yocoのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
切ないお話でした。
ガッツリBLストーリーというわけではないので、そういうのを期待している人には全く面白くないかもしれませんが、人が決して一人では生きていけないように、神様も人の心、信仰心や他を想う心があってこそ存在できるものなのだと語られているような気がします。
心の支えになる相手が同じ人間であろうと、獣であろうと、神であろうと、寄り添いながら慎ましやかに生きている存在を足蹴にするような帝には、まあ腹が立ちましたが、もしかすると帝も本当は寂しかったのかもしれません。
『神』と言えば、感情もなく、自然の摂理に逆らうこと無く、人とは交わらない(この場合肉体ではなく精神的にという意味で)存在であることが多いですが、狐の獣神である琥珀は、生まれたての赤ん坊で自分では何一つ出来ず、神通力を使う術さえ知らないのですが、都落ちの元武士である鐵の愛情でたくさんのことを学んでいきます。
山里の村にいる人間達も、なんだかんだと言いながら優しい心の持ち主が多く、ストーリーの後半は胸が痛むばかりです。
愛おしい存在を守ること。
神という存在を忘れないこと。
どんなに月日が経っても、鐵が琥珀のことを忘れない限り、獣神は鐵の傍に、そして里山に生き続けていけることでしょう。 -
Posted by ブクログ
コバルトブックスで活躍した朝丘戻さんの、社会人と男子高校生の、朝のバスから始まるBLです。
高校生の一吹と、ゲーム会社役員会大柴賢司。
毎朝同じバスに乗り合わせる二人が、少しずつ言葉を交わし、距離を縮めていきます。
4/5くらいまでプラトニックで
男子高校生の心の揺らぎに
どきどきです。
一吹にとって賢司は、悩みを抱えた自分を救ってくれる大人。
そして賢司にとっても、一吹との時間は、いつしか特別なものになっていきます。
年の差、同性、そして高校生と社会人。
簡単には越えられないものがいくつもある二人の恋なのだけれど、朝のバスという日常の中と
アバター的なゲームで育っていく関係が、とても静かで優しです。
これイラスト素敵なのに しましまなんでしょうねえ
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Posted by ブクログ
後半は甘さから一転、これは男女問わずきっと今までのプリンセスたちも通ってきた道であろう、今までの生活と注目と制限の多く常識の異なる生活の狭間で苦しむ1人の一般人とそれをなんとかしようとするプリンスの葛藤の物語でした。
日本のBLが色々な設定でファンタジー要素強めなのに対して、現実的でしたね。
オメガバもないし、周りに何組もゲイがいることもない。
確かに王室という設定自体は突飛かもしれないけど、昔よりは理解があって、普通の家族と同じく悩めることがあって、愛だけではどうしようもないことがあることをわかっている2人が相手のために最善を尽くし合う、そんな物語でした
2026.6.28
99 -
Posted by ブクログ
ネタバレ詩乃が目覚めたら知らない場所で、左手と左足に枷が付いていて,ベットの柵に繋がれていた。
なんでここに?
そこに入ってきたのは,親友の柏木。
「ずいぶん長い間寝てたけど」という
「今の状況わかってる?」とも。
パニックになってると、柏木に押し倒されキスをされた。親友なのに。
詩乃はどうしてこうなったのか、思い出せない。
9ヶ月前大学の入学式の日に体調わるくてしゃがんでいた詩乃に声をかけてきたのが柏木だった。
詩乃は家族から、出来損ない扱いをされて自信がなかったが家を出て大学にはいったのだからと、ずっとやりたかった音楽をするため、軽音部に入る。柏木もはいったが、彼は複数のバンドのマネージジメントなどを担当する裏方に徹したいらしい。
詩乃はボーカル。巳波がギター。慎也がドラム。紅一点の紀和がベース。「月曜日の夢」というバンドで、
なんだかんだありつつオリジナル曲も四苦八苦して作り、学祭で披露するととても注目を浴びた。というのもこの大学の軽音部から何組かプロになっていたので、次は「月曜日の夢」がそうなるのかと期待もされていた。
プロの人が使うスタジオも貸してもらえたり、順調だったが、紅一点の紀和がファンから誹謗中傷されて、辞めたいと言ってきた。
この辺りから、貸してくれてたスタジオのプロの音響である克己から告白のようなものをされ、詩乃につきまとってくるようになる。
詩乃はオリジナル曲の歌詞を作る作業や,バンド,大学のこと、克己のことなどでどんどん体調を崩していく。それをずっと傍で,柏木が支えていた。
とうとう慎也もバンドを辞めるという。先にデビューした先輩バンドのドラムに抜擢されたらしい。
もともと「月曜日の夢」は詩乃の歌とビジュアル(詩乃は自信はないが)、巳波のビジュアルと作る曲で人気があり、昔からドラムをしていた慎也は二人に人気が集中するのが気に入らなかったらしい。
この事によりさらに体調を崩し、克己の怖さも相まって,柏木に助けを求め、柏木の家に泊めてもらった。だが翌朝、克己は待ち伏せしていた。どうして場所がばれた?怖い,怖い。
どんどん追い詰められていく。
そして、詩乃は・・・
前半の早いうちに柏木はみんなの前でゲイだとカミングアウトしたから、とても美形だけど女子からは言い寄られなかったとか、
柏木にキスマがあるから、彼氏がいるんだろうなと思って、あくまでも親友に先を越された!って思いで、詩乃が,ゲイバーに赴いてあわやホテルに連れ込まれそうになったり(詩乃はオーブンじゃないけどゲイ)とか、色々あり。(柏木に助けてもらった)
まあ最初から柏木は、詩乃が好きだったんだろうなと読んでたので気の毒に。
純粋でまっすぐすぎるのも周りはなかなか大変だよね。
BL小説だということを忘れるほど、エロい話は少ない。それもいい。これぐらいがいい。
柏木!せっかく詩乃を縛ってるんだからもっともっとエロい事しろよーという気持ちがなくもないが、それだけ詩乃が大事なんだなと伝わって、これはこれでとても良い。
あと、挿絵がエロくなくてありがたい。電車でも安心して読めます!
監禁されてる今と、記憶の日々が順番に描かれていて,ダレずに読めた。
BLドラマが多い中、これはとてもやりやすいんじゃないだろうか?
1話の最初と最後に監禁シーンで、中は9ヶ月前からの話を進めて・・・って。
どこかのプロデューサーさん、どーでしょーかねぇ?