BL小説 - 白泉社 - 花丸文庫作品一覧
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4.7幼少期に母国ケルドアの事情で亡命同然に隣国ヴァイクへと追われたロウクラスのテオは、自分は周りから見ると「かわいそうな子」で「誰からも必要とされていない存在」だと自覚して生きてきた。わがままも言わず、真面目に堅実に。そんなテオを「世界一美しい」と讃え、実の弟のようにやさしく包んでくれたのは、兄・シモンの友人でありハイクラス屈指の貴族でタランチュラ出身のフリッツだった。いつしかテオは、フリッツのことを愛するようになるが、この気持ちは絶対に知られてはいけないと隠すようになる。ところがフリッツは、まるでテオのことを特別に愛しているかのようなそぶりを見せてきて……!?
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4.9たった一人で国と共に滅ぶ道を選んだ大公・シモン。 葵にも息子の空にも国や種を背負う苦しみを味わわせたくないがゆえのその選択が、シモンなりの愛だと知った葵は、彼を一人にしないために空と一緒にケルドア公国へ向かった。ところが、シモンの種を受け継いだ空は祝福されるも、ナミアゲハの葵は冷遇され、城の使用人から粗雑に扱われてしまう。それを知ったシモンは、彼らを次々と解雇しはじめる。 愛しているとは口にしない一方で、過剰なまでに葵を守ろうとするシモンの苛烈さに、葵の胸は疼き……。 淋しさと孤独を凌駕する、美しい幸福がここにある。 「愛の在り処をさがせ! 」に続編登場! 愛を知ったシモンの成長を描いた、電子限定書き下ろしSS「悩める大公シモン・ケルドア」収録! (この作品には小説花丸Vol.32,33に掲載された『小説花丸 愛の在り処は見つけたけれど』『小説花丸 続・愛の在り処は見つけたけれど』を収録しています。重複購入にご注意ください。)
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4.5ハイクラス種ヒメスズメバチの名門で、女王バチ本家の末弟として生まれた真耶は、幼いころから当主代理として家に尽くし、長じてからはハイクラスが集う名門校・星北学園の副理事として清く正しい人生を歩んできた。容姿も性格もすべてが完璧。周囲からは高嶺の花と尊ばれてきた真耶だったが、その実、恋愛にはまったく興味がなく、次期当主の姉には欠陥人間とまで言われる始末。ついに童貞処女のまま三十歳を迎えてしまう。さらには、姉の結婚で当主代理の任を解かれ、屋敷を出ていかなければならなくなって……。一筋縄ではいかない真耶の恋のお相手は!? 本編後を描いた、電子限定書き下ろしSS「真耶と愉快な仲間たち?」収録!
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4.7ハイクラス種キベリタテハ出身の黄辺とオオムラサキ出身の志波は、幼少期から大学時代を共に過ごした幼馴染み。志波とは、思春期以降、セフレの関係だった黄辺だったが、志波の学生結婚を機に、二度と会わないと決め、想いを告げぬまま距離を置いた。いくら愛しても、志波には愛されないと知っていたからだ。ところが、社会人になって5年目のある日、黄辺のもとへ離婚した志波が突然あらわれる。相変わらず傍若無人にふるまう志波に苛立ちながらも、くすぶったままの想いが邪魔をして拒めず……。本編後を描いた、電子限定書き下ろしSS「朝の終わり、日は真南」収録!
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4.3人気お笑いコンビ「らんな~ず」のひとりだった片山は初恋の相手でもあった亡き相方・中本のことが忘れられず、表舞台からは去り放送作家に転身した。相方亡き後の人生はただの消化試合だと荒んだ生活を送っていたある日、片山の元にハウスキーパーの広川がやってくる。施設育ちの広川にとって「らんな~ず」は希望の光だったと語る彼の不思議なマイペースさに触れるうちに、片山の心は少しずつ癒されていく。ところがある晩、片山は中本のことで自棄を起こした末、広川と関係を持ってしまい……。/【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編「サマーコンプレックス」を収録!】
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