念 実希人

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    **〈 書籍の内容 〉**
    爆破事件の鍵は、記憶を失った美女。
    茅場町を皮切りに都内で多発する連続ビル爆破事件。
    人々がテロに震撼する中、天久翼を含めた神酒クリニックの六人は、ある電話をきっかけに記憶を失った美女「赤羽」と出会う。
    過去を失い、翼でも心が読めない謎の女性。だが、彼女こそがテロの鍵を握る人物で……。
    記憶と事件が結びつく時、驚きの真実が明らかに!
    現役医師によるハードボイルド医療ミステリー第2弾。

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    **〈 感想 〉**
    天久翼シリーズの第2弾。天久鷹央シリーズと比べて、医療そのものが中心テーマではない点が

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    2025年09月24日
  • 真夜中のマリオネット

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    主人公の女医さんが探偵かというくらい推理力があって面白かったのと、最後の最後の衝撃展開も良かったです。

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    2025年09月24日
  • 真夜中のマリオネット

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    美しき連続殺人鬼。それは本当に彼が犯した殺人なのか。

    相手を信じるとしたら、その人のどきを信じればいいのだろう。胸の内を全て話してる訳じゃないだろうし、けれどどこか信じる気がしてしまうのは美しい容姿を持っているからか、使命感からなのか。
    境を失っていくと、ただの傀儡になってしまう。
    まさにマリオネットのように、ただ私は手のひらで踊っていただけだったんだ。

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    2025年09月23日
  • 十字架のカルテ

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    精神がおかしくなっていたらどうして不起訴なのか、殺人する人はそもそも精神状態がおかしいのではないのか。私が常日頃思っていること。精神鑑定医によって詐病が見抜けられず不起訴になる場合もあるらしい。精神鑑定医はとても責任のある仕事だなと感じた。ただ、本当に精神病で不起訴となった場合、被害者家族の立場なら絶対に許せないだろう。精神病でも人を殺したのは事実。この疑問の解決にはまだ時間がかかるだろう。

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    2025年09月23日
  • 生命の略奪者 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    かーなーり犯人が胸糞。
    故に、ボッコボコにしてくれたことに、とてもすっきりした。読後感の良さって大事だよなあと……しみじみ思った。
    今回はトリックというよりは、現実にあり得る様々な問題が事態を見えにくくしているという感じだった。
    作中にまだまだ未読の事件についての言及があり、これから読むのが楽しみになっている。
    未読の既刊も残すところ後2冊『猛毒のプリズン』と『鏡面のエリクサー』……読むのが楽しみな反面、もったいない気もしている。

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    2025年09月22日
  • 神秘のセラピスト 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    毎回、今回はどんな事が原因なんだろう?と読みながらワクワクする。
    小島遊先生みたいな人が側にいてくれたらいいのにな、って思う。

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    2025年09月22日
  • 黒猫の小夜曲(セレナーデ)

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    話の構成としては、レオの時とは変わらない感じだった。霊に干渉して未練を解いて、その中でまさか繋がってるんじゃない??みたいな流れだった。
    でもレオとはまた違う事件の雰囲気でレオの事件よりもなんかゾッとした。

    姉妹愛もよかったけど、阿久津の愛がなんかいいなーーって。最後の最後まで恋人を想ってだのがすごく伝わってきて、ここが1番ジーンとしたかも。


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    2025年09月22日
  • 呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

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    ネタバレ

    天久鷹央シリーズ、推理カルテのほう。
    「水上の祟り」はアニメかドラマでやってたような…。
    「透過する弾丸」は、どうすれば良かったのか…。
    たしかに捕まってしまえば、無実、正当防衛が認めらてるまで拘束されるだろうし。でも死亡診断書をもらい火葬した今の状態で自分が死んだあと、残された妻はどうするのだろうか。最愛の夫の亡骸を放置するわけにもいかないし。
    その後の妻のことを、考えてしまった。

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    2025年09月20日
  • 火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    主人公のひとりが新しい愛車に御満悦なシーンを先に読んでいて、何かあったんだなあとわかっていたけれども、何が起きたのかイマイチわからなくて隔靴掻痒だったけれど、この話を読んで大納得した。なるほど、彼のお人好しが起因だったのね。
    主人公ふたりの絆というか、関係がしっかりしたものになっているのが、あからさまになったこの話、でも色っぽい話にはならないのが素晴らしい。
    毎度毎度、主人公のひとりが不憫なので、話は面白いのにどうにも★を五つ付けるのに抵抗を感じている。果たして、彼はいつになったら報われるのであろうか……最近、ミステリと物語の面白さもさることながら、下世話にそればかりを気にしてしまっている。

