加藤諦三のレビュー一覧
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<感想>
「成長欲求」と「退行欲求」という観点は目から鱗だった。悩むのが好きな人は、自分で解決するという手段を選ばずに、誰かが助けてくれるのを待っている。その方が楽だから。それを著者は「退行欲求」とし、赤ちゃんのように世界に特別扱いを求めていると表現している。
その指摘は自分自身の経験としても、過去の友人たちを思い出しても該当事例が多く、非常に腹落ちした。
解決策の提示をしている書籍は多いが今一つピンと来なかったのだが、自分の内面を理解していなかったからだと理解できた。自身の病巣が特定できた。良い本に出合えたと思う。
★「助けて」と叫んでいるのに、無視されるから傷ついて敵意を持つ
<アン -
購入済み
普段間違いなく気付かない
そんなことが、客観的に書かれていて自分を見つめ直す貴重な機会でした。
子供に対しての関わり方については、気をつけていきたいと感じました。 -
購入済み
自分の人生を否定して生きてきた
自分の家庭環境は良くないと思い幼少期から育ち、どうしたらこの無力感がなくなるのか、他人にイライラする思いはなくなるのが解決を求めて読みました。大事なこと、この本を読んだ読者の方が心がどうか軽くなりますようにとの著者の願いを感じました。
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「敏感性性格者」たちがなぜ生きづらいのか、その原因と彼らが自分の心を守るためのアドバイスが書かれている。
これを読んだのは、自分が逆のタイプであり、「敏感性性格者」の思考を少しでも理解するため。
勝手に被害者になり勝手に傷つく彼らの様子を思い浮かべながら読むと、そうだそうだ、そりゃそうだ、当たり前じゃん…などと頷くところが多い。
でも、敏感性性格で生きづらい人々たちも好き好んでそうなったわけではないでしょう。きっと一番苦しんでいるのは本人たち。だから逆タイプの人間として、少しでも彼らの内を推察し、そっとサポートできたらいいなと思う。なかなかわかってあげられなくてゴメンね…と反省しつつ。
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Posted by ブクログ
心理学者の加藤大諦が「やさしさ」について論じた本。
目次は
1.なぜやさしくなれないのか
2.やさしさへの道しるべ
3.本当のやさしさ・偽りのやさしさ
4.甘えの超克
5.自分と向き合う
6.やさしさは幸せの源
本書の主眼は「人の目を気にする生き方」をすると結局狡く生きることになり、「自分を認め、楽しむ生き方」をすると周りに目を向けられる「優しいひと」になれるというもの。
以下、いいなと思った言葉
・義務ですることは長くは続かない
・こうしたらこんな風に返ってくると思う「やさしい行為」は「愛の賄賂」である。見返りを求めないことこそ「やさしい心」
・恋人と喧嘩しても、事故に遭わないか -
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「幸せになれるかどうかは、その人のパーソナリティ次第である。」
全体を通して、たった一つの非常に重要なことが書かれてある。
現代に多く見られる内面に欠乏感や虚無感を抱えた人々が、付け焼き刃のポジティブではなく、どうすれば真の意味で前向きな人生を送るよう変容していけるかについて、心理学的観点から、比較的手厳しい言葉で書かれてある。
時にネガティブが止まらずウジウジと悩むことがある自分にとっても、読んでいて耳が痛くなる箇所がたくさんあり、心に突き刺さった。
自分に自信がなく神経質な人、つまり必要以上に人目が気になる人、不安を感じやすく、頭の中で色々と思い悩むのに時間を費やしがちで、行動するのが -
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ネタバレ心を病んでいる人がよく使う手法、”抑圧と投影” の心理について、よく書かれている。
投影とは、自分のなかの認めたくない感情や欲求を無意識内に抑圧した結果、それを他人が持っていると信じてしまうこと。その認めたくない感情や欲求を自分が持っていると認めてしまうと心が不安定になるので、それを他人に押し付けて自分の心を守るという、無意識で行われる心の防衛反応。ハッキリ言って、やられたほうはたまったもんじゃない。
