湯浅誠のレビュー一覧

  • つながり続ける こども食堂

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    漠然と捉えていたこども食堂に対するイメージが変わりました。また、筆者を含め、私たちはすべて周りとつながることにより助けられ成長しているのだと感じました。読んでよかったと感じた一冊です。

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    2025年10月01日
  • つながり続ける こども食堂

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    こども食堂の実情についてよくわかった。また、日本における相対的貧困とはなにか、著者の考え方がとても参考になった

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    2024年05月04日
  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出

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    「まえがき」の時点で怖じ気付いて、本文を読むことを躊躇われた。実際ホラーより怖かった。今の自分はなんとかやっていけてるけれど、一歩踏み外したら転落しそうなので、困ったときの相談窓口など知ることができてよかった。貧乏と貧困は違うんだなとハッとさせられた。自分の持っている「溜め」が少ないと気付いたので、人間関係なり知識なり少しずつでいいから増やしていきたい。

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    2024年02月09日
  • 「なんとかする」子どもの貧困

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    なんとなく子ども食堂のことを知りたくて、この本に行き着いた。

    実際はインタビューや実例をもとに、子どもの貧困の実情と、なぜそれが生まれるのか、をさまざまな角度から知ることができる。

    漠然とボランティアとか、子供支援とか考えていた自分には、問題意識をシャープにできるすごい本だつたと思う。

    実際、読んでいるうちに、こんなこともあるのか。こんなこともあるのか。と何度も頭を殴られた。

    ぜひたくさんの人に読んでほしいし、自分のこれからの活動の指針にもなる気がした。

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    2023年09月05日
  • つながり続ける こども食堂

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    子ども食堂に関わる人だけではなく、NPOやボランティアに興味がある人は是非読んでもらいたい。
    NPO活動が上手くいかない原因を行政からの支援不足とすることで行政への不満を募らせがちであるが、本書ではそれを明確に否定している。
    地域のあり方、持続可能な社会を考える上で子ども食堂は大きな力となる。

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    2023年05月07日
  • つながり続ける こども食堂

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    こども食堂に対する考えが180度変わりました。
    地域づくりという言葉を色んなところで聞きますが、本質や意義が少しわかった気がしました。
    行動すれば非難されるかもしれないけど、行動しなければ何も生まれないので行動しようと背中を押されました。
    現代社会の問題に対する答えを示してくれるような良書です。

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    2023年04月11日
  • つながり続ける こども食堂

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    印象に残ったことば: 納得解(正解ではなく)
    みんなで納得解を模索していく。
    あったかい場所。
    この粒々が増えていけば、もう少しみんなが生きやすい日本になるかも。

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    2022年05月01日
  • つながり続ける こども食堂

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    人をタテにもヨコにも割らない場所。行政の仕事をしている私はドキッとしました。日常的に、人を割って仕事をする私には耳が痛いフレーズです。行政は色々な制約がある中で、あれもできない、これもできない。これはうちではできないから、そちらでお願いしたいとやりきれない気持ちで断わったり、ヨコにふったりすることも多々あります。
    この本の冒頭にあったように、こども食堂は貧困のこどもが行く場所だと思ってましたが、様々な価値や役割があることがわかりました。各地のこども食堂の運営者の方々には頭が下がります。こどもを持つ親として陰ながら応援できればと思います。

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    2021年08月31日
  • 「なんとかする」子どもの貧困

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    経済的な理由で塾に行けない子供たちを集めて勉強を教えることが将来の夢なのだが、湯浅氏の活動は大いに励みになる。自分一人ができる事はたかが知れているが、だからと言って何もしないでいるよりも、1mmでも前に進めることが大事だという事が再認識できてよかった。
    そして著者の問題への向き合い方も参考になる。この本はこれまでの著作と違い、短い文章でテンポよく進んでいくのに違和感を持ったが、ヤフーニュースの再編集だと知ってその理由が理解できた。少しでも多くの人に読んでもらえるよう、媒体の特性に合わせて文体を変えていたのだ。そこまでするのか。
    本当はこういう志の高い人にこそ国政を担ってほしいのだけれど、現場か

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    2021年04月21日
  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出

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    著者は反貧困ネットワークの事務局長で、特に「生活保護」の面から日本の貧困の実態や政策、「反貧困」の現状について書かれています。
    最近(2009年現在)の好景気では上り調子なのに貧困が減らないといったデータに基づく説明があったり、貧困に苦しんでいる方々が如何に「ネットカフェ難民」に至ったかのようなリアルな暮らしぶりがかかれていたり。

    普段我々が貧困にならずに済んでいるのは、様々なセーフティネットによって守られているからである。しかし貧困にあえぐ人たちは、それらにより救われていない。例えば生活保護の申請で役所に門前払いされたり、非正規雇用しかないため失業するとどうしようもなかったりする。ある人は

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    2019年12月01日
  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出

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    「溜め」池に水を満たしていく作業を一緒に行うことが求められている。
    収入を増やすか・支出を減らすか、という単純な話ではない。

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    2019年11月04日
  • 「なんとかする」子どもの貧困

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    子どもの貧困に立ち向かう仕事をしていて、心が折れかけたときに勇気をもらいました。
    これだけたくさんの人が、真剣にとりくんでいる。
    コップを1cm動かすところからはじめよう。
    正解なんてないのだから。