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    2025年09月17日
  • 真夜中のマリオネット

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    ネタバレ

    美濃部さんがミスリードなことには納得できたが倉敷さんが真犯人と納得してしまった。しかし彼の著作にしてはそこまでの驚きはなかったため少し残念に思ったが最後にやはりやってくれて安心した。

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    2025年09月16日
  • 吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ

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    安定のドタバタがありつつ、謎がしっかり医学的に解決するのはすっきり
    吸血鬼とかファンタジーな要素もあるのに、ちゃんと理論的に説明されて納得
    投げられるものは怖くない舞が個人的にはめっちゃ面白かった

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    2025年09月16日
  • 仮面病棟

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    展開が早く、続きが気になるので一気読みしました。ピエロの目的や、怪しい美少女との関係、院長、看護師の隠し事など最後まで飽きずに読めました。

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    2025年09月15日
  • 吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ

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    いったん解決したと見せかけて、その裏に隠れている真実をちゃんと解き明かすのはシリーズならではの展開で爽快。探偵ではなく医師としての選択をしたのはとても良かった。吸血鬼、血のタトゥー、豪華な別館、NPO法人、いろいろな要素が全て繋がり全て回収されるのは清々しい。

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    2025年09月15日
  • 甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    トリックとか伏線とかではなく、こういう話だとコイツが犯人の可能性高いなーと思っていたのが的中したんだけれども、二時間ドラマで配役された俳優さんで犯人を当てるようなものなので邪道だよね。そう思いつつも、当たって嬉しかったりするのも事実だったりする。
    それはさておいて、ミステリの醍醐味は犯人当てだけにある訳はなく、人間模様だとか背景とか、もろもろが絡み合ってナンボだよね。そういう意味でこのシリーズは、おかしな夾雑物がなくて安心感を持って読めるのがありがたい。
    トリックというか謎については、前に見た海外ドラマで同じようなものがあり、多分こうじゃないかなというのが当たったので、素直に嬉しい。
    そしてや

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    2025年09月15日
  • ヨモツイクサ

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    作り込まれた最高に面白い話だけど、私のようにビビりでチキンな人は読むのはやめた方がいいかも!!もしくは太陽降り注ぐ素敵なカフェで読んで中和した方が良いかも!!!こわいわ!!

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    2025年09月15日
  • 羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ

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    ちょうどX(旧Twitter)で、チョコアレルギーの話が出ていたので、最初の謎はすぐあたりがついた。そのせいなのか気分良く読み進めることが出来たおかげで、さくさくと読みすすめることが出来た。五十路になってからどうにも集中力が欠けるようになり、一冊の本を読み進めるのが難しくなっていた私に、このシリーズは福音だ。短編集と長編がバランス良く配置されているので、良い感じに休憩を挟みつつ読書が楽しめる。
    この本は短編二本に中編一本という構成で、まさに本として良い感じの構成で、リズミカルに読むことが出来た。その上、書き下ろしの中編は主人公の過去に触れているのと、彼女の尊敬する先達でタイトルにある羅針盤にあ

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    2025年09月15日
  • 甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    「殺人鬼は4年前に死亡した患者のDNAと一致する!」これはミステリー好きとかホラーファン含めて誰もが興味を、そそられる!読み始めていきなり違和感がフツフツとわいてくる。多くの伏線・違和感を抱えながら物語は二転三転とコロコロ変わっていくが、それも著書の特徴であり著者の術中であると思う。
     物語が「登場してこないXの犯行?」という急に宇宙人が現れるような、何でもありの世界に進むかと思えば、しっかりと伏線回収され医学的に視点からの「生まれながらの怪物」の正体が暴かれていく展開は「圧巻」であった。
    アニメ化されているものの、個人的にはやっぱり小説の方が面白い!読後の爽快感?も楽しめた!
    やっぱり「小説

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    2025年09月15日
  • 鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ

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    話が進むごとに鷹央と小鳥、舞の絆が深くなっていくのが心地よい。
    久しぶりの杠(ゆずりは)の登場も嬉しかった

    癌すら治る魔法の水、エリクサーを巡る話

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    2025年09月14日