湯浅誠のレビュー一覧

  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出

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    内容(「BOOK」データベースより)

    うっかり足をすべらせたら、すぐさまどん底の生活にまで転げ落ちてしまう。今の日本は、「すべり台社会」になっているのではないか。そんな社会にはノーを言おう。合言葉は「反貧困」だ。貧困問題の現場で活動する著者が、貧困を自己責任とする風潮を批判し、誰もが人間らしく生きることのできる「強い社会」へ向けて、課題と希望を語る。
    目次
    第1部 貧困問題の現場から(ある夫婦の暮らし
    すべり台社会・日本
    貧困は自己責任なのか)
    第2部 「反貧困」の現場から(「すべり台社会」に歯止めを
    つながり始めた「反貧困」)
    強い社会をめざして―反貧困のネットワークを

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    2019年06月01日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    貧困問題の解決を経済学の視点からアプローチ
    飯田泰之と他参加者との対談という形式
    対談=話し言葉なので読みやすい
    飯田泰之(経済学者)×岡田 靖(経済学者)
     …高度成長時代のまとめ タメになります
    飯田泰之(経済学者)×赤木智弘(「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」の著者)
     …赤木氏は発言も少なく 飯田氏の主張にやや取り込まれた感じ(あまり反対する要素がなかったのかな)

    飯田泰之(経済学者)×湯浅誠(「年越し派遣村」の主催者)
     …湯浅氏は飯田氏の提案に理解を示しつつ その方法では世間の理解を得られないから 自分はあえて(世間の認知を得やすい)回りくどい方法

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    2013年11月24日
  • 正社員が没落する ――「貧困スパイラル」を止めろ!

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    日本における新自由主義による格差拡大の現状を、アメリカの例をあげながらつまびらかにしている。 もうこんなに進行しているのか、と驚かされる。 マスコミは本当に役立たずだなぁ。

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    2013年03月16日
  • 正社員が没落する ――「貧困スパイラル」を止めろ!

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    もやいの湯浅氏の本。

    凄い現実にちょっとショックを受けました。

    アメリカの医療保険の現実、今日本で起こっている非正規雇用労働者の現状などなど。。。

    正規労働者にとって国の保障制度も崩れ落ち、経済もダメージを受けているこの状況は本当に厳しい。
    しかし、非正規の方は厳しいってもんじゃない。もうダメというような状態。

    恥ずかしながら僕は派遣村をはじめとするこの関連のニュースを見ていて、
    彼らにも自己責任があるという認識をしていた。

    しかし、それは違った。
    ニュースを見ていた僕は彼らに比べると
    職もあり、若干だが貯金もあり、困ったら駆け込める親がいて、
    悩みを相談できる先輩、友人がいたという

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    2009年10月07日
  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出

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    貧困に対するセーフティーネットが機能せずに、底が抜けたように、底辺まで落ち込んでいき、最後は犯罪に手を染めてしまう。しかもほんの少しの万引きや賽銭泥棒などだ。
    逆に、刑務所に入れて欲しいという人さえいる。

    貧困状態に至る5重の排除がある。
    1.教育課程からの排除
    2.企業福祉からの排除(非正規雇用故の社会保険からの排除)
    3.家族福祉からの排除
    4.公的福祉からの排除
    5.自分自身からなの排除(何のために生きるのかがもはや見えなくなってしまった状態)
    1から4までの排除の中で、自己責任論で自分のせいにされて自分を大切に出来ない状態になる。
    「死ねないから生きているに過ぎない」

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    2025年09月13日
  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出

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     国内の貧困問題を自己責任と片付ける人が、権力者を中心に見られるが、本書はそのような自己責任論に一石を投じたものである。前半部分では貧困に至った人の事例をあげて、個々の努力には限度があることを指摘する。自己責任論は、ほかの選択肢を等しく選べたはずという前提があること、また、貧困はやむを得ずに選択するということ、ここを履き違えてはならないのである。
     10年以上前に出版された本とはいえ、現代でも学べることがあり、「無関心」が貧困の最大の敵であるのは強く共感した。当時よりもSNSが普及したことで、隠れがちな社会問題を可視化できる世の中になったことはある意味進歩だと思う。しかし、本書で繰り返し訴えた

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    2023年02月04日
  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出

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    事例が多め

    「滑り台社会」
    五重の排除
    ・教育課程・企業福祉・家族福祉・公的福祉・自分

    自己責任論的な福祉は人を殺す

    貧困ビジネス

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    2022年05月26日
  • 貧困についてとことん考えてみた

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    「自己責任論というのは、『自分は関係ないよ』という『社会的無責任論』である」、という考えに共感した異分野の湯浅さんと茂木さんが、パーソナルサポートの現場を回り、貧困の実情とその原因を探っていく本。湯浅さんの考えには声を出して「うんうん」と言ってしまうぐらい、今までなんとなくあった違和感を言葉にしてくれていた。また、脳科学という別の側面からその事実が裏付けられていくのがおもしろかった。

