yocoのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作で、
苑をずっと好きだった明渡の「好き」は小5の時の事故で脳に血だまりができているからだったとわかり、一度別れた後、
2年後苑の父の葬儀で再会、実家でセックスしたが、その早朝、ひとりで苑は東京に帰る。
が、その苑の職場に明渡がきて、実家をつぐのは従姉の果菜子で自分はもう帰る家はないと。二人はキスをした。
でおわったんですが、このままハッピーエンドでカップル復活なのかなぁ・・・って思ったら全然まだまだありました。
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これがこの本
2人は別々に暮らしていて、週に2~3回明渡が苑の家にごはんをたべにくる程度の付き合いをしていた。
あるとき、苑のお客さんの梨木さんに個人的お付き合いを申し込まれたがお断りをした。が、彼女が後ろをついてきているのを明渡がみつけた。
話をきいて、梨木さんを駅までおくる→ちょっと明渡が苑が誰かにとられる可能性があることをあせる?
そのうち、苑の家の上階の水被害によりすめなくなって、明渡の家にすむこといなった。
一つずつしかない食器、シングルベット。絶対、ひとりであることが分かる部屋。
そこに仮住まいのつもりが、ついついながく住んでしまう。
2人は狭いベットに寝るが、何もない。背中あわせでねていた。
近所にかつての苑のような少年がいた。どうやらネグレクトをうけているようだ。
当時苑は自分が虐待されていることを誰かに見られるのが嫌だった
「かわいそう」という目で見られるのがたまらなかった。だから誰にも手を伸ばさなかった。
が、明渡は少年に手を伸ばす。それがどうしてもいやだった。辛かった。
憐れまれたくないかつての自分。
手を伸ばして手をとってもらった少年。
それがどうしてもしんどい。
が、明渡はわかってくれない。
家にいれないでといったのに、けがをした少年を家にいれた。捻挫をしているようだったので、苑が手当てをしてあげた。
それで二人の仲がこじれてしまう。
しかし、明渡が実家に帰っている間に、駅で少年をみた苑は家につれてかって、クレープをつくってあげた。
自分の父親も自分をどう思っていたのか分からない。話をしなかったから。でも、自分のバイト代を使わずに置いておいてくれた人だった。と話をした。
少年は食べたらすぐに帰ってしまった。
その夜、少年は父親のぼこぼこにされて警察に。
苑は自分が父やの話をしたからだと悔やむ。父親と話をすれば分かり合えるかもしれないと少年は考えて、自分の親になにか話をして、逆上されたのでは?!と。
少年は思ったよりもひどいけがでなく、父親は逮捕され、
実は本当の父親がいて(暴行したのは母の再婚相手)引き取られることになった。本当の父親から「クレープが美味しかったと言ってる。どこの店か教えて欲しい」と連絡が来たという。それは苑が作ったものなのでレシピを渡すと返答。
それで、苑は少年に恨まれてはいないとわかって泣く。苑と明渡は久しぶりにセックスをする。
翌日、明渡は午前中に気の進まない仕事があるので、終わったらいつものバーに行こうと約束する。ご褒美があれば頑張れるからと。だが、明渡は来なかった。
バーのマスターに事情を説明して、明渡がきたら連絡をお願いし、探し回るがいない。焦燥感にかられる。もし、明渡がいなくなったら?頭の病気が再発して、また倒れていたら?!