確かに、うつ病をはじめ精神を病んでいる人は、自分で抱えきれないものを相手に「投影」する。投影された側としては冤罪被害に遭ったような強い憤りを感じるし、本人をいくらどう諭しても話が通じないため -
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ネタバレ自分を受け入れられずに自ら不幸に突っ走るタイプの人たちの心理を理解したくて読んだ。真逆なタイプの人間にはこういう解説がないと理解が難しい。
他の著書同様、加藤諦三氏の表現は変にオブラートに包んだり飾ることなくストレートだからわかりやすくて好きだ。
挙げればキリがないが、たとえば
『ありのままの自分に価値があると感じている人の周りには、質の良い人が集まる。自分を受け入れられない人は、周りにいる人の質が悪い。その人たちはお金持ちかもしれない、有名かもしれない、権力を持っているかもしれない。しかし、人間としての質は悪い。』
『自分が見えている者にしか、他人は見えない。自分が偽物だと、他人の欺 -
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今まで100冊弱の本を読んだが、読み始めから終わるまで、ここまで興味を持続して(集中して)読んだ本は初めてだ。
おそらく、ここに書かれている生きづらさの根本的な理由というのが、自分に当てはまるものだったからだと思う。
特に衝撃的だったのは、今までの両親と自分との関係性の見方が一変してしまったことである。
自分は、両親といるとき本当の自分を抑圧していたことがわかった。正確に言えば、両親の言動によって、抑圧されていたことがわかった。
その抑圧が少なからず生きづらさの1つの要因となっていたことに気づかされた。
なにかこう、野球の硬式ボールでデットボールを食らったときのような衝撃を覚える本であ -
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ネタバレ『フイット・テイカーの言うように、「人生が行き詰まったときには逆が正しい」のである。』『何度も言うが、「成功への秘訣はわからないが、失敗への秘訣はわかる。それはすべての人を喜ばそうとすることである」という格言は、心に銘記すべき』
などなど著者が心理学者や臨床学者や医療関係者ではないので(著者は社会学者)、やや偏重なところもあるんでしょうが断定口調が小気味良いです。
普通に生きてるとそこまで気を遣いたくない人々との付き合いも出てきますからね…
特に後半の怒涛の『これが!きずな喪失者だ!』の例が膨大で、どんだけ苦労してきたんや諦三さんや…という気持ちに。 -
ネタバレ 購入済み
読んでよかったです。
元々本が大嫌いだった私ですが、加藤先生の著書はこれで12.3冊目になります。
やはり読み出すと止まりませんでした。
自分が付き合うべき人間と、付き合うべきでない人間を見極めるという事の重要さ、見極め方、離れ方も書かれていました。
それによって自分の人生が大きく変わるという事。
《本文より》
動物的感覚が衰えていなければ「人間」が見える
〜〜中略 動物的な感覚が衰えている以上、まず間違いなく人生につまずく。
実例的な事もわかりやすく書かれています。
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購入済み
多くの人に読んでもらいたいです
やはり、加藤先生の本には、今の社会で起きている事件の本質的なところが書かれているんだと思います。読んだ事のない方なら、きっと社会で起きている事件に対する考え方が変わると思います。
どれだけ育った環境が人間に影響をおよぼすのか。
ニュースを見て、あんな事件を起こす人なんて全く理解できない!と思っている方は、この本を読むと、自分も生まれてきた環境によっては、同じ様になってしまっていたかもしれないと思えてくるのではないでしょうか。
そう理解する事が、社会の問題と向き合う第1歩だろうと思います。 -
購入済み
この本に私は共感できます。
レビューというよりは感想になってしまいますが、加藤先生ご自身もたくさん苦しみ、経験されながら、ここまで分析されるのはすごいと思います。
逆に苦しみ、経験しなければこの本の意味を理解できないかもしれませんが、ひとりでも多く共感できる人がいればと思います。 -
購入済み
人生が変わります。
加藤諦三さんの本を読むと、いつもほっとします。安心します。救われます。人生が変わります。
この本は、社会で毎日の様に起きている問題の本質に気づかせてもらう事ができます。
少しでも、その本質に気づく事ができる人が増えていけばと思います。