    困りごとを抱えた人を支えていくことで社会全体が強くなるため、そういった人を切り捨てる考え方は全体にとってマイナスという捉え方が今まで自分にはないものだった。誰しも人権があるという価値観で支援者になることを決めた

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    2022年03月21日
  • 子どもが増えた!~明石市 人口増・税収増の自治体経営(まちづくり)~

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    明石市のことを知るために、と思って読み始めたのだけど、地方自治、地方創生、福祉等、様々なことに触れれる1冊だった。

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    2022年02月26日
  • ヒーローを待っていても世界は変わらない

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    本書は、「日本では、主権者であるはずの国民が主権者として振る舞っていない」という問題≒国民の政治への無関心を、政治不信を理由に無関心を正当化する一部の国民への批判や、無関心が故に生まれるヒーロー待望論の解説を交えつつ論じ、積極的な政治参加を促す啓蒙的な作品。

    しかし、議論が基本的な国内における要因のみを考慮して展開されている点(例えば、著者は日本国民の政治離れの一因を議会制民主主義の特徴である合意形成までの議論の煩雑さに求めているが、同じく議会制民主主義を採用している国でも日本より政治への関心が遥かに高い国はあるのでは?と疑問に感じた)や、あくまで著者の貧困支援という経験に基づいた視点に立っ

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    2021年05月01日
  • 「なんとかする」子どもの貧困

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    貧困に対しどのようにアプローチするのか
    事例に沿って説明されている。
    口語で書かれている部分が割と多い。

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    2019年06月18日
  • 「なんとかする」子どもの貧困

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    自己責任論と社会システム論を考える上で様々な取り組みが紹介されている。ほんのちょっとでも自分にできることを考え、行動するきっかけになる良書です。

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    2018年12月25日
  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出

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    貧困の実状をかいま見れる本。ただし、味方が一面的な気がするので、これが貧困のすべてだと思うのは抵抗がある。どうしたら良いかについても具体性が今一つなのは、何か狙いがあるのだろうか?
    まずは、各人の頭が働くようにするにはどうしたら良いかを考えるのが良いのかと思っている。ドイツのワイゼッカー大統領の言葉に、「時間を確保して人々に考える時間を与えたい」という旨があるが、今の日本にもまさにこれが必要なのではないだろうかと、改めて思う。

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    2018年11月12日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    この本によると、経済成長が止まると、その場合でも経済の効率化は止まらないため、毎年2%の人が職を失うらしい。この2%の人たちに新たな職を生み出すには2%の新天地が必要であり、それは経済成長2%によってのみ達成できる。そうしないとニートや、低所得者問題はなくならない、というのが本書の主張。で、どうすりゃいいんでしょう?

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    2018年10月23日
  • 正社員が没落する ――「貧困スパイラル」を止めろ!

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    今貧困問題といえばこの2人が第一人者だろう。対論が入っているので思わず買ってしまった。ただ、真新しさがなかったのがちょっと残念。

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    2021年08月08日
  • 「なんとかする」子どもの貧困

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    20171029 たまたま体験農園でも子供食堂への食材のおすそ分け活動があり、孤食の事実を知った。この日本で東京都区内でも貧困はあるのだという事実。高齢化社会に向かい貧困の質が変わって来る可能性もあるのでできる事から始めたいと思っていた。この本もそんな気持ちから読んで見た。特別な人だけがなにかをできるわけではなく普通の人が目的意識からする行動が評価される世の中になるべきだと感じ、自分でできる事から始めてみようという気持ちを押してもらえた気がする。

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    2017年10月29日
  • 反貧困 「すべり台社会」からの脱出

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    貧困はなくさなければならい社会の課題であると主張する筆者の原点。1995年に生活保護世帯が最少であったことを知ることができた。

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    2017年08月06日
  • 貧困についてとことん考えてみた

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     茂木健一郎さんということで、ちょっと足踏みしたのですが、なんてことはなかったです。
     現場できちんと話をして現状の確認をしてセーフティネットをいかに広げるか、ということを、直接現地を回ってやっぱりそう思った、という書籍。

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    2017年05月24日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    同じことを繰り返せば効率が上がるので成長率もあがる。当然ながら経済成長は何もしなくても上がるが、その上昇率が重要。

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    2015年12月23日
  • 貧困についてとことん考えてみた

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    ~べき はやめよう。
    人はみんな違っていい。
    きっちり人と向き合おう。人間を理解することが大切。
    人とのつながりがなければ、金がないより生きづらい。
    同質の人の集まりは足し算にしかならないが、異質の人の集まりは掛け算

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    2014年02月04日