朝4時にバーのマスターから連絡があった。明渡は病院にいるらしい。襲われて、スマホも財布もなく、鈍器で殴られて倒れていたらしい。
うわごとのように、「ソノが待ってる」というらしい。
うわごとを繋いで,それらしきバーを何件が警察が電話してくれて、おそらくわざわざ店で待機してくれていたマスターが苑に連絡をくれた。
明渡を襲ったのは果菜子の元カレ。果菜子が結婚すると聞いて脅迫まがいの事をしてきたので、明渡は母に言われて弁護士と共に話をつけに行ってた。その相手が、別れてから逆上して襲ってきたらしい。
殴って盗んで逃げたので、強盗障害となり塀の中へ。
軽はずみにそんなこと頼まれないでと苑は怒る。怒ってバーで飲めない酒を飲んで、酔っ払って「明渡が好き」といってセックスをする。
少年が実の父の実家の鳥取に向かう日、見送りにいき、クレープのレシピを渡す。
それからプラネタリウムに行く。願い事を描いて空に打ち上げるというコーナーがあり明渡が打ち上げたのは
『もう一回,俺と家族にならない?』だった
って話。
大人になってる分、二人の身の深刻さは1巻より少ないけど、その色々があるからこその、身の置き所のなさというか、二の足を踏むというか。
大人になってる思いきれない気持ちもあったりね。
でも、なんせ、幸せになってくれそうでよかった
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購入済み
イラストに惹かれて購入
表紙がカッコイイ
個人的には、2.3番目のお話が好みかな
最後のはかなりダークだが、本人たちが幸せならいいと思う
そんな時代ですよ、頻繁に国同士が領土で争う時代ならば
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作はドラマチックな出会いから愛を確かめ合う初々しさが魅力的な物語だったが
今作は二人の関係を障壁と成長を盛り込みながら丁寧に描いているお話だった。
日本人はジェイムス(保守的)の方に共感する人も多いかと思うが、ベンの柔軟な言動には新鮮な驚きと発見があって面白く読み進めることができた。
印象的なのはタフにふるまってきたベンが両親の訃報の記事に内心では大変なショックをうけていたことをジェイムスが気づく場面。人は表面だけではわからない。恋人なら尚更パートナーの内面をきちんと知り、心に寄り添う努力を怠っては良い関係を築けないのだと感じさせられる。
また、ジェイムスが玉座の間にベンと訪れる決断の場面は非常に心が揺さぶられる。
ベンも聡明だがジェイムスの愛を理解しきれておらず、彼の愛の深さを知り驚く様子が印象的だった。
そしてワーナーの甘い罠に揺らぐも、逆に彼のおかげで自身の悩みを打ち破ることができる展開ははらはらした。
ラストシーンは歓声が届いている音が聞こえてくるようでとても気持ちよく読み切ることが出来た。
人間関係を絶妙なバランスで上手に描く作者さん。
他の作品もぜひ読んでみたいと思った。 -
イラストに惹かれて購入
月村先生すきなんですよ
月村先生の作品にしては展開が早い?
今回の屑設定は母親でした
あそこまで自己中だと、情もそのうち枯渇してしまう
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Posted by ブクログ
ネタバレ山崩れを意味する「蛇抜(じゃぬけ)」という苗字をもつ苑(その)は、苗字故になかなか友だちを作れずにいた。
その田舎町にあるクラフトビールの会社の息子が同級生の明渡(あきと)。
人気者の明渡は、陰キャで両親にもネグレクトされている苑にも優しく接してくれる。
小学5年の時、苑は両親のことで夜に家を飛び出し、名前のとおり山崩れに会ってしまう。が、明渡が手をのばしてくれて助かってしまった。本当は死にたかったのに。
明渡のおかげで、苑は無事だったが、明渡はしばし入院してしまった。
退院してからも明渡は苑をかまってくる。
二人は高校生になった。
優秀な明渡は頭のよさに相当する高校をうけず、苑と同じ高校に通う。
そして朝と夜、かならず苑の部屋にやってくる。
そして明渡は苑を好きだという。
苑は恋愛の意味では好きじゃない。でも立場もあって拒み切れない。
ある時、半ば無理やり一線を越えてしまってからは、ずっとセックスしまくりの日々になってしまう。
高校を卒業して明渡は大学生。苑は専門学校を経てマッサージ師になった。
ネグレクトの親元からようやく離れられる。
そして明渡とは同棲(同居?)をしている。
相変わらず明渡は苑に対して、スパダリを発揮する。
苑はいまだに、恋愛感情をもててないが体はつなげている日々。
なんで明渡はこんな何もない自分を好き好き言うんだろう?
明渡はある時倒れてしまった。救急搬送されて検査した結果、脳に血がたまっているらしい。血管は大きく切れてはおらず、何年もかけてたまってきたのではと。
それはもしかして、小5の山崩れが原因なんだろうか?
明渡が入院して手術をるす同意書に自分はサインもかけないし、ICUに入ることもできないと焦る。それを機に、明渡を好きな気持ちに気が付いてしまった。
明渡と相談をして、入院前に養子縁組をした。これで手術の同意書もかける。
(明渡は家業を継ぎたくなくて、家に連絡もしたくなかった)
入院まえにようやく二人の想いがばっちりあった。
恋をするってこんな気持ちだったのか!
