加藤諦三のレビュー一覧
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コミュニケーションができるとは、本当に食べたくないときに、「食べたくない」といえることである。
放任されて育った子供はまだいい。親の愛はゼロだからである。しかし愛を与えられるのが自然な時期に愛を搾取されたことによる悲劇は人間の想像力を超えるものである。憎しみの感情が心の底に堆積し続ける。
親子関係の逆転をしているときは、外から見るとその親子関係はうまくいっているようにみえる。事実、そうして子供から愛を搾取している親が社会的には立派にその職責を果たしている人も多い。
大切なことは小さいころから「親子関係が逆転」し愛を搾取されたひとが、いま自分が生きている、という偉大さに気がつくことである。
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Posted by ブクログ
先生の挙げる病理の例を読みながら、
例えば、後悔ばっかりしてる人や、悩みを訴えるものの自分では何もしようとしない人たち…
「ありのままの自分」を取り違えている人たち…
「ああ、あの人とか本当にこうだな」と思いながら、
「あっ、それって俺に当てはまる?」
と他人への軽蔑と自己嫌悪で揺さぶられながら読み切ってしまいました。
執着してるものに縛られて自分は苦しんでいる。
ありのままの自分が肯定できないから、学歴や収入に支えてもらおうとする。
就活に失敗して自殺未遂をした自分の価値観も、そうだったんだなと気がつかされたり。
大川隆法や彼に従う人間の心理にも「大きくなりたい」という欲望があったのかも -
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■弱さ
A.「自分は何を最も求めているのか、自分は何を最も恐れているのか」を知る。これが明確でないと、幸せになるために自分はどう生きればいいのかが見えてこない。
B.「自分の位置」を知る。すなわち、心理的、社会的に自分が今置かれている状況を把握する。
C.悩んでいる人は、自分の位置がわかっていない。自分には自分の宿命があり、その結果として今の自分がいる。その自分の位置を間違え、できるはずがないことをしようとして悩み、苦しむ人は多い。
D.悩んでいる人の共通性。それは、「今」がないことだ。悩んでいる人は、今の自分に直面しないで、願望だけに固執する。 -
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目次を記録することはほとんどないが、この本の目次は記録しておく。
自分が育ってきた環境を追うと、なぜこのような性格になったのか心当たることが所狭しと書かれている。
もくじ
◎なぜ内にこもってしまうのか
○「恥ずかしがり屋」はこんな人
○事故表現が苦手な人たち
○頑張っている自分に自信がない
○問題はだれにでも潜んでいる
◎「恥ずかしがり屋」の深層心理
○自分を責める
○低い自己評価
○矛盾した心理
○予期不安
◎四つの社会的恐怖の呪縛
○子どものころからの恐怖心
○失敗するのが怖い
○他人から否定的に評価されるのが怖い
○断られるのが怖い
○親しくなるのが怖い
◎信じることの大切さ
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自分に重なるような部分は胸が痛み、夢見が悪くなりそうだと思いつつもやめられず読み進めた本だった。
途中までは苦しくて、読み終えた今はすっきり爽快感がある。さあ頑張ろう!と思えたからよかった。
トラブルの解決において大切なのは、頭の理解ではなく感情の納得である。頭の理解は危機が去ると再び腹が立つ。
自分をしっかりもつには、①楽しいことをみつける②好きな人嫌いな人をはっきり分ける。決して同じ態度で接してはいけない。
なぜ生き詰まるか→八方美人になるから。
誠意は付き合っている関係の中で示させる。いきなりの誠意は必要ない。相手がどんな人かわからないのだから。最初は自己主張。
相手を見て、変だと思った -
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ちょうど、本当に許せなくて、絶対に復讐をしてやろうと思っていた人がいたので、この本と出会えて本当に良かったです。
毎回ながら、加藤諦三先生の本は、「何でここまで人の心理を深く的確に見抜けるんだろう」と思わされませす。
他人から利用され、搾取され、馬鹿にされ、軽く扱われることを「許す」人たちがいる。そういう人たちは、自己蔑視している人たちである。
ニコニコ迎合しながらも、実は心の底のそのまたそこにはものすごい憎しみが堆積している。
そして、人をだます人を同じ人間と考えてはいけない。ずるい人には、人の心がない。
忘れるか、戦うかを決めて解決しようとせず、何もしていないのが一番悪いということ。 -
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ネタバレ2012年5冊目。
239頁。
三省堂神保町店で購入。
本書は“外化”がキーワードであると思う。
本書を読み私は、自分自身に対する不平不満を、他者へと転嫁して表現してしまうことが、外化であると考えた。
そしてその外化を、自分自身も日常的に、そして無意識的に行ってるということに気付かされ、反省させられた。
自分に内在する本心を知ることは、自分自身ですら困難を極める。
それは時に、嫌悪すべき対象と正面から対峙するということであり、トラウマと化した過去を振り返るということであるからだ。
しかしその自分自身の本心が、本書でいうところの“現実”であり、偽らざる自分の抱える様々な問題の根源なのだ -
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「妬み」について、終始ひたすら書かれている本。
「妬み」についてだけ、ここまでしつこく書かれていることにまず驚き。
「妬み」という表現はインパクトが強いが、書かれている内容は、人間ならばほとんどの人が持っている・感じたことのある感情だと思う。
自分と照らし合わせて考えてみても、どれもこれもよく当てはまる。
周囲にもこのようなことで悩んでいる人は非常に多い。
筆者はとにかく「他人の価値があがることは自分の価値とは関係ない」「他人と自分を比べるな」といったことを何度も強調している。
ここまで言われると、くだらない悩みに費やす時間を減らそうと、意識して考えるようになる。