【感想・ネタバレ】泣けない竜は愛を捧げる【電子限定書き下ろしSS付き】【イラスト入り】のレビュー

葵居ゆゆ / yoco

「僕のことは、エリックが殺してくださいね。」竜族の最後の生き残りルートヴィヒは、いつか人間の伴侶を持ち、平和に生きることを夢見ながら、ガーネ山の洞窟で両親の残した宝石を糧に身を隠すように暮らしていた。宝石の守り神であり、その体液はすべて宝石になる神秘の存在としてガーネリア国の信仰の対象だった竜族は、いつしかその神聖性を失い、大きな戦争を機に、厄介で滅ぶべき存在と思われるようになっていたからだ。ところが絶対に人間に知られるはずがない神聖な竜の棲み処に、ある日見知らぬ男が現れる。警戒心をもたないルートヴィヒは、ひと目で彼を好きになるが、その男・エリックは対照的に、自分の家族を奪った竜族を憎んでいると言い放ち――。孤独で無垢な竜・ルートヴィヒの一途な恋の行方は!? 復讐の炎を燃やす義賊×無垢で一途な竜の純愛ファンタジー！ 本編後を描いた、電子限定書き下ろしSS「静かな夜も二人なら」収録！

[み · ★★★★☆]

健気受け

中盤まで、主人公が可哀想過ぎた
攻めも、冷たく当たり過ぎてて
ちょっと読むの止めようかと
思ったけど、少しずつ絆され
変わっていきます。
最後は、大団円で
安心して読めました。

＃切ない ＃深い

[肉まん · ★★★★☆]

ツンデレ

壮大なツンデレです。ただ前半の竜であるルートの環境が可哀想すぎます。最後にゲロ甘展開は待っていますが、攻めの態度も発言も酷いです。攻めにもそうならざるを得ない背景はあるのですが、受けが健気で素直すぎるので可哀想さが増します。街の描写とかファンタジーな世界観は好きなのですが、竜とばれてからの納め方とか展開がなんとなくご都合主義感が拭えず、星は3.5のイメージです

[かなみ · ★★★☆☆]

良かった

ルートヴィヒの孤独と、自己犠牲精神に、読んでて凄く悲しくなりました。エリックはルートヴィヒの父のせいで家族を失った過去があり、ルートヴィヒを憎しむ気持ちも分かるし、純粋なルートヴィヒを憎しみきれない心の葛藤の様子が良く表現されていて、この2人に明るい未来はあるのか？と不安でしたが…
ルートヴィヒの純粋培養にクスッと笑ってしまったり、執着&独占欲丸出しのエリックとの幸せを強く願いたくなったストーリーでした。

＃胸キュン ＃泣ける ＃切ない