知念実希人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレスワイプ厳禁に続き、今までに読んだ事のない構成で、一気に読み進む事ができる作品。
冒頭は読者に対する『注意書き』と『3つの資料』の提示から始まり、本作の主人公?で精神科医である上原香澄による容疑者の八重樫信也に対する精神鑑定を題材としたインタビュー形式で物語が進んでいった。
この事件に前作で触れた都市伝説『ドウメキ』が関与してくるのだか、インタビューが進むにつれ感じる微かな違和感。そして終盤にかけての怒涛の展開。精神科医であったはずの上原がなぜ容疑者になってしまったのか。「精神科医と容疑者」という関係性の中で精神科医であるが故に正しいのか。「精神鑑定」そのものに対しても考えさせられる作品であ -
Posted by ブクログ
心臓移植を受けた人が記憶のない出来事を夢に見るようになり、「臓器の記憶」を持っている可能性をめぐって原因究明に乗り出す話。
天久鷹央シリーズ、やっぱり毎回面白くて感心してしまう。最初の謎は割と簡単に予想できたので、なんだ〜こんなもんか、と思ったら二つ目の謎が予想外で舌を巻いた。
それにしても、これまでは小鳥と鴻ノ池が医師業の合間を縫って事件解決に協力している風を出していたのに、もはや今作は事件解明のために連日ヤクザの事務所とかに出向いていて、病院は大丈夫か!?と心配になる(褒め言葉)。コナンとかも以前は子供のふりに余念がなかったけど今では普通に警察の捜査会議とかに出席しているから、同じ匂いを感 -
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ネタバレ初めてミステリーと言うジャンルを読んだ。読者への挑戦状と言う部分で言うとこれが伏線だよな、などと考えながら読むのは面白かったが、帯で絶賛されているのは映画で言う「ラストは誰にも言わないでください」的なことなんだろうか。
簡単な謎解き?から隠され気味の謎、知識がないとわからない物など色々散りばめられている。初心者の私にはそれらの謎?の秀逸さぶりがわからないが読み物として最初から最後まで面白く読めた。
なかでも
途中で出てくる犯行動機が明かされる部分が偽の動機にもかかわらずちゃんと根拠があり説得力があるところが一番面白かった。
作中で書かれている他作家のミステリー小説も機会があったら読んでみた