明渡の手術は成功。ICUで目をさました明渡の表情に違和感。でもまだ手術のあとだから・・・。
でも、違う日に行っても、何かが違う。なんだろう?
実は、明渡は手術後に苑への恋愛感情がまったくなくなってしまったのだ。
脳にできた血の塊が、小学5年生から少しづつたまっていて「恋をする」状態をつくりだしていた可能性があると医者は言う。なのでそれがなくなった今、明渡は苑を好きじゃなくなってしまった。
そもそも、「好き」という状態がイレギュラーだったのだ。
ようやく明渡が大好きだと気が付いた苑は、明渡の元から去る。
そしてまた数年が過ぎた・・
っていう話。
もうね、めちゃくちゃ辛い。
お話の前半は、いやいやエッチしているのもしんどいよな~って感じだったのに、
やっとそれが「恋愛」になったとたん、
それは間違いでしたってことになるなんて。
よく、記憶喪失で「好きだった記憶」がなくなる話は、掃いて捨てても有り余るほどあるけど、
「好きだった記憶」がそもそも間違いだったってパターンは初めて読んだわ。
辛い~~~。
ラストギリギリまで「え?このまま終わるの!?」って感じだったけど、ほんっとにぎりっぎりでほっとする。
ギリギリすぎて、もうちょいくださいよぉ~~ってところで終わる。
あ~ぁ・・・って思っていたら、どうやらこれ、続編があるらしい。
「ラブ ~キス2」っていうらしいのですが、どこを探してもない!!
もう絶版?重版しない?
たまに見るのは、プレミアついてお高い本になっている。
なかなか古い本だから重版とかは厳しいのかなぁ?
いつか続編が読みたいですっ!! -
Posted by ブクログ
表紙にもなっている2人がチェスをする出会いのシーンが特に印象的でドキドキする。海外ならではの関係の築き方やお互いの社会的立場が恋愛に大きな影響を与えているのも、二人の今後の関係がどうなっていってしまうのか?と気になってどんどん読み進めてしまった。ジェイムスとベンそれぞれに葛藤を抱えているものの、タイプの違う二人だからこそ前に進むことができるのではと読者は期待が持てる。
カミングアウトに関しては、国や立場の違いはあっても、その影響とその後の人生を考え、全世界共通で大きな葛藤を抱える人は多いのだと改めて考えさせられた。
また、職場の仲間との会話に海外ではLGBTQ+に関しての理解がすすんでいるのだなと感じた。(フィクションならではの表現もあるのかもしれないが)
翻訳も上手く自然に読むことができて続編も早く読みたくなる。 -
ネタバレ 購入済み
恋人というよりパトロンの話
先生の作品が好きで追いかけて読みました。
オペラ歌手を目指す日本人の凛が、音楽学校で自身の進退に悩んでいる時、やり手起業人のイギリス人エリアスに出会い、愛人契約を結んで歌手デビューをする。エリアスには同性パートナーがいるので、何人もいる恋人というか、愛人。さらに歌手活動のパトロンでもある。
芸術家とパトロンに身体の関係があるのはありがちだけど、お互いグズグス何年も同じ事を繰り返す、先生もイライラする問題ありありカップルでしたね。
芸術家のお話だと、ラプンツェル〜の方が好きかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ見た目は少年、中身はおじいちゃんな天崎さんが気になって購入を決めた。
基本的には無邪気で年の功ゆえか鷹揚としているけど、なんとも言えない危うさがあって放っておけないひとって感じ。
そもそも神隠しでカミの供物になったとか、そのせいでカミに狙われてたりする激重過去持ちのおじいちゃんだからね……更に元を辿ると生きている人間の怖さにぶちあたってオーバーキルだよ。
そんな天崎さんの相棒――カミに姉を殺されたことがきっかけで霊感に目覚めた元警察官の津々楽。
最初のほうは心に傷を負った大型犬みたいだったけど、天崎さんがカミに傷つけられると瞬時にスイッチ入ってバーサーカーモードになるのがよかった。カミとの取っ組み合いなんて、そうそう見れるものじゃないからね。
一方的じゃなく、お互いに相手の言動に救われている関係性なのが良いと思った。