村山早紀のレビュー一覧

  • 100年後も読み継がれる 児童文学の書き方

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    子ども向けの本をどう書くべきか、というのはなかなか難しい。

    村山早紀さんによる児童書を書くための指南書。ノウハウより心構えに重きが置かれた本。現在の児童書の傾向や、村山さんが子どもの頃に読んでいた本、使っている道具、スケジュール、参考文献、新人賞について、などなど。

    でもこの本の一番良いところは「書きたい」と思っている大人そして子どもへのメッセージもあるところでしょうか。そういう本はなかなかなさそうです。

    書き方のくだりでは、プルーストも今で言う付箋で加筆していたことや、「耳をすませば」の雫ちゃんも思い出したりしました。なんにせよ作品を書くというのは大変そうです。

    ご自身の短編作品を用

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    2022年04月18日
  • アカネヒメ物語

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    風早の町に引っ越してきた、小学生のはるひは、公園で不思議な少女に出会う。他の人には見えない、そのアカネヒメは、風早の地で五百年を見守る神様。まだ幼いため憑代の桜の木から一人では離れられないが、はるひと一緒に行動することはできる。人々が互いに争う時代や戦時中のことを、ただ見守ることしかできなかったアカネヒメ。まだ小さな力を使って、風早の人の幸せを守ろうとするが....

    各章のタイトルは、オルゴールの秘密、夢みる木馬、たそがれの約束、人魚姫の夏、春色のミュージカル、永遠の子守歌。

    2000年代に児童書として刊行された5編の作品に書き下ろしを1編加えて改訂したもの。連作短編の形だけど、一つの物語

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    2022年04月13日
  • その本の物語 上

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    児童書の「風の丘のルルー」は読んだことがなかったのですが、それでもルルーの世界にすぐに惹き込まれました❁⃘*.゚
    相棒のペルタが可愛過ぎて…♡
    下巻を読むのが楽しみです‪(*´꒳​`*)

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    2022年04月11日
  • 百貨の魔法

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    老舗百貨店で幻の魔法の白い子猫に会えたなら、お願い事を一つ叶えてもらえるローファンタジー連作短編集

    創業50年、業界苦境のなかでも、創立から続くお客様をおもてなしする心を持って前向きに頑張る人々を描いた優しい作品です

    …とても良いお話なのですが、後半お腹いっぱいになってしまいました

    結局、経営は回復したんでしょうかね…

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    2022年03月26日
  • 百貨の魔法

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    桜風堂ものがたりの姉妹本。
    出会うと願いを叶えてくれるという白い猫が、ふと現れる。舞台は、百貨店。戦後の暗い世の中を変えようとして建てられた百貨店が、多くの人達に愛されている事が伝わってくる。

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    2022年02月16日
  • コンビニたそがれ堂 小鳥の手紙

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    コンビニたそがれ堂第七弾。「雪柳の咲く頃に」魔神が食べられちゃう話はどこかで聞いたことあるようなと思ったが楽しかった。「小鳥の手紙」は巣箱を使って早くに亡くなったお母さんへ手紙を書いた子どもが返事がもらえる話。優しい素敵な話だった。「百貨の魔法の子どもたち」はステンドグラスにはまっている猫にお願い事をするために百貨店に忍び込む瑛太が喧嘩していた友だちと出会って二人で目的を果たす話。わくわくして楽しかった。

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    2022年01月22日
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

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    桜風堂の続編!
    桜風堂と銀河堂書店のみなさんに、もう一度会えてとてもうれしかった。

    すべてがうまくいきすぎるんだけど、それでも、大人だからこそ、ああ、こういう優しい世界があってもいいよなあ…と思わせる極上のファンタジー。
    村山さんは大人を泣かせるのが上手すぎ。

    桜野町と昔話の下りとか、蛇足じゃない…?と思われそうなところをそう思わせないで収めているのがすごい。

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    2021年12月14日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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    人は悲しい過去と決別し前に進めるようになるには本によって勇気づけられ本が味方になって歩いていけるのかもしれない。
    何気に行っている本屋さんですが本をより知ってもらうためのpop作成などもう本屋さんのすごい努力や本を売りたい、世の中に出したいという愛情が詰まっていて、明日も本屋さんに行ってみようと思いました。
    人の温かい気持ち、百貨の魔法を読んだ時も感じましたが、こちらの本でもその温かさに泣けました。

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    2021年12月04日
  • コンビニたそがれ堂 祝福の庭

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    コンビニたそがれ堂第六弾。今回はクリスマスにまつわる話。「ガラスの靴」のつむぎちゃんはなんで優しい女の子なんだろう。夢をかなえるサンタさんのようだった。かわいくて優しい女の子だから、あなたはいつかきっと幸せになれるんだよ。心の拠り所になる勇気が出る言葉だった。「神様のいない家」のこずえは優しさと行動力で老女のかたくなな心を溶かした。「祝福の庭」の秀一と圭介が不思議なおじいちゃんを助ける話も友情が素敵だった。世の中の全ての人によいクリスマスを。

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    2021年11月27日
  • 百貨の魔法

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    星野百貨店にある都市伝説"魔法の猫"に纏わる短編集。
    短編はそれぞれ少しずつ重なり合い暖かい色になっている。
    人の棘に触れ、癒されたい時におすめの本。

