加藤諦三のレビュー一覧
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「敏感性性格者」たちがなぜ生きづらいのか、その原因と彼らが自分の心を守るためのアドバイスが書かれている。
これを読んだのは、自分が逆のタイプであり、「敏感性性格者」の思考を少しでも理解するため。
勝手に被害者になり勝手に傷つく彼らの様子を思い浮かべながら読むと、そうだそうだ、そりゃそうだ、当たり前じ...続きを読むPosted by ブクログ -
心理学者の加藤大諦が「やさしさ」について論じた本。
目次は
1.なぜやさしくなれないのか
2.やさしさへの道しるべ
3.本当のやさしさ・偽りのやさしさ
4.甘えの超克
5.自分と向き合う
6.やさしさは幸せの源
本書の主眼は「人の目を気にする生き方」をすると結局狡く生きることになり、「自分を認め...続きを読むPosted by ブクログ -
「幸せになれるかどうかは、その人のパーソナリティ次第である。」
全体を通して、たった一つの非常に重要なことが書かれてある。
現代に多く見られる内面に欠乏感や虚無感を抱えた人々が、付け焼き刃のポジティブではなく、どうすれば真の意味で前向きな人生を送るよう変容していけるかについて、心理学的観点から、比...続きを読むPosted by ブクログ -
自分を受け入れられずに自ら不幸に突っ走るタイプの人たちの心理を理解したくて読んだ。真逆なタイプの人間にはこういう解説がないと理解が難しい。
他の著書同様、加藤諦三氏の表現は変にオブラートに包んだり飾ることなくストレートだからわかりやすくて好きだ。
挙げればキリがないが、たとえば
『ありのままの...続きを読むPosted by ブクログ -
心を病んでいる人がよく使う手法、”抑圧と投影” の心理について、よく書かれている。
投影とは、自分のなかの認めたくない感情や欲求を無意識内に抑圧した結果、それを他人が持っていると信じてしまうこと。その認めたくない感情や欲求を自分が持っていると認めてしまうと心が不安定になるので、それを他人に押し付け...続きを読むPosted by ブクログ -
今まで100冊弱の本を読んだが、読み始めから終わるまで、ここまで興味を持続して(集中して)読んだ本は初めてだ。
おそらく、ここに書かれている生きづらさの根本的な理由というのが、自分に当てはまるものだったからだと思う。
特に衝撃的だったのは、今までの両親と自分との関係性の見方が一変してしまったこと...続きを読むPosted by ブクログ -
「美徳」「善意」「相手の弱さ」などを持ち出して相手をコントロールすることがモラルハラスメントだと説いている。
この方の本は、何度も同じことを繰り返し書くので、読みづらいと感じるときもあるが良いことを書かれている。Posted by ブクログ -
成長には苦しみがつきもの。
好きな文章「紅葉を見て思った 。葉は輝いて散っていく 。最後が最も美しい 。葉は 「私は花になれない 」といわなくても良い 。葉そのものが 、花なのである 。自分の偉大さを人に見せようとしている限り 、自分が自分の偉大さに気がつくことはない 。人に見せるためではない生き...続きを読むPosted by ブクログ -
言いたいことが言えない人は、心に深い傷つきがある。子どもの頃の満たされない希望を引きずるがために、様々な生きづらさを抱えるという。言いたいことが言えない人の特徴や、なぜそのように育つかがよく分かった。そこからの脱却法を、もっと知りたい。Posted by ブクログ
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『フイット・テイカーの言うように、「人生が行き詰まったときには逆が正しい」のである。』『何度も言うが、「成功への秘訣はわからないが、失敗への秘訣はわかる。それはすべての人を喜ばそうとすることである」という格言は、心に銘記すべき』
などなど著者が心理学者や臨床学者や医療関係者ではないので(著者は社会...続きを読むPosted by ブクログ -
元々本が大嫌いだった私ですが、加藤先生の著書はこれで12.3冊目になります。
やはり読み出すと止まりませんでした。
自分が付き合うべき人間と、付き合うべきでない人間を見極めるという事の重要さ、見極め方、離れ方も書かれていました。
それによって自分の人生が大きく変わるという事。
《本文より》
動物...続きを読む -
やはり、加藤先生の本には、今の社会で起きている事件の本質的なところが書かれているんだと思います。読んだ事のない方なら、きっと社会で起きている事件に対する考え方が変わると思います。
どれだけ育った環境が人間に影響をおよぼすのか。
ニュースを見て、あんな事件を起こす人なんて全く理解できない!と思っている...続きを読む -
子供にしがみつく心理 大人になれない親たち。加藤諦三先生の著書。親離れ子離れが出来ない幼稚な共依存親子は少なくないと言われるけれど、親離れ子離れが出来ない幼稚な共依存親子で本当に問題なのは親であって子ではないと思う。いつまで経っても子をあたからも自分の所有物やペットのように扱って纏わりつく親は百害あ...続きを読むPosted by ブクログ
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子供にしがみつく心理 大人になれない親たち。加藤諦三先生の著書。親離れ子離れが出来ない幼稚な共依存親子は少なくないと言われるけれど、親離れ子離れが出来ない幼稚な共依存親子で本当に問題なのは親であって子ではないと思う。いつまで経っても子をあたからも自分の所有物やペットのように扱って纏わりつく親は百害あ...続きを読むPosted by ブクログ
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「いい人」をやめたほうが好かれる。加藤諦三先生の著書。これは私の自信過剰な思い込みかもしれないけれど、いい人を演じている人はどこか不自然な言動を通じて周りにばれていると思う。だからいくらいい人を演じてもどこかうさん臭くて好かれるどころかかえって嫌われたり敬遠されたり近寄りがたい印象を持たれやすいのか...続きを読むPosted by ブクログ
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レビューというよりは感想になってしまいますが、加藤先生ご自身もたくさん苦しみ、経験されながら、ここまで分析されるのはすごいと思います。
逆に苦しみ、経験しなければこの本の意味を理解できないかもしれませんが、ひとりでも多く共感できる人がいればと思います。 -
加藤諦三さんの本を読むと、いつもほっとします。安心します。救われます。人生が変わります。
この本は、社会で毎日の様に起きている問題の本質に気づかせてもらう事ができます。
少しでも、その本質に気づく事ができる人が増えていけばと思います。
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だいたいいつも家族といることが多いので、人と会うといつも悶々としてしまう。ああ言ったこう言われたとか思い出して反省したりすることが多くなった。
要は今自信がないのだと。そういったことでこの本を手に取ってみたが、被害妄想が激しく現実にコミットしていない。
人がやらかしてること、まさにそれだった。
「...続きを読むPosted by ブクログ -
恋愛がいつもうまくいかない理由がよくわかりました。
今までいくつかの恋愛心理学を読んできましたが
、この本が1番自分の中でしっくりきました。
腑に落ちた感じです。
この本で気づかされた沢山のことを、これからの恋愛や人間関係に生かしていきたいと思います。 -
まさに心と体が自分自身すり減らされてしまっていたので読んでみた。
著者の加藤さんの本はもう何冊も読んでいるが、心に響く名フレーズの密度が高い。すごく腑に落ちる。
能動的に生きること。
劣等感の原因は、所属感の欠如。
とにかく「解決策」を求めた色んな本を読んできましたが、この本を読んで「まずは...続きを読むPosted by ブクログ