ヒーローを待っていても世界は変わらない

ヒーローを待っていても世界は変わらない

689円 (税込)

3pt

4.2

「反貧困」を掲げ、格差社会に異議を申し立てた著者渾身の民主主義論。議会政治とは非効率的なシステムでありつつも擁護すべきとの立場から「おまかせ民主 主義」「強いリーダーシップ待望論」に警鐘を鳴らす。文庫化にあたり補章を追加。なぜ私たちは政治家に失望するのか。そして、なぜ私たちは主権者なのに主 権者でないように振る舞うのか。「一強」「暴走」という言葉が目立つ現在の政治状況だからこそ、読みたい一冊。

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ヒーローを待っていても世界は変わらない のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年02月17日

    傑作。こういう本が書きたかったね。
    でも、湯浅さんほど社会運動していないから、私には無理か。
    私が言いたいことを代弁してくれている本なので、学生たちには絶対にしっかり読ませたい。

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    Posted by ブクログ 2015年03月22日

    民主主義の面倒くささ(利害調整の拒否)を放棄するところに、強いリーダーを待望する心象が作られる。自分が何ができるか、できるところから始めなければ、上が変わればという誘惑、堕落は常に押し寄せてくる。はっと目の覚めた文章でした。

    ・政府も個人もやる気や意欲の問題にするのは安直で見せかけの回答。
    ・直視...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月31日

    関係調整のコストを担う存在が必要。
    ヒーローを求める集団の心理を想像すること。

    現実的で、地に足の着いた支援を重ねてこられた方の言葉だと思いながら読みました。

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    Posted by ブクログ 2017年07月20日

    年越し派遣村の村長をしたことで知られる社会活動家で、内閣府参与として政府入りした経験も持つ湯浅誠氏による民主主義論。
    民主主義は面倒くさくて疲れるものだ。その事実を直視した上で、どうすべきか考えよう。民主主義の活性化のためには、対話が必要であり、そのための時間と空間が必要だ。それらをデザインする力を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月13日

    引用に残ったことば。
    ・壊す時には壊す前のその建物がなぜ建てられたかを考えてみよ。(ヨーロッパの格言)
    ・なぜ私たちは主権者なのに主権者でないように振る舞うのか。
    ・民主主義は時間と空間、及び、その場の設計、参加とデザイン。
    ・船長の源泉はイノベーションです。イノベーションは「参加」や「場のデザイン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月01日

    本書は、「日本では、主権者であるはずの国民が主権者として振る舞っていない」という問題≒国民の政治への無関心を、政治不信を理由に無関心を正当化する一部の国民への批判や、無関心が故に生まれるヒーロー待望論の解説を交えつつ論じ、積極的な政治参加を促す啓蒙的な作品。

    しかし、議論が基本的な国内における要因...続きを読む

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