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    2019年10月21日
  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出

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    「暴走する資本主義」と合わせて読むと理解が深まると思う。より具体的なので理解が早い。
    派遣社員などの労働条件に関しては以前より気にはなっていた。まさにその点に焦点を当てている。
    結局、「ホームレス状態にまで追い込まれたフリーターたちの弱みにつけこんで食い物に」する「貧困ビジネス」企業は問題外としても、競争を勝ち抜くために企業が、人件費を調達費のone of themと考えるのは資本主義の仕組みからして当然の帰結である。だからこそ、その仕組みの欠点を補う仕組みが必要だと思う。ただ、庶民である自分は本著者のような方々の活動を応援することだけである。それでも多くの人がもっと関心をもてばいずれ大きなう

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    2021年08月08日
  • 「なんとかする」子どもの貧困

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    貧困問題に立ち向かう社会活動家の湯浅誠氏の著書。1mmでも物事を前に進めていくことが重要という力強いメッセージが全編を通じて書かれている。貧困問題に関心が今までなかった人も、子どもの貧困というテーマであれば、なんとかしなければと感じることが多いと思う。今、日本の子どもたちに何が起きているのか知っておくことは大人の責務であると思う。そしてこの本はそのための本になりえている。

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    2018年03月22日
  • 「なんとかする」子どもの貧困

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    さすが実践家の本ですね。
    参考になることが多いです。
    正直なところ僕が生保をやってた頃はきっとこの人とは相入れないやろうなと勝手に思ってました。
    でも福祉から離れて自分のやりたいことをもう一度見つめ直すとやはり先人として実践されているなという思いが先に立ちます。

    子供の貧困をなんとかしたいと
    自分のライフワークやと
    そう思っている自分が実際やってる方の話を聞いて奮い立ちました。

    さあこれからどうするか。
    何をするか。
    自問自答して行こうと思います。
    まだ始まってもいないのでd(^_^o)

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    2018年01月31日
  • 「なんとかする」子どもの貧困

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    116ページ「個性を認めなきゃって言いながら、けなしてる大人。117ページの2行目「子どもがここの大学行ってくれたら鼻高々だわ」って思う自分がこっそりいたりする。って、思い当たるなぁ〜、悲しい。それからミヒャエル・エンデの「モモ」の一節の引用「将来の役に立つってことさ」これも痛いなぁ〜。ついそういう価値観に引きずられちゃんうんだよな、僕は。そして湯浅さんの「1ミリを動かす」「それは、たった1ミリに敬意を払う、私たち自身の姿勢から始まる」そうだよなぁ〜僕も、そんな気持ちにならなければ。

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    2017年12月18日
  • 「なんとかする」子どもの貧困

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     過度の格差は、社会にマイナス。
     食べ物にも困っているほどの貧困は少ないが、居場所がない、当然の経験ができていない、教育が受けられないなどの貧困が存在する。
     大人は子どもに寄り添って、心の栄養、心の中の何かを溜めていく。あるとき、子どもの頑張るエンジン、やる気スイッチが入る。それまで、様々な体験をさせ、後押しして、伸ばしてあげる。子どものなかにしか答えはないのだから、押しつけるのではなく、ファシリテーションとコーチング「引き出す」「認める」「伴走する」。
     主体性と共動性を持たせる。
     1mmを動かす試み。正解志向から、できることをできることからやる志向へ。
     大人は時間がないのか。ミヒャ

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    2017年09月19日
  • ヒーローを待っていても世界は変わらない

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    傑作。こういう本が書きたかったね。
    でも、湯浅さんほど社会運動していないから、私には無理か。
    私が言いたいことを代弁してくれている本なので、学生たちには絶対にしっかり読ませたい。

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    2016年02月17日
  • 高校生と考える日本の問題点 桐光学園大学訪問授業

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    最近受験生の我が息子は、少し遠くの塾に
    日曜日の夜間に通っています。(そんなに必死に
    受験勉強しているわけではないのですが)
    そこで、夫婦も揃って息子を送り届けて
    塾が終わるまで二人でスタバに行って2時間
    くらい待っています。私はじっくり本を読める時間
    なので割と気に入っています。そこで読み終わった
    今回のこの本。
    川崎の桐光学園高校に様々な
    論客(日本のトップクラス)が特別の授業をする
    らしいのですがその授業の内容が本になっている内容。
    こんな高校生はとても幸せだと思いますが
    多分自分が高校生だったときはあまり興味を
    覚えなかっただろうなあと思います。
    でも、それでもそういうことを言っていた

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    2015年06月28日
  • ヒーローを待っていても世界は変わらない

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    民主主義の面倒くささ(利害調整の拒否)を放棄するところに、強いリーダーを待望する心象が作られる。自分が何ができるか、できるところから始めなければ、上が変わればという誘惑、堕落は常に押し寄せてくる。はっと目の覚めた文章でした。

    ・政府も個人もやる気や意欲の問題にするのは安直で見せかけの回答。
    ・直視すべきは、自分と仲間うちがいかに限定された、ごく限られた人たちにすぎないか、全く理解できないという気持ちになるのは、他の多数の人と大きく意識が乖離してしまっているか、という距離の問題。
    ・あるテーマに強い執着を持っている人ほど、自分はわかっていると強い自信を持っているだけに、異なる意見を落ち着いて聞

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    2015年03月22日