加藤諦三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書は「親子の役割逆転」について書かれた本である。
親子の役割逆転とは、親が自分の子供に、自身の親の役割を押し付け、子供に甘えるというものである。子供が家庭内で親の役割を果たしている・果たさなければならない状態のことをいう。
親子の役割が逆転した家庭のケースを、具体的に説明しているので、非常に分かりやすく、また重要なことは繰り返し繰り返し記述されているので、要点をつかみやすく記憶にも残りやすい。
本ケースにおいてなにより残酷なのは、そういう家庭にある子どもに対して周囲はなかなかその心情を理解できず、単なる甘やかしからのわがままだと思われてしまう点にある。しかし、決してこのような家庭環境は特殊な -
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ネタバレモラハラについての本ではあるが、一般的にモラハラといってイメージされるタイプのものではなく、美徳や正義、同情といったものを出してきて相手を支配するというタイプのモラハラについて書かれた本である。
本書にもあるが、モラハラをする加害者は、美徳などで上手く相手に対する攻撃を隠しているので気づきにくい。しかし、本書を読んでいると、ほとんどの人はここで書かれているモラハラにどのような形であれ遭遇しているのではないだろうか。そして、あーこういうこと言う人いるわーと絶対に思う。その時感じた不快感について、本書がその不快感や嫌悪感の理屈を教えてくれているので、自分が感じた感情はそういうことだったのかと納得す -
購入済み
根本の解決
よく自己啓発本にかいてある表面的な解決ではなく、根本から自分を立て直すきっかけになる本だと思う。
これぐらいの覚悟が無ければ、人は変われないという事を教えてくれる -
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タイトルで釣り上げるタイプの本かと思いましたが、内容もしっかりしてて、タイトルとも結びついていて、いい本を読むことができました。
あと、この本が、アドラー心理学に対する抵抗感を軽減してくれました。自分が思っているけど、アドラー心理学って、きっつい内容じゃないのかもしれないと。
それにしても、鬱病になる人の人生ハードモードっぷりが半端ない……! 断言スタイルの文体は、意図あってのことだと思いますが、いい感じに効いていたと思います。
ここまで言い切られると、もうなんも言い返せん。大体は、うっすらと感じていたことでしたけど、こんな形で言い切られると、いっそ爽やかにすら感じます。
個人的 -
購入済み
人間関係の処方箋
学校の授業で扱ってほしい内容。
猿に対抗して、木に登る魚になっていました。
魚は海に帰ります。。。。
そして、おいしい水と仲間の魚がいることに感謝します。
自分は、幼少期に親が話し相手になってくれなかったことを自覚し、傷付く覚悟で深いコミュニケーションをとりなおしてみます。そして、自分の装飾した表側ではなく、暗い孤独の裏側が本来の姿だと自覚します。
そして、自分の道から進みたいのですが、、、
本書に肝心要な選択の仕方を書いて欲しかった、、、わからん。
選択が間違っていないか本当に不安。
また木に登る魚か?! -
Posted by ブクログ
著者の育った環境も壮絶なものがあったようだ。それを乗り越えて来たからこと、大いに示唆の富む内容となっており、お勧めしたい。
自分に全く劣等感を持たない人はいるのだろうか。
幼少時代に満たされるべき各種欲求が満たされないまま大人になってしまった場合、大人になってもその欲求を消化出来ないまま社会と接する事の悲劇を訴える。
自分には意識すらしていない自分でも気づいていない(認めていない?)満たされなかった欲求があるのかも知れない。
「仕事が好きなふりをしてしまった。周囲の人を好きなふりをしてしまった。そして、仕事熱心な自分を演じてしまった。この自分を偽る努力は報われない。」P158
ではどうすればい -
Posted by ブクログ
ネタバレ(なぜ、分かりにくい人間関係なのか?)……愛を強調することで相手を束縛しようとしている場合には、分かりにくい人間関係になる。ピストルを突きつけて脅すのは分かりやすい人間関係であるが、「私に死ねというのね」という脅しは分かりにくい人間関係である。
(見せかけの愛は恐ろしいとは?)……「あなたさえ幸せならお母さんはそれでいいの」これは表面的には愛情の言葉であるが、隠された内容は束縛の言葉である。相手を支配するための好日として「愛」を言っているだけである。相手を奴隷にするための言葉である。それよりさらに困ったことは、その口実が無意識であるということである。
(他人の不幸を喜ぶ人?)……他人の不幸が嬉 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの書籍は「神経症型」と筆者が呼ぶ人たちについて、その機制を様々な問題行動を例にしながら示したものである。
『たとえば子供が自殺した時、よく周囲から「変化に気がつかなかった」と言われる。「思い当たることがない」と周囲の人から言われる。』という文章を読んでグッときた。
会社に入って数年後だが僕は同期を自殺で失っている。その時に同じセリフを自分で言ったからである。
『つまり自殺する子供は、周囲の人々から関心を持たれていなかったのである。』
きっとその通りなのだろう。相手の変化に気づかないというのは僕の問題であったのだと思う。
『近い人物にしつこく絡むのは心理的に幼稚な証拠である』という節がある