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    2021年11月16日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    とても好きな物語でした。
    前半部では、相田みつをさんの「ただいるだけで」*という詩と映画「ショーヤンクの空に」の「必死に生きるか。必死に死ぬか。」というセリフを思い出しました。その後は軽やかに物語が進んでいき、終盤、また深く考え始める流れででした。下巻を読むのが楽しみです。

    *
    あなたがそこに
    ただいるだけで
    その場の空気が
    あかるくなる

    あなたがそこに
    ただいるだけで
    みんなのこころが
    やすらぐ

    そんな
    あなたにわたしも
    なりたい

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    2021年11月09日
  • ルリユール

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    本の修復や造本をする職人ルリユール。
    瑠璃は魔法のような技術を持つルリユールのクラウディアと出会う。
    本を愛する人たちの不思議な物語。本にまつわる思い出や思い入れを包み込むように、本に新たな命を宿す。
    本は単なる記録媒体ではないんだなとしみじみ思う。

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    2021年10月07日
  • アカネヒメ物語

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    まだ幼い神様と少女の数年間の交流を描いたお話。少し不思議系のSF作品といえるかもしれません。うまく言えませんが、神様のキャラクタの具合がちょうどいい感じ。尊大に過ぎず、我儘に過ぎず、人におもねるわけでもない。ちょうどいいバランスを保ってる。生きる時間の異なる神と人の交流なので、一抹のさみしさが作品全体を貫いているのもいい。

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    2021年09月29日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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    書店をめぐる人々の暖かい繋がりを描く作品。後半では前半の過程をふまえ積極的に動き出す人々の様子が描かれる。

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    2021年09月20日
  • 桜風堂ものがたり(上)(PHP文芸文庫)

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    バスと電車で読んだ。世界の優しさと風景の美しさにぐっと引き込まれる。後編もバスや電車などの移動の際に読もうと温めておいているが、残念なことに機会が無く1年以上過ぎた今も読めていない。

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    2021年09月09日
  • その本の物語 上

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    病院で眠り続ける友、沙綾のために、物語を朗読する南波。
    朗読される本は、子供のころ、二人のお気に入りだった『風の丘のルルー』。
    人間に嫌われる魔女として生まれたルルーの冒険と遍歴の物語だ。

    魔女で、少女と聞くと、ほうきに乗って、配達するのか? いや、それは魔女の宅急便だろう、と自分の貧困なイメージが嫌になる。
    ルルーが巡る町の描写は美しく、ホルトさん一家や、医者志望のカーリンなど、個性豊かな人物もたくさん登場する。
    何より、移動の幅が大きい。
    時空名で移動してしまうのだから。
    この想像力に、感心してしまう。

    村山さんの作品だから、きっとハッピーエンドなのだろう。
    そうでなくても、どこかに救

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    2021年08月29日
  • コンビニたそがれ堂 空の童話

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    コンビニたそがれ堂第四弾。「追いつけない」は兄を慕う弟の気持ちが奇跡を起こした。短い話だったが一番よかった。「おやゆび姫」はおやゆび姫がうちにいてドールハウスの品物を使ってもらえるこんな夢みたいなことがあればいいなとほっこりした。「空の童話」は閉店することになった町の本屋さんの店員と常連の客との間で奇想天外な話が盛り込まれていて結局続けることになった話。現実離れしすぎていたが、言葉の端々にはっとさせられた。「神はそのひとが乗り越えられる試練しか与えない」「ほんとうに大切な願い事は言葉にしなければいけない」

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    2021年07月23日
  • コンビニたそがれ堂異聞 千夜一夜

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    シリーズ読破できていないけれど、この作品はむしろ今読んだほうがいいと伺って読みました。
    作品の根底には、はっきりと明記はされてはいないけれど、今の世の中と同じように、流行病が広がっていて、辛さや気持ちが塞ぎ込んでしまうのが、手にとるようにわかる。
    物語の中でも、流行病は終息せずに終わる(だと思う)。

    けれど、コンビニ堂や風早神社の存在や主人公の風早神社の娘である沙也加ちゃんの頑張りや人柄が読んでいて、疲れた心をじんわりと解きほぐしてくれるようでした。

    異聞とあるように、番外編のような存在だけど、むしろこのシリーズの基盤となる物語のような気がした。

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    2021年07月20日
  • コンビニたそがれ堂異聞 千夜一夜

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    タイトルに「異聞」とある通り、今作はコンビニたそがれ堂の店主である風早三郎神社の娘・沙也加の目線から描かれる三作からなる。
    表紙をめくると、扉にアマビエのしおり。
    「切り取って、しおりとしてお使い下さい」とあるが、もちろん本好きな人間にそんなことは出来ない。
    この原稿を書いていたのが、ちょうど去年の春先だそうで、未知のウイルスに何も出来ないことをもどかしく思う気持ちが、作品の端々に感じられる。
    いつもならば、たそがれ堂に行けば、心から欲しいと願うものは手に入るはずなのに、今回の未知の病気に対する薬は手に入らず…
    それから1年。
    今もまだ日本国民はコロナ禍に苦しめられている。
    なのに、世界中から

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    2021年07月08日
  • 桜風堂ものがたり(下)(PHP文芸文庫)

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    上下巻通じて
    優しい優しい本

    ほとんど本はネットで買ってしまっていたけれど、
    本屋さんを覗きに行きたくなった

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    2021